祝9万ヒット記念 - 御留守家の三姉妹 | ある偏狭な音楽的映画レビュー

祝9万ヒット記念 - 御留守家の三姉妹

肝試しですねえ～の巻

(長女) 御留守奈乃『チチチチチチチ･･･チョットおおおっつ!!! 佳奈っつ!!! 佳～奈っつ!!
起きてっつ!!! 起きてよおおっつ!!!』

(次女) 御留守佳奈『･･･う、ううんん･･･え？ウフフ･･･もうお姉さんたらなあにｗ･･･
バカリャウは食べ物でしょっｗ･･･ zzzz』

奈乃『何ポルトガル料理の夢見て寝ぼけてるのよっつ!!!
だからっつほらあっつ早くっつ起きなさいってばっつ!!!』

佳奈『･･･？え、うっつ眩しいっつ
何？んんん～～なあに懐中電灯なんて付けてどうしたのお姉さん･･･(半眠)』

奈乃『･･･停電してるのよ

まあ、アンタの天然ブリは眠っている時ですらもれなく行われるみたいだけれど
イベリコ豚と言いバカリャウと言い

アンタの頭も結局は佳代と同じ作りだという事が良く分かったわ
さすがは姉妹だわ･･･

アンタが美味しいモノをドンドン作って
それを佳代が馬鹿みたいにガツガツ貪るという

脅威の依存関係によって

限りある資源が際限なく消滅する負の連鎖が
我が家で日々繰り返されていると思うと

我が妹達ながら、空恐ろしいものを感じずにはいられないわ』

佳奈『･･･ふ、負の連鎖とか、空恐ろしいとか･･･起きがけに懐中電灯を向けて
ヒドイわお姉さんっつ(半泣)

私は佳代ちゃんやお姉さんが美味しそうにご飯を食べてくれるのが嬉しくて
いつも腕によりをかけてお料理を作っているだけなのに･･･』

奈乃『 待て待て待て待て待てっつ!!! 、泣く前にアタシの話を聞きなさいよっつ!!!
いいっつ？分かった？　ん～～良しっつ･･･

ああ、だから･･･ソノ、アノ、ホラ･･･アレよ、

ひょおおおおおおお～～～～～～～～～っつ　て
ふわああああああああああああああっつっっ　て

いう感じのヤツの話よモニョモニョ･･･

･･･もうっつ分かるでしょう!!!
そんな事アタシの口から言わせないでよ～～～っつ!!! (恥)』

(三女) 佳代『何だ何だ何だ～～～暗闇で目が覚めてドタバタするから来てみれば

停電の真っ暗闇の中でナー姉は夜中にカー姉叩き起こして
懐中電灯が灯る中ストレス解消に大声出して 下ネタ披露の女子会 かあ？

全くｗ困った性癖を持つ姉を持つと妹は苦労するよなｗ
まあココはアタシも一緒に聴いてやるから

イイから言ってみ？』

奈乃『誰が困った性癖を持つ姉よっつ!!!
アンタみたいなねえっつ、喰い物であれば考えるより先に

何でもクチに入れる習性 を持った
胃袋に脳が直結 した様な子が

よくもヒトの性癖に付いて語れたものねっつ!!!

･･･全く　どこでそんな言い回しを覚えてくるのかしらこの子は

! アンタ又 クソ虫 の所で何か下らない映画でも観て来たんじゃないでしょうね
もうアイツの所には行くなってこの前も言ったばかりでしょうっつ!!!』

佳代『何でもかんでも ボーボー のセイにするなっつ!!!

