2017年01月03日
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御留守家の
『あけましておめでとう ですねえ~の巻


(※この物語はフィクションです 人名、団体、名称等 実際のものとは関係ありません)







(長女)御留守奈乃 『・・・今何時かしらねえ・・・』






(次女)御留守佳奈 『・・・お洗濯物を取り込んだのがお昼過ぎだったから、
3時過ぎだと思う・・・』






奈乃 『3時かあ・・・3時になったら久しぶりに行った岐阜公園で買ってきた
岐阜県民のソウルフード「鮎菓子」を食べようと思っていたのよねえ・・・


そう言えば岐阜公園と言えば・・・



ポケ 何とかを モン クを言わず GO する例の何とかは
岐阜公園に 黄色鼠 の巣があるとかの

ほとんどガセに近いSNSの書き込みを
真に受けて出かけた クソ虫 が岐阜城にも登らず




ピカ○ュウ はどこだああああっつ
ピカ○ュウ はどこにいるううううっつ」






と唸り声を上げながら
岐阜公園の敷地内をスマホ持って練り歩き
結局 ポッポ 一匹ゲット出来ず



失意の中で帰宅途中に立ち寄った大手讃岐うどんチェーン店で

「丸亀製麺」とはシェアを二分し
油の使用を控えたヘルシーな天ぷらが人気の

岐阜県百年公園傍 岐阜関店 「はなまるうどん」




とろ~り温玉がからむ
「塩豚温玉ぶっかけうどん」 の注文を思わず






電撃!ピカチ○ウ
ぶっかけうどん
下さい」







と 言い間違えると







ピカチュ○ゲット してから
注文し直し て下さい」



と 店員のおばさんに半笑いで言い返されたって言うから
よっぽど悔しかったのねえ~~~wwww』




佳奈 『嘘嘘っつ~wお姉さんたら 又 Voyager さんの事
そんな嘘ばっかり言ってw


・・・3時といえば、ああ、お買い物に行かなきゃいけないなあ・・・
今日は年末1割引きの日だから、
美味しいお魚を買おうと思っていたのに 困ったわ・・・』






奈乃 『・・・あれから、どの位経ったのかしら・・・』





佳奈 『え? ああ、そうね・・・お母さん達に連絡を取ろうとしてから
もう1時間は経つかなあ・・・

向こうは今、夜だからヤッパリ連絡は無いわねえ・・・』




奈乃 『そうじゃなくてっつ、

この 秘密の部屋 に閉じ込められてから
どれ位時間が経ったのかって聞いてるのっつ』






佳奈 『お姉さんたら、
まだこのお部屋の事を「 秘密の部屋 」とか言ってるの?

このお部屋は季節の道具とか、
お母さん達が海外で使う小物とか
お母さんのお客様の預かりものとか

取り立てて珍しくもないものが置いてあるだけの
単なる収納庫だって言っているのに・・・


さっきもお話したけれども


このお部屋にはお正月のお飾りを出そうとして
チョット入ろうとしたダケなのよ


それなのに急にお姉さんが割り込んで入って来ちゃうから
そのまま扉が閉まっちゃって閉じ込められたのでしょう・・・


それでその、インキー じゃなくて・・・
外から鍵がかかっちゃったからアウトキーかな
そんな状態になったのが確か11時過ぎ位だから

かれこれ 4時間は経ってると思うけれど・・・』





奈乃 『もうそんなに経ったのかあ・・・(困果)

・・・まさかアンタが鍵を持たないで入ったなんて
思ってもみなかったから

こんな事になって アタシも悪かったけれどもさあ

そもそもアンタが管理していると称するこの・・・「極秘ルーム」に
アタシを頑なに入れ様としなかった事が


事の発端なのでしょう。



アタシは何度でも言うけれど
家長としての責任から
「地下シンジケート」 からこの家を守ろうとしただけなの


だから多少強引な方法を使ってでも
アンタが頑なに守り続けるコノ 「極悪の花園」 の秘密を
白昼のもとに晒す必要性を感じただけで

この様な結果を招いた事態だって
言わば 危機管理の一環 なのよ



アンタも責任の一端を少しでも感じているのなら
いい加減この

暗黒の地下組織 秘密の極悪花園ルーム
の存在を認めたらどうなのっつ』








佳奈『「暗黒の地下組織」とか「極悪の花園」とか
今時「スーパー戦隊シリーズ」のタイトルにも使われない様な

おかしな事を言うのは止めてっつ


ココはお母さん達が仕事で使っているものを保管している
只の 収納スペースで


いつもこの収納庫を利用している私が
お母さんから鍵を預かって使っているだけで

極秘じゃないし・・・まして極悪じゃないし・・・
地下組織なんて居ないし・・・そもそも花園じゃないのっつ』





奈乃 『いい佳奈?
普通、一般家庭にある収納スペースというものはねえ


猫の額位の庭を持ったウサギ小屋程度の家屋の
日本の住宅事情を汲んで設けられた
床下収納の様な

自家製梅酒や漬物などの家庭用日用品を
工夫して収納するスペースを指す言葉なのであって

こんな どこの国かも分からない
地球の裏側 から送られて来た様な
法や条例をクリアしているかどうかも分からない

もはや送られて来たのが
果たして 地球からなのかどうか も定かではない

怪しい形状をした機器類や荷物を
隠し持っている様な場所を言うんじゃないのよっつ』





佳奈 『隠し持っているなんて事ないって言ってるのに~(困)

