うりぼうず

うりぼうず

北京旅行番外編


 中国と言えば、自転車。雲霞のごとき自転車の大群が、広い道路を埋め尽くすといった光景は、さすがに車が増えてきた昨今ではお目にかからないようだが、北京中心部では、車道や歩道とは別に広い自転車専用道路が整備されている。日本のチャリンコ族からすれば、うらやましい限り。
 みていると、けっこうアシスト自転車(あの電気の力を借りるヤツ)がけっこう普及している。価格はどれくらいなのか。けっこう快調に飛ばしていた。マウンテンバイクタイプの洗練されたものもたしかに多い。まあ、それでも多数派は、わりに古いタイプのものか。まあ、高層アパートが次々と建っているが、駐車場の確保もなかなか出来ないだろうから、仮に車を買うことができるにしても、自転車の方が便利なのかもしれない。所有規制もあるだろうが。

 少し意外なのが、バイクの類が少ないこと。政策的なことがあるのかどうか知らないが、ベトナムなど東南アジアでは、バイクが洪水のようにあふれている(それに比べて自転車は少ない)。東南アジアは、暑いので、こぐと疲れるので自転車が少なく、北京では冬寒いので、こぐとそれなりに暖かくなる自転車が多い・・・なんて推測ではだめだろうか。

 ちなみに、自転車のことを、中国語では自行車と表記するようだ(自動車は汽車)。街中に、修理する小さな露店のような店がいっぱいあった。

 ★チャイナドレス

 子供たちがほしがったチャイナドレスを土産に買ったが、街中でチャイナドレスを着て歩いている人など、ほとんどいない(当たり前か)。そもそも、昔からチャイナドレスで歩いている人などいなかったのかも知れない。

 日本で着物を着て歩いている人間がほとんどいないのと同じらしい。でも、結婚式では、西洋風のウエディングドレスとチャイナドレスで色直しをするケースが多いとか。

 でも、子供のチャイナドレス姿、けっこう似合っていた。髪の長い「くう」など、両脇をお団子にすると、面白そう。

 ★車のナンバー
 「みい」が旅行中、やたらに興味を持ったのが、車のナンバープレート。省(河北省など)や自治区(内蒙古自治区など)、特別市(北京など4市)ごとにプレートの漢字が分かれている。もちろん、北京なので「京」ナンバーが圧倒的に多いが、内蒙古から野菜などを積んでいたトラックに多かった「蒙」ナンバー、チベット(西蔵)をあらわす「蔵」ナンバー、黒龍江省の「黒」など、見ればすぐわかるものも多い。ただし、遼寧省は、「遼」の字が、簡略体のシンニュウに了の字を使っていたりもする。



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