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2025年09月29日

■　量子論で、読み解く、日本神話「造化３神」。　「アメノミナカヌシ」「タカミムスビ」「かみむすひのかみ」。　「首」の語源。　人間に近い、神々の出現「イザナギ」「イザナミ」。　除菌から、生まれた神々「スサノオ」「アマテラス」「ツキヨミ」。　命（みこと）は神霊。　「天孫降臨」は、１８０万年前。　タイムトラベル天皇「神武」。

カテゴリ： ◆　日本史

■　奇跡の山富士山

（１）造化三神

天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神の三神は、『古事記』序文で、

「参はしらの神、造化の首と作れり」 と括（クク）られていることから、 「造化三神」 と呼ばれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（国学院大学・「古典文化学」より。）

天地開闢（てんちかいびゃく）の時 、

　最初に、現れた神が、 「天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）」 である。

次に、男神、「高御産巣日神（たかみむすびのかみ）」 、

その次が、女神 「神産巣日神（かみむすひのかみ）」 である。

　これら、３柱の、神について、私の、見解を、量子論的に、述べて行くが、

　「神」とは、旧字では、申し、示す事を、意味する漢字である。

１、天地開闢（てんちかいびゃく）の、最高神、　　「天之・御中主神（アメノ・ミナカヌシ）」

この神が、いなければ、物質は、存在しなかった 。

　「天之・御中主神（アメノ・ミナカヌシ）」は、観察者を、生み出す。

　観察者が、居なければ、物質世界を、観察できないので、物質世界は、存在しない、と言う事になる。

　神道では、この、神は、常に、中央に居る、とされているが、これは、どう言う、意味なのか。

　また、量子論では、物質は、観察されて、初めて、存在する、となるので、観察者の、視線が、無ければ、存在しえない事になる。

　神道と、量子論。

　この、一見、相反する様な、現象に対する、分析から、「アメノ・ミナカヌシ」の、正体が、明らかになって来た。

天地開闢（てんちかいびゃく）とは、物質世界の、発生を、意味するが、それを、観察するには、眼球が、無ければ、ならない。

　だとすると、「眼球の、網膜」が、物質を、生み出す、「天之・御中主神（アメノ・ミナカヌシ）」と言う事になる。

　つまり、「ミナカヌシ」とは、視線の、中央、と言う意味、であると、解釈できる。

　人間が、何かを、見る時、かならず、この、網膜を、通して、外界を、見ている。

　そして、場面が、変わろうと、眼球の位置は、変わらない。

　と言う事は、人間が、何かを、見ている時は、必ず、「アメノ・ミナカヌシ」を、見ている事になるのである。

　ミナカヌシは、光を感じ、その光を、映像にする。

　それは、まるで、映画の、スクリーンの様な、存在である。

物質は、この、スクリーン（眼球の、網膜、視野の範囲内）に、映った所にしか、存在しない（量子論）ので、

　ミナカヌシは、物質を、造化する（生み出す）、存在と、言っても、過言ではない。

　もう少し、詳しく言えば、眼球からの情報を、感じ取る、「脳」の、「視覚野」まで、あるいは、「視覚野」そのものが、「アメノ・ミナカヌシ」なのかも知れない。

　ミナカヌシは、スクリーンの様な、モノなので、あらゆる、パラレル・ワールドを、映し出すのである。

　この、「眼球」の形は、３次元的な、解釈であり、高次元では、どの様なものかは、分からない。

２、宇宙の、創造神、あるいは、大地の、創造神、「高御・産巣日神（タカミ・ムスビ）」

この神が、いなければ、この世は、存在しなかった 。

　さて、この、スクリーンは、（自我を持つ）魂が、物質世界を、「観察する」為に、必要なものだが、コンテンツが、無ければ、何も、映らない。

その、コンテンツの、創造神が、「高御産巣日神（タカミムスビ）」ではないか？

　この世界は、天地開闢（てんちかいびゃく）、と言う言葉に、示されている様に、

「地」が、無ければ、「天」も、存在しえない、のである。

　それは、「音」も無く、「色」も無く、単に、「無」に近い、認識不能な、宇宙空間が、在る、だけなのかも知れない。