お姉さんは相変わらず 地球の裏側 とか
大袈裟に言い立てては陰謀説を唱えるけれど

そんなの只の「 オーストラリア 」の事でしょう


これらは私達が行った事の無い様な、
ニュースでしか聞いた事の無い国へ行く時に使う為の

お母さん達の衣服や道具が収納されていたり

お母さん達の仕事先から一時的に預かった
普段見た事のない様な

チョット変わったものが置いてあるダケで

お姉さんが言う様な 地下シンジケートの
諜報活動の七つ道具
なんかじゃないの』




奈乃 『(エアーパッキン 【※プチプチとも言う】 で包まれた機器の一つを指差し)
だったら・・・こ、このっつ み、未知のっつ

どどど・・・毒を検出する為の様なっつ(怯)
いい・・・如何にも怪しくて毒々しいっつ

悪魔のドクドクマシン は何なのよっつ!!!』
バンバンバンっつ!!! (箱を叩く)




佳奈 『お姉さん 箱を叩かないで・・・(困)

え? ああ、これw これはアフリカのどこかで井戸を掘る為とかで
水質調査に使う為の最新の高性能な機器って聞いた事があるわよ

確か、どこかの欧米の企業が排出した何かで汚染されていないかどうか
見る為とか証拠固めがどうとか言っていたけれど・・・

え?ウフフ だってお口に入るお水だから
チャンとした信頼性のある機器で調べなきゃって

ダケの事でしょう?』



奈乃 『ほおらっつほらっつ見なさいっつ
ヤッパリ を検出する

悪魔のドクドクモンスター

じゃないのっつ!!!(怯)

バンバンバンっつ!!! (箱を叩く)




佳奈 『箱を叩いちゃだめえ~っつ
そうだけど~、そうじゃないしっつ(困)』














奈乃 『押し問答よねえ』

佳奈 『ウン 押し問答だね』







奈乃 『じゃあ、質問を変えるけれども・・・

これらの、 特に怪しい 事の無い
見慣れない形状 をした


一般に触れる事が決して無いという ダケ
一部の 関係者のみ が知る



その存在が知られるのは
今の世の中には 時期尚早程度

驚異のテクノロジー が使われた



国家間の対立位の 些細 な問題を含んだ
厳重管理 された



この世に存在する事すら知られてい無い事が
いつか 笑い話 になる様な

宇宙から来た としか思えない
アベンジ○ーズ的 未来装置




犬山に在住する
一般市民 から 鵜飼の鵜 まで


全ての眼に触れる様に


犬山城の石垣に三日三晩 天日干し して
その模様を You tube に動画投稿し

ピコ太郎 の次にネットで話題になる様に
ジャスティン・ビーバー から
いいね 」貰うまで

世界配信 してやるわよっつ!!!
構わないわよね佳奈?










佳奈 『あらあ、それはダメよお姉さんw

だってこれらの荷物は全て 極秘 にしてって
お母さんからキツく言われてるものウフフw』















奈乃 『 ヤッパリ 極秘 じゃんっつ!!!









佳奈 『もう、変なお姉さんw


・・・そんな事より この収納庫から出る事を考えなくっちゃ
ああ、これじゃイオンのセールにも間に合わないっつ(困)』







奈乃 『・・・そんな事ですってええっつ?!!
そんな事じゃないでしょうおおっつ!!!

