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えー、ええかげん引っ張ってます。シグマの若社長はサプライズが好きらしいです。今回も期待してまっせー。さて、フォビオンセンサー搭載の新シグマデジタル一眼レフ「SD14」について考えてきました。おとといちらっと書きましたが、その思いが膨らみつつあります。それは、「シグマはフォーサーズに進出するべき」じゃないかなー、ということです。現行のSD10に搭載しているフォビオンセンサーのサイズは、20.7×13.8mmです。フォーサーズ規格のセンサーサイズは、17.3x13.0mmです。フォーサーズはその名の通り4:3というアスペクト比です。現行フォビオンセンサーは135フォーマットと同じですから、3:2のアスペクト比です。自分としては135つまりライカ判にも慣れていますが、写真的ペーパーサイズや絵画に見られるような構図を作りやすいアスペクト比は、5:4です。4:3はそれに近いので使いやすく無駄がでにくいと考えられます。それにセンサーのサイズもほどなく近い。ならばいっそのことフォーサーズボディを作っちゃった方がいいんじゃないの?現在オリンパスとパナソニック(ライカ)のボディがあります。オリンパスはどこからCCDを供給してもらっているのか知りませんが、パナソニックは自社調達でしょう。ならばフォビオンを乗せたシグマ・フォーサーズがあっても良いんじゃないかと思いませんか?ご承知の通り、シグマはフォーサーズ同盟であり、フォーサーズマウントのレンズ供給をすることになっており、フォーサーズの旗手であるオリンパスと良好な関係だってあるんじゃないのかなー。SD9とSD10はある面優秀だと思います。しかしながらやっぱりSAマウントという部分に引いちゃう人って多かったと容易に想像できます。自分もそーでしたから。ならば小さいフォーマットセンサー専用で展開しているフォーサーズは現状でもうってつけでしょ。ボディ周りはオリンパスにOEM供給してもらえば良いし、それぞれに特徴があるから混在可能だし。なにより巨人キヤノンに立ち向かうには、フォーサーズ同盟がスクラムを組む必要だってあろうに。メーカー別特徴でいえば、実質画素数が多くライブビューのあるオリンパス。手ぶれ補正が使えるパナソニック。そしてフォビオンでリアル天然色を創造できるプロ機の位置づけでシグマ。ってね。メリットはまだまだあります。フォーサーズで使用できるレンズの豊富さがあります。そりゃー自社マウントで売れば自社レンズだけが売れるでしょう。しかし他メーカーと違うレンズを作る技術を持っているんだし、ボディが沢山売れれば、それだけレンズも平行して売れるってぇもんです。もちろんユーザーにとってみれば、フォーサーズボディでオリンパス、ライカ、そしてシグマと選択できるんですから、この上なく嬉しいっす。>ここ1番重要かも元々小さいセンサーであるフォビオンであるし、素子に向けてきっちり決像させるレンズとしてのフォーサーズ規格は、最強タッグになること間違い無し。ここはデジタル写真の発展のために大人に、いや漢になるべきよ。シグマさん。あるいは、ボディマウント別ボディで発売しちゃうとかね(笑)「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.31
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えー、昨日脅威のカウントダウン発表のあった、シグマの次世代デジタル一眼レフ、「SD14」について考えてみたいと思います。SD9でデビューして、SD10となったのに、なぜに「SD14」なのか。考えられることは、3層CMOSによって、約1400万画素が得られるのではないかと考えてみました。よって1400万割る3で切れの良い数値というと、465万になります。したがって、「SD14」については、1層465万画素あるのではないかと想像してみました。それでは、465万画素が得られるためには、長辺×短辺はどれ位になるか。おそらく35ミリフルサイズと同等の縦横比と想われますので、2:3でしょう。すると、これまた切れの良い数値で考えると、2460×1760がすっきりします。ということで、「SD14」のフォビオンセンサーは、2460×1760ピクセル×RGB3層と言えるのではないかと想像してみました。次に、サイズについて考えてみました。フォビオンセンサーは非常に繊細な作りをしていると考えます。つまり、そうそう1画素のピッチを小さくすることは難しいのではないか、ということです。ということで、今回の「SD14」については、SD10のフォビオンセンサーのピッチはそのままでサイズを拡大切り出ししたのではないかと考えてみました。SD10のフォビオンセンサーのサイズは、20.7×13.8mmで2268×1512ピクセルでした。1画素のピッチは、約0.009126984127mmとなります。したがって2460×1760ピクセルということは、約22.5×16.1mmと考えられます。これは、キヤノンの30DのCMOSセンサーが22.5×15.0mmなので、APS-Cサイズはあるのではないかと想像してみました。このことから、レンズの焦点距離はフルサイズと比べて約1.5倍になるということがわかります。鳴り物入りで登場した大口径レンズであるシグマ30mmF1.4はその名の通り、標準レンズとして使えるということになります。ただし、ボケ具合はあくまでも30mmでF1.4ですがね。うーむ。この予測が合っていれば、「SD14」は1段と魅力あるセンサーに仕上がってきているような気がします。多少であってもサイズが大きい方向にシフトしなのであれば、使い勝手がかなり良くなると思います。ちなみにユーザーのみなさまの予想価格は180000円前後ではないかとのことでした。はい。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「夏の休息」ROLLEI Prego Micron(中途半端改造)KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 400Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.ポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.30
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えー、ちょっとアドレナリンが体内を駆け巡ってしまい、かなり興奮気味です。なにがって、シグマさんがフォビオン搭載デジタル一眼レフカメラSD10の後継機をフォトキナで発表する準備段階に入ったんです。>接続悪いですよその名を「SD14」と言います。SD9でデビューして、SD10となってから早数年。デジタル一眼レフカメラとしてサイクルが長過ぎで、フォビオンファンをやきもきさせていた後継機がいよいよヴェールを脱ぎ始めました。リンクしたサイトが重いし、フラッシュで一瞬だけテスト画像が出てくるのが悔しいのでキャプチャーしてみました(笑)カメラ本体ハッとするような肌の質感フォビオンセンサー眼を奪われるような赤海外の流出画像(笑)どーです?SD10のテストをして、そのフォビオンの素晴らしさに魅了されたものの、あまりに使い勝手が悪くて、仕事機として使えないという判断をして、泣く泣く購入をあきらめた経緯があります。以前にもアップした通りですが。繰り返しになりますが、フォビオンは地球上に存在するセンサーの中である意味1番優秀だと思います。なにしろ、「え?これポジ撮影のスキャン?」と思うほど色が深いです。画像を見ての通りあの赤はベイヤー配列センサーでは表現難しいです。今度ここでも解説しますが、お世話になっているRLFCさんの掲示板で銘々された「銀治メゾッド」というフォトショップ技を使っても、果たしてフォビオンの色を作れるのか、ちょっと自信無いですもん。それに理論上モアレや偽色が発生しないので、ベイヤー配列センサーでは必須常套手段であるローパスフィルターがありません。よって限りなくシャープな画像を作ってくれます。フォビオンセンサーはある意味危険な画像を作ってくれるのです。うがー!早く詳細が欲しい!SD14に期待すること。その1は、フォビオン素子のAPS-Cサイズ化。SD10は小さいんですよ。フルサイズと言いたいですが、それはなさそうな感じを流出画像から見て取れます。その2は、電源部の改善。SD10ユーザーでは有名な「クルクル」。要するに電源として使う電池ボックスがやたらめったら最弱で、あっという間に電池がなくなってしまったかのような認識をします。これが1番のネックでした。その3は、画素数のアップ。約350万画素×RGB3層という仕組みで、RAW現像で2倍にすることで画素数を稼ぐ技を使っていました。もちろんA4サイズ程度にゃ全く問題ないですが、あくまでも引伸し効果。オリジナル画素数がせめて600万画素あれば非常に力強いです。その4は、メモリーバッファの強化。遅い連射をしていても、すぐにメモリー書き込みモードになって、復帰が非常に遅い。確かに1度の撮影で通常デジカメの3倍のデータ量をさばかなければいけないとはいえ、ちょっと弱過ぎでした。その5は、AFの精度向上。ま、シグマさんなのでAFについて技術的にEOSにゃかなわないのは当たり前ですが、もう少しなんとかして欲しい点。その6は、ファインダー倍率の改良。もともと低い倍率の上に小さいフォビオンなので、ファインダー内が有り余っています。もっと拡大光学系を使うとかして、ビシッと見たいもんです。とまぁ、言い出したら切りがありませんが、上から重要度順番に列記してみました。このへんはおおよそSD10と心中覚悟で使って来た先輩ユーザーさん達も同意見だと思います。とぉにかく、フォトキナの楽しみが確実に増えました。場合によっては、清水ダイブ、フォビオン心中、一心同体SD14となるのか?どーする?追伸シグマSAマウントとキヤノンEFマウントは共に44ミリというフランジバック。マウントアダプターさえ作れば、母艦機としてもいい感じ?もしもセンサーサイズが以前と変わらない20.7×13.8mmならば、いっそのことフォーサーズにしちゃえばいいのに。フォーサーズ軍団なんだからさ。ちなみにフォーサーズは17.3x13.0mmというサイズ。そーすれば、オリンパスレンズも、ライカレンズも使えるという技があるっちゅーの!(爆)俺、どーする?「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.29
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えー、かなり凹んでいます。。。家族で湖へ遊びに行った時のネガが上がってきました。それを見て凹んでいます。。。ぶっちゃけ、そーっと「ROLLEI Prego Micron 24ミリパノラマ羽でないフルサイズ改造」を持って行ったと書いたのですが、誰からもツッコミが来なかったので(汗)、今回の凹みに際してスルーにしようかとも思ったのですが、最近ネタも枯渇気味なのでアップすることにしました。さて、ご存じの方はご存じと通り、ローライプレゴとはリコーのR1というカメラのOEMです。嘘か誠か、レンズはシュナイダーで30mmF3.5と24mmF8.0の2焦点で、コーティングはローライ得意のHFTとなっています。このカメラには発売当時流行った「簡易パノラマ」機能が付いています。30mmのフルサイズと、30mmと24mmのパノラマ切り替えスイッチが付いています。>以前解説したっけ?んで、正直パノラマは好きですが、この簡易パノラマ機能は今後使わないだろうということと、ぜひとも24mmで甚大に落ちる周辺光量を楽しんでみようと考えた末、パノラマらないように改造することにしました。といっても多少の未練があるので、復活できるようにパノラマ羽を動かすピンに詰め物をして、羽を出ないようにする作戦を取りました。これが撃沈の原因。くわしい改造の方法は、コンパクトカメラのことならこの超有名サイトへ行けば情報が掴めるという、「penguin-19さん」の「コンパクトカメラ専門ページ」にある、二焦点カメラ改造方法をご覧ください。んで、パノラマ羽を出ないように改造して湖へ持って行きました。撮影しました。上がったフィルムを見て不思議に思いました。「んー。けられているのかな?」と思ってネガをよーく見ると、パノラマ用遮光羽が少し斜めに出て&詰め物がほつれて画面に飛び出している、ことがわかりました。orz最 初 か ら 完 璧 改 造 す れ ば よ か っ た・・・ということで、しばらくアップするであろうローライプレゴの写真はトリミングしてあります。ああぁぁ。。。。(最強落胆)ウガー!こーなったら一生パノラマモードは使わないと決めた!パノラマ用遮光羽をペンチでもぎり取ってやる!(#`皿 ´;)ムキーッ「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「杭」ROLLEI Prego Micron(中途半端改造)KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 400Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.ポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.28
