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先週から実習生の指導を始めた。精神科看護について考えることが多くなった。そして、教育学部にいた頃も思い出し、少し苦しい気持ちにもなった。私は学生の頃、精神科が一番嫌いだった。患者さんたちは何考えてるかわからないし、自分とは関係ない世界だと変な確信をしていた。その後、精神科に就職するとは予想もつかなかった。何でこの世界に私は入ったんだろ。学生を目も前にして考えた。この学生に私は何を伝えたいんだろ。自分が精神科で働こうと思ったのは、やはり自分の入院体験。精神科の偏見に満ちた環境が嫌いだった。患者同士が共感しあって、看護婦にはどうせ理解できない。そんな溝が嫌いだった。確かに他の科に比べ、同じ苦しみを体験したことのある治療者は少ない。だからって、看護婦が「どうせ、あれは病気なのよ。」なんて諦めと偏見の言葉を発したら、誰がこの患者さんを理解し守ってあげられるのだろうか。もっと患者さんの近くに行きたい。全部は理解できなくても、理解しようと常に努力したい。先日、学生に「私、話を聞くことしかこの実習でしてないです。もっといろいろできる看護婦になりたいです。」と言われた。その意気込みはすばらしいと思った。でも、私は言った。「それでいいと思います。患者さんを理解してください。そうすれば自然とその人の欲求が見えてきます。分かったふりは絶対しないで下さい。患者さんが一番嫌いなことは分かったふりです。」時に理解という態度は薬以上に効果を出すことがある。自分自身も不安な時、じっくり話を聞いてもらって、安心し、薬がいらなくなったことがあった。でも、話を聞いてもらっても、分かったふりをされると、逆にイラついたことがあった。同じことをしても、心がけ一つでこんなに違う。それが精神科の難しさでもあり、楽しさだと私は思う。私が精神科に入院していた時にこんなやり取りがあった。当時、私はあらゆる方法で自殺行為をしていたので、ベッドに夜間縛られていた。4時に縛りに看護婦が来る。その時、手の届く範囲に紐というものすべて取り除かれる。タオル、ネックレスまで。時にウォークマンのイヤホンまで取り上げようとした。それには私も怒った。「ベッドに縛られて、音楽も聴けなくなって、生殺しされてるみたい。そこまで私から自由を取って、何が楽しいの?」と私はある看護婦に強い口調で言ってしまった。でも、その看護婦は涙ながらに言ってくれた。「あなたに生きてて欲しいの。病気に負けて死んで欲しくないの。私はこうして危険物を取り除き、あなたを縛ることでしかあなたを救えないの。お願い、許して。あなたの命を守りたいの。」「私は死にたい。出て行って。」そう私は言って、その看護婦を追い払った。でも、そこまで語ってくれた看護婦は初めてで、少し嬉しかった。今までは私が縛られるのを拒んでも、「しょうがないでしょ。治療なんだから。」とか、「これは安全ベルト。」なんて、ありきたりな文句しか聞いたことがなかった。所詮、看護婦なんてと思っていた。本当にその看護婦が私に生きてて欲しいと本心から思っていたかは定かではないが、とっさにその言葉が出たことは嬉しかった。私も、そんな言葉をかけられる人間になりたいと思った。今は精神科が一番楽しい。
2005年06月28日
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先日、うちの病棟で大変な出来事があった。その日は採血と検尿の日でした。ある患者さんは検尿が出せるか、夜から気にしていました。準夜勤の看護婦は、その患者さんにしきりに「検尿なんて1日かかってもいいんだから、気にしなくていいよ。大丈夫。」とリラックスを促す言葉をかけた。深夜勤は最近入った看護婦と主任。その患者さんは朝からまた気にして何度も訴えにきたようであった。そこでその看護婦は水を飲むように勧めたらしい。主任もそれは知っていた。日勤に入って、その患者さんは部屋でぐったりしていた。意識はあるがもうろうとしている。バイタルを計っても異常はない。でも、とにかく何かがおかしい。検尿がまだ出ていなかったので、その患者さんの腹部を見てみた。びっくり。パンパンに張っていた。たぶんみずっぱら。すぐに医者を呼んで電解質を調べた。案の定ナトリウムが死の一歩手前くらいに少なくなっていた。精神科でいう水中毒。水により体液がかなり薄まり、意識障害を起こしていた。発見が遅れれば死んでしまったところ。電解質を補充し、患者さんの意識が戻ったところで聞いてみた。「何でこんなになるまで水飲んだの?死んじゃうところだったよ。」「だって、検尿出せなくて。水飲むといいって看護婦さんが言ったから。いっぱい飲んだんだよ。頑張って飲んだんだよ。」と泣きそうに泣きそうになりながら言った。精神科の患者さんには限界と言うものがない。もともとその患者さんはかなり水を飲む人だった。そんな人に水を飲めと言ったら。。。その看護婦も水くらいでこんな生死の世界がここにはあることが分からなかったんだと思う。精神科では水の管理はれっきとした看護となる。また一つ経験が増えた1日でした。関係ないんですが、私がダイビングの時に撮った写真、アップできたので載せます。これはパラオです。ブルーホールというきれいなところです。あ、プロフィール欄の写真もパラオのです。
2005年06月22日