アンタはこの極秘地下倉庫の事よりも
イオンの「4時からデリカ」
の事で頭がイッパイになって

それこそ 「2時から入りか」
位 したいのだろうけれども

この 悪魔の ドクドクデリカ 地下倉庫 の事を
主婦のお手軽ぬか漬け床下収納位に

軽~く スルーするんじゃないわよっつ!!!(怯)』






佳奈 『・・・そうね、良い機会だからもうお話した方がいいかな

・・・あのね、ここに色々置いてある荷物の多くは
お母さん達の仕事の関係で色んな企業から一時的な管理を任された
まだ商品名も付いていない 開発途中の試作品で

ここにある事すら知られてはいけない程の
大切な預かりものばかりで

そういうものをココで保管していたの

だから、その事を知るのは
なるべく最小限の人間に留める様にするという
セキュリティー上の配慮から

お姉さん達には話せなかったという事情があったの
これまで黙っていてごめんなさい・・・』
















奈乃 『・・・・(無言)・・・・・・』


















佳奈 『家族間で秘密を持つ事は
お姉さんは絶対許さないって事は知っているケド

こういう事って 自分でも意識しない
些細な事で漏洩に繋がっちゃうから

その可能性を考慮して
話さなかったダケなの・・・』
















奈乃 『・・・・(無言で眼を見開く)・・・・・・』
















佳奈 『あっつ、怒らないでえっつ・・・

あのね、ここの荷物はね
秘密を探ってるヒト達がイッパイ居てね
いつも狙われているの

だからそんなヒト達から眼をかわさなきゃいけないって事から
ウチみたいな普通のお家で保管する事になったという
深い理由があったの

何でも、そういうヒト達は写真画像一つからでも
太陽の日の当たり具合で場所を特定したり

後ろに犬山城が映っているだけで
企業と保管場所との距離や位置関係から
荷物の重要度を割り出したりと

凄い目利きの技術を持っていて

歩いているヒトを見ただけでも
何らかの秘密を抱えている事を見定めて
その中からアタリを付けて
必要な情報に辿り着く様な

凄く怖いヒト達なの・・・

だからお姉さんのクチがどんなに堅くても
「誰にも話せない巨大な秘密」の様な
日々の生活を送る上で心に留めておくには

他の事象に対して余りにも特異で大きな隔たりのある
大きなストレスとなる様なものを抱えたままだと

本人は普通に歩いているつもりでも
私も 何となく分かる けれど
必ず身体に現れるものなんだって

だから
お姉さん達がそんな怪物みたいなヒト達の眼に止まらない様に

今まで話さないでいたの・・・』
















奈乃 『・・・・(無言で天井を向く)・・・・・・』
















佳奈 『だって私、お姉さんと違って・・・バカだから

もし、この事が世間に広まっちゃったら
私も含めて みんなの事疑っちゃう・・・

そうならない様に誰にも話さない事に決めたの
ネ、だからお姉さん分かって・・・』


















奈乃 『・・・・(無言で下を向く)・・・・・・』















佳奈 『・・・お姉さん?』

















パンっつ!!! (頬をぶつ音)
















佳奈 『(頬に手を当て)

・・・お姉さん、どうして? ・・・(涙)



私 ひどいこと言った? 怒った?
私の心が狭くて なさけなくなっちゃった?



私がちゃんと説明しなかったから
こんな事態を招いた事は
悪かったって思っているわ・・・



でも、だからってこんな風にぶつ事無いでしょ?(泣)





私、お姉さんに話そうかどうしようかってっつ
これまで誰にも相談出来ずにいてっつ

庭に穴掘って叫ぼう って思った事だってあるのよっつ

それでもどうしようもなくストレスが溜まると
バッティングセンターでヒトリ打ち しに行って
日本ハム大谷仕様のプロ野球史上最速165キロの投球を


全部ホームランにしたら


係員の方に 「神スイングだ」 と言われながら
クソ虫 さん がっつ・・・ Voyager さん がっつ


ジョ○シン行った時DMの引換券を忘れた事を思い出し
地団駄踏んで悔しがり

ルンバ と一緒に ルンバ を踊り ながら

店の外の駐車場まで転がって行ったという
貰い損ねたという

リラ○クマひざ掛け
を貰ったりしながら


一人でズットズット悩んできたのよおっつ
そんな私の気持ちって、お姉さん分かるううっつ?!!

それなのにいきなりブツなんてひどいっつ!!!

ひどいわあああああああああああああっつ!!!
あんまりよおおおおおおおおっつ!!!(号泣)




















奈乃 『違うわよ佳奈、
がいたのよ ホラ・・・(手を開いて血を吸った蚊を見せる)』











佳奈 『(泣止) え? ・・・ ホントだ、イッパイ を吸ってる

だってお姉さん凄く怒っていた様に見えたし・・・
急にぶつから、びっくりしちゃったわ・・・』





奈乃 『そう見えたの?それは悪かったワ
別にアタシはそんな事位で怒ったりはしないわよw


それにアンタは自分が思っているよりも
日常的にアタシの事を疑って責めている から

まして手を上げたりするわけないのよw



今さっき、アタシが バンバン 叩いた
あの中東みたいな見た事のない文字が印刷された荷物の箱から


が何匹か ふわあっ
飛び出して行ったのが見えて

ぶううううう~~~~~~んっつ  て
天井とか 右の奥の方とか床の上とかを飛び回っていたから

あんたの顔に止まった瞬間に
一匹退治したダケなのよ』




佳奈 『なあんだあ そうだったんだあ~w
ウフフ私ったらバカねw

そういえばお姉さんは 私が失敗しても
いつだって優しく諭してくれて

絶対怒った事無かったのにネ(笑顔)』



奈乃 『それよりも佳奈、この
箱から飛び出した時から何かおかしいと思っていたのだけれど

変な色して無い?