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えー、人生の切り替えポイントである結婚式。このイベントに関わっていると、式を挙げる2人から幸せを分けていただくような感覚があります。たいていの場合。2人にとって大切な1日になる訳ですから、さまざまな希望はかなえて上げたい。スタッフ全員はそう考えて仕事をしています。それは2人の笑顔を見たいからです。でもねー。行き過ぎた希望は、わがままにしか思えません。人生の船出である日の舵取りは、2人で行わなければならず、時に1人が失いかけたらもう1人がカバーするべきだと思います。方向修正をするべきだと思います。打ち合わせで、2人からリクエストがありました。パーティーの最中に列席の友人と写真を撮りたい。2人が座るテーブルの前に2人が立ち、その周りを友人が囲って、写真は2人の座る席から撮って欲しい。そして会場全てが入るようにして欲しい。「えーっと、歪みの少ない14ミリ超広角を使っても画角は115度程度。上席の隅は厳しいです」それを説明すると、「会場全部入らないとイヤだ」と言う。「それならおよそ180度の画角のレンズを使うしか方法はなく、歪みが必ずでてしまう。それでも良ければレンズを手配します」と伝えると、「歪むのはイヤだからなんとかして」という。無理。不可能よ。パノラマカメラって手もあるけど、お酒が入った場所で、がやがやしている場所て、しかも室内だから暗い。全員が静止するなんて無理でしょう。「それならば写真ために最初から写真が撮れるようにテーブル配置を変えましょう」「それもイヤ。できないならいいです!」とむくれてしまう女。各所で打ち合わせではこの調子。この2人の式がありました。案の定、宍戸錠。タイムテーブルで動くのに、突然思い立ったように、「あれをしたい」「これをやりたい」と言い出す。それでもスタッフは動く。希望をかなえたいから。チャペルでのリハーサル。2人がハプニングを起こした。女はさめざめと泣く。彼と一緒に歩くのはイヤだといいはる。またむくれる。2人が一緒じゃない退場、そんなのできないって。アイデアを出す。なんとかなだめる。でもメイクはぐちゃぐちゃ。やり直し。来賓、親族を待たせること30分。なんとかスタート。スタッフ全員あきらめモード全開。ふー。式後の親族集合写真。打ち合わせで聞いていた人数は40名。なんで60名以上もいるの?既に押しまくっている時間を考えると、いつも以上のスピードを出さないといけない。でも正確にきっちり仕事はしたい。その後も特殊に用意したイベントでやりたい放題。時間はどんどん過ぎて行く。おい!ダンナさん。「彼女がいろいろとすみませんね」とか、言い方あるだろ?つか、ビシッと言い聞かせるべきことは、やらなきゃダメなんじゃないのか?親御さんよ!どんな育て方をしたのよ。こんなの野放しにしちゃ社会が迷惑よ。と思う気持ちをぐぐぐっと押さえ込んで、それでも、2人のために一生懸命動きまくったスタッフのみなさまへ。今日はみんなでがんばったね。やり遂げたね。笑顔を絶やさずに、大変よくできました。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「闇の中の明かり」Canon EOS 5DSIGMA AF14mm F3.5Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.ポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.27
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えー、過日東京では大規模な停電が発生しました。ニュースを見て「なんだぁ。その停電の原因は」と、東京と1部神奈川へ供給している電線が千葉側から江戸川をわたってやってくるわずか2本だったという事実に対して、最強に驚いた1人です。もう1つ同時に驚愕の事実が、東京電力さんのコメントにありました。「バックアップ用の送電線がありましたが、まさかそちらも損傷してしまうとは・・・」んー。同じ鉄塔を使ってわずか数メートルの間隔で2本の送電線を用意しているというのはバックアップとは言わないんじゃないかなー?と、みなさまも思いませんでしたか?普通バックアップといったら、別の場所に同列なものを用意してまさかに備えることと思います。東京電力さんの言い方は、まるでハードディスクにパーティーションを作ってデータをその1つのハードディスクの別パーティーションごとに格納して「バックアップは万全です」と言っているようなもの。んなもん、物理的ディスク損傷起きたらどっちもデータはパァですわ。電気が無ければ交通も経済もなんにも動かない現代社会において、ましてテロの脅威だってあろうかって時代に、危機管理意識というか、根本的な思想が間違っているんじゃないかと考えちゃいます。停電によって被害を被ったみなさまには大変申し訳ありませんが、正直シムシティを見ているような感覚でした。シムシティだって電力送電はデザスターに備えて2重3重の設置をするってーのに。とゆーわけで、日本の街では見上げれば電線があります。ここまでなぜ入り乱れるのかまったく意味不明ですが、もしかするとこれも電力会社の「バックアップ作戦」によって施工されているのでしょうかねー。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「電線」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.ポチッっとをお願いしますクリックがブログの原動力かも(笑)
2006.08.26
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えー、水金地火木土天海冥とリズムよく覚えていた太陽系の惑星配列ですが、冥王星が惑星から降格するということが天文学会で決まったそうです。学会が始まった時には惑星数が12個に増えるかなんて話もあったようですが、最終決議で月より小さく軌道が異なる冥王星が矮小惑星というジャンルになったそうです。占いで冥王星人ってなかったっけ?さて、これをシリーズに入れるいれないという区別はなかなか難しいと思います。写真の世界では様々な基準がしっかりしており、◎◎と言えばこっからここ、と言える傾向が多いと思います。では、大口径レンズと呼ぶための定義はなんでしょう。いったいどこからが大口径レンズなんでしょうか。このことは、3月14日と16日で考えてみました。銀治的には、「大口径レンズとは、同焦点距離レンズと比べて前玉が大きくて開放F値が小さいレンズ」であると定義しました。ちょっと曖昧かなー。中でも標準レンズ域と言われる40ミリ以上60ミリ以下については、F1.5以下としました。これ、異論もあるところでしょう。ではなぜF1.5以下になったのか、銀治脳内大口径レンズ学会の大口径定義委員会における議論の様子を再現してみましょう。「では、標準レンズの中で大口径と呼べるのはF値どこからか議論しましょう」「正直、メーカーが『これは大口径レンズ』という宣伝をしたものに関しては言ってもよいのではないかと思う」「いやいや、50ミリレンズと言えば各メーカーがこぞって大口径化競争を激化させた焦点域だ。それこそ世界最高のキヤノン7のF0.95から、ノクチルックスやEFキヤノンのF1.0、ズノーのF1.1、各メーカーが出して来たF1.2、MSオプティカルのF1.3、そして中心的存在のF1.4、ゾナーやノクトンやズマリットのF1.5、その後もF1.6、F1.7、F1.8、F1.9とF2.0以下は全てにわたって存在する。だからF2.0未満であるところのF1.×は大口径といえるでしょう」「確かにその通りだな」「レンズメーカー的にはF1.4を大口径、F1.8を廉価版としてラインナップしているところが多い。だからF1.4で線引きするのが妥当ではないか」「ちょっと待った。キヤノンのF0.95とノクチルックスとキヤノンEFのF1.0とは極めて特殊な存在だ。たいていのメーカーとしてはF1.2が1番大口径であることが多いだろう。だからF1.2で区別するべきだろう」「しかしF1.2で区切ってしまうとF1.4を大口径と呼べなくなってしまう。これはあまりに狭い選択だ」「大口径レンズを英語でいうと『ハイスピードレンズ』と言われている。一般的にハイスピードレンズとはF1.4を指すではないか」「歴史的に考えてハイスピードレンズというくくり方をすれば、第一次ハイスピードレンズ競争の幕を解いてみないといけないな。1950年前後のハイスピードレンズ競争の旗手は、カール・ツァイスのゾナーF1.5じゃないか。そこにシュナイダーのクセノンF1.5やフォクトレンダーのノクトンF1.5があり、ツァイスに負けまいとライツはクセノンからズマリットF1.5を作ったのではないか。このメーカーの意地と歴史は大切にするべきだ。だから、歴史を考えてF1.5以下を50ミリレンズの大口径レンズと定義するべきだと考える」「異議無し!」ということで、ゾナー、ノクトン、クセノン、ズマリットなどのF1.5が、一般的に大口径と呼んでいるF1.4より0.1ポイント暗くても、大口径レンズと呼ぶべきである、と考えたのでした。「俺のズマリットが、ノクトンが冥王星のように大口径レンズから降格しなくて済んだ・・・」という方もいたのではないかと思います。はい。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。皆様のポチッをお願いします!
2006.08.25
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えー、でました。キヤノンからでまくりやがりました。EOS Kiss DIGITAL XとEF 50mm F1.2L USMとEF70-200mm F4L IS USMぐおおぉぉぉ。ハァハァ。別にリニューアルキスデジにダストリダクション機能が付こうと、1000万画素を越えようと、AFに30Dのシステムを導入しようと、特に興味ナシ!やっぱり注目すべき点は、EF 50mmF1.2L USMしかないでしょう。変な偽装サイトでは40mmって話もあったようですが、そこはアレですもん(笑)。あ、でも「X」を使うってのは正解だったなー。ちなみに、「Kiss」の名称で10代目であることと、10メガピクセルというのをかけて「X」としたらしいです。方向性が痛いな特にんな言い方あるのかよっ不思議に感じたのが、ニュースリリースにあった「超大口径標準レンズ」という表現。キヤノンがそれを名乗っていいのは、EF 50mm F1.0L USMだけだと思います。はい。まぁまぁ、大口径であることに間違いはないですね。単焦点に力を入れにくいキヤノンが、85mmF1.2をリニューアルして、今回は意地で作ったで売れなかった50mm F1.0亡き後の席を埋めるべくF1.2を出してきました。エライ!次は35mmになると嬉しい悲鳴。財布にゃ厳しい悲鳴となりまくりそうですが(笑)。相変わらずEF 50mm F1.0L USMは憧れ中の憧れ物欲リストトップクラスの至上最強標準レンズですが、手に入れるにゃ市場最高騰的お値段となっております。今回のEF 50mm F1.2L USMの設定価格が185000円と、まーまー小憎らしいとこ突いています。つか、高いよ(泣)。まぁF1.0と比べれば安いかな(笑)。>その比較はイクナイ発売は11月下旬ということですから、10月号あたりから出てくるであろう雑誌等のインプレが楽しみになりました。どんなボケを作ってくれるかしだいでは・・・おおぉっと。あぶないあぶない。ごそごそ。。。「おーい。キヤノン販売さんの名刺どこだっけー?」「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。皆様のポチッをお願いします!