ナー姐こそっついい大人のクセして夜中に家中叩き起こして大騒ぎしてっつ
何のつもりだよっつ!!! 睡眠妨害だぞっつ!!!』

佳奈『佳代ちゃんたらまた Voyager さんの事そんな風に呼んでｗ
ねえお姉さん、本当にそんなに慌てて一体何があったの？

こんな夜更けに停電しているし、チャンとお話してくれなきゃ分からないわ』

奈乃『だからそれはっつ･･･アレが･･･　アレよ　そのモニョモニョ･･･ (恥)』

佳代『 モニョモニョ言わないっつ!!! 』

奈乃『 ゆ幽霊よっつ!!!　･･･幽霊を見たのよっつ!!! 』

佳奈『････ああ　ぁ　あ　ぁ･･･それは、大変･･･よネｗ』

佳代『 ユーレイ？ ･･･まあ、イイんじゃないの秋っぽくてｗ
じゃあもう夜も遅いし停電だしソノ話は明日にして早く寝よ寝よ･･･』

奈乃『チョット待ちなさいよっつ!!! 何なのアンタ達は揃いも揃って
今回のテーマとなる話に対しソノ 興味 Noting な反応はっつ!!!

ネズミやゴキブリが出たって言っているんじゃないのっつ
幽霊が出たって言っているのよっつ幽霊ってっつ!!!

どーゆー神経をしていたらそんな･･･

じゃあ、ゴキブリホイホイをホイホイ置いときましょう的な

ホイ三兄弟ミスターBoo の滑った笑いを
広川太一郎 の気の利いた吹き替えで 一つ一つ拾って行く

配給の労苦 も知らずに

毎回スパムの様に送られて来る家電のメルマガを目も通さず削除し
冷徹にスルー する主婦層と同じ態度を取る

無下な視聴層 の様な行為を
よくも実の姉に向けられたものねっつ!!!』

佳代『まあまあ、だから明日ゆっくり話を聴くからさ～
今度はナー姐が何を見間違えたかみんなで考えようってそういう話さｗ』

奈乃『見間違えってなによっつ!!! 今度はって、失礼ねっつ!!!