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先日、薬がゼロになった。(たぶん皆さんに報告していないと思う)副作用が強く、次の薬が見つからないというやる気のない理由で。でも、なくてもいいくらい落ち着いていたし、内心、これでなくなれば、とも思っていた。もともと、今回の再発は1時的なストレスからくるものだったし、半年くらいでおちつくという予想だった。その予想はばっちり当たり、半年ちょうどで薬なしになった。最近は眠れない時に1錠ハルシオンを飲むだけ。ずいぶん良くなったな、と我ながら思う。今回は早かった。すごくうれしい。ストレスに強くなったのかな。そして、自分に優しくなれたのかな。かれこれうつ病とは4年の付き合いだからな。一種の持病かな。これからもうまく付き合っていけたらと思っている。先日、電車に乗っていてこんなことがあった。暑い日で、私は半袖の服を着ていた。混んでいたので立ってすりかわにつかまっていた。そしたら私をじーっと見ている人がいた。どこを見ているのか、目線をたどったら、私の腕だった。ああ、またこれね。となんか落胆した。若い女の人が見ていたので、あなたも?なんて勝手に思ってしまった。また、この季節が来たんだね。やはり私のリスカの痕はそんなにすごいか。。。もう2年やってないのにね。結構ひどかったんだな、と改めて感じた。残っているものを数えてみた。(そんなことすんなってね。)ざっと50本くらいはあった。よくまあここまでやったね、と感心してしまった。苦しい時は必死なんですよね。あの時の私には最良のというか、やむ終えない方法だったんですよね。よく頑張った自分。最近、うちの病棟でも若い人の入院が増えてきた。退院を拒み、看護婦にひっついている彼らの姿は、昔の自分にそっくりである。退院して3年たった今、私は毎日が楽しい。彼らにも同じように未来が待っていると私は思う。社会は厳しいけど、それと引き換えに楽しいこともあるんだということ、分かって欲しい。今日も若い患者さんが退院していった。「もう二度と来んなよ!」そう送り出した。やさしく微笑み返してくれた。その笑顔の裏には不安があること、分かった。でも、がんばるんだぞ!
2005年06月18日
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先日、院内学会の担当病棟が発表され、うちの病棟が入っていた。それを受け、師長から研究メンバーが発表された。私と主任と仕事しないと有名のJさん、前私と研究をしていたHさん。たぶんまとまらないと思う。主任とJさんはたぶん動かないし、私は意に沿わないことはしないし。やってくれるのはHさんだけじゃない。。。先日、主任から、「テーマ何がいいかね。」と言われ、その後めちゃくちゃなことを主任は言っていた。「最近は集団療法なんか古いのよね。(私のやっていた研究)自分たちの業務を見直せるものがいいよね。なおかつ精神科の社会復帰病棟らしいもの。」そこまで言われて私は何も言う気がなくなったよ。みごとに私の今までやっていた研究はつぶされ、いろいろ条件突きつけられ。やりたくないさ。黙秘しました。主任は口だけなんです。たいして仕事しないのに、けち付け、人のやることをつぶすのはうまいんです。主任が何か形にしてきたらやってあげることにします。それまでは手も口も出しません。さて、こんなんで半年で形になるんでしょうか。しーらない。社会って怖いわ。私、温めていた研究は大学の先生に助言をもらい、結構形になっていたものなんですよ。先生もいいテーマだと言ってくれていたし。がんばって資料も集め、論文として半分出来上がっていたんですよ。つぶされて悔しい思いが一番。その後怒りすら覚えて。でも、諦めに変わってきた。自分が良くても、周りに理解してもらわないと、臨床での研究はできないのね。確かに、集団療法のために、私も仕事を抜けることが多かったし、1人ではできないことなので、他のスタッフの手を借りたり。研究の犠牲になるものは多いので、自分1人の問題ではないんですよね。こうして、私は1つ1つ諦めを覚えていくのかなぁ。なんか悲しくなりました。絶対に譲れないものは守るつもりだけど、それ以外は手放していこうと思う。その方がきっと楽に生きられるよな。来週から実習生の指導をすることになった。もと教育学部の私はこの役割だけは秘かに喜んでいるのでした。
2005年06月17日
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今月は夜勤が多く、何かとやることが多くて忙しく過ごしています。 今はやっと一段落した感じです。 昨日、大腸カメラが終わり、久々のまともなご飯を食べてから食欲に火がつきました。 ポリープがあるかもとか脅かされていたので、ほっとしたのもあるんでしょう。 まずい検査食でいつもの食事のおいしさを再確認しました。 でもこの食欲困る。 今日の夜勤は私の嫌いな人です。 遅刻はするわ、仕事中に携帯で電話しまくるわ、よく休むわ、注射へただし。 仕事しないで勤務中に新聞読んだりしてるとんでもない看護婦です。 私、まがった人嫌いなんです。特に無責任な人。 今日も申し送りの最中に携帯鳴って、中断して話してるの。 信じられない。あいつ辞めさせてやる、と密かにたくらんでます。 明日は採血日。 私も上手いのランクには入らない人間ですが、あいつよりはましです。 患者がみんなして私の方に並ぶんですよ。 たいてい、先輩と組むと逆なんですよ。 あいつは実は50代。 あんた今まで何してたのと言いたくなるくらい仕事やらない。 最近のイライラの一つです。 来週から学生指導をやることになりました。 そろそろ来るかと思ってましたが、ついに来たかぁ。 しかも今年は看護研究もやらなくてはならない。 それが研究メンバーがおもしろい組み合わせでね。 私はいっさい口を出さないことに決めました。 最近までやっていた私の研究をつぶした主任と一緒ですよ。 やる気出ないし、話したくないし、関わりたくないし。 まだ研究テーマすら決まってません。 またこのことはゆっくり書きます。 以上、近況報告という名の愚痴でした。 (夜勤の休憩中でした)
2005年06月16日
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