2006.08.24
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えー、フィルター話が続いています。写真をアップしていないのは、ネタ不足なだけです(汗)。さて、エンゾ~さんから「ゼラチンフィルターってほんとにゼラチンなんですか?」と質問されたときに思い出したネタを蔵出しします。ニューヨークで生活していたときのことです。ある撮影をするためにはゼラチンフィルターが必要になりました。そこでフィルムと一緒に買うべく、アドラマへ行きました。ニューヨークには有名な写真機材屋さんがいくつもあります。アドラマ、B&H、47thストリートフォト、カルメットなどなど。そのほとんどは「ユダヤ人」が経営しています。世界中の経済はユダヤ人が握っている、お金持ちはユダヤ人と言っても過言ではなく、弁護士、医者、ダイヤモンド、そしてカメラなどの大きなお金が動く商売をやっているケースが非常に多いです。ユダヤ人の中で目立つのは「ジューイッシュ」いわゆる「敬虔なユダヤ教信者」さんたちです。彼らは山高帽に長いもみあげをカールにして真夏であろうと燕尾服のような黒い三揃えにコートという民族衣装の出で立ちで生活しています。もちろん生活感も宗教と共にあります。ちなみに一般的な日曜日が休日ではなく、安息日という金曜日午後から土曜日まで労働が禁じられているので、商売の人は閉店しています。世界で一番有名な写真機材屋さんといえばB&Hでしょうが、何となく殺伐とした店内(現在の住所へ移動前)がイヤで、僕はアドラマを利用していました。さて、アドラマへ到着し、割と顔見知りのマイクという店員に声をかけました。「今日は何が必要かい?」「フィルムとフィルターなんだ。コダックのラッテン・ゲル・フィルターが欲しいんだ。80Cと・・・」「ちょっと待った。申し訳ない。うちではゲル・フィルターを扱っていないんだ」「え?どーゆーことだ?」「私たちはジューイッシュ。豚関係は扱わないのさ。ゼラチンは豚からできているだろう。だから私たちが売っているのはフジのトリアセテート・フィルターだけなんだ」「はぁ?」呆れて開いた口がふさがらない状態でした。欲しかったのは色温度変換フィルターです。ならばあきらめてフジのフィルターを買えば良いのですが、買い物メモにはコダックのフィルター数値しか書いてありません。住んでいるのはアメリカ。参考書などの表記は全てコダック方式です。フジは理解しやすい数値を表記しているんですが、コダックは実にわかりにくいんです。したがってメモを見ただけではどれがどのフジ製品の同等品番になるかわかりません。また店員にもその手の知識は無く、「◎◎をくれ」と言わないと出てきません。仕方がないので、店を出ました。そして同じくユダヤ人経営のB&Hへ行ってみることにしました。なんとなくジューイッシュの対応が知りたくなったのです。「コダックのラッテン・ゲル・フィルターはあるかい?」「あるよ。何番が必要だ?」「あるのか?なぜだ?ジューイッシュは豚関係を扱わないと聞いたぞ」「うむ。そーゆー店もあるだろうな。私たちのボスは、商売と宗教は別、と考えているのだ。だから売れるのだからゲル・フィルターだって売る」「へー。商売と宗教は別に考えている割りに土曜日閉店するじゃないか(笑)。土曜日にフィルムが必要な時だってあるぞ」「商売と宗教は別ではあるが、生活習慣は変えられないのだ。安息日には休まなければならないのだ」となんだか煙に巻かれたようなやりとりをしました。僕は宗教を肯定も否定もしません。信じる人たちが信じていればいいと考えていますが、ホント同じ商売でこの違いは何よ、と思いました。世界は広い、人種のるつぼ、千差万別、信じるモノは救われる、とニューヨークで感じた話でした。ちなみにその日の晩ご飯は、ポークソテーにしました(笑)。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。皆様のポチッをお願いします!
2006.08.23
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えー、なんであんなちっこい玉を棒っ切れで打つのが難しいのだ?さて、フィルターについてあれやこれや調べていて疑問に思ったことをメーカーのお客様相談室へ電話をして聞いてみました。少々有益と思える情報かもしれないので、共有する意味でアップします。まず、フジフイルムさんです。Q1:「様々な濃度のNDフィルターを扱っていますが、さすがに濃度の高いフィルターには細かい設定がありません。では、6と1/3段落としたい場合、6段用と1/3段用の組み合わせと3段用と3と1/3段用を組み合わせるのと、どちらが正確でしょうか?」A1:「弊社の製造の問題ですが、特に濃度の高いフィルターの場合は製品のばらつきが発生しています。高濃度NDフィルターの許容範囲内としてプラスマイナス1/3段程度です。従って質問の様な場合は、濃度の近い組み合わせの方がより正確に落とせるといえます。念のため露出計で計測してみることをお勧めします。またこれはNDフィルターに限ったことではなく、CCフィルター等の高濃度の場合も同様のことが言えます」難しいアホな質問だったので、いったん電話を切って調べた上でかけ直してくれました。自身の製品についてある程度の製造公差を認めた上で、よりユーザーの求める情報をきちんと提供する姿勢に好感が持てました。次にケンコーさんです。Q2:「ゼラチンやトリアセテートフィルターのガラスでサンドイッチする特注についてお尋ねします。72ミリ径のフィルターをオーダーするには75ミリ角と100ミリ角のどちらから作りますか?」A2:「72ミリであれば75ミリ角フィルターで製作が可能です」Q3:「何枚程度なら張り合わせが可能ですか?」A3:「3枚は可能です」Q4:「NDフィルターについてお尋ねします。御社ではND8の次がND400ですが、露光調整倍数が32で5段落とすND32をND8と同様に真空蒸着による製作は可能でしょうか?」A4:「できません」Q5:「では御社ではハーフNDやセンターフィルターなどのある程度グラデーションがついたNDフィルターを製作されています。そこで、周辺光量を落とすためにグラデーションがセンターフィルターの逆になっている、逆センターフィルターというか周辺光量落とし用フィルターを製作することは可能でしょうか?」A5:「できません」Q6:「周辺光量を落とすフィルターを作りたいのですが、先ほどのサンドイッチで、3枚をサイズが異なる同心円状にカットしたものを張り合わせて作ることは可能でしょうか?」A6:「お客様がカットしたモノを弊社で張り合わせることは可能です。弊社にてカットをすることはできません」無理難題について調べるとかの前向きな姿勢はみじんも無く即答でした。ちょっとつまらない回答でしたし、企業姿勢として非常に残念ですね。実は「周辺光量について考えるシリーズ」の最終兵器はこれだと思っていたのですが、あまりにあっけない撃沈ぶりをしてしまいました。ごめりんこ。最後にマルミさんにも聞いてみました。マルミさんでは極薄フィルターの挟み込みオーダーはやっていないと思ったので、ケンコーで悔しい思いをしたQ4とQ5の質問をぶつけてみました。A4&5:「うーん。かなり難しいです。難しいというのはコストの問題で、基本的に製作は可能だと思います。ただし、ND32を1枚作ったとしてかなりの金額・・・え?具体的ですか。なんとも言えないですし計算をしてみないと正確には言えませんがすくなくとも1枚作るのに10万円以上かかると思います。ただし逆センターフィルターのようなかなり高度な技術を要する製作については、いったいいくらかかるのか即答できません。何枚オーダーがあればコストを下げられるかですか?そうですね。これもコスト計算をしてみないと具体的には言えませんが、100枚とか200枚とかの枚数になってしまうと思います。それでも1枚あたり1万円になるか難しいところだと思います」なるほど、ふむふむ、それでは、と、結構噛み付いてみました(笑)が、「無理です」の一言ではなくてきちんと対応してくれました。仮に僕がお金に糸目を付けないで「おー。10万なら安いから作ってよ」ってお金持ちさんだったとしたら、と考えるとマルミさんの企業イメージ度がかなりアップしました。HOYAクリスタルが好きだったのでケンコーファンでしたが、マルミに鞍替えすることにします(爆)。ということで、NDフィルターについての質問はこんな感じでした。はい。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。皆様のポチッをお願いします!
2006.08.22
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えー、手に入れた高濃度NDフィルターについてです。通常極薄フィルターの扱い方は、専用のスリットが入ったフードなどに差し込んで使います。差し替えが簡単ですし、必要なフィルターを数枚入れて使うことがあります。出番の多かったのは、リバーサル撮影時に、いわゆる蛍光灯の輝線であるグリーンを消すために20~30Mを使うことです。蛍光灯の種類にもよりますが、色温度が低めの場合は青系のLBB-8等も一緒に使います。多くは建築写真で活用していました。この場合は大抵ゆっくり撮影ができることと、三脚を使っているケースがほとんどなので、フィルターを入れ替えたり違う種類を入れ替えたりできます。スナップではそーも言っていられません。スナップの場合はカメラを縦に横に振りかざしますし、激しい使い方は似合いません。やはりここはネジ止めのソリッドガラスタイプの方がかなり便利です。んじゃ、どーするか・・・ケンコーのカタログを見ていたらある文章が目に留まりました。ゼラチン・トリアセテート貼り合わせ注文します。これじゃん?!ちょっとお値段がアレですが、ガラスでサンドイッチ加工してフィルター枠付きにしてしまえば、取扱いのしやすさは抜群です。薄いトリアセテートフィルターを落としてスクラッチ付けて再度買い直しなんてことを繰り返すよりもコストパフォーマンスはかなり優れています。物欲急上昇!ということで、ケンコーへ電話をしてみました。加工には約1ヶ月かかるそうです。うーむ。ぶっちゃけ夏は過ぎてしまうが今後ずーっと大口径レンズを開放で日中撮影できるのならばいいでしょう。注文しちゃる!(`д ´)ノミ☆バンその他フィルターについてフジフイルムさんとケンコーさんへいくつかの質問をしてみました。それも有益情報だと思うので、明日分でアップします。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。皆様のポチッをお願いします!
