ひめあんどぴー

ひめあんどぴー

~手術日当日~


とうとう手術の日が来た。
6時、昨夜に続き2度目の浣腸、朝食、昼食抜き、9時からは点滴も始まる。
夫、母、母の友達、夫の父、叔母、従兄弟が来てくれた。
1時30分筋肉注射、1時45分ストレッチャーに乗って手術室へ。
腰だか背中に麻酔を打たれる。・・・

後の事は、麻酔から覚めるまで全く覚えていない。
意識が戻ると、猛烈な痛みと、寒さが同時にきた。
痛み止めの注射3本を5時間おきに打って貰う。
しかし3時間くらいしか効かず、あとの2時間はただひたすら痛みに堪えた。
痛みの中で、ようやく夜が明ける。
この日の事は、今思い出しても恐ろしいくらい痛さとの戦いだった。
自分では全く覚えていないのだが、帰らないで・・・と言ったらしい・・・
夫も母も思わず涙ぐんでしまうほど、かわいそうだったと言っていた。

私の意識が無い間、先生に呼ばれて手術の報告があったらしい。
取り除いた腫瘍を見せられ、S字結腸と癒着していたため、
はがすのに少し手間取った事、その時腫瘍が破れてしまった為、
腸を一度外に出して、生理食塩水で、3度きれいに中を洗ったと言う事だった。
そのためか、腸の癒着があるらしく、今でも時々お腹が痛くなり、
痛み止めの薬とホカロンは手放せない。
そして目で見た限りでは、腫瘍は左側だけのようだし、
今後妊娠の可能性を残すために、右側の卵巣は検査に出すために
少しだけ取って後は残したなどの説明があった。
また、出血も少なかったので輸血はしないですんだ。
取った腫瘍の病理検査の結果によって、今後の抗がん剤の回数が決まるらしい。



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