大体アンタは何でアタシの 勘違い前提 で話をしているのよ
アンタは又アタシの早とちりが始まったと思っているのだろうけれど

移動するスマホのともし火だろうと
移送するスマートなトドの位置だろうと

アタシの眼が一律幽霊に誤認識する節穴だと思ったら大間違いよっつ!!!』

佳代『 スマートなトド ならチョット観たい気もするケドｗ
ナー姐の言うユーレイって何？

マントを羽織ったメガネっ子がウラミを晴らして百倍返しする　とか？
笑ったクチが顔の半分以上はあるセールスマンが願いを叶えて対価を支払わせる　とか？

そういう話？』

奈乃『･･･クソ虫の所で今度は何観て来たのアンタは
ソレは名前にⒶが付くヒトの漫画で、そもそもどっちも幽霊じゃないでしょうっつ

そうやって頻繁にクソ虫の所に通っては駄菓子をいやしく貪り食って

大量の駄菓子の消化に身体の全能力を使い
慢性消化過剰になっているから、

脳に行く必要な栄養が胃袋で消滅して

クソ虫が発する　毎日が日付変更線の
あさって人間ウィルス

に　侵されても

脳があさってな指令を出している事に

全く気付かないでいるのよっつ!!! 』

佳代『「あさってウィルス」にかかっているのは、いつも早とちりするナー姐の方じゃないのか？ｗ』

奈乃『子供が利いた風な口をきくんじゃないわよ』

佳代『子供って言うなあああ～～～～っつ!!!』

佳奈『お姉さんたら･･･佳代ちゃんもちょっと待ってっつ
･･･それでお姉さん、それはどんな幽霊でどこで見たのか話してくれる？』

奈乃『そうよっつ、まずはアタシの話を聞きなさいよっつ
いいっつ？･･･あああ、

それは　アタシがトイレに起きた時の事よ･･･

停電で真っ暗だったから　手探りで１階へ下りて、懐中電灯を探していると

何か台所で人の気配がしたのよ･･･

アンタか佳代かと思って台所へ向かうと
廊下の壁に

痩せて髪の長い胸の大きな女の影 が　　ふわっ　て・・・

動くのが見えたのよ･･･

アタシは確かめる為に近づいてみたのだけれど
背後に言い様のない違和感を感じたので　なんだろう　って、振り返って見たのよ

するとそこには･･･

恐怖に歪んだ女の顔が
浮かんでいた

のよおっつ!!!!(怯) 』

佳奈『･･･それ本当なの？お姉さん･･･(半信半疑)
お台所の入り口の廊下で人の影って何だろう･･･

! あ 　ちょっと待ってよ、･･･お台所ってヒョットしてお手洗いとか言いながら
又 摘み食い をしにお台所に行こうとして

自分の影を見間違えた って事じゃないのっつ!!？

夜中の間食が一番太る元なんだから
止めてってこの前話したばかりなのにっつ』

奈乃『･･･私は間食はしていませんし太ってもいません』

佳奈『嘘嘘っつ!!! この前だって健康食と称して
あま～～いコーンフレークを知らない内に買って置いて

夜中に冷蔵庫から牛乳を持ち出して
バリバリ食べていたじゃないのっつ!!!』

奈乃『･･･あれは健康の一環のつもりで買ったシリアルが
まさか砂糖入りだったとは知らなかったって事で･･･話が付いたでしょうっつ

それに今は幽霊の話をしているのよっつ!!!

アタシが間食してブクブク太ろうと冷や汗かいて10kgは痩せたのだから
これで

世の摂理のバランス 　は 均等に保たれた

って事で良いでしょうっつ、これで納得しなさいよっつ
だからっつもっと幽霊の話に集中しなさいよっつ!!!』

佳代『･･･ふ～ん、まあ、アタシはユーレイ見た事ないし
ナー姐が均等かどうかなんとも言えないけれど

廊下で見た影という話なら、まあウチには一人しか居ないわな、そんな･･･

馬鹿みたいに胸の大きな
おにゅにゃ･･･んな

にょニョニョニョニョニョニョッツ!!!』

奈乃『アンタが毎回アタシの下着を見て「アタシの服一着分の布だあ～～～ＷＷＷ」
とか言いながら爆笑するのはまだ良いわ･･･

馬鹿みたいとは何よっつバカみたいとはっつ!!!
ヒトをバカ呼ばわりするんじゃないわよっつバカな子ねっつ!!!』

佳代『ニョニョニョ～ッツ (※やめろーっつ)
にょにょっつニュウニュイニョネ～ッツ (※このDVお姐ーっつ)』

佳奈『お姉さんたらっつ佳代ちゃんの唇が充血しちゃうから
そんな風に摘むのは止めてっつ

････それで、お姉さんは････普通、自分の影かもって思う所をそんなに
････自分のものじゃないって････キッパリと言い切っているのはどうしてなの?』

奈乃『えっつ? ･･･ああ、それはだって
その女のシルエットが明らかにアタシよりも痩せて見えたからよ

それで･･･』

佳奈『やっぱり太ったのね～～～っつ!!!
影が痩せて見えた･･･なーんて強調して

お姉さん間食して太った事
ごまかそうとしているのねっつ!!! 』

奈乃『アンタもかっつ!!! アンタ達は揃いも揃っていい加減にしなさいよっつ!!!
あああ、･･･とにかく台所に何か居るのよっつ!!!

ユウレイでもネコでもネズミでもガンダムでも壇蜜でも何でも良いけれど
ソレをほっといていいのっつ!!!？』

佳代『よし分かったっつ!!! ナー姐がそれほどまでに言うのなら
ソノ、ユーレイとやらを拝みに行ってみようぜっつ

ホラっつナー姐っつ何してんのっつホラっつ早く立ってっつ早くっつ』

奈乃『･･･ええ？･･･ああ、わ分かってるわよっつ、だから今立とうとして足をこうやって･･･』

ガチャアアアアアン･････(※1階から物音)

奈乃『 ひっついいいいいいいっつ!!! 』(足がガクガクと崩れる)

佳奈『あっつ本当にお台所から物音がしたわね、何かしら』

ガチャ･･･ガチャガチャああ･･･

奈乃『ほらほらほらほらあああっつ!!!
やっぱり居る居る何か居るうううっつ !!! (怯) 』

佳奈『確かにお台所の音よ、私チョット観て来るネカチッつ(懐中電灯を付ける)』

佳代『あ、カー姉アタシも行く～～～っつｗ』

奈乃『あああああああんた達っつ危ないから止めなさいっつ

勿体無いから旅行も行かない根っからの貧乏性で、犬山からも滅多に出た事無いのに
何でそんな 冒険野郎 なのよおっつ!!!