2006.08.21
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えー、昨日の内容に一部確証が持てない部分があったことをお詫びします。ごめんなさい。さて、自画自賛の「感度10倍分の5.6」についてもう少し考えたいと思います。快晴の日中撮影でISO100のフィルムであれば、大抵のカメラで選択できる1/1000秒のシャッタースピードを選択して、なかなか使いやすい絞り値のF5.6にするという「感度10倍分の5.6」から考えをスタートさせる組み合わせは、結構使えるのではないかと思います。特にスナップであれば、被写体ブレと手ぶれは発生しにくいですし、ピントも追いやすくボケも得られることでしょう。大口径レンズ開放撮影ではどうでしょう。確かに「感度160倍分の1.4」と言えなくもないですが、呪文としては面倒であるし、なんと言ってもISO100フィルムだと1/16000秒なんてシャッタースピードが使えるカメラなんてありませんもん。却下です。やはりここは「NDフィルター」に登場を願うことにします。カタログをチェックすると、ケンコーやマルミにソリッドガラス製の高性能真空蒸着タイプのNDフィルターが何種類かあります。しかし濃いもので「ND8」という露出倍数8倍、3段落ちのNDとなってしまいます。「ND400」というめちゃ濃いフィルターもありますが、さすがに9絞り以上暗くなるのはちょっと使えません。銀治的には、Mヘキサノン50mmF1.2用として「ND8」を使っています。とはいえ使っていてもISO100フィルムにして1/2800秒が必要ですから、母艦をヘキサーRFにしないと乗り切れません。どーしたもんか。。。こんなときには、フジフイルムのトリアセテートタイプのNDフィルターを選択してみたいと思います。実に16種類もあるので丁度良い濃度が見つかるかもしれません。んじゃ丁度良い濃度のNDフィルターってなんだろうと、昨日の表を眺めていました。そうだ!F5.6で揃えよう!あるコマーシャル系の人はCCフィルターを使って自分が使う全てのレンズの色味を調整する人もいたようです。ならば僕は、日中撮影では「感度10倍分の5.6」を使いこなすために、全てのレンズをF5.6で揃えてしまえ!ホトトギス。じゃーん。ということで今回物欲ポチッとしちゃったのは、最大濃度で実に5絞り分のND1.5等のNDフィルタークン達です。これらを使って光量を調整すれば、F1.2の大口径開放撮影なのにシャッタースピードの限界を超えることもなく、日中であれば素直に「感度10倍分の5.6」で合わせればオッケー。特にレンジファインダーであれば、どんなフィルターを付けていようと視界に変化はありません。一眼レフだとちょっときついかな。まぁ開放値F5.6の暗いズームを使ったことがあるから、ま、いっか(笑)。このNDフィルターの登場によるメリットは、1.全てのレンズを開放だけど光量はF5.6相当にすることで、露出の迷いが無くなる2.オールドカメラにも優しいシャッタースピードで対応できる3.24時間、光さえあれば大口径開放撮影が可能になるなんて4絞り、5絞り分稼いでくれる濃いNDフィルターは最強に強まっているのだろうか。まさしく「感度10倍分の5.6」を大口径開放撮影で実践するには必要不可欠かもしれない。ただし、問題がひとつ・・・ふにゃふにゃしていて取扱いが面倒であること。(ー"ー;)むーん。どーする?>俺つづく「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.20
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えー、太陽が発した強烈な光は、149,600,000kmの距離をおよそ8分かかって地球へ到着する。地球から見れば太陽は点のようだが、実際は地球の直径が12,756kmで太陽の直径が1,400,000kmであるから、直径にして約110倍太陽の方が大きい。地球よりも大きな面積を持つ光が地球へ届くわけだから、この光は平行に当たると言ってもよいだろう。平行光なので、僕ら人間が通常に移動するぐらいの距離で一定の時間帯では、光量はどこでも同じであると考えられる。地球は球体であるため、正午の時の太陽の位置は緯度によって違って見える。地球上では正午が1番太陽に近い。しかしながら高度が落ちれば太陽との距離が変化して光量が変わる。つまりアラスカの正午の太陽の位置とケニアの夕方の太陽の位置では、やっぱり球体であるため太陽からの光量は同じになる。(注:理屈で考えているだけである。快晴で赤道直下とアンカレッジでは同じ日の正午だとしても露出が異なると思うんだけど、調べようがないな。)何を言いたいのかというと、地球上のどこでも太陽から降り注ぐ光の強さは、高度が同じであれば量が同じになるはずであり、太陽光で撮影する上で太陽の位置と露出は密接な関係があるといえる。そのことを写真の露出的、センシトメトリー的に考えると、「フィルムの感度特性上、快晴時日中の露出はフィルムの感度分のF16になる」ということがいえる。フィルムのパッケージにも露出の目安としてこのポイントを基準にケースバイケースを書いてあるくらいだ。ということで、人間は感覚と経験で露出を算出することができる。つまり「フィルム感度分の1というシャッタースピードと快晴の正午前後はF16になる」を基準に、例えばISO100のフィルムならヤッタースピードが1/100秒で快晴ならF16になって、日陰や明るい曇りは2段落ちのF8になって、曇りや日のある夕方は3段落ちでF5.6になって、明るい室内なら5段落ちでF2.8になるというお約束だ。これであれば、万が一露出計が壊れても、あるいは古い露出計を搭載していないカメラを使っていても、感覚として適正露出が得られるという寸法だ。よく言われる「人間露出計」というやつだ。逆にいうと「露出を計る」という呪縛から外れてスナップをすると、なんとも爽快感を得られてしまう。確かにすごい。すごいが、大口径開放撮影が好きな自分には非常にめんどくさい換算が必要になる。ええっと、ISO50で快晴だと、シャッタースピードが1/60秒でF16だ。F1.4で撮影したいから、ひぃふぅみぃ・・・。ああぁ、被写体が逃げる!そこで快晴時の露出であるフィルム感度分のF16を基準に、人間露出計の基準は見つからないだろうかとを表にしてみた。ISO50ISO100F値感度分の1実シャッター感度分の1実シャッター165060100125137085140175111001252002509.51401752803508.02002504005006.52803505607005.640050080010004.5560700112014004.08001000160020003.511201400224028002.816002000320040002.422402800450056002.032004000640080001.7450056009000112001.46400800012800160001.290001120018000226001.012800160002560032000うーむ。F1.4とかF1.2とかF1.0だとカメラとしてはあり得ないシャッタースピードになってしまう。ライカであればマックススピードは1/1000秒だ。レンジファインダーの中で最速を誇るヘキサーRFにしても1/4000秒だ。キヤノンF-1などの80年代前半あたりまでの一眼レフでも1/2000秒程度。最高の技術が投入されていると思っているキヤノンEOS-1vにしても1/8000秒。先日教えていただいた銀塩一眼レフ最速のα-9にして1/12000秒だ。念のため書いておこう。1部コダックからISO64、ISO125という算出が楽々なフィルムがあるが、やや一般的ではない。主なフィルム感度はISO50、ISO100、ISO400である。正直感度をそのままシャッタースピードの分母にしてしまうと、現在のシャッタースピードの段階基準で選択すると、1/3アンダー露出を選ばざるを得ない。まぁ、1/3ならボジでもネガでもラチチュードに助けられる範囲であるとは言える。従って表の右側のシャッタースピードを主に考えてもあながち外したりはしないはずだ。と思っておこう。第一に前提として、絞り値を固定した撮影をしようというのだから、通常のカメラでは中間シャッターなどという選択はできない。ライカはできるらしいがやったことはない。さて、表をしばらく眺めてハッと気がついた。フィルム感度10倍分シャッタースピードではF5.6になっているではないか!ISO50であれば、1/500秒でF5.6ISO100であれば、1/1000秒でF5.6ISO400であれば、1/4000秒でF5.6ライカであれば、ISO100のF5.6で使う1/1000秒ならギリギリの最速シャッターだ。しかもF5.6基準換算ならば室内で5段落ちしても、1/30秒でF5.6となり手持ち撮影可能だ。低速シャッターがいやならば、1/1000秒でF1.0だ。ただしノクチルックスは持っていないので、1/500秒でF1.4だ。F16から指折り数えてシャッタースピードを算出するよりも、絞りの中心的数値であるF5.6から考えた方が使いやすいのではないだろうか。相変わらず開放撮影が好きであるが、スナイプ感覚のスナップも好きだ。むしろ以前は少し絞った写真が好きだった。しかしながらその時はやっぱり自分らしく、偏愛していた絞りがあった。それはF5.6だった。一眼レフはコンタックスRTSを主に使っていたので、絞り優先AEしか無かったということもある。ちなみにシャッタースピード優先主義のキヤノンNEW F-1も持っていたが絞り優先ができるAEファインダーを付けていた。F5.6撮影が好きだった理由は簡単で、レンズの1番美味しい能力がアップするのはたいていF5.6であること。ボートレート撮影の場合は、中距離で眼にピントを合わせた場合に鼻から耳程度までピントがくること。街中スナップをしていると主題中心にピントが合い遠景も形を残しながらボケること。まぁ、最後の理由はアンリ・カルティェ=ブレッソンの受け売りであるが。そうだ。F5.6というのは好きな絞りなのだ。ならば僕は写真の神様から授かった魔法の呪文のように唱えよう。感度10倍分の5.6と。追伸んじゃ、大口径開放撮影はどーすんの?「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.19
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えー、防水系カメラにたくさんの反応をいただき感謝です。その後思わずJIS規格規定まで調べちゃいました。一般的な「生活防水」は4級というレベルなんだそうです。パラパラっとした水が四方八方から当たっても5分耐える、って意味だということがわかりました。ということは、4級クラスの防滴だと湖に持って行って一緒にドッポーンは無理ですね。やはり「防水」レベルというか、水深5メートルまで平気クラスがターゲットだし、やっぱり最強はニコノスだということになりそうです。>おひ、買うつもりかよっさて、記憶の中に浮かんでいたカメラ、ミノルタのウェザーマチックAという110判カメラがどうしても何かと結びついていました。前屈したり逆立ちしたりしながら、脳内海馬の引き出しを開けたり閉めたり探って糸口を見つけました。それはマンガでした。とーい記憶にミノルタのウェザーマチックAを使う少年が出てくるマンガがあったなーという手がかりを思い出したのです。写真勝負系マンガかなぁ。。。覚えているコマは、川かプールに遊びに行き写真を撮る少年。なにか事件があってカメラをなくしてしまいそうになる。しかしウェザーマチックAはとても目立つ黄色であることと、水に浮くというカメラだったので、発見できてめでたしめでたし。という奴。うーん。どんな作者さんのどんな名前の作品か覚えている人っていませんか?「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!「みどりなのに黄色」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.18