　そこへ、物質が、出現する。

　「アメノ・ミナカヌシ」を通じて、物質が、生じ、同時に「空」も、生じ、

　その「空」が、エネルギーとなり、反物質や、量子のもつれ、が生まれ、物質世界の、波動や、模様が、産まれた。

物質が、出現して、初めて、光と、影が、生じた、とも考えられる。

　そして、外界の、デザインをしたのが、「高御産巣日神（タカミムスビ）」ではないか？

　この、「高御産巣日神（タカミムスビ）」の名に、「高」と言う文字が、使われている事から、物質界の、天地を、創造した、と考えられる。

　「高」とは、高低差が無ければ、そう表現できず、「地」が存在して、初めて、その、高低差が、生み出されるからだ。

　そして、その、神は、高い、場所に、居たので、「低」ではなく、「高」と言う文字で、表現された、と考えられる。

　「おむすび」や、「おにぎり」では、無いが、

　この、神が、夜空に、輝く、宇宙の、星々、そして、我々が、住む「地球」と言う、惑星を、産み出した、とも考えられる。

３、文化の、創造神、「神産巣日神（かみむすひのかみ）」

この神が、いなければ、外界を、見る、意味は、無かった 。

　物質は、見ている所に、存在するが、

物質世界の、「属性」が、「文化」とも、考えられる。

　例えば、上空を見て、「空」と言う言葉を、当てはめたり、動く人影を見て、「女性」「男性」と言う、言葉で、区別するのも、「文化」と言えるのだ。

　その文化の、分類や、その数は、天地開闢（てんちかいびゃく）以来、増え続けた。

　最初は、色々な、自然現象、に対し、それに対応する、様々な、神々を、産み出していったが、

　物質の、世界は、次第に、自然に、発展して行った。

　その為、神々は、物質の世界に、かき消されて行く事になる。　

（２）「造化３神」は、物質世界と、文化、それを、体感する、装置、「首」を、発明した。

　１、「首」とは、世界を、体感する装置。

　古事記には、[ 参はしらの神、造化の「首」と作れり ]と言う、記述がある。

　「頭」は、「首」の柱の、上に、存在し、そこには、脳や、眼や、鼻や、耳や、口が、存在する。

脳は、ＡＩであり、それを、守る、ヘルメットが、頭蓋骨と言われるモノだ。

　つまり、造化３神は、物質世界と、それを、体感する、装置である、「首」を、発明した、と言う事になる。

　２、「首」の語源。

　「首」にしても、「目」にしても、適当な、学説しか無いので、ここで、改めて、分析しなおしてみる。

■　「首」と言う文字は、二つの「目」がある、「頭」と、「自」を、つないでいる形。

　「目」は、「芽」と、同じ読み。

植物の「芽」が、土の中から、出るのと、同じ様に、出産の時に、赤子の、目が出る。

　「首」と言う文字が、「自」と、冠の、二つで、成り立っている、と仮定すると、

　（正式には、それは、冠には、分類は、されてないが、）

　それを、二つの目、と考えた場合に、

　「首」は、目と、自分を、つなぐ、くびれ、となる場所に、位置する事になる。

　「首」は、女性の、「穴」から、出て来る、赤子の、顔の、つけ根。

　「自ら」。　不見（みず）から、生まれて、眼が、次第に、見える様になる。

　「自ら」、母体から、分かれて、「自分」が、産まれる。

「目（め）」と言う文字は、「自ら」に、似ているが、「貝（かい）」にも似ている。

　これらは、出産時の、女性の、外陰部に、赤子が、顔を、出した時の、象形だろう。

　「女」は、アナで、「月」は、男性精器。

　「父」、「交わる」。　新しい、生命が、生まれる。

（３）人間に、近い、神々の、出現。　「イザナギ」「イザナミ」

「イザナギ」「イザナミ」は、人間型の神で、多くの「神」と、幾つかの「国土」を産んだ。

　「造化三神」が、生み出した、この、物質世界も、時を、重ね、進化して行くと、人間に、近い神々が、生まれて来る様になる。

　その、最も、有名なものが、「イザナギ」「イザナミ」である。

　これは、一応、初期の、男女で、また、神でもあった。

二人は、多くの、神を産んだ。

　また、国産みも、行った。

　二人は、愛により、結ばれていたが、「イザナミ」は、火の神「ツカグチ」を、生んだ時、焼け死んでしまい、分かれる事になる。

「イザナギ」は、死亡した「イザナミ」が、冥界へ、行ったのを知って、自分も、冥界に、下って、「イザナミ」を、連れ戻す事にした。

