夏特集 - 『御留守家の三姉妹』暑中お見舞い申し上げます | ある偏狭な音楽的映画レビュー

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2013年08月01日

夏特集 - 『御留守家の三姉妹』暑中お見舞い申し上げます

(10)

カテゴリ：創作 [コント] - 連載御留守家の三姉妹

作:画 Voyager 6434
(※この物語はフィクションです)
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佳代『 おっつ!? こんな所からもう夜店が出てるっつ!
ホラっつ! たこ焼きたこ焼きっつ!!!』

奈乃『タコタコうるさい子ねえ、ココじゃないくて
川向うの美味いって評判の店で買うのよ』

佳奈『カヨちゃん! そんなに走ったら 見･･･ はぐれちゃうから
一緒に歩きましょう･･･』

佳代『!? うん分かった☆ おおっつ!!!
やっぱしカー姉の浴衣姿っつ凄っつげえ色ぽいっつ!!!
綺麗～っつ!!!』

佳奈『ありがとう☆ カヨちゃんも浴衣姿とっても綺麗よ』

佳代『へへへへ～っつ!!! そうかなあ～～
! そうだっ、ずっと気になってんだケド

お姉達とアタシと 帯の結び がぜんぜん違うじゃん
これって何か意味があるの？』

奈乃『ああ、別に意味は無いわよ

本好きの佳奈が 〈文庫結び〉 って聞いた途端
これにしてくれって頼むもんだから

アタシも 古来武家の女性がしていた という
結びとか着付けに興味があったし

同じ様にしてもらったダケよ』

佳代『ふ～ん･･･　！あっで、アタシのは

何故かちゃんと大きな結びが出来てたんだよね
･･･これって、何で?』

奈乃『ああ、それはアンタのが元々出来た結びを帯に取り付ける
「結び帯」 だからよ』

佳代『!? 取り付け!? 結び帯!?
帯で結び目作って無いのっつ? 何でだよっつ!!!

アタシもおねえ達と一緒の文庫結びが良かったあああっつ!!!』

奈乃『子供はそれで充分よ』

佳代『子供って言うなあっつ!!!』

奈乃『あら？佳奈どうしたの？アナタ歩くの遅いのね』

佳奈『･･･うん･･･こういうの慣れないから･･･
あと、チョット下駄も履きなれないし･･･』

佳代『ええ？どうしてどうしてどうして？
浴衣に下駄チョ～～～～楽だよっつｗ』

佳奈『え？･･･そうかな･･･
カヨちゃんは平気なの？その、こういう････････着付けは』

佳代『うん、全然平気ｗｗｗ
アタシナー姐と違って、凸凹してないからwww

あんなに親の仇の様にサラシでギューッツ!!!
され モニョモニョんんん～～～～っつ!!! 』

奈乃『どの口が言ってるのかしらこの子はっつ
大好物のたこ焼き喰う前に 口をタコにしてやろうかっつ!!! 』

佳代『 モニョモニョロニョオオオオオンンンンッツ!!!
(※口から手を離せ)
モニョモニョイニュイニョネエエエエエイイイッツ!!!
(※このDVお姐)』

佳奈『二人共っつ!･･･そんなに暴れたら、浴衣が･･･
････見えちゃうでしょお････ (真赤)』

奈乃『ん？何？何が見えちゃうって？』

佳奈『えっつえっつえっつ????････何がって･･･
だって、あたし達･･･モニョモニョ･･･でしょ･･･』

奈乃『えっつ？何？聞こえな～～～～いｗ』

佳奈『！･･･あたし達、浴衣の････モニョモニョモニョ････(真赤)』

奈乃『言いたい事があればもっとハッキリと言いなさい佳奈！』

佳奈『えっつ･･･だって、お姉さん･･･誰が聴いてるか分からないし･･･』

奈乃『ハッキリしない子ねえ～ｗいいわっつ！
アタシが代わりに言ってあげるｗ

皆さ～～～～～～～～～んっつ!!!
聴いてくださあああいいいいっつ!!!