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えー、昨日は日記にアップした通り、湖で遊んできました。家族でレジャーですから、ここぞとばかりバカみたいにカメラを4台も持参して行ったことは、報告の通りです。ちなみに撮影ですが、湖なので大きな波が来ることがないわけで、よっぽど不注意を冒さなければカメラが水に濡れることはありません。それでも1度試しに水位チェックしに浅瀬へチャプチャプと出かけてから、おもむろにUターンしてカメラを掴んで湖の中へ入って行っては撮影。ボートの上で撮影。波打ち際で撮影。なんてことをしておりました。・・・先日、快速の停まらない休日2さんの「雷雨」という日記のコメントに、銀治:「先日の大雨の時に『写真を撮りに行きたいなー』ともごもごしゃべっていたらニョーボが『行けば良いじゃん』というので『よーし。まずはニコノスから捜そう』と水を得た魚よろしく雨を撮りたい物欲でヤフオクをチェックし始めたら後ろ頭をひっぱたかれました。そーゆーことってありますよね(はぁと)」と書き込んだら、越渓さん:「雨の日==>写真撮りに行きたい==>ニコノスという反応、すごく良く理解できると共に、大笑いしました(笑)。そりゃ『行けば良いじゃん』と言われれば、そうしますよねえ(違 」という非常に共感いただいた返答をいただきました。>越渓さん。サンクス!そりゃー、写真をやったことがある人なら、1度ぐらい雨の中でスナップとか雷の写真とかって撮ってみたいと思いますよね。ね?ね?イメージで例えれば、広重の東海道五十三次に出てくる雨の情景みたいな感じのスナップが撮れたら最高かな。そー考えて脳内カメラカタログで思い返すと、確かにウォータープルーフのカメラって少ないです。知っているカメラを上げろと言われれば、ニコンの「ニコノス」シリーズキヤノンの「オートボーイ D5」ミノルタの「ウェザーマチックデュアル35」(ウェザーマチックAは110判なので除外)ぐらいしか思いつきません。これら以外のカメラやビデオはハウジングを使う方式というのがあります。ちなみに「写るんです」には「潜るんです」という商品がユーエヌさんから出ています。念のため検索したら、もうひとつありました。「sea & sea」という水中撮影用品専門の会社がありました。そこにはナントオリジナルの水中カメラがありました。これ結構スゴイカメラかも。残念ながらこのリスト、ハウジング以外は全て生産終了品です。悲しいー。・・・カメラが水に濡れる状況って年に何回あるのか、と聞かれれば、そー何回もある訳じゃぁありません。しかしひとたび濡れなければならない状況が来たときに撮影できるか否かでは、意味が全く変わってきます。ええ。全然違います。備えあれば憂いなしって奴です。女性でも似たようなことってあルンじゃないですか。「パーティーの時はこれぐらい上品なバッグとワンピースが必要よ」という品物がタンス上部に永遠に乗っかっていませんか?>個人的牽制球>しかし確実に女性ファンが減ったと自覚そうです!前回の大雨の時に感じた「あぁ、ニコノスがあれば・・・」と思い立った時にヤフオクでポチッをしていれば、昨日の湖遊びでは安全かつもっと大量に娘の写真が撮れたはず。もしかしたら別のドアを開けるきっかけになったかもしれない。昔の人は素敵な言葉を残してくれました。「思い立ったが吉日」深い。深いですね。大雨の時に感じた予感は、昨日の水遊びに繋がっていたとは。運命のリングを感じてしまうじゃないですか。しかしながら昔の人は別の言葉も残してくれています。「無い袖は振れぬ」えーん(T_T)「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!「ホース」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.17
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えー、夏休み最終日の今日は、1日娘ズとおもいっきり遊んで過ごしました。昨日、ニョーボと娘ズは帰省していたニョーボ実家からUターンしてきました。実家ではかなり充実した夏休みを過ごしてきたようです。ニョーボ:「ねぇ、ダンナ。娘たちの夏休みの思い出に登場しないってのは、どうよ?」という至極真っ当なご意見を頂戴しました。忙しいで終わってしまったら、彼女達の印象に「何もしてくれなかった人」で終わってしまいます。確かにそりゃいかん。しかしながら、レジャーという言葉が辞書から欠落しているインドア派の自分なので、何をしていいやら。無い頭をフル回転して考えてみました。夏らしい楽しい遊び。でも遠くへ出かけるのは無理。うーん(ー"ー;)・・・・・そうだ!(゜Д゜)仕事で一緒になる外国人牧師様から、「私の家は湖畔にある。ボート遊びをしにファミリーでいらっしゃい」と昨年からお誘いを受けていたんだ。よし、これに乗っかろう( ̄ー ̄)外国人の「遊びにおいで」は社交辞令ではなくほんとに来てくれという意味なので、連絡を取ってみました。するとすんなり「Welcome!」で決まり。水着とお土産お菓子を持って、ナビといただいていた地図を頼りにそそくさと出かけました。目的の湖はもちろん何度か来たことがある場所。しかしその湖で遊ぶなんて中学生以来よ。到着して娘ズもきちんと英語でご挨拶。よしよし。偉いぞ。着替えるために家にはいると、あらびっくり。なんとアメリカンな内装でしょう。すっごい僕ら夫婦好み。聞けばアメリカから材料を運んでほとんどのリフォームを彼自ら作ってしまったといいます。すげー。御年70歳を超えているんですよ。僕らの他に娘さん夫婦とその家族やその他沢山のゲストが既に遊んでいました。日本人もいましたが、周囲はなんと外国人村となっていて、なんだか気分はニースの様(笑)。至る所で「ハロー。ナイスツーミーチュー」の繰り返し。家から道路1本はさんですぐ湖。水も冷たくて気持ちイー。娘ズも大喜び。淡水だから海水みたいな乾くと気持ち悪ってこともなく楽しく遊べます。そーこーしていると、「ヘイ!ボートに乗ろう」とボートというかヨットにみんなで乗ってクルージング。あまり風が無かったけど、これまた気持ちイー。娘ズも大はしゃぎ。その後は、飛び込みしたり、プカプカ浮いたり、近所の外国人さんがつれて来ていた犬とあそんだり、まさに夏らしい遊びを満喫しました。ある程度湖で遊んだ後は、ティータイム。彼のファミリーと一緒に、お茶とお菓子とおしゃべりを楽しみました。半分英語、半分日本語で。もちろん娘達も少し英語の訓練。夕方になり、みんなで「サンキュー!」、「またいらっしゃい」の一言をいただいて、「シーユーアゲイン!」、と僕らは帰ることにしました。ダンナ:「ねぇ、このまま温泉いっちゃおー!」と、リラックスの最終仕上げは温泉で決まり。ゆったり浸かって、ご飯を食べて、施設イベントの花火を見て、帰ってきました。みんな大喜びの1日を過ごせてよかったよかった。僕もアウトドア苦手で、日焼けでメラニン色素沈着嫌いだけど、気にすることを忘れて遊んじゃいました。(^_^)ニョーボ:「今日もそうだけど、この夏は場面で動いた割に楽しかったわ」ギャルかよっ!まさかのギャル語オチ。おしまい。追伸さて、持参したカメラ達ですが、CONTAX Tvsと、ROLLEI Prego Micron 24ミリパノラマ羽でないフルサイズ改造と、ピンホールカメラです。あ、娘ズ用に写ルンですナイト&デイ。という4台仕立てでした。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.16
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えー、やっぱり夏休みは大口径レンズ開放撮影ですね。ヤフーのニュースからのリンクで「写真はとにかく「寄り」だ! 今日から写真家が気取れる広角レンズのススメ」という記事がBNCランキングさんにアップされていたので、思わずクリック&トラックバック(笑)。確かにコンパクト系デジタルカメラやAPSサイズ素子搭載デジタル一眼レフでは、流行モノのように広角系レンズが発売されています。銀塩時代のままであったら発売したかどうかって思う超広角ズームなんて、確かに面白いと思います。APSサイズ素子搭載デジタル一眼レフでよく言われること。1.レンズの焦点距離が約1.5倍前後になるために望遠系が強い2.逆に広角を目指すなら、今までは特殊用途だった超短焦点距離レンズが必要3.レンズメーカーも、ユーザーの要望を取り入れて最近では超広角ズームが発売されてきたってな論調が多いかと思います。BNCランキングさんの記事もそうです。しかーし、ちょっと写真をかじった人ならわかっているのに、メーカーもマスコミもなかなか触れない点。それは、「写真の楽しみはアウトオブフォーカス部にある」って本質を前面に出すということ。つまり、「やっぱり大口径レンズを開放で撮影して得られるボケ味を楽しみたい」と考えている人が結構いるはずなのに、声を大にして騒ぐのは、僕ら1部のブロガーだけ(笑)。メーカーだってズームレンズばっかり作っていないで、大口径レンズを作ればいいのに。って、結局一眼レフにするためにミラーボックスという空間を使わなきゃいけないから、広角系レンズで明るいレンズを作ることは相当難しいという、そこんとこは百も承知の上で、かつ聞き入れてもらえるなんて木っ端微塵にないけど叫んでみたりします。焦点距離が1.5倍なら、ボケも1.5倍になってくれりゃーいいのに、全く逆でしょ。この重要な部分をひた隠しにして説明書にも載せないってどーゆーことよ(笑)。フルサイズってゆうか銀塩で標準レンズである50mmならF1.4って明るさはごろごろしています。んじゃそれに準ずるボケをAPS-Cデジタル一眼レフで得るためには、焦点距離が約35mmでF1.0より少し明るくないとダメ。ないない!そんなレンズ!あえて言えば、エプソンのRD-1にコシナのノクトン35mmF1.2がAPS-Cクラスとしては最強にして最大の組み合わせでしょう。しかもこの組み合わせこそ超特殊(笑)。かつ銀塩で最も安価に手に入るぶるいの大口径標準レンズを凌駕することができない。ということで、被写界深度を深くすることやびっくり広角系とっても望遠系の写真が好きな人は、どーぞAPSクラスデジタル一眼レフへ走ってください。やっぱり写真は1点にしかピントは来ないという本質を知っていて、古今東西各種レンズの持つ味を楽しみたいって人は、↓↓↓こちらの世界が良いのではないかと思いますよ。ホント。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「フェンスに絡む小さな花」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.15