ぶうううううううううううううううん って
飛び回っていた時から 日本の蚊とは違う事は分かっていたけれど

これってアレじゃないの?
テレビとか? ニュースでやっていたと思うのだけれど・・・』




佳奈 『え? チョット見せて・・・(手の中の潰れた蚊を見る)

・・・う~んコレってひょっとしたら
ホラあ、いつだったか 何とか熱で発病したとかで
代々木公園が閉鎖されて大騒ぎになった時の 蚊 じゃないかなあ

海外旅行客が持ってきたウィルス性の熱帯病だったかなあ
蚊を媒介して伝染するって・・・

何だったかなあ・・・
愛知県犬山市桃太郎神社の オニ ・・・違うなあ
え~と

紀伊山地台高山脈南部の三重県尾鷲市と
紀北町にまたがる標高522mの 天狗倉山 ・・・




あ、 デング熱 だw』




奈乃 『 不謹慎 な思い出し方して
ヘラヘラしてる場合じゃないわよっつ!!!

アンタっつ デング熱の蚊 に刺されたのよっつ!!!』





佳奈 『あ、ほっぺたが痒い・・・(頬をかく)』



奈乃 『かいたらダメよっつ!!!

アンタは若い体育系健康女子だから
ウィルスが身体に回るのも あっ という間で
コロっつ といっちゃうのよっつ!!!
(※不謹慎な表現をお詫びします・・・)


何か吸い出すものをっつ吸い出すものをっつ!!!』







佳奈 『ええ~?デング熱って致死率は低いんじゃなかったっけ?
稀に 命を奪う とは聞いた様な気がするけれど』









奈乃 『 ヤッパリ コロっつ
いっちゃうじゃん っつ!!!(怯)

(※不謹慎な表現が続きお詫び致します・・・)






佳奈 『あっつ お姉さん まだ蚊が飛んでるよ
ホラ、お姉さんの回りに

ぷうううううううんんんっつ て』




奈乃 『 どこっつどこよっつどこに居るのっつ
蚊っつ!!!





佳奈 『あっつ、お姉さんの顔に止まりそう・・・
あっつ止まったっつ』


奈乃 『 叩きなさいっつ!!! 早くっつ早くううっつ!!!



佳奈 『ダメえ動いちゃ うまく叩け無いよお~』



奈乃 『 いいから遠慮しないで
力いっぱい 叩きなさいっつ!!!







佳奈 『ウン分かった・・・ エイっつ!!!








バチイイイイインッツ!!!
ドサアアアアアアッツ!!!!

(奈乃ぶたれて荷物の方に吹っ飛んでいく)







佳奈 『 きゃあああああああああああああっつ!!!
おねえちゃあああんっつ!!!









奈乃 『・・・いいの、私は平気よww
・・・まあ、中々良い パンチ だったわよヘラヘラw(負傷)』




佳奈 『本当?・・・大丈夫お姉さん?(心配)』






佳奈 『まあ、こんなのは

バッキャオ対メイウェザー
の世紀の一戦で繰り広げられた
パンチの応酬 に比べれば

蚊に刺された様 なものね・・・w』




佳奈 『ウン、 蚊に刺された もんネ』





奈乃 『 え?嘘っつ
何何何何っつ チョット待ってチョット待って

あ、痒い・・・刺されてる
アタシ、デング熱の 蚊に刺されてるっつ!!!






佳奈 『お姉さん ほっぺたかくと 痒いの拡がっちゃうよ』






奈乃 『 そんなああああああああっつ!!!
どうしてっつ!!!
どうしてなのよおおっつ!!!

ボリボリ
(痒くて頬をかく)』





佳奈 『まだデング熱って決まったわけじゃ無いから』






奈乃 『デング熱なのよおおおっつ!!!
あの あきらかに 異常のある血を吸った が出す
独特の 羽音の異音 が証拠なのよおおおっつ!!!』




羽音のイオン てどこのイオン?
イオンは扶桑 にあるのよ

それってどんな音がするの?』




奈乃 『アンタは朝から扶桑のイオンモールの
「4時からデリカ」 「ありが10デー」
で頭がイッパイになっているのでしょうけれど

コッチはここから出られなくて
昼から何にも喰ってないのに
「帰れま10」 状態なのよっつ!!!

そんなもの携帯で即日便サービス使えば良いでしょうっつ!!!』





佳奈 『だって、二人共携帯は
キッチンのテーブルの上に置いたままじゃないの

蚊の羽音の事かあ~ヤダあ私ったらウフフwww
それで その羽音って どんな音がするの?』








奈乃 『だから何か・・・・
ぶぶぶ・・・ううううううんんん
って感じの』








佳奈 『 ぶぶぶううううんん?










