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2011年07月13日

浜田省吾コンサートレポート

カテゴリ：カテゴリ未分類

まだ熱が冷めない感じです。いいコンサートでした。胸が熱くなるような、しわしわの心の襞にしみ込むような、一人で泣きたいような、満たされた時間でありました。
というようなことは。「レポート」で書けば良いんでしょうけど、今日はその場で書いてるんで、スタッフの中に入れてもらいました。
個人的で恐縮ですが、仕事の都合もあって二日間見られずに、今日だけなんですよ。「レポート」はやっぱり二日間見てからじゃないということで、感想を書かせてもらってるという次第です。言い訳がましくてすみません。本当は全会場の「レポート」が書ければと思うのですが、そうもいかないつらさ。これは仕事で会場に来られないとか、仕事を休んで来られているというみなさんと同じかもしれませんね。
ほんとに良いコンサートでしたよ。どんなに会場が変わっても、コンサートの完成度は変わらない。こんなに厳しい時代ですから、どうやりくりしても今日しか来られないという方も多いでしょう。そういう方にも一生忘れないようなコンサートをやるというプロ意識。それでいて、何度も見に来られてる方は、「え、ここも変わった」と気づかせてくれる進化形でもあるわけです。
会場の作用というのもあるんでしょうね。福岡マリンメッセは、アリーナらしいと言いますか、左右に広い。客席の反応が、”降ってくる”という感じじゃないんです。”湧いてくる”というんでしょうか。広い範囲で満たされてゆくんですね。そして、音がロックっぽい。アリーナの床に響くように伝わってくる。そう、ロックコンサートだったんですよ。大人のロック、と言って、妙に取り澄ましたり、気取ったりというのとは全く逆です。屈託なくて本気。ガチンコで自分らしさを発揮していて、和気あいあい。このバンドはほんとにかっこいですよ。それも日々進化形ですね。幸運にも何度もご覧になれる方はそういうところも楽しんで頂けるとと思います。
そう、音楽業界の人達、ミュージシャンに見てほしいと改めて思いました。これだけのビッグミュージシャンが心底音楽を楽しんでいる姿、コンサートの持つテーマや懐の深さ。照明や映像の完成度。音楽でここまで表現できる、ここまで人の心を豊かにすることが出来る。全ての音楽人必見、と書いてしまおう。
力入ってるでしょ、これからビールも入るんですけど（笑）。良いコンサートを見た後はビールを飲んで語りたくなる、これもみなさんと同じです。神戸のコンサートのレポートに「子供の笑顔は大人を安心させる」と書きました。でも、逆もあるんだと思うんですよ。「大人の笑顔は子供を安心させる」。今日、会場にいたお子さんは、お父さんたちの笑顔にそう思ったんじゃないでしょうか。子供は大人の笑顔が心底生まれているものかどうか、見抜きますからね。心から笑える、心から歌いたくなる、心から叫びたくなる、そんなコンサートでした。心からビールを飲みたくなる、ような、ね（笑）。

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