!チョ ･･･チョット待ちなさいよっつ･･･ああああアタシを置いていくんじゃないわよおおおっつ(怯)』

(暗闇の1階)

佳代『ああああ？何だあ～～～？ネズミかあ？猫でも侵入したのかあ？』

佳奈『まあｗウフフ、･･･ネズミさん～～　ネコさん～～ダメよ～～いたずらしないでネ～ｗ』

奈乃『あああ、アンタは何でこんな時にもバカ丁寧に何でもかんでもさん付けにして･･･っつ

!! !! ひっつひっつひっっいいいいいいいっつ
何何何何何っつ!!!

ななななな何かがアタシの顔をおおおおっつ!!!
顔をおおお!!! (怯)』

佳代『？ｗナー姐･･･ｗ のれんに顔が張り付いた ダケだろ(呆)
全く･･･ はあああああああ～～～ (溜息)』

奈乃『 !! !! ひっつひっつひっ!!!

ななななな生暖かああい風があああああっつ!!!
首筋にいいいいっつ!!! (怯)』

佳代『ナー姐ビビリ過ぎ～～ほら見なよ、何にも無いじゃんパッツ(懐中電灯向ける)』

奈乃『 ひっつ!!! キュ、急に懐中電灯を向けるんじゃないわよっつ
ビックリするじゃないのっつ!!! 心臓が止まるかと思ったわよっつバカな子ねえ!!!

ここここっつこんな伸びきった様なのれんはさささっさと外しときなさいよ佳奈っつ!!!』

佳奈『･･･それは、だって破れたわけでも無いのに勿体無いからってお姉さんが言うから
捨てないでずっと使っているんでしょう』

奈乃『･･･そうだったわね･･･アンタもアンタよ、こんな時にネズミに「さん」付けするなんて
アンタの丁寧さは時々度が過ぎて　ホント全然笑えないわっつ』

佳奈『え？･･･ああ、ウフフ･･･だって猫も鼠も小鳥もお台所に侵入したからって
みんな一生懸命ゴハン探しに来ただけなんだモン

だから「ネズミさん」って、優しく呼んだらイタズラしなくなるかなあってそう思ったのｗ

そんな気がしない？～ｗお姉さん(笑顔)

･･･所で、この停電はいつまで続くのかしら？電気屋さんが夜中に工事でもしているのかなあ
･･･冷蔵庫の生ものとか大丈夫かしら･･･』

佳代『それが何か変なんだよ、ホラ窓の外を見るとチャンと街灯も付いているし
隣の家の灯りも付いているし、

コレって本当に停電なのかあ？　ツカツカツカ』

奈乃『佳代っつ佳～～代っつ、ああああ危ないからそんな･･･

各務原市役所北にある学びの森のメタセコイヤ並木通称「冬ソナストリート」を
韓国から来たという触れ込みのドラマ使用ベンチにも

チェ･ジウもペ･ヨンジュンもまして萩原聖人の気分にも浸らずに見事にスルーして

脇目をふらずに 名物キムチ 売り場にツカツカ歩いて行く様に
ツカツカ台所に入るんじゃないわよっつ!!!(怯)』

佳代『(懐中電灯を照らして) カー姉、これはどうやらネズミやネコの仕業じゃないなあ･･･
ホラ、ここにマグカップとコーヒー出して冷凍の今川焼きをチンしようとした形跡があるぞ』

佳奈『えっ？･･･本当だ、･･･これはネズミさんやネコさんには無理よね
！ ヤッパリお姉さんは夜中に間食しようとしてた のねっつ

ホラあっつコレっつお姉さんのマグカップでしょっつ!!!
ホラあ見て見てっつ!!!