奈乃 『違う違う違う違ううううっつそれじゃあ

と間違えて
ワックス 持って 女王に求婚 した
命知らずの働き蜂
の羽音でしょおおおおっつ!!!








佳奈 『ええええっつ? じゃあ・・・
ぶぶぶ・・ううううんん ?』









奈乃 『駄目駄目駄目全然駄目えええっつ
それってそれって・・・

大らかな大自然にそびえ立つ
マッターホルンの麓
鮭を踊り食い している

せっせと集めた メイプルシロップ
摘み喰い しようとしている

罰当たりなハチドリ の羽音


なのよおおおおっつ』









佳奈 『ええええええっつ!何それ本当かなあ・・・(疑)
じゃあ・・・

ぶぶぶ・・・ううううんん ?』









奈乃 『 それはっつ

鴨がネギ背負 って捕まえた
イワナ を狙って付け狙う
アオサギとの駆け引き

名鉄犬山ホテルの屋上から
諦観するカラス の様子を伺って

おこぼれに預かろう とする
スズメ という

犬山城周辺の木曽川で繰り広げられる
野鳥達の 仁義なき戦い を(実話)

一部始終撮影する
ドローンのモーターの音

なのよおおおっつ!!!(号泣)








佳奈 『 もういいわよっつ!!!
そんなの私全然分からない~っつ』







奈乃 『 アタシは聞き分けられるのおおおおっつ!!!
分かるのよおおおおおっつ!!!(号泣)







佳奈 『ウン、お姉さん地獄耳だから』






奈乃 『 そんなああああっつ
どうしてこんな事になってしまったの
よおおおおおおおおおおっつ!!!(号泣)







佳奈 『伝染病には気をつけなければいけないね』






奈乃 『 まだ、十分 若く
キレイ なのにいいいいいっつ!!!(号泣)







佳奈 『うん、太ってなければもっとキレイだよねw』







奈乃 『 まだ、 ピチピチ してるのにいいい
いいいいいいいいいいいいいっつ!!!(号泣)








佳奈 『どちらかと言えば、プクプクしている感じだけど ウププ』




奈乃 『 アンタっつ!!!さっきから何?!!
そのフザケタ態度はっつ!!!

アンタだって蚊に刺されたんでしょおおっつ!!!

うら若き乙女が二人仲良く
コロっつ
いっちゃうのよ っつ!!!(号泣)





佳奈 『え? ああ、wウフフ だって、私達ちゃんとその為に
撃退する抗体の摂取を毎年病院で受けているんじゃないの~w
忘れちゃったの?w』




奈乃 『(泣止) !え まさかあの
毎年 お父さんの知り合い だかどこかの医療機器メーカーが

ウチだけに特別行なっていた 無料の人間ドック
無料 だからいいかって思って受けていたけれども

見た事の無い医療機器を使って
良く分からない 血清 を注入していたのが

ソレだったの?!!』






佳奈 『アレは 血清 だったのかなあ?

なんだか白衣の人達が 「奈乃なんとか」 って
お姉さんの名前を連呼していたみたいだったけれど

奈乃・・・なんだっけ?
何々・・・マシーンとか言っていた様な気もするのだけれど』



奈乃 『そうよっつ!!! なのなのなの・・・
ナノマシーン よっつ!!!』




佳奈 『 ああ、 それかなあ~ウフフ
良くわからないのだけれども、
何でもウィルスに合わせて形を変えながら撃退したり
怪我の治癒作用を促進するとか何とか言っていたから

包丁で指を切った時 すぐ血が止まって
傷が塞がったのも そのおかげなのかなあって~w

得しちゃったって思ってたのヨ~w ウフフ』




奈乃 『 えええええ?そうなの?
嘘~~~~
(ヘナヘナヘナ~~~)

良く分からないけれどあああ良かったああああ(胸撫)』














ピポッツ!!!ピポッツ!!!ピポッツ!!!
(パトライトが回りアラームが鳴る)









奈乃 『 ビクッツ!!! 何何何っつ!!!
ライン大橋で 木曽川の放水?




Kiso River from Mount Igi 2010-02-28
犬山頭首ライン大橋 (Wikimediaより)



佳奈 『きっと佳代ちゃんが帰ってきたのよ
ここに居ても分かる様に
玄関が開いたらこうしてアラームが鳴るようになっているの
ホラあ ヤッパリそうだ~(壁に手を触れる)』

すううううううパッツパッツパッツ
(パネルが開きモニターが現れ家の様子が分割されて表示される)











奈乃 『 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっつコレは ?!!(怯)

これまでココでこうして
このっつ 監視モニター
アタシ達を 監視 してたのっつ?!!(驚)









佳奈 『え? ウフフ違うわ、これは 只の ドアモニターでしょw』










奈乃 『 コレが ドアモニター なら
アタシは レディー・ガガ よっつ!!!


