いつまでも…二人で

今日は、コートとマフラーが必要なくらい寒い一日でした
今週は寒さが続くみたいですね

体も思考もついていけない私です

そして、今日はひな祭りでした
そういえば、小さい頃はお雛様を飾ってもらっていたのに
いつの間にか、飾らなくなったのは何故かなと思っていましたけれど

それは、私がちゃんと成長したからなのでしょう

そもそもひな祭りは、子供が無事に成長するように
紙や藁で人型を作った人形を川に流して、子供の厄を代わりに払う、流し雛が起源だそうです

江戸時代に、人形を飾るようになって『女の子が無事に成長することを願う行事』として定着して、今に至っているそうです

だから、女の子が無事に成長したらそれでお雛様の役も終わるという事でしょうか

だから、お雛様を誰かに譲ったり親戚で使い回したりはしない方が良いそうです

私が結婚するときにお雛様を持たせてくれなかったのは、そういう意味があったのか…と今頃になって納得しています
その代わり、市松人形を持たせてもらって『私が死んだときに一緒に棺に入れてもらうように』と、何度も念を押されました

こんな風習も、今は薄れて来て
ちょっと寂しい気がします


そして、もう一つ

今日は、夫と私が子供のように可愛がった柴犬の誕生日でした
3月3日生まれの♀子でした

心の優しい、少し臆病で、夫の事が大好きで
膝の上に乗せてもらうのが大好きで
お散歩のときは、振り返りながら私の歩くスピードに合わせながら歩いてくれる…

とてもとても、可愛い良い子でした

だから、この子が我が家へ来てから

3月3日は、この子の誕生日とお雛祭りをしていました
親ばか…いえ犬バカと言われそうですけれど

夫が、ケーキを買って来てくれていました

ケーキなんて食べさせたら、体に悪いと言われましたけれど

一年に数度くらい、こんなに美味しいものが有ると知って
喜んで食べるのも、この世に生まれて来た幸せと言うものじゃないか…

夫の考え方に私も同感でしたので、誕生日のお雛祭りとクリスマスはケーキを一緒に食べる事にしました


それでも、長生きしてくれて
命の炎が燃え尽きて、老衰で私の腕の中から旅立ちました

だから、今日はそんな可愛いワンコの誕生日…
きっと、あちらの世界で大好きな夫と一緒に居る事でしょう

だから私は、独りだけれどケーキを買ってきましたよ、これまで通り…

あの子が大好きだった
生クリームたっぷりのショートケーキとレアチーズケーキ…




あの子がいなくなって十数年経ちますけれど
忘れることはありません

今でも気配を感じることがあります

やはり、魂という存在を私はこれからも信じて行くと思います



でも、、、
独りで食べるケーキが、あまり美味しいと感じないのですよ

仕方無いですけれどね…