玲子24～指～
そう言って、慎司はアタシに添い寝するように身体を横たえると、
アタシの頭を片手で抱いて自分の顔の方へ向け、優しくキスをした。
もう片方の手を、アタシの下腹部へ持っていく。
「玲子の気持ちいいところ、どこだったかな？」
アタシの顔を見ながら問いかける。そして指を茂みに滑り込ませた。
「ここかな？」指でアタシの蜜をすくって、そのまま敏感な蕾に塗りこむように指を動かす。
円を描くようにゆっくりと・・・
「ああ、あん、ん～」
アタシはぴくぴくと内腿を震わせて、感じる。
「玲子の顔、見せてよ・・・どう？気持ちいい？」アタシの顔のすぐ近くに慎司の顔がある。
アタシの表情を愉しむつもりらしい。
「は、ん、、、気持ちいい・・・」アタシの言葉を聴いて、慎司は満足そうに微笑んでキスした。
「自分で触ってみろよ。こんなに濡れてるよ。クリトリスも、こんなに膨らんでる」
慎司はアタシの手を掴んで、蜜がとろとろに溶け出している部分にアタシの指を導く。
「や、やだ・・・いや・・」アタシは言葉では力なく抵抗してみるものの、
指は慎司の動きに任せてしまう。スリットをゆっくりと縦になぞるように撫でてゆく。
「はぁ・・・ん・・・」
「な？すごく濡れちゃってるの、わかるだろ？」そう言ってまた、アタシの指を持って、動かす。
「自分でやってみる？できる？」
「そんな・・・できな・・・い・・・」
「できるよ。自分の気持ちいいように動かしてみろよ。ほら・・・」
一人になったアタシの指は、ゆっくりと臆病な動きで、アタシ自身のスリットをなぞる。
「クリトリスも、触ってみて」慎司が指示する。
恐る恐る、指の腹で撫でる。「んん～・・・」アタシが声を洩らすと
「すっごくいい顔してるよ。自分で触ってるんだよ。どう？」慎司はささやいて
アタシの耳を舌で丁寧に愛撫し始める。
「ああ～・・・」耳の愛撫に感じて、アタシは声を出す。
慎司が耳元で命令する。
「今度は指を入れてみて」
アタシは顔を大きく横に振る。
「できない？」慎司が聞く。
「できない・・・」
「どうして？」
「慎司の、指がいいの・・・」アタシがそう言うと、慎司は笑った。
「そう。じゃあ、ちゃんとお願いしろよ、オレに」
「・・・・」アタシが躊躇していると、続ける。
「どこに、どうして欲しいのか、言えよ」
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