・・・まあ良いわじゃあっつコレでコッチの声が佳代に届くのねっつ


(モニターに向かって)
佳代っつ!!!聞こえる?!! ここよっつ!!!
ココ開けてちょうだいっつ!!!』





(三女 御留守佳代、玄関を上がって廊下を歩きキッチンに入る)






奈乃 『佳代おおおおおおおっつ!!!
コッチよおおおおおおっつ!!!

佳代おおおおおおおおっつ?!!!
聞こえるうううううっつ?!!!

チョット 佳代 おおおおおおおおっつ!!!
佳代 ったらああああっつ

アンタのお姉さんは ココよお おおおおおっつ!!!
ココにいるのよお おおおっつ







(佳代、キッチンでキョロキョロする)







奈乃 『 佳代 おおっつ!!!
チョットアンタっつ何やってるのよおお っつ!!!

ココよ おおっつ!!!
ココにいるって言ってるでしょ おおおっつ!!!

ココに来て早く扉を開けなさいよっつ!!!










(佳代、戸棚を探す)







奈乃 『 佳代ーーーーーっつ!!!
佳代 (声がひっくり返る) おーーーーーーおっつ!!!
早くココ開けてーーーーーっつ!!!










(佳代、冷蔵庫を開けて中を覗く)











奈乃 『 助けてえええええええええええええええええええええええええええええっつ!!!

早くココから出してえええ
えええええええええええええええええええええっつ!!!
(号泣)










佳奈 『お姉さん、こっちの声は聞こえないから』






奈乃 『 (泣止) それを 早く言いなさい よっつ!!!


・・・じゃあこの天気予報師が使う巨大スマホみたいな、
タッチすると動く、見た事無いデカイモニターは

何が出来るのよっつ!!!』




佳奈 『うん本当はコレでお部屋のドアも
開けられるみたいなのだけれども

使い方知っているのはお母さんだし
さっき緊急連絡ボタン押してから大分経つけれども
お母さんからの連絡はまだ無いし

私が知っているのは 玄関の鍵を掛ける事と
キッチンの戸棚の一部を開ける事位だから・・・』




奈乃 『それよっつ!!!
それを使ってとにかく何でもいいから佳代の注意を引いてっつ
ココに閉じ込められている事を何とか伝えればいいのよっつ

早くっつ何でも良いからやってっつ!!!』





佳奈 『え~っとねえ・・・確か、ココをこうして ピポパ
えいっつ』













コロンっつ
(お皿のプチトマトの一つがテーブルを転がる)










奈乃 『 この 緊急事態 にそんな
どーーーーでもいい モノ動かして

どーーーーするのよっつ アンタっつ!!!



もういいからチョット貸しなさいよっつ
・・・・・・・(操作パネルを凝視)

それで、何をどうすれば良いのよ』






佳奈 『うん・・・これで選択して、こーすると、ね 分かった?』


奈乃 『ヨシヨシヨシ、さあ、佳代 コッチに気付きなさい ピポパ










パカっつ (オヤツが入った戸棚が開く)











佳代 『 ! ・・・?(ハッとして戸棚の方を振り向く)』









奈乃 『ヨシっつコッチ向いたっつ☆
そうよ佳代、そのままコッチへ来なさい・・・』











(佳代、戸棚に歩み寄る)












奈乃 『そうよ、そのままよ、そのまま・・・』












(佳代、オヤツに手を伸ばす)












奈乃 『・・・ようし・・・もう少しよ・・・・』














(佳代、オヤツを取ろうとする)













パタン っつ!!!
(オヤツを取る直前 戸棚が閉じる)


佳代 『 うっつ !!!
(佳代、驚き手を引っ込める)











奈乃 『 ブブッツ!!! (吹出笑)』





佳奈 『チョット何やってるのお姉さんっつ
佳代ちゃんからかってどうするのっつ!!!(困惑)』



奈乃 『wフハハっつw!!!・・・ゲホッツwゲホッツ!!!w
・・・wwwっつフハっつw(笑咽)

わ悪いw悪い~wwwでもホラ見なさい
これで 異変に気付いたでしょうよ』







(佳代、回りを見回す)









奈乃 『そうよ良いわよ佳代っつ、それで異変に気付きなさいっつ
アンタのお姉さん達はココに閉じ込められているのよ』










(佳代、テーブルの上に置いてある佳奈と奈乃のスマホを見る)










奈乃『ヨシヨシ、私達のスマホに気づいたわよっつ』








(佳代、佳奈のスマホを手に取り周りを見出す)







