～長い入院生活～その３
１回目の抗がん剤治療が終わりホッとして張り切りすぎたのか、
トイレで脳貧血を起こして倒れてしまう。
手足が痺れ、吐き気もしてすごく怖かった。同室の人とも打ち解けられず、
個室に戻れないものかと希望するが、受け付けてもらえなかった。
看護婦さんへの不信感が募る。
８月１９日
抗がん剤治療後初めての血液、尿検査があった。
結果が良く、今日から（木曜）日曜までの外泊許可が下りる。
８月１９日～２２日
約１ヶ月ぶりの我が家、やはりうちはイイ！！
２０日には田舎から（新潟）母のきょうだいである
叔父と叔母がお見舞金、野菜、お米などをたくさん持って、
お見舞いに来てくれた。
とても嬉しかったが、突然の泊り客に母はとても疲れているようだった。
でもうちには家族がいるし、自由があるし、猫もいるし、
早くうちに帰りたい、とつくづく思った。
８月２６日
また今日から外泊が出来ると思ったのに、検査結果が悪く
（白血球の数値が下がっていた）許可がおりなかった。
ガッカリ・・・
８月２７日
何年かぶりで、関東直撃の台風が来る。
都内は電車も止まり大騒ぎだったし、
今日は主人も来てくれないだろうと思っていたら、
びしょびしょになって来てくれた。
本当に感謝、感謝！！
この日は、向かいのベットにＮさんと言う若い女の子が
卵巣膿腫のため入院して来た。
初めて気の合う人と出会えて嬉しかった。
８月２８日・２９日
週末は３時過ぎには母や主人が来てくれるし、
お見舞いの人も多いので、楽しい。
８月３０日
Ｎさん、手術。
病室に戻って１時間位すると痛みを訴え出したが、
血圧が低いという事で、２時間痛み止めを打って貰えず、
かわいそうだった。
８月３１日
Ｎさん、さすが若いだけあって元気！！
ぴょこぴょこ動き回っているし、食欲もあるし、
私とは違うなー？
主人にはよわっぴーだからな！って言われてしまった。
９月２日
１９歳のＯさんが原因不明の腹痛で入院してくる。
しかし、モラルが無いというか、消灯時間は守らないし、
自分勝手で人の迷惑は考えないなど、なんだか疲れてしまった。
９月３日～６日
２回目の外泊。
今回は、外食や買い物にも行ったり、
トイレ掃除、食事の支度など普段と同じ生活をしてみた。
しかし、思うように身体が動かず、もどかしかった。
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