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2007.05.08
XML
カテゴリ: カール・ツァイス

えー、せっかく楽天もカテゴリーが増やせるようになったし、かなピンさんの言葉に舞い上がっているので、新たに「カール・ツァイス」を増設しました。しっかし、こーゆーことをやると過去にさかのぼって再カテゴライズしたくなってしまう( ̄▽ ̄;)


ってなわけで、Cゾナー君について語ろうの第1弾です。

「C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM」の発売から10ヶ月ほど経とうとしています。そんな現在、「なんで銀治はコシナ・ツァイスを?しかもゾナーを?」とお思いの方も多いのではないかと推測しちゃいます。そのあたりは追々アップしていこうと思います。

物欲というのは、性能に魅力を感じたり、外観にハートをズキュンとされちゃったりってなことで動くことが多いでしょう。

では、コシナが提供しているカール・ツァイスはどうなのか?

多くのカメラファンの意見を取りまとめると、

1.京セラのコンタックス時代に比べて見劣りするパッケージデザイン
2.新設計と新硝材による消えたツァイスらしいこってり感
3.色調が青系
4.持つ喜びは薄い
5.コストパフォーマンスは良いようだ

あたりを多く見かけます。良い方向とも取れる意見もありますが、大抵は「なんだかなぁ」的がっかり方向が多いようにも思います。特に鏡筒デザインについては、ダメ出しされることが多いような気がします。

はたしてそうなのか?

雑誌や店で見た感想よりも、手に取っていぢり倒して感想の方が自分らしい意見を言えると考えるので、最初はこの辺から行ってみようと思います。



さてさて、「C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM」はベルテレのゾナー設計を復活させつつ、現代的ツァイス設計とベルテレ当時では果たせなかったT*コーティングを身にまとって作ったレンズとのことです。

んじゃ「C」っなによ?

コシナ・ツァイス的には、他のZMレンズ系列とは別ラインという位置で扱いたいようで、先の通り設計復活蘇り系レンズな名称のようです。>かるーくつっこんでおくと、プラナー50mm F2.0 ZMこそ4群6枚のオリジナルダブルガウスのプラナーだと思う

コシナとしては既に送り出したレンズとして、ノクトン・クラッシック40mm F1.4だとかヘリアー・クラッシック50mm F2.0と同じような気持ちがあるようで、クラッシックの「C」。往年のコンタックスというレンジファインダーで広く使われたということと、コシナが使いたいと願っても使えないという名称であるコンタックスの「C」。そして最後に他のレンズと比べてゾナーというレンズがコンパクトに作ることができるという意味で、コンパクトの「C」。以上の3点が交錯しているように発表しているようです。>1部銀治的脚色あり

銀治がこの「C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM」を使ってみたかったひとつの理由として、実は「コンパクト」ってことがあります。愛して止まないヘキサノン50ミリF1.2にしても、キヤノン50ミリF0.95にしても、標準レンズというジャンルにしては、そりゃ大口径なのでかなり造作が大きいです。レンジファインダーのひとつの楽しみ方として、「小さくまとまったパッケージング」があると思います。しかしながら大口径レンズとサイズとは、相反するベクトルを持っているのがほとんどです。

ならば、「コンパクト」設計だとツァイスが豪語するならば、 ゾナーという大口径標準レンズをレンジファインダーで使ってみよう 、という思考へ動いたというわけです。

つーことで、前置きが相変わらず長くなりましたが、コンパクトって「C」を強調しているぐらいなので、ぜひともゾナー君を付けたかったというボディがあります。そうです。コンパクトなボディといえば、ライツ・ミノルタCLです。




最初の組み合わせはライカMPで使用




うひー(喜)。CLに取り付けてもなかなか凛々しいお姿なゾナー



まさかの落とし穴が・・・

そう。かっちょええスリットタイプの専用フードなんですが、距離計窓が短いCLではなんと、3メートル以下にレンズを繰り出すとケラレてしまうのですよ( ̄□ ̄;)ガーン





写真だと撮り位置の関係で距離計の窓が見えますが、正直光軸上にフードが入っちゃいます。これは予想外にトホホッ、じゃん(泣)

コンパクトってぐらいだから、Mロッコール40ミリF2.0よりちょっと位大きい程度かと思ったら、結構なサイズでしたわ。

ま、フード無しでCLに装着する分には、全く問題が無いってことがわかったので、CLで使うためには↓このようなフード無し仕様になることが決定!





でもねぇ、いくらフレアやゴーストを押さえるパワーを持ち合わせるT*コーティングとはいえ、フレアやゴーストが出やすいという設計のゾナーにフード無しってどーなんでしょうね。現在、撮影しながら検証中です。


ということで、総括。


他の大口径標準レンズと比べたら多少コンパクトである程度の「C」である


以上です。





「春雨・菜の花・廃材」


C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM
Leica MP LHSA Edition Grey Hammertone Finish
FUJIFILM Velvia
Copyright (C) 2007 GINJI, All Rights Reserved.

↑確かに柔らかさの中にもコントラストがしっかりしています


「大口径開放戦線」
古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ(引越中)


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Last updated  2007.05.08 23:07:54
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