奈乃 『そうよ、アタシ達のスマホがソコにあるのに
アタシ達がソコに居ないのはどういう事か

よーーーーーく考えなさい』









佳代『 カー姉っつ ナー姐っつ 居るの?!
(キッチンから顔を出し廊下に向かって呼びかける)』






佳奈 『佳代ちゃん・・・ゴメンね・・・(ウルウル)
ソコに居てあげられなくて許してね・・・(涙)』





奈乃 『アンタは何 壁一枚しか離れていない相手に
シクシク泣いてるのよっつ

そうそう良いわよ・・・・


そうやっていろんな所を探すのよ
そうして
キッチン奥の収納庫の

極悪ルーム の扉を見つけ なさい・・・


アンタの 首の上に付いている のは

喰い物を二つの眼で見つけて ガツガツ喰うダケ
腹の奥底 から 歯の付け根 まで ビロ~ン と伸びて来た

胃袋の進化系 みたいな形をした クチ
付いてるダケじゃないって所を見せなさいっつ!!!

頭よっつ 頭を使いなさい佳代っつ









(佳代、キッチン奥へ向かってツカツカ歩き出す)









奈乃 『・・・そうよ気付きなさい』






(佳代、収納庫の扉の前で立ち止まる)








奈乃 『よしっつよしっつ!!!wこの子ったらっつw
ヤッパリ私の妹よーーーーーっつ!!!w(嬉々)』







(佳代、収納庫横の窓から外を覗くと そのまま引き返す)







奈乃 『 チョット佳代っつ!!! 佳代っつ何やってるの?!!』








(佳代、キッチンを出て玄関に向かう)









奈乃 『佳代っつ!!! 戻りなさいーーっつ!!!』










(佳代、玄関に向かって廊下を歩き
玄関で靴を履いて玄関を出て 外へ出かけて行く)










奈乃 『(呆然)・・・チョット何・・・・・はあああああ?

何何何何何何何?意味分からないw 意味分からないっつwww
何で何で何で?!! w何で出てったのあの子っつwww?!! (呆笑)』










佳奈 『・・・ああ~あ~ この時間は お友達のお家のお呼ばれで
ココへはオヤツを食べにチョット寄っただけだったのかなあウフフ』











奈乃 『 ヤッパリ 只のバカ だったか・・・

アタシ達はもう・・・
「バカの極み妹」 のおかげで

若くて ピチピチ したまま
ココで果てる
のよおおっつ!!! (号泣)










佳奈 『ああ、このお部屋ね、
中にヒトが入ってインキーになったら

とりあえず0時になると鍵が開く様にセットされているから
それは大丈夫よ~☆』





奈乃 『(泣止) それを 早く言いなさい よっつ!!!



何?午前0時いいい?
それまで何やってれば良いのよ
お昼も食べてないし、トイレはどうするのよ』









佳奈 『お手洗いなら荷物の向こうのお部屋の奥にあるわよ』






奈乃 『部屋って何っつ?!! 何っつ?!!
地球征服悪のシンジケート犬山支部 には
まだどんな秘密があるって言うのっつ?!!(怯)』






佳奈 『そんな大げさな、只のパーテーションでしょ』






奈乃 『まあ良いわ、その話は後でたっぷりさせてもらうからねっつ』
ツカツカツカツカ・・・ バタン

(奈乃、ツカツカと隣の部屋の前まで歩き扉を開けて入室する)












佳奈 『(モニターの時計を見て)・・・ああ、もう
「4時からデリカ」の時間になっちゃった~晩御飯ど~しよぉ~~~(困)』
















奈乃『(隣の部屋から)
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっつ!!!







佳奈 『何っつ何っつお姉ちゃんどうしたのっつ!!!(走って隣の部屋に入る)』













奈乃 『(制御盤の前を指差して)
このっつこのっつ!!! ・・・

木曽川の 木津用水の 水門 でも
開け閉め する様なっつ
メカメカ しく 仰々 しいっつ

操作パネル の数々はああっつ!!!
何よおおおおおおおおおっつ!!!(怯)

ああああああ、アンタあああっつ

何回 地球を征服 したら
気が済むのおおおおっつ!!!(恐怖)










佳奈 『そんな大げさな・・・(呆)
コレは 私には良く分からないけれど

ウチの太陽光パネルを制御する何とかとか言っていた
電気制御機器で

停電になってもウチの電気を賄える様にする為の
蓄電システムだそうよ』





奈乃 『 この前母さんが消えたのは
この部屋のコレの為だったのね・・・』









ぶうううううん~ (蚊の羽音)







佳奈 『あっつ がいる  エイっつ コラっつパシッツ
わあ逃がしちゃった・・・

さっきの「 デング熱の蚊 」の生き残りがまだ飛んでるわよ』



奈乃 『 はっつ!!! ソッチの事を忘れてたっつ!!! (焦)

0時になって扉が開いても
アタシ達と一緒に蚊が出て行ったら大事じゃないのっつ!!!