ウチの妹はねえええっつ!!!
浴衣･･･モニョモニョんんんっつ
チョット、何するの佳奈っつ！』

佳奈『(蚊の鳴く様な声) ･･･何言ってるのおおおおおおっつ･･･
言ったらダメでしょおおおおおお　(大汗)』

奈乃『あら？佳奈。アンタ大汗かいて、浴衣の後ろの方
透けてない？』

佳奈『 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いやああああああああああああああっつ!!!
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘

嘘っつ!!!

そんなそんなそんなそんな
ダメよダメよダメよダメよ
あっつあっつあっつあっつ
いっついっついっついっつ

うーーーーーーんっつ!!!
うーーーーーーんっつ!!!
うーーーーーーんっつ!!!
(焦)』

佳代『!?ゲッツ!!! すげええええカー姉っつ!!!
汗が引っ込んだ!!!
どうやったの？ねえっつ今のどうやった？』

佳奈『(蚊の鳴く様な声)　･･･何考えてるのおおおっつ!!!
教えてどうするのよおおおおっつ!!! 』

奈乃『だってぇ～～～www色っぽくてw綺麗な妹を自慢したいじゃないwwｗ』

佳奈『(蚊の鳴く様な声) ･･･三人共そうして浴衣着てるんでしょおお!!!
ご近所の方だっていらっしゃるのに　何でわざわざ聴こえる様に言 う･･･!?

あっつ(笑顔) パパメイアンさん今晩は☆･･･あ、有難うございます
･･･ハイっつ  三人同じにして来ました ････

･･･ !!!!  じゃなくてっつ、･･･浴衣を着ている事が同じという
意味なんですけど(笑)･･･え？

あっつｗ変じゃないですよお～いつもと同じですよ
パパメイアンさん(笑) 何だか暑いですねｗｗｗ』

奈乃『パパメイアンさ～～～んっつwww!!!
佳奈はですねw実は浴衣の中はwっつ モニョニョニョんんんんっつ !!! 』

佳奈『(奈乃のクチを押さえながら) あのお、何でもないですからあ～(笑)
姉は出掛けにお酒をチョット引っ掛けて来たもので
変なんですよおｗｗｗｗｗ

他はいつもと同じですからあwww･････
あっつ、変じゃないですよおwwwwwあのあの･･･

浴衣ってね中にねｗｗｗ

何にも着て無い

様に見えますよね

そんな事は無いんですよおああああ･･･
じゃないくて･･･ｗｗｗｗｗあの今の忘れて下さい～～～～

それじゃあ失礼しますうううｗｗｗｗｗ』

佳代『??? ナー姐　今のパパメイアンさんか？
スゲー不思議そうな顔してたぞ、何かあったのか？』

佳奈『(蚊の鳴く様な声) ･･･何でそういうことするのおっつ!!!
古来の武家の女性の様に着付けするって言い出したのはお姉さんのクセに･･･

アタシ達

中に何にも着ていない

事　バレちゃうでしょおっつ!!! (大汗)』

奈乃『佳奈･･･アンタ又大汗かいて、浴衣の胸元
透けて来てない？･･･』

佳奈『 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

きゃああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
あああああああああっつ!!!

駄
目
駄
目
駄
目
駄
目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄目駄目駄目駄目駄目駄駄目駄目駄目
駄
目
駄
目
駄
目
駄
目

駄

目

駄

目

駄

目

駄

目

駄目～～～～～～～っつ!!!