！あ、分かった何で停電したのかっつ

そもそもおかしいと思っていたのよ、どうしてお姉さんが
明かりの付いていない玄関の暗闇 の中で

防災袋を取り出してその LEDライトを持ち出せた のかって

コレってコレって 停電じゃなく てっつ

お姉さんがコーヒーの お湯をポットで沸かしながらレンジでチン
しようとしたから

ブレイカーが飛んだ

って事なんでしょうつ!!!　そういう事なんでしょう!!!　パッツ(懐中電灯を向ける)』

奈乃『チョット眩しいっつ!!! アタシに懐中電灯を向けるんじゃないわよっつ!!!
･･･ええ？玄関が暗闇ですって？･･･そ、そんなの暗闇の中だって手探りで懐中電・・ ・・!!!!

ひっつひっつひっっいいいいいいい
っつ～～～～～～っつ!!!

でたああああああああああああああああ
あああああああああああああああっつ!!!

おおおおおおおおおおおお
女の顔おおおおおおおおっつ!!!!(怯) 』

佳奈『ええっつ？本当なのお姉･･･』

奈乃『ぎゃあああああああああああああああああ
ああああああああっつ!!! 』

佳代『ナー姐それで･･･』

奈乃『ひええええええええええええええええええ
ええええええええええっつ!!! 』

菜乃香『あの･･･奈乃ちゃ』

奈乃『いやあああああああああああああああああ
あああああああああああああっつ!!! 』

佳奈『お姉さんっつしっかりしてっつどこ？どこに幽霊がいるの?』

奈乃『ひいいいいいいいいいいいっつ!!!おおおおおおお

お帰り下さい～～～～～～～っつ!!!
お帰り下さい～～～～～～～っつ!!!
お帰り下さい～～～～っつ!!!(号泣) 』

佳代『ナー姐っつどこっつ？ユーレイどこ居るっつ？
おおおっつ～～～～マジかっつ～～～WWW　ワクワク　ツカツカ』

奈乃『ひいいいいいいいいいいいいっつ!!!
触ってるうっつ!!! むちゃくちゃさわってるうううううっつ!!! 』

佳奈『お姉さんしっかりしてっつそれは のれん よっつ只ののれんなのっつ
ねっつねっつ？ほらあｗのれんでしょ？大丈夫でしょ？』

奈乃『･･･き、消えたあああ･･･幽霊が消えたああああ･･･

居たの、居たのよおおおお
あそこに苦痛に歪んだ表情の女の顔があああ浮かんでいたのよおおっつ(号泣)』

佳奈『大丈夫よお姉さん、私達が付いているわ
ねっつもう居ないでしょ？大丈夫よ』

佳代『･･･どこだあ？ユーレイどこ行った？　キョロキョロ･･･』

ガチャガチャ ･･･

佳代『おおつ!!!そこかあ？台所に行ったかあ？　ツカツカ』

奈乃『きゃああああああああああああああああああああああっつ!!!
何考えてるのおおおおっつ!!! やめなさいいいいいっつ!!!

アンタどこまで冒険野郎なの
よおおおおおおっつ!!!(怯) 』

佳奈『佳代ちゃんたら、何が居るのか分からなのだからコッチいらっしゃいっつ』

佳代『平気平気ｗ、それでさっきのカー姉の話の続きだけれど
ブレイカーを入れるには～え～と手が届かないから～台所から椅子椅子　ツカツカ』

奈乃『そんな事どーでもいいから
早くコッチへ来なさいっつ!!!(怯) 』

佳代『別になにも居無いなああ･･･
あああ、ユーレイ見てええっつ～～～～ＷＷＷ　ツカツカツカ･･･』

奈乃『 !!! ひっつひっつ!!!　出た出た出たあああああっつ!!!
ほらほらほらほらほらほらほらああああっつ!!!

ああああ、あの壁壁壁ええええっつ!!!(怯) 』

佳奈『え?･･･ ! あ 、本当だっつ私にも見えるわっつ!!!
顔が浮かんでるっつ!!!