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えー、お盆です。ご先祖様と向き合う時期でもあり、旧友と集まる時期でもあります。いわゆる「同級会」や「同窓会」が開かれて、地元にいる友、地元を離れて生活する友という懐かしい顔と思い出を肴に一杯やる機会が多いことでしょう。自分的には昨夜、気の合う中学生時代の仲間と集まりました。「今何してる?」という話題よりも、「あの時はこーだった」と各人の思い出を集めながら、んーそーそー、と同意したり、忘れていたことを思い出したり。楽しい時間を過ごしました。本日は、知人より依頼を受けてある高校の同窓会へ撮影をしに出かけました。自分の出身校ではありませんし、ちょっと学年が上なので、それほど知った顔の人がいた訳ではありませんが、中には僕のことを知っている人もいて「おー、元気にやっているか?」と言われるのは、なかなか嬉しいもんでした。同窓会や同級会での会話は、少々恥ずかしい面もあるんじゃないかなー。卒業してそれぞれの人生を歩み、さまざまな経験を積み重ねている現在社会人が、旧友の前になると「◎◎!久しぶりだなー」と当時のニックネームが使われることってありませんか。中にはフルネームなんて忘れるぐらいインパクトが強いニックネームだった人ほど、そちらで呼んだり呼ばれることが多いでしょう。観察していると、最初はとまどっていたニックネームも、時間が経つにつれてしっくりと来ている様子です。ニックネームで呼び合っていると、正直風体はおじさんおばさんという世代に入るであろう人たちの表情が徐々にあのころの時代へ戻っていってしまうような感じがします。いい笑顔なんですよね。きっと家に帰ったり社会へ戻ってしまえば様々な要因から心の扉を全開する機会のない現在の自分に引き戻るでしょうが、この時間中だけは今現在をすっかり忘れて子供時代の心へ簡易タイムスリップして昔のような屈託のない笑顔になるんだなー。同級会、同窓会って奴は。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「フェンス」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.14
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えー、昨日アップしたテレ・ローライフレックスでの写真ですが、自分でもびっくりするぐらいの切れでした。とはいえ、ベルビア100Fの6×6サイズポジを直接見ることとは違い、スキャンしてデジタル化した上で、サイズに制限あるブログへアップするために豊かな階調が間引きされているため、多少見かけのシャープネスが上がっているような気もします。が、本当にフィルムはスゴイですよ(^_^)。135mmゾナーF4を通った光がフィルムへ結像している点の分離が良い。という言い方が適合するかな。特にピントが合っている場所のシャープ感はかなり高いと言えます。50年近く前のレンズなんですよ。いやーん、まいっちんぐ(死語)。焦点距離的な比較をしてみます。もっとも2:3の135タイプ(ライカ判、35mm)は長方形で、ローライフレックスは1:1の正方形ですから、一概に比較も難しいんですが念のため。ローライフレックス2.8Fは80mmのF2.8を積んでいます。6×6の標準レンズは80mmといわれています。対角線の長さはおなじみピタゴラスの定理で導き出します。(56×56)+(56×56)=(f×f)となり、f=79.2mmです。確かに対角線の長さ的には80mmが標準レンズになりそうです。135mmならどうでしょうか。ライカ判で約75mmレンズと等しい焦点距離と言えそうです。次に開放F値を考えてみましょう。2.8Fの場合は、ライカ判の43mmレンズで開放値F1.5と同等。テレの場合は、ライカ判の75mmレンズで開放値F2.2と同等。フルサイズに対するAPSと違って、サイズが大きくなるために開放F値が大きくてもボケ具合は結構あるじゃん。という結果になりそうです。あくまでも計算上の話なので、いつか比較をやってみたいもんです。ちなみにTAOさんはこの計算で中判マミヤに逝ってしまったことをお伝えしておきます。本日の写真は、昨日の「夏紅葉」の隣にあったオブジェです。いったい誰が何の目的で作ったのかわかりませんが、面白いオブジェです。めざマシーンの練習でもしたのかしら(笑)。本日の写真だと、周辺光量の低下がわずかにあるという部分と、気にならない程度多少のグルグル系ボケが発生していることがわかるかと思います。それにしてもホント芯がしっかりしたキレキレの写真になりますね。ゾナーって奴は。。。こんなに天気が良いのに、いや、天気が良すぎて大好きな開放撮影ができないってのは厳しいもんがあります。NDフィルターって偉いんだよね。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログもどぞ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!「ホイールボード」Tele Rolleiflex Carl Zeiss Sonnar 135mm F4FUJIFILM Velvia 100FCopyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.13
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えー、越渓さんはじめローライウィルス感染予定者のみなさま、おまっとさんでした(謎)。テレ・ローライフレックスのテスト撮影をしてみました。ぶっちゃけ、購入は結構昔のローライフレックスにはまっていた頃で、その当時は白黒しか詰め込んでいなかったので、カラー、それもリバーサルは今回初めてというなんとももったいない状況でした。弱気な僕は先に言い訳を。。。(またかよ)みなさまご承知の通り開放撮影が好きな銀治としては、とーぜんテレ・ローライフレックスでも開放撮影をしようと思いました。天気は夏の快晴。日差しが皮膚に当たると痛みを感じるくらいの強い光線状態。フィルム感度分のF16から考えて、ISO100だと1/100secでF16が適正露出。もちろん露出計を持って行きましたし、測定すればばっちり同じ値が出ています。テレ・ローライフレックスは135mmゾナーでF4ですから、1/1600secが必要です。テレ・ローライフレックスはレンズシャッターです。ハッセルブラッドと同じく最速シャッタースピードは、1/500secです。全然足りません。ううぅぅ。どーしよう。ローライフレックス用バヨネット3型のNDフィルターなんて見たこと無いなぁ。物欲発生させないようにねとりあえず太陽の位置を斜光状態にすれば多少露出が落ちるので、そーゆー方向で撮影できる被写体限定ってことにしました。ううぅぅ。まぁ、フードも忘れたので一石二鳥ってことで(汗)。その2しばらく使っていないバチがあたったような感覚というか。テレ・ローライフレックスは撮影最短距離が結構長いってことを忘れていました。ファインダーを覗き込む格好なので、いつもの感覚で望んだためにちょっと自分的感覚に衝撃が走ったというか。僕は大抵の場合最初に被写体との距離を取ってからファインダーを覗くクセがあるようです。大抵使う焦点距離が一定なので感覚的に問題は無かったのですが、135mmという画角と撮影可能距離が頭に入っていませんでした。ううぅぅ。被写体との距離を計って移動して、カメラを構えて、ファインダーを覗いて、フォーカスノブを動かすと、「ピントが合わない・・・(´ д`;)ヘニャ」となっちゃったんです。カメラは使っていないとだめっすね!>教訓ま、戯言はさておき、見ていただきたいと思います。「夏紅葉」Tele Rolleiflex Carl Zeiss Sonnar 135mm F4FUJIFILM Velvia 100FCopyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.ファーストインプレッションとして、なんと切れるレンズなんだろうか。と思いました。このところツァイス的にはプラナーが多かったのですが、ゾナーの切れに感動しました。一瞬スキャンの時にシャープネスの設定をオンにしちゃったのかと思ったぐらい。僕のテレローライフレックスは何年製造なのかわかりません。しかし発売は1959年から1960半ばだと思いますから、実に今から50年近い昔のカメラでありレンズです。それでこの切れ。うーん。うなるしかないですね。周辺光量は若干落ちています。今回はフィルムスキャナを使ったのでフルサイズ再現できていないので、この写真ではわかりにくいです。イメージサークルギリギリって感じです。また空を入れた写真をアップした際にご確認いただければと思います。ボケ味です。この写真でいうと下側はピントが大きくはずれている訳ではないのでそれほどわかりませんが、上部で確認すると周辺だけにちょっとグルグル系がでています。まぁ気になる範囲じゃないです。念のため部分アップも貼り付けておきます。それではゾナーのキレキレ写真をもう1枚貼り付けておきます。ところで、近づけないジレンマを解消する方法なんですが、2.8Fなど標準レンズ系には「ローライナー」というクローズアップレンズがあります。これってテレローライに使えるのかしら。やってみます。なんとなくテレローライには専用のものがあったような気がするんですがねぇー。どなたかご存じでしょうか?「紫一点」Tele Rolleiflex Carl Zeiss Sonnar 135mm F4FUJIFILM Velvia 100FCopyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!
2006.08.12
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えー、例のピンホールカメラで撮影してみました。娘が先にトライし(親未同行)、その現像が上がってきたのですが、正直ブレブレ。中にはおおぉぉ?ってのがあったのが救いかと思う仕上がり。ニョーボからは「娘のピンホール写真をネタに使えば?」と言われていましたが、ざっと見たときには、正直みなさまにお見せするのはどんなもんかなーと思いました。娘よ。すまん。。。>ニョーボが撮影に付いていってあげればよかったという罠彼女の失敗の大半は、ブレと露出不足。彼女の頭の中には講義しか入っていません。したがって撮影作業手順として、1.地面に置く2.「1万分の1秒」とゆっくり言いながら露出です。そりゃ屋外なら良いでしょうが、屋内をその勢いで露出してもアンダーの山を作るだけです。それから自分でやってみても感じたことですが、シャッターとなっている部分がベロクロテープです。これを外すのが結構やっかい。バリバリッてやると当然カメラが動きます。ちょっとしたコツが必要のようです。とゆーことで、娘の作品です。これは8枚撮影の内1枚だけよかったという写真です。なかなか大胆で面白いピンホール写真かと思います。(親バカ)「花」Hand-Made Pinhole CameraFUJIFILM NS160Copyright (C) 2006 GINJI's Daughter, All Rights Reserved.どーでしょうか?フレーミング目測、つか、あてずっぽでよくここまで大胆な構図が取れたというか。微妙にぶれていますが、妙に丁度良い感じでもあります。>親バカ全開では、チチの場合。「草」Hand-Made Pinhole CameraFUJIFILM Velvia 100FCopyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.一応こんなかなーと10秒ぐらい考えて撮影しました。ただし、激暑だったので、思考能力はわずかのみで、ぶっちゃけロケしてポンと置いて撮影したって感じなんですが(苦笑)。しかも初ピンホールで露出のクセを掴んでいないのに、ポジを詰め込んだ大胆な人です。一応それなりに考えたポイント。1.ピンホールカメラの特徴として中央部分に露出を合わせると周辺光量は激落ちするので、中央向けでやや明るめの露出をする2.中央に明るいスポットができるだろうから、アクセントを持ってきて、完全日の丸を目指す3.どうせ周辺光量が落ちるんだから、影とか枝を四方に入れて遠近感の誇張も増長させるってなところです。一応電線も入れました(笑)。いかがでしたか?「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!
