感染ルンです。。。

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CONTAX TVS

CONTAX TVS



えー。このカメラですが、使い心地が良いんだか悪いんだかわからない不思議なド高級コンパクトカメラです。少なくとも搭載している「バオリ・ゾナー」はめちゃめちゃコンタックスの王道を突き進んでいるレンズであることは、間違いない。繊細でしっとりとした写りは他のコンパクトカメラが淡泊に感じる位です。んじゃ、この子を使い始めたら他が使いたくなくなるぐらいに良いか?というとそーでもない気がします。

理由その1
ファインダーが異常に暗い。
発売当時パノラマ機能搭載全盛だったので、もちろん付いています。そのパノラマ機能をファインダーで「京セラ的には」わかりやすくしたつもりなんでしょうが、ファインダー内に 液晶を搭載 しています。つまり実像プラス液晶そのものを通過した光を見ることになります。いーじゃん、フレームで確認させれば。電源オフもばっちりファインダー内液晶に表示してくれます。じゃま。

理由その2
重い。
ずっしりとした重みが高級感を・・・なんてこともあるんでしょうが、さっくり持ち出すコンパクトカメラというコンセプトに反していると思います。いっそヘキサーぐらいまで行けば重さも苦にならないんですが。個体を目で判断して筋肉の力加減を間違うと、えらく重いカメラに感じてしまいます。

理由その3
ピントがはずれやすい。
親父も「使いこなしているのか、壊れているのかわからない」という位、ホントーにピントあってるのぉ?と疑いたくなる外し方をしやがります。もちろんしっかりかっちり合うときゃ合うんですよ。んでもアウトオブフォーカスも沢山生産してくれます。ネガ現像が上がるまでドキドキさせてくれる素敵な機能なのかしら。




とはいえ、↑こいつのレンズはやっぱりイイです。コンタックスの一眼レフを持ち出すほどでもないかなぁ。ってな ちょっと勝負したいシチュエーションが考えられる時に間違いなく右腕になる カメラだと思います。ピントだってゆっくり目にきちんと合わせてあげればいいんだし、スローテンポなスタイルを突き通せば、こんな素敵なカメラはなかなか無いです。

コンパクトカメラ広角野郎としては、28mmから使えるってのは正直嬉しい。光学的にも無理のない2倍ズームですし、手動ですから無段階で決められます。28mm時の周辺光量落ちも結構あって、なかなか美しいトンネル効果を得ることができます。

カメラのスイッチ類について。ズームレバーがオンオフの役目をしています。ちょっと固めですから、えいやっと28mm位置に持ってくると電源が入ります。軍幹部にあるロータリースイッチで露出補正できます。これ意外と便利!くるくるっと回すとセットできます。ストロボスイッチも独立しています。他の兄弟モデルに比べるとちょっと地味な人造サファイヤのシャッターボタンも大きめで押しやすいです。

プチ思い出があります。学生の時だったかな、 勝手に 親父んとこから持ち出して銀ブラして写真を撮っていました。そのまま旧コンタックスサロンへ遊びに行きました。当時館長をされていたコンタックスのカリスマM館長とおしゃべりしていました。「購入予定なんですよぉ、でもなかなか見つからなくて」なんてPフィルターとレンズフードのことを言ったらそのまま奥から出してきて頂戴したしました。いい人でした(喜)。




「休むライオン」
CONTAX Tvs コニカミノルタ400ネガカラー
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「ダチョウの叫び」
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「朝焼けの高速道路パーキングエリアから山を望む」
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