何て事かしら･･･こんな事ってあるのかしら･･･』

佳代『 おおおおっつwww どれどれっつｗ　ツカツカツカ･･･
どこどこどこ？ねえねえっつユーレイどこ？どこに居る？　ワクワクワク』

佳奈『 ! あら 、消えたわ･･･さっきまであのモヤの所に浮かんで見えたのに･･･』

佳代『ん？モヤ？あのユラユラしている蚊取り線香の煙の事か？』

ブロロロロロロロロロオオオオン･･･ (車が過ぎていく音)

奈乃『 !!! ひっつええええええええええええっつ!!!
又出た出た出たあああああああああっつ!!!(怯) 』

佳奈『！あっつ佳代ちゃんっつ!!! 今その煙の所に顔が浮かんだわっつ!!!』

佳代『おっつ!!! どれどれ、んんん？顔？･･････どれどれどの辺り？
ねえ教えて教えてっつｗ (台所へ後ずさる)』

奈乃『 !!!ぎょぎょぎょっつ!!!
もうやめてええええええっつ!!!(号泣) 』

佳奈『！あっつ消えた、･･･今車が横切ったら急に現れたのに
佳代ちゃんが台所の入口の前に立ったら　消えたの･･･』

佳代『ココ？　カー姉？　アタシがココに立ったら消えたのか？』

奈乃『もう良いいいいいっつ!!!
もう良いですうううううっつ!!!(号泣) 』

佳奈『 ！あっつ今一瞬顔が現れて、　消えたわっつ ･･･どういうことかしら？』

奈乃『うううううっつもうしませんっつ
もう間食はしませんからあああっつ!!!(号泣) 』

佳代『･･･いっぺんブレーカーを戻してみるかあ　ええっと椅子椅子･･･　ツカツカ』

佳奈『！あっつ又よっつ･･･佳代ちゃんチョットこっち戻ってみて･･･そう

じゃあチョット歩いて･･･ そうっつ、そこっつ

･･･どういう事かしら？ 佳代ちゃんが歩く度顔が現れては消える わ』

奈乃『もう胃袋に脳が直結した子
何て言いませんからあああっつ～～～～～～

もう頭に行く栄養が消滅した子
何て罵りませんからああああっつ～～～～(号泣) 』

佳奈『 ! あ っつ ソコっつソコでソレをこっち向けて
そうそんな感じで･･･

！お姉さんコレって･･･ 』

奈乃『もう勘弁して下さいいいいっつ!!!(号泣)
･･･？　コレって　何ですかあああ?～～～･･･　！

(泣止) え？コレ は何？

コレは･･･、幽霊の顔が浮かんで見えたコレは

佳代の懐中電灯の灯りや

さっきの、台所の窓から見えた
車のライトに照らされて

蚊取り線香の煙に
映し出されたモノ　　　　なの？

じゃあ、何が顔に見えたのかって言うのは･･･

懐中電灯や車のライトに照らし出された のれんの模様？
でもどうして顔の模様になっていたの??????

！あっつコレは？』

佳奈『そうよ、お姉さん時々今みたいに
慌ててお台所に入ろうとして

のれんに顔を貼り付けては
伸ばして傷ませていたから

のれんに お姉さんの顔型が刻まれ てしまっていたのよ

それがある方向からの光によって影絵の様にこうして顔の様に映し出されて
それが蚊取り線香の煙に投射され、

煙の揺らめき によってあたかも 苦痛に歪んだ女の顔に見えた のが
お姉さんの見た幽霊の正体だった　という訳なのよ』

奈乃『あああ、そう言えばアノ時も車のライトが当たっていた様な･･･
ええええええ？なんだああああああ幽霊じゃなかったんだあああ～～～

良かったああああ、ホッとしたわ･･･(安堵)