　この行動を、見れば、分かると思うが、すでに、「冥界」と言うものが、存在していた事が、分かる。

「イザナギ」は、生きながら、冥界へ、下り、「イザナミ」を、探した。

　そして、ようやく、彼女がいる場所を、発見し、地上に、戻る様に、迫った。

　「用意するから、しばらく、そちらで、待ってて下さい。」

　「イザナミ」は、そう、答えたが、いくら、待っても、姿を、現さない。

　不審に、思った「イザナギ」は、奥へ、入って行った。

　すると、腐乱した、「イザナミ」の姿が、そこに有った。

　それは、死体に、魂が、宿ったままの、言わば、ゾンビ状態になった、「イザナミ」の、姿であった。

　「見たな！」

　「わっ！　キモイ！」

　イザナギは、驚き呆れ、恐怖に、かられながら、その場を、逃げ出した。

　だが、「イザナミ」は、執拗（しつよう）に、追いかけて来る。

「イザナギ」は、必死で、「よもつひらさか」を上り、冥界への、入り口に、巨大な岩を置いて、「イザナミ」が、出て来れない様にした。

　これ以降、 「イザナミ」は、黄泉の国の、支配者と、呼ばれる 様になった。

「イザナミ」の、死体の、一部から、数多くの、神々が、生まれたが、本人は、黄泉の国へ、行ってしまった。

　イザナミは、死体から、魂を、分離できない、ゾンビ、となってしまったのだ。

（４）除菌から、生まれた神々。（除菌系、神々）

　「イザナギ」は、冥界から、戻った後、

　腐乱死体の、ばい菌や、ウイルスを、洗い流す為に、池の、水で、禊（みそぎ）を、行った。

すると、左目の、洗浄後に、「アマテラス（天照大神）」が、右目の、洗浄後に、「ツクヨミ（月読）」が、そして、鼻の、洗浄後に、「スサノオ（須佐之男）」が生まれた。

　「イザナギ」は、地球には、除菌が、必要だ、と切実に、感じたのだろう。

　「イザナギ」の体は、穢（けがれ）に、反応し、それに対応する為に、一種の、抗体としての、神々を、産み出した。

　それが、この、「三貴神」と呼ばれる、神々である。

■　「アマテラス（天照大神）」は、太陽光線による除菌。

■　「ツクヨミ（月読）」は、死体と、魂を、分離し、新たな、肉体を与える事による、除菌。

■　「スサノオ（須佐之男）」は、水による、浄化。

　これを見て、分かると思うが、 「黄泉国（よみのくに）」と、「月」とは、全く、別もの である事が、分かると思う。

「黄泉の国」を、語源から、考えると、月の、黄色い光が、夜の、泉に、浮かんだ、状態。

　それは、本当の、月では無く、虚像の「月」で、

　肉体の、再生と、無関係な、モノである。

　そう言えば、「夜」は「死」は、よく似た、漢字であるが、内容的には、全然、違う。

ツキヨミは、死者の、肉体から、魂を、取り出し、新しく、生まれて来る、肉体に、セットするのではないか？

　私が、「月」が、男性「性器」の、象形である、と言う説を、となえた、理由は、そこにある。

（５）人間の「体」を持った、神々。　命（みこと）

「神霊」が、入った、人間、「命（みこと）」。　

■　「イザナギ」「イザナミ」は、「命（みこと）」とも、呼ばれている。

　巨大な、岩を、持ち上げたり、神産み、国産みが、出来ることから、巨人と思われるが、現在の陸地は、神々の死骸から、出来ているのかも知れない。

　神の世界と、人間の世界を、行き来していた。

■　三貴神、「スサノオ（命）」「アマテラス」「ツキヨミ」

　「イザナギ」から、産まれた、これらの、神々は、

　巨大な、岩を持ち上げたり、剣や、勾玉を、噛み砕いたりしたが、

　大きさは、巨人か？

　しかし、ホログラムであれば、それは、可能な、事だろう。

【　禊（みそぎ）の場所　】

神話では、「筑紫の、日向の、橘の、小戸の、阿波岐原（あわきがはら）」

　しかし、私の、見解は、富士山の「青木ヶ原（あおきがはら）」である。

　ここは、イメージ的にも、恐ろしい「よもつひらさか」に、近いし、湖だって、幾つも在る。

　富士山には、「たちばな」と言う地名は、沢山ある。

　また、倭建命（やまとたける）の妻「弟橘媛（おとたちばなひめ）」の伝説も、この付近に、存在する。

　また、「スサノオ命」と関係ある、横須賀、と言う地名も有る。

　「葦原の中津国」は、御殿場で、古都と言えるが、小戸（おど、こと）も、そう読める。

