たぬきぶたの日記2

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バスガイド 3




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バスガイド 3



いやあ~、すごかった。オリンピックの開会式は派手なアトラクションがつきものと、

言われていますが、びっくり、感心、驚きの連続でしたね。

プロデュースした映画監督はこれで超ビッグになりましたね。

選手団の中に僕の知り合いがいたのですが、テレビでは見ることができませんでした。

競技での活躍を期待しましょう。

さて、バスガイドの話はどこまでだったけ~。

そうだ、ダムの話です。

はじめのダムは稲核と書いて「いねこき」と呼びます。

このダムは上の水殿ダムからの発電用の水を貯めておくダムです。

だから、朝早くに行くと、水位が下がっているのが分かります。色が違いますからね。

この揚水式発電のことなどを説明しているうちに、

水殿ダムの水面から一番高い所を通過します。

「さて、この辺りが水面から一番高いところでございます。」

「ここで小話その1。」

「運転手さん、ここはすごいがけですねえ。」

「はい、そうですねぇ、いのちがけですよ。」

まあまあの笑いをいただきます。

他にも小話その2とその3があるのですが、品が悪いのでやめます。

3番目の奈川渡ダムに着くと、けっこう立派な大きさですから、景色もいいわけで、

左側の湖面と右のダムの高さを実感したいところです。が・・・車は左側通行です。

右は見えません。

しばらく行くと、左に分岐点があります。

「左に行きますと、乗鞍高原スキー場、また野麦峠へと通じております。

ここで、野麦峠の説明ですね。みなさんあまり知りませんから。

女工哀史の物語、岡谷の製糸工場で働いた少女が病気になり、

故郷の飛騨に帰り着く直前に死んでしまう悲しい物語。

「ああ、飛騨が見える。」といって死んじゃうのですね。
これから、先は渓谷美を見ながらですが、さしたるガイドもありません。

そこで、僕は歌を歌うのです。

音痴なくせにね。当時はかぐや姫や吉田拓郎が人気でした。若いお客さんの多い時は

やりましたね。

たいして上手くない自分ですが、なにを思ったのか、はたまた、若さ故の暴走か。

なんでもやったもん勝ちの世界。

とくにかぐや姫の歌は4曲ぐらい連続で歌ったなあ。お客の中には

「このへたくそめ、やめてまえ。」 と言いたい人もいたでしょうが、

そんなの気にしない。自分が楽しんでいました。

一応、車掌なので、途中で乗り降りする客には、キップを切ったり、

料金をいただいたりの通常業務はきちんとやっております。

でも、ほとんどが終点までの観光客ですから、普通の観光バスと同じ感覚でした。

この辺りで半分は過ぎたのですが、これから恐怖の体験を客に味わってもらいます。

こんなこと、普通はしないだろうなあ。プロは絶対にしない。

学生アルバイトだから出来たことでしょうね。

次回まわし。 ごめん、疲れた。




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