こうしのメニュー好き



「飲み物?」目を凝らして天井のボードを見るが雨の日は見えにくい、文字がにじんで。

「眼鏡を忘れてきて見えません」目を凝らす。
「ああ!こちらに有りますよ!」下敷きみたいなボードをレジの向うから出してくれた。

なんだそういうのどこでも有るよね?早く出してくれれば良いのに。普通カウンターに置いてあるけどなんでレジの後?すぐ腹を立てる、まだまだ人間が出来ていない”こうし”であった。

「ああ!どうも、アイスコーヒー下さい」いつもホットかアイスに決まっていても一通りの値段と種類の確認もしないと気が済まない完璧主義者の”こうし”であった。

ここで普段の謎の行動&未確認”こうし”について少し教えてあげましょう。

頼む前からメニューを見て頼んでからもメニューを眺めるのが好きな”こうし”であった。

オーダーを言ってメニューを持って行かれると寂しくなって、言葉も出なくなり、しばらく口も聞けないほど落ち込むのが同行した人達には判ってもらえない”こうし”であった。

オーダーを言ってメニューを見つづける”こうし”からメニューをひったくってスタッフに渡してしまう(もちろんお客さんが少く無い時)同行した人の行為を(そんなに早く渡さなくても)と恨む”こうし”であった。

メニューを席に置いておく店で、オーダーを言った後も眺めていると「もう頼んだから見なくてもいいんじゃない?」と言われても見たい”こうし”であった。

メニューを「見たいから、追加欲しくなるかも知れないし」と見つづけていると手の届かない所へ置いてしまう、それって残酷じゃない?って言いたくなる”こうし”であった。

「料理が来るまで話そうよ!メニューなんか見てもしょうがないよ」少しもしょうが無いなんて思え無い”こうしで”あった。

「せっかくここに来たんだから話をした方がいいんじゃない?」話しはどこでも出来るけどメニューはここでしか見られないからと思わず言いそうになる”こうし”であった。

気が済むまで見させて貰いたい”こうし”であった。

料理が来るまで見させて貰いたい”こうし”であった。

又来た時に何を頼むか考えておく為に見ている行為(もちろんお客さんが少く無い時)と他の人には理解してもらえない”こうし”であった。

メニューが決断力不足で決められない為、今日はこれにしたから次はあれにしようと決めておかないと次に来た時も一通り見ても前回と同じメニューを頼んで後悔してしまう”こうし”であった。

「結局好きなんだね、それが!」と指摘されてしまう”こうし”であった。

食事をした店を出てしばらく歩いた時に手に持っているものに気が付く

「あっメニュー持ってきている!」
同行した二人に爆笑された。

本人にもいつの間に手に持っていたのか判らないし、お店の人も同行した人も
全く誰も気が付かなかったってのは不思議だった。遠い所だったしビニールのカバーだけで高そうじゃないから持って帰った、いつまでも大事に眺めていた。

続きは又、




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