（６）「天孫降臨」　それは、１８０万年前の事。　富士山頂の「高天ヶ原（たかまがはら）」に、降り立った、神霊を宿した、人間、「ニニギ命」。

１、天孫降臨（てんそんこうりん）、そのメンバー達。

「ニニギ命」 、天孫、アマテラスの孫。　以下、５人が、共に、降臨。　

　この、５人を、五伴緒（いつとものお）と言う。

「天児屋命（アメノコヤネ・ノミコト）」、藤原氏、の祖神。　
　「布刀玉命（フトダマ・ノミコト）」、忌部氏、の祖神。
　「天宇受売命（アメノウズメ・ノミコト）」、日本最古の踊り子。　神楽や伝統芸能のルーツ。
　「伊斯許理度売命（イシコリドメ・ノミコト）」、鏡作り。
　「玉祖命（たまのおや・のみこと）」、八尺瓊勾玉（やさかにのまがたま）を、作った。

　もう、人間に、成りきった、神々。

　完全な、人間へと、神から、進化した？

　人間の、身長など、平均的サイズは、この辺りから、生まれた。

２、「天孫降臨」は、何時、何処で、起こったの？

「ニニギ命」の、天孫降臨は、少なくとも、１８０万年以上、昔 。

富士山頂の、高天原（たかまがはら）に、降臨し、「葦原の中津国」を、平定した。

１８０万年前なのか？　それは、「神武記」に、１７９万２４７０年、昔から来た、と書かれているからだ。

　「天孫降臨」、の地が、九州の、「高千穂」であると、信じられているが、

　それは、この、タイム・テレポートの、記述を、１００％、無視した結果、の解釈である。（科学的に、未熟な解釈。）

　これ程、正確すぎる、数字の記述は、世界中の、どこの国の、歴史をみても、有りえないのではないか？

　おそらく、高千穂に、降臨したのは、「神武」であろう。

【　神武は、天孫「ニニギ命」から、４代目　】

　●　初代、 「ニニギ命」 、天孫降臨。

　●　２代目、「山幸彦」

　●　３代目、「うがやふきあえず」　「スサノオ」の王朝を、引き継ぐ為、そう、名乗った？

　●　４代目、 「神武」 　タイムトラベル天皇。　

　神武が、この時代から、突然、行方不明になったのか、どうかは、知らないが、彼は、未来に、行き、天皇に、即位した。

（７）「神武」の一団、高千穂へ、降臨。

タイムトラベラー「かむやまと・いわれひこ命」と、その一団は、今から、２､７００年程、昔に、高千穂へ、降臨。

【　神倭伊波礼琵古命（かむやまといわれひこのみこと）】

　日本書紀の、神武記には、「１７９万２４７０年、昔から来た。」と、書かれている。

　要するに、タイムトラベラーである。

　これは、 「天孫降臨」とは、別の、出来事 である。

「ニニギ命」は、富士山の、雲海の、「高天原」に、別次元から、降臨し、「葦原の中津国」を、平定したが、

　「神武」は、その、「ニニギ命」の、４代目であり、その時代から、１７９万２４７０年先の、未来へ、タイム・テレポートした。

　到達したのは、今から、２､７００年程、昔の、地点である。

　あるいは、この時代には、富士、箱根が、噴火しているので、

　そこへ、タイム・テレポートした時、噴火で、住めない状態になった為、鹿島などへ、逃れ、そこから、高千穂に、再降臨、したとも考えられる。

タイム・テレポートした、その、目的は、崩壊した、日本を、たてなおす為である、と考えられる。

　（「タイム・テレポート」は、私の、造語である。）

　その、日本の、崩壊とは、

それは、例えば、ムー大陸の、沈没とか、古代核戦争とか、色々、考えられるが、

　九州の、縄文人を、壊滅させた、７,３００年前の、鬼界カルデラの、破局噴火ではないか？

　神武は、宮崎の、日向に、到達していたので、その、崩壊の、傷跡を、確認した後、

　神々の島に、寄生した、土蜘蛛などの、人食いの、怪物を、排除し、

　この列島を、再び、日本人の、手に、取り戻す為に、東征を、開始したのである。

　神々は、未来を、予知できるので、

　この、「鬼界カルデラの、破局噴火」が、予知可能な、最後の、破局災害と、とらえ、その災害の、後に、降臨したものと、考えられる。

　ところで、神武東征に出て来る、「ヤタガラス」は、タイムマシン機能を持った、ＵＦＯか？

　その姿は、八咫鏡（やたのかがみ）の様に、銀色に、光輝いていたので、そう呼ばれたのか？

　そのマシーンは、３本の足に、支えられて、着陸したから、三本足、とされたのかも知れない。

　あるいは、「八咫鏡（やたのかがみ）」そのものが、トランスホーマーの様に、変身した事も、考えられる。