熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店）

　風邪気味でガンガンする重たい頭を抱えて
墓石の組み立て作業を行っている現場へ向かった。

　曇り空の下、犬走りの貼り石工のみを残し
午前中に何とか墓石本体の組み立ては終わり
午後には、全ての作業を終える予定でいたが、
正午近くになって、雨がポツリポツリと落ちてきた。

　「予報通りに、午後から雨が降るのか？」
雨の予報を信じて帰工したが、・・・午後はずっと曇り空だった。

　しかし、工場に帰ると設計の作業に集中！
現場作業中に、１２月建立予定のお客様から電話が入り
急いで設計を変更しなければならなくなった。

　ひとつのパーツを変更したり、増減するだけで
それを取り巻く関連したパーツの寸法も変更しなければならないし
ひとつひとつのパーツに番号を付けて寸法の明細を出すことから
全ての明細書まで変更しなければならないので
“簡単に出来る”ものではない。
　今回のお客さんは、５月頃から随分と迷っておられ
型や大きさのことで、今回で6回目の設計変更だろうか？

　設計と見積は無料で対処しているが、
１２月建立となると、あまり期間がない。

　帰工した午後からガンガンする風邪の症状を抱え
お客さんの細かいご要望に応えるべく、残業して仕上げた。
新たな設計に対し、今度は ＯＫ を頂くことができるだろうか？

　お客さんも、高いお金を支払って建立される大切なお墓だし
それだけ真剣に取り組んでおられるという事だから
自分も必死に、お客さんのご要望にお応えして行こうと思っている。