2006.08.11
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えー、暑いです。暑いのは嫌いです。夕立でも降ってくれればすーっと気温が下がるのに、太陽さんはサンサンと輝いてがんばってくれています。こんな時昔の人は「打ち水」という技を使っていました。水を撒くことによって熱を奪い涼しくするという技です。でも最近はそーゆー風景も見なくなりました。見るのはお料理屋さんの店の前ぐらいかな(笑)。たまに地面が濡れている場所があるとすれば、エアコンの水が落ちたためにできたシミぐらいでしょうか。街中とはコンクリートやアスファルトに囲まれていますから、水っぽさがありません。鹿威しじゃありませんが、そんな「ピチャッ」って音を聞いたとしても、一瞬にして反応して見ちゃいます。あー。のどが渇いたよー。ビールが飲みたいなー。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!「雫」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.10
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えー、各方面にウィルス波紋を投げかけそうな状態のテレ・ローライフレックスについてでございます。( ̄ー ̄)ニヤリまだお見せできるような撮影画像がないので、外観から行ってみたいと思いまする。比較対象は、ローライフレックス2.8Fとなぜかハッセルブラッド500CにSマクロプラナー120mmF5.6を選んでみました。理由は・・・え(以下自主規制)三者正面からの図。こうしてみるとテレ・ローライフレックスの鏡筒の長さがわかりにくいので、2.8Fと同じように見えます。あ、テレ・ローライフレックスは真ん中です。フィルター径のバヨネットも3型と同じです。したがって各種アクセサリーを共有できます。まぁ当たり前ですが、ハッセルブラッドの方が正方形って感じが強まっています。横から見た眺めです。テレ・ローライフレックスの鏡筒が長いことがわかると思います。しかも重いです。普通に置いても前のめりになっちゃいます。何しろガラスの塊が2つも入っていますから。このショットからはわかりにくいですが、底の裏蓋を開ける金具ですが、2.8Fよりもかなり大きいものがついています。そーでなくちゃあの前のめりのままコロンっといっちゃいます。足りないぐらいですが(笑)テレ・ローライフレックスと500Cの眺め。今回は長いSマクロプラナーを取り付けているので500Cは長めに見えますが、80mmプラナーであれば、3cm程度長いだけだと思われます。このショットで見るとテレ・ローライフレックスが前のめりになっているのがわかると思います。ちなみに重さですが、この両者共にほぼ同じ重さです。ずっしりしすぎぐらい重いです。多分長時間片手で支えていると、しびれてしまうかもしれません。さぁ、撮影だ!重さに手がしびれて、映像には大脳新皮質がしびれることでしょう。( ̄ー ̄)ニヤリ「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!「小道」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.09
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えー、純真無垢な学生に過激な情報をこれでもかと与えまくることにより、多くの写真ウィルス感染者を生み出してきた我が母校。写真芸術という学問を研究する機関が実は感染源だったとは、今考えると結構恐ろしいものがあります。何しろ大学1回生最初の写真の授業で講師は開口一番「写真の知識が無くても大丈夫。そして知識のある諸君は全て忘れて取り組むように」と言い放ち、次から次へと素晴らしい写真家の作品を紹介しつつ、技法についても触れます。高校生までの段階では一眼レフ程度だったのに、いきなりアンセル・アダムスの8×10インチフィルムから引伸したオリジナルプリントなんかを見せつけられた日にゃ、そのクオリティの高さに、「35mmじゃクオリティが高い写真は撮れない。少なくとも中判、いや大判じゃないとだめだ菌」がいつの間にか発生し、自分たちのセンスは棚に上げてまずは機材へ走る学生が多かったです。ええ、僕もその1人ですが、なにか?元々多感な人なので、風景写真好きとして4×5や8×10という方向へも走りましたが、以前ブログにも上げた通り、広告写真家にも感心を示し、んー、広告写真家の機材にも感心を示し、リチャード・アベドンやアービング・ペンがローライフレックスを使っていたといえば欲しく使いたくなり、ロバート・メープルソーブがハッセルブラッドを使っていたといえば欲しく使いたくなるってもんです。もちろん、アンリ・カルティェ=ブレッソン、セバスチャン・サルガド、エリオット・アーウィットなどにみられる「ライカ使い」も好きでしたが、フィルムフォーマット絶対主義だったことと、ライカに対する「なにか」があって、このウィルスに感染しなかったことは、これも以前話をした通りです。何をいまさら書いているのかというと、このところレンジファインダーにしても一眼レフにしても大口径レンズを取り付けた135フォーマットを中心に撮影していました。あるいは、EOS 5Dでちょこちょこと。でもせっかく夏なので再度中判を使ってみようっかなー、とうずうずしてきたって奴です。(意味不明)ハッセルブラッドを持ち歩くのはアレなので、ここはやはり携帯性とデザインと機能が凝縮したローライフレックスを再び登場させようという気がむくむくと持ち上がってきました。つーことで、防湿庫の奥からごそごそっと引き出してきました。そうそう。ローライフレックスね。この風景がなかなかカッコイイ。レンズはもちろんカール・ツァイス。んんん?なんじゃこりゃぁぁぁぁ!「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!「クロームポールは蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.08
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えー、昨日はキヤノンの中判ネタなんてぇのをお送りしました。そーゆーことをすると何かが起こる。いや、起こっちゃいました(泣)。未だにサブデジタル一眼レフとして使っていたキヤノンEOS D60が壊れました(T_T)いろいろといぢってみましたが、復旧せず。。。銀座送りとなりました。症状は、スピードライトを取り付けて撮影すると、発光するものの、光を拾ってくれないという状態。両目を開けて見ていると、光ってはいるんですよ、580EXクンは。でも画像には光が当たっていないモノしか撮れません。くぅーん。Macもこんな傾向があって、「新製品欲しいなー」とか思ったり、いや、Macの前で口に出したりすると、今の今までどこも悪くないのに突然起動しなくなったりしてくれます。ホント、泣けてくる。幸い5Dは元気だったので、事なきを得ましたが、ちょっと痛い。多分直ると思うけど、いい加減古いしなー・・・これで堂々と新しい機種探しができるってもんだあれ?俺なんか間違った方向へ向かっていないか?うーむ。( ̄∇ ̄;)追伸先ほど得た確かな筋の情報によると、近々発表されるキヤノンの新機種は・・・「3D」という名称ではなさそうだ。これ以上は、ちょっと・・・(謎)「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。みなさまからクリックいただくと、とっても励みになります!「放置自転車は蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.
2006.08.07
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えー、昨日は地元のお祭りでした。記録&来年用広告ということで撮影していましたが、投光器があるとはいえ、暗い中で激しく踊る人を撮影するのって、ホント難しいと思いました。何度もやっているのですが。そんな中キラリと光るカメラを持ったおじちゃんを発見しました。おじちゃん、んー、おじいちゃんですね。彼の手中にあったものはなんと、ライカMPエルメスエディション!そこにライカのストロボを付けていました。あのクローム軍艦部と茶色の革は間違いありません。声をかけて「ください。それ!」と言いそうになる衝動を抑えて、彼の前を通り過ぎながら撮影していました。さて、非常に興味深いそしてホントかよっ、って投稿を発見したので、リンクしちゃいます。英文の投稿ですよ。Salazar Anjaと名乗るグリーンランドの写真家による投稿です。なんと彼は、キヤノンの48x36mmのCMOSを搭載した2200万画素一眼レフのテストをした、とぶっちゃけています。ホントかよっ!内容(適当訳)としては、以下の感じ。 ●EOS-1Ds Mark III のβ機のテストをおよそ1ヶ月前に行った ●2200万画素だと12bitカラーでISO3200という設定 ●1200万画素ならば8bitカラーでISO4800の切り替えができる。ノイズは5DのISO1600と同等クラス ●さらにオプションとして、ISO6400まで感度を上げられる。ただしカラーのテストは出来なかった。白黒のみ行えた ●この感度幅を生かした「感度優先モード」がある ●新型DIGICではリアルタイム色調強調機能に3つのプリセット設定が提供されている。新デジックエンジンは、3%ほど色調が良くなった。自分がテストしたソニーαより良かった ●135フルサイズより2倍の面積を持つCMOSであるため、新設計の「EF-Ls」レンズが登場する(およそ2年以内)。あるいは「EF-Ds」と言うかもしれない ●発表は本年8月22日 ●発売は本年11月21日 ●価格は9999ドル(約115万円)だそうです。キヤノンから「発表の19日前になったらしゃべっちゃっていいよん」だから昨日掲示板にあげちゃったよー。らしい。ついでにマミヤZDの新しくなった2200万画素のダルサCCDテストもしたと言っています。彼の発言の下にはずらずらーっと発言がぶら下がっていますが、全部読むのはしんどいので、お任せします。どう思います?信憑性ないよなーと(笑)といいながら、アメリカのカメラウエストというカメラ屋さんでは、「この秋発売のCanon 1Ds 2200万画素とライカM8デジタルの予約を受け付けるよーん」と、同じく昨日始めちゃったようです。むむむ。まぢっすか?確かにワクワクする内容ですが、はたして嘘か誠か。リーク情報求む(笑)追伸キヤノンユーザー系サイト的には、「EOS 3D」なる機種が話題性高いみたいですね。目を引いたのは、「EF 40mm F1.2L USM」みたいなAPSサイズセンサー向けレンズを同時発表という話もあるみたいです。んー。そのレンズ、すっごい気になるわぁ。追伸その2たろむさんに翻訳の間違いを教えてもらいました。ありがとうございます!「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「屋外電気配線にはリーク防止のためアースを付けましょう」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.06
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えー、あるとき電話がなりました。とあるギャラリーへ出向中のSさんからでした。彼はお堅い職場の人間ですが、写真もきっちりやっているすちゃらか二面性を持ったビジネスマンです。「ギャラリーの夏休み企画があるんだけど、参加してもらえない?」んー。人集めですか?「いやいや、君んとこの娘さんに出て欲しいのよ」はぁ?「FAX送るからさー。ちょっと前向きに検討してよ」という強引なお誘いを受けました。自宅へ届いたFAXを見てニョーボが一言。ニョーボ:「ええぇぇ?参加費5000円で昼食代別ぅぅ?高すぎじゃんか!(怒)そりゃ集まらないって」と怒声を上げましたが、まぁまぁと財布から5000円を出して、これもつきあいだと思ってさ、となだめて、Sさんが企画した「夏休み 子供自由研究」イベントへ送り出しました。え?何をやったのかって?それは・・・ピンホールカメラを作って写真を撮ろう!ってやつでした。僕は1人でおもしろそーじゃんと思いつつ、確かに5000円は高い気がするなーとは思っていました。ところが・・・イベントには、東京からとある大学の(写真系ではなかったはず)教授が来て、ナビゲーターをしてくれたようです。まぁ、ピンホールカメラを作るといっても、最終的に娘がやったことは針穴を開けてカメラに取り付けただけですが。とここまで聞くと、確かになんだかなーって感じがするかもしれません。しかしちょっと興奮したニョーボからイベント途中でメールが着信。ニョーボ:「ダンナ!このピンホールカメラはめちゃめちゃスゴイよ。これで5000円なら安いわよ!」あらあら。FAXを受け取った時と180度違うご意見を仰る。続きのメールを見ましょう。ニョーボ:「結局ピンホールカメラといっても教授のお手製なんだけどさ、これがまたすっごい良くできているのよ。あたし感心しまくりよ。ピンホールカメラの仕組みとかもわかりやすいしさー(興奮)」イベントは、ピンホールカメラの仕組みを説明して、ピンホールを作って、白黒フィルムを詰めて、近所で撮影して、ごはんを食べている間に現像して、コンタクトを作って、再度仕組みを説明するという手順でした。引伸ばしまでは時間内にできないので、現在フィルムごとプリントのために教授がお持ち帰りという状態。あー。こんな説明じゃカメラのすごさがわからないですねー。おまっとさんでした。映像をどぞ。既に娘が白木にマーカーで彩色しちゃいました(汗)。真ん中の黒い所に針穴があります。教授のオリジナル設計であり、制作であります。使うフィルムはブローニー。この日はT-MAX100が一本支給されました。わかりますか?この黒いノブはフィルム巻き取りのノブなんです。