ヤッパリ黙って夜中に間食しようとしたのが良くなかったんだわ、反省したわ･･･』

佳奈『ウフフ、ブレイカーを戻しに行けない位怖い目にあったんですものネｗ』

奈乃『あら、起きた時に停電していたのは本当なのよ
ブレイカーが上がっていたとは思わなかったけれど･･･

懐中電灯だって、玄関までの造りを思い出しながら記憶で辿り着いて
防犯袋から取り出したものなのよ

そういう記憶には自信があるのよ

まあ、小腹がすいたからコーンフレークでも食べようと台所へ行ったのだけれど
台所の入り口にかかったのれんの向こうに顔が浮かんでいたから

腰抜かしてアンタを叩き起こした･･･という訳だったのよ
夜中に大騒ぎして悪かったわみんな･･･

ああ、コーンフレークじゃなくてコーヒーでレンジでチン･･･だったかｗ

う～ん取り乱していたし～～何かアタマが混乱して来たけれど
別にどっちでもイイワｗ･･･』

佳代『www まあ、ナー姐良かったじゃんｗユーレイじゃなかったのはチョット残念だけれども～～～
調べてみたら理由っていうものは必ずあるもんなんだねえ～～』

奈乃『アンタ達のおかげよ、やっぱり持つべきものは頼りになる妹達だわ
これからも 姉妹 4 人 で助け合っていきましょうっつ☆』

佳代『はははははははははははっつナー姐 4 人 だなんてっつ 一人多い っつつーーのっつＷ
何それ？良くあるコワイ話？もういいってナー姐ソーユーのもういいからっつｗｗｗｗ』

佳奈『ウフフお姉さんたら･･･でもそう言えば 浮かび上がる顔の謎 は解けたけれども
お姉さんの言っていた 胸の大きな女の人の影 って、何だったのかしら？』

奈乃『 髪の長い胸の大きな痩せた女の影 よっつ
そうよ、それはどうなったのよっつ』

佳代『だからっつそれはっつ　ナー姐の事だろ？ｗ』

奈乃『 チョット待てーーーーーっつ!!!

･･･アタシは今 4人って言ったか？

さっきは取り乱していたし、今だって憔悴して朦朧としていたから
モノも数えられない程おかしくなっていたのかと思ったけれどそうじゃないわっつ

ああ、ああ、今、ハッキリと思い出したわっつ
アタシ達は大事な事を見逃していたのよ

考えてもみて、
そもそも、アタシが起きた時には既に

停電してたのよ

それなのにアタシが

ポットでお湯を沸かしてレンジでチン
しようとするなんて

あり得ないでしょう

そうなのよ

「お帰り下さい～～～～っつ」 の場面を思い出してみて

「お帰り下さい」を言う前

アタシが『ひええ～～でたああ～～女の顔』の後
『ぎゃ～～～』『ひえ～～～』『いや～～～』と叫んでいた所よ

そこで、 あるはずの無いモノ が混ざっていて、皆でソレを見ていたのに
アタシ達はソレに全く気が付かないで素通りしていたのよ

ソコにあるはずが無いモノなのに
先入観から見逃してしまうモノ

正確には、 「ひえ～～～」 と 「いや～～～」 の間に現れた
ある筈の無いモノ･･･

見逃したヒトが居るのなら読み進む前に

＞＞もう一度ソコへ飛んで

読み返してもらいたいのだけれど･･･

アタシはその事を忘れていてズット異様な違和感を感じていたのよ･･･

･･･全員整列ーーーーっつ!!!
休めっつ

番号っつ!!! イチっつ!!! 』

佳奈『 二っつ･･･? 』

佳代『 サンっつｗ 』

『 ･･･シっつ･･･ 』

奈乃『 誰かブレーカー入れてっつ!!! 』

パッツ(灯りが付く)

佳奈、佳代『 ･･･！あっつ、あなたはっつ!!!？ 』

菜乃香『(ブレイカーから手を離す) こんばんはみんなっつ元気だった？ 』

奈乃『 !!!! お、お母さん？？？？ 』

(母) 菜乃香『ウフフフっつお久しぶりっつW
あら？奈乃ちゃん太った? 』

(つづく)