アタシ達がこの部屋を出る前に
この蚊を駆除しておかないとっつ』




佳奈 『・・・・あああ、駄目ええ すぐお姉さんの方へ飛んでいく、
お姉さんは蚊がたかりやすい体質なのかなあ・・・・』





奈乃 『あっつ来た来た・・・待ってなさい
捕まえてやるから・・・・そ~~~っつと』











ビコンッツ!!!ビコンッツ!!!ビコンッツ!!!
(黄色いランプが灯ってアラームが鳴る)







奈乃 『 ヒイイッツ!!!
ビックリさせるんじゃないわよっつ!!!
今度は何っつ?!!

立体駐車場に フェラーリ を停車?!!








佳奈 『あっつ また佳代ちゃんが帰って来たわ
・・・あらあ? お姉さん見てっつ
ほらあっつ佳代ちゃん真っ直ぐキッチンの中に入って行ったっつ

あっつ 収納庫の中に入ってきたっつ
ホラホラっつ 見て見てっつ

佳代ちゃんこのお部屋の扉を見つけて
扉を叩いているっつ』





奈乃 『えっつ?!! このタイミングでこの部屋に気付くとは
なんて間の抜けた子なの~っつ!!!』




佳奈 『あっつ 佳代ちゃん扉を開けようとしているわよ』



奈乃 『チョットチョットチョットっつ!!!
まずいわまずいわまずいわっつ!!!

は、早くこの 蚊 をっつ!!!
退治しないとっつ!!!』



佳奈 『えええええ~っつ だってあんなに早いの無理だよお(困)』



奈乃 『アタシよっつアタシを餌にして退治しなさいっつ』




佳奈 『えっつ でも お姉さん・・・扉が開いたら蚊は・・・』




奈乃 『良いからっつ!!! 蚊がアタシに止まったら
構わず思いっきりぶっ叩きなさいっつ!!!』








佳奈 『そう?・・・ウン じゃあ 行くよ・・・
来た来た・・・ エイっつ!!!







バチイイイイイイイイイインンンンンンッツ!!!
グルグルッツ!!!ドガッツ!!!

(奈乃、足に止まった蚊を思いっ切り叩かれ、
足がすくわれ回転してひっくり返り、
勢い余って顔から床へ激突する)








佳奈 『 きゃあああああああああああああああああっつ
おねえちゃああああああああああああああんんっつ!!!
(真青)









奈乃 『・・・・あ、アタシは平気よ・・・
(潰れた蚊を見て) ああ、やったじゃないww

まあ、 中々良い 大外足刈り だったわよw・・・

こんな誰も知らない密室で
大の大人女子が一回転 した甲斐があったというものよ

何にせよコレで一安心ねw (負傷)』









ドンドンドンっつ!!!
(扉を叩く音)






奈乃 『 アレは? 佳代っつ?

佳代おおおおおおおおっつ!!!
ここよおおおおおおおおおおおおおっつ


たすけてえええええええええええええええええええええええええええええっつ!!!
早くここから出してえええええええええええええええっつ!!!(号泣)






佳奈 『・・・お姉さん』







奈乃 『(泣止) あっつ ・・・言わなくていいっつ
佳代には聞こえないんでしょう?
分かってるわよっつw』










佳奈 『じゃなくてっつ ホラあっつ
扉の所にまだ がっつ ホラ あそこっつ!!!』









奈乃 『 ?!!!
まだ残ってたかっつ?!!
まずいわよっつ今開けたら 大惨事 よっつ















ガチッツ!!! ガチッツ!!!
(扉のレバーが動く)





奈乃 『 駄目駄目駄目駄目駄目駄目 っつ!!!
マズイマズイマズイマズイマズイ っつ!!!

はははは早く の駆除をっつ!!!
早くっつ!!!早く佳奈ああっつ!!!








佳奈 『お姉さん待って お姉さんで蚊をおびき寄せてみるからっつ』
(奈乃の背中へ回り肩を掴む)







佳奈 『 さあっつ さんっつ お姉さんよおおっつ
大好き でしょおっつ
コッチに来てお姉さんを刺すのよっつ

ほらあっつ つ~んつ~ん って

どっかの おでん みたいに突付いたら
私が 思いっきり引っ叩いて あげるから~

コッチの血 ~は 痩せて
マズイぞおお~っつ

アッチの血 ~は ブクブク して
美味いぞおおおっつ~


(佳奈、奈乃を前に突き出す)







ビコンッツ!!!ビコンッツ!!!ビコンッツ!!!
(赤のライトが灯ってアラームが鳴る)






奈乃 『 ヒイッツ!!!ヒイッツ!!!
今度は 何っつ!!!何っつ?!!!

いよいよ サンダーバード2号の発進?!!!






佳奈 『あっつ 扉が開いちゃうっつ』





奈乃 『 駄目よおおおおお 佳代 っつ!!!
今開けちゃ駄目よおおおっつ!!!







佳奈 『あっつ 蚊がお姉さんのお鼻に止