横の蝶番は蓋の開閉用です。裏から見たカメラ。丁寧に目安となる露出表示が張ってあります。右下の丸はなんと赤窓です。ブローニー、つまり120フィルムですから、フィルムを送るときに裏紙にある数字を追いかければきちんとコマを進めることができます。上蓋を開けたところ。ボディ左に撮影済みのスプールが残っています。次回フィルムを詰めるときにはこれを右の穴へ移動します。右下にあるのが、シャッター代わりの蓋になります。裏蓋を外したところ。いわゆる6×9サイズです。裏蓋とフレームにはわずかな隙間があって、裏蓋が結構しっかり圧板にもなっています。露光の暗い箱というか、フレーム内というかには迷光対策として、フェルトが貼ってあります。最後。ピンホールのアップ。およそ0.25mmの穴ができているはず。フランジバックが約75mmだそうですから、F値は約F180程度になります。どーですか?芸が細かい作りをしていると思いませんか。今回写真には撮りませんでしたが、三脚取り付け用アダプターも自作してくれていました。自作家具用などのT字金具に、教授自ら1/4インチネジをタップで切ったすぐれものです。確かにこのピンホールカメラとフィルムとコンタクトとプリントならば参加費5000円は安いです。(飲食代別)ニョーボ:「でしょー。あたし5000円もらってもこのカメラ組み立てるのは正直イヤだわ」と言ってましたが、まぁ、本当に凝った作りです。ピンホールカメラの授業として、娘も大喜びでしたし。ニョーボに実家へ行って撮りたいからフィルム頂戴、と既に言われております(笑)。ニョーボ:「でね。参加した子供達も喜んでいたんだけど、どっちかっていうと、一緒に来ていた親の方が感激してはまっちゃっていたみたいよ(笑)。特に奥様が」なるほどねー。カメラに感激してハマル気持ちがよーくわかるでしょ( ̄ー ̄)ニヤリさて、肝心のファーストフォトグラフですが、娘にはいささか問題が合って、シャッター蓋を取るときに手を撮影方向へ動かしてしまい自分の手を写したり、シャッターがベロクロテープなので、外すときにぶれてしまったり、なかなか苦労した跡がコンタクトプリントへ現れていました。銀治的に何とかしてあげたいのは、いただいた三脚プレートを取り付けて、ブレないシャッターシステムを開発して、外付けファインダーを針金などで作ってあげることでしょうか。そのうちそーっと借りて撮ってみようと思います(笑)「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「放置ポストは蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.05
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えー、昨日の「画彩BLOG」は、たまたま調べ物をしようとフジフイルムのサイトへ行ったときに広告フラッシュで知りました。同時にこんなモノを見つけました。「写るんです」ちびっ子カメラマン大募集!!先着100名のちびっ子に、夏売りたい「写るんです・Night & Day Super」を配って夏休みの写真を撮ってもらい、コンテストをする。という企画です。へー。募集は7月21日からやっていて、僕は7月末にこれを見ました。まだ募集中だったようなので、さっくり応募フォームにフィルインして送信。そうしたら、あら滑り込みセーフ。ということで、先日「写るんです・Night & Day Super」と企画案内と返送用封筒が2セット届きました。ええ。娘二人分でございます。娘ズは夏休みですが、とーちゃん働いていますし、かわいそーなことですが家族旅行などの予定が全くないもんで・・・(泣)ニョーボが気を遣ってくれて、3人はニョーボ実家へ行くので、その遊び道具みたいな形ってことで撮ってくれりゃーいいかなーと。プールも花火も夜の街もあるので、撮影には困らないかなー。つーことで、面白い写真を撮ってきてくれるといいなぁー。何しろ娘は別の夏休み子供写真企画に企画者の知り合いから強引に頼まれて行ってきて、非常に面白いモノを作ってきたので、写真に興味を持っています。おおぉっと、その話はまた明日にでも・・・「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「放置ヘルメットは蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.04
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えー、春に朋友エンゾ~さんと、雑誌に載ったエビちゃんの着た服が欲しいって盛り上がるだけ盛り上がってショップへ行ったら服が売り切れちゃって物欲が超冷静になっちゃった女の子のように、あっという間の沈静化つか正直見放したフジフイルムのNATURA BLOGですが、ひっさしぶりにチェックしたら、その盛り上がった春のナチュラクラシカモニターの記事が未だに出ていません。更新もほぼ1ヶ月程無いですし。やる気あんのか?まぁ、企業が自社内で自社製品についてのブログを運営するというのは、僕ら個人がテキトーに取り組むのとは訳が違いすぎますからなかなか難しい面もあると思いますが、大勢モニター募集をしておいてそりゃねーだろ、って感がありすぎます。自分的標準フィルムを期限切れインプレッサ50にシフトしましたが、それでも夕方から夜の撮影が多い銀治は、高感度フィルムってぇことでナチュラ1600を使っています。春からにしてみれば4~5本かなー。頻度が激減ってこの数ですから、本気でナチュラに取り組んでいたらゼロいっこ違うかもしれなかったです。(誇大広告)そんなブログの使い方を誤認識中のフジフイルムが第二の自社商品ブログをやっていました。その名も「画彩BLOG」。どーん。僕は新発売当初1度買ったことがありますが、あまりに色乗りとかインクジェットペーパーとしてダメで、それ以降購入選択視野に入っていないです。まぁ、出始めの頃は完全OEM生産だったはずなので今とは違うのかも知れませんが。と言う記事をアップしようとネタ帳に書いておいて、今日「画彩BLOG」をチェックしたら、なんと既にフィナーレを迎えていました。なんじゃそれ。ちなみに2ヶ月の間にアップした記事が21回でした。それじゃー単なる製品紹介だし、普通にページ重ねればいいじゃん(笑)。ってゆーか、今日のエントリーはイケてないブログ作りのうまい宣伝広告がうまいフジフイルムが、ほっとんど宣伝をしない状態でとあるターゲットを100名集めました。実はそれに運良く乗っかることができたのですが。。。続きは明日ということで。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ「放置バイクは蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.03
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えー、ということでCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2画像でいってみます。なかのさんからのリクエストもあるので、たっぷりボケの画像をアップしてみます。さて、このレンズの最も残念なところが、近距離60cmまでしか撮影できないことです。せめて通常標準レンズなみに50cmは行って欲しかった。ちなみにヘキサノンAR57mmF1.2は45cmまで、キヤノンFL58mmF1.2は60cmまで、プラナー50mmF1.4は40cmまで撮影可能です。うーん。どーなんでしょう。きっとツァイスのレンズ設計者の考えるところで、「60cm以下にするとレンズ構成、フォーカスの動きがもっと複雑になって予算内に収まらない」なのか「レンズ性能は60cmまでしか保てないから設計したくない」なのかわかりませんが、きっと後者なんだろーな。それでは画像です。「残骸」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.確かピントを合わせたのはその至近距離60cmだったと思います。この手の構図にすると、多かれ少なかれ大抵のレンズはグルグルボケが発生します。もちろんプラナー55mmにしても発生していないとは言えませんが、動きが少なくて優しい感じがします。ぼけている金網にしてもかたよった線ではなくブワワッと広がっている線となってボケていて、人間の眼に近いような気がします。地面の緑もボケているのにしっかりとした色が付いています。次も同じく最短距離撮影で奥行きがある写真でーす。「続く小道」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.これもボケが見たくて意識して構図を考えました。先に言い訳をすると、ちょっとオーバー露出になってしまいました。インプレッサ50であんまりやっちゃいけない露出オーバー(笑)。と言っても、曇り空とはいえ夏にISO50を使ってもマックススピードが1/2000secってボディで開放撮影はきついです。ピントを端に持ってきたので、多少球面収差が出ていますが、この手の大口径レンズとしては極めて少ないと思います。周辺光量も豊富ですね。多少落ちていますが、プラナー50mmF1.4ならもっときまくります。フェンスの線も緑の木々も徐々に溶けていき、最後は色の塊みたいです。しかしながら奥にある白い傾いた門が門とわかるボケ方をしています。んー。みなさまはどんな感想でしょうか。「大口径開放戦線」古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.02
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えー、お肌の調子は少年の頃から良くてめったにニキビとかできない体質の銀治です。ところが何年かぶりにニキビができちゃいました。あごのあたりにポツンっと。それを見つけたニョーボが一言。ニョーボ:「あら。想われニキビができちゃったの?(笑)」って、懐かしいネタをふられました。想い、想われ、振り、振られ、ってCM。もちろんその某薬品のお世話になったことは1度もありません。さて、よーく考えたらアレの写真を出していませんでした。えへっ。彼とは、世界最高クラスの性能数値をたたき出す卓越した撮影レンズにして、極めてピントを合わせにくいために当たばれ最高外すと全滅、と誉れ高いあの標準域大口径レンズです。その彼の名は・・・CONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2ボディはお約束、CONTAX RTS2 QUARTZで出動しました。まだまだ感想を述べられるほど撮影回数があるわけではないんですが、あがって来たフィルムを見てうなっちゃうほど彼はやっぱりすごかったです。「プラナー」というレンズ構成の特徴は、色の抜けがよくて色乗りが良くてシャープでありながら柔らかく立体感ある描写が得られるなどなど。そこまで言われちゃうと、伝説なんじゃないのぉ、と勘ぐってしまうところですが、「プラナー」の良さは使って比べてみないとわからないかもしれません。しかし1度でも使ってしまった人は、その豊かな再現性に打ちのめされて、「プラナー」だけじゃなくて、「ディスタゴン」はどうかな、「ゾナー」の抜けは、いやいや「ビオゴン」に勝る広角はなし、ってな具合であれよあれよという間に、魔のツァイススパイラル沼へ落ちて行く傾向があります。そんなこだわりのドイツ人技術者があらゆる能力をつぎ込んでカール・ツァイスレンズの頂点を極めようと「プラナー」誕生100周年を記念して限定発売されたのが、CONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2であります。一説には、京セラとの仕様について協議の際、京セラ側としては、50mmでF1.0を出したかったようですし、カール・ツァイスとしても乗り気があったようですが、設計段階で技術者より「プラナーの特徴でもある開放からきちんと性能を発揮するレンズであれば55mmでF1.2にするべきだ」という頑なドイツ人魂の訴えによって変更となったようです。スゲー見たかったなー。F1.0。いろんな話はおいおいすることにして、今回はインプレッサ50での撮影をしてみました。もちろん開放撮影です。フィルムあがったからちょっと見てみるか、程度の簡単に補正無しでテキトーにフィルムスキャンしただけなんですが、フォトショップでファイルを開いてびっくりぎょうてん。「僕はこの場所に立ってカメラを構えて写真を撮ったよ」という記憶がばっちり出て来てしまう再現性に驚きました。フォトショップで色をいぢくりまわしたってこの雰囲気は作れないでしょう。もっともインプレッサ50の豊かな色再現性もあるのでしょうが、ここまでこくがあって豊かな色情報量は過去感じたことが無いと言えますね。しかもオレンジマスクが付いているネガフィルムですから、単純に色を反転させるだけじゃないのに。微妙に違う葉の緑、隠れた青、色あせた赤、ヘッドライトのクローム、車の黒。つまり、よく言われるフィルムをデジタル変換したときに「記憶色」をだどりながら色を決める、という必要性が全くなかったってことです。眼の前にあった情景を完璧にフィルムへ導き、色はまさにあるべき場所にあるべき柱が立って構成されている超高層ビルのようなカッチリ感があります。うーむ。長くなりそうなのでまた。「大口径開放戦線」いろいろな大口径レンズの写真が集まっている参加型ブログ「放置バイクは蔦とともに」CONTAX RTS2 QUARTZCONTAX Carl Zeiss Planar T* 55mm F1.2Konica IMPRESA50Copyright (C) 2006 GINJI, All Rights Reserved.写真系ブログランキングに参加しています。ご面倒ですがお帰りの際はぜひ↑画像か文章をクリックをお願いします。皆様の一票がとっても励みになります!
2006.08.01
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