そんなそんなそんなそんなそんなそんなそんな
ダメよダメよダメよダメよダメよダメよダメよ
あっつあっつあっつあっつあっつあっつあっつ
いっついっついっついっついっついっついっつ

うーーーーーーーんっつ!!!
うーーーーーーーんっつ!!!
うーーーーーーーんっつ!!!
(焦)』

佳代『!?すげえっつカー姉っつ!!! 又汗が引っ込んだっつ!!!
教えてっつそれどうやるのか教えてっつ!!!』

奈乃『陸上で鍛えあげるとそんな事も出来るのかしら･･･

全く花火が上る前から騒々しい子ねえ
ホラっつ、もうすぐ始まるから早く来なさい佳奈っ』

佳奈『もういやああっつアタシこれ以上歩けないいいっつ!!! (泣)』

佳代『!? カー姉どうしたっつ!? 何でそんな狭い所入った!?
そこは、電信柱と民家の塀の間だぞ!!!』

佳奈『もう無理～～～～っつ!!!
･･･････どうして二人は平気なのおっつ!?
アタシと同じで、浴衣の下は何にも着てないんでしょお?･･･』

奈乃『ああ、アタシらは肌着付けてるから』

佳奈『(泣止)････え？』

どおおおおおおおおおおおおおおん
(花火の音)

佳代『おっつ始まった始まったwwwたまやああああっつ!!!』

奈乃『ホラア　花火始まっちゃったじゃないの
早くそこから出て、花火観に行くわよっつ』

佳奈『二人だけヒドイっつ!!! もういやっつ!!! アタシ帰るっつ!!!
もう、帰るからああっつ!!!』

奈乃『しょうがない子ねえ･･･　そんなに帰る帰る言うなら･････

素っ裸にして
下駄一足で
ウチに
帰らせるわよっつ!!!! 』

どどおおおおおおおおおおおおおおん
(花火の音に佳奈の悲鳴がかき消される)

奈乃『アンタが学生時代に鍛えた自慢の足が
どんなに俊足だろうと

ウチに帰るまでが
どんなに暗闇だろうと

今夜上がる花火は 3000発･･･

花火が上がる度
暗闇が照らされて
走るアンタも街中に晒されて

花火と一緒に
アンタも玉屋～っ　と

街中から
言われて来ると
良いわっつ!!!
』

佳奈『いやあああああああっつ!!! そんなのいやあああああっつ!!!』

奈乃『アンタはもう下駄一足決定よ!

ああ、何なら
アンタがしがみついている
電信柱引っこ抜いて
持って帰っていいから

それで前だけ隠して

『アタシ電信柱よりもスリムなのおお～～～
しびれる～っつ』

って大声で叫びながら

ずっと感電して
しびれてなさいよっつ!!!

後日、中◯電力から
器物破損と電気不正使用の
賠償請求が来るから

宛名に玉家さんと
書いて貰うと
良いわっつ!!! 』

佳奈『出るからあ～ココから出るからそれだけは許してっつ!!! (号泣)』

奈乃『冗談よｗ本当にすぐ真に受ける子ねえ

それにあたしら肌着を付けてるって言ったのは
アンタも含まれてたのよｗ

いつもの肌着を付けて無いからって
そもそも浴衣を着る前にちゃんと
肌襦袢やら色々付けて着付けをしたじゃないの

汗位で浴衣が透けるわけ無いでしょｗ』

佳奈『え？だってアレって生地裏みたいなもので
肌着じゃないってお姉ちゃんが･･･』

奈乃『本当、何でも信じちゃうんだからｗ
さあ、早く花火を見に行くわよ』

佳代『そうだよっつ！カー姉と違って
ナー姐は凸凹してオウトツが激しいから

♪ぐるぐるサラシを巻きまくり～ｗ
夏でも身体が春巻きに～ ウニョニョニョんんんっつ!!! 』

奈乃『いつまでも面白がってんじゃないのっつ!!!
アンタこそどんな着付けをして貰ったのよっつ!!!』

佳代『アタシはトレシャツにスパッツ履いてやって貰った～』

奈乃『････アンタはアンタで、残念な子よねえ････』

(おわり)

■今回のエンディングテーマ曲■