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◆神様に願う◆


というのも、神話、伝説、伝承、民話、教典、小説、漫画などに頻繁に登場するからです。

これだけ多く語られている以上、神の存在を疑うのは、馬鹿げています。
神の存在はもちろん、神の言動のかなりの部分が判明しているのです。
それらを総合すれば、神の性質を推定するのは簡単です。

1. 神はたいてい男です。
 (願望の現れでしょう)
 また、たいてい神は老人です。
 (願望の現れでしょうか)

2. 老人であるためか、神は耳が遠い。
 神に向かって願い事を言う前に、いちいち鈴などをガランガランと鳴らして呼び出す必要があります。

3. 美女、美食を好む。
 この点では、私は神の化身ではないかと思います。
 人身御供にされるのは美女だし、供え物は美味しい食べ物です。
 神なら何でも作ることが出来そうなのに、これらを要求するのだから、そうとう強欲です。

4. 当然、神が慈愛に満ちているはずがありません。
 もし慈愛があるなら、人間の幸福に気を配ってもよさそうなものです。
 人間の悲惨を座視したり、絶大な権力をいいことに犠牲を要求したり、意味無く地震や台風などの災害を起こすようでは、慈愛があるとは言えません。

5. 神は偏狭です。
 嫉妬したり、わずかな事で激怒したり、祟りという名で人を裁いたりします。
 しかも、過去の事や先祖の事まで細かく罪に問い、大らかなところがありません。
 他人に厳しい上に、しつこい性格です。

6. 神は多忙です。
 人間を裁く仕事に加えて、多くの人間が勝手な願い事を言ってくるのです。
 このような人間の身勝手な祈りを、いちいち聴いている暇があるとは思えません。

7. 神は不公平です。
 もし公平なら、私を不幸にしている人々を懲らしめてくれるはずですが、実際には、どちらかというと、私を懲らしめているように思われます。

8. 友達がいない。
 絶大な権力を持っていますから、ご機嫌とりが、摺り寄ってくる事はありますが、真の友達はできないでしょう。

9.意外に馬鹿です。
 人間は神を崇拝していますが、崇拝しないと何をされるか分からないから奉っているのです。
 神は尊敬される要素は持っておらず、人から恐れられており、独裁者か暴力団に近いでしょう。
 神なら力で脅すよりも、自然に崇拝するように仕向ける事が出来るはずです。
 それに気付かないのは、愚かとしか言いようがありません。

こうしてみると、神の性質は相当悪い。
(恋愛の神様も悪いに違いない)

しかし、やむをえない面もあります。
人間がひどすぎるのです。
自分自身は他人の頼みも聞かないくせに、そんな人間が、神には気軽に自分勝手な頼みをしているのです。
中には、神は存在しないと主張するものや、自分が神だと思っている人間さえいます。
神の名を借りて金儲けをする人間もいれば、神の名の下に人を殺したり、戦争をする者もいます。
しかも、神はすべての責任を負わされるのです。
神には相談する者もおらず、神頼みもできず、祈るわけにもいかず、誰からも同情されません。
性格が悪くなるのも無理はないでしょう。

不憫に思われます。
神様、私だけは神様の味方です。





《献辞》
今日は徹夜明けだったので、やっつけ仕事的に書いてしまいました。
せめてなんとか、みんなの気分転換になりますように!
気力を振り絞りつつ、(面白さに欠けつつも)書けたのは、これを読んでくれる人々の力です。
あえて名前を挙げませんが、みんな、みんな、元気になって欲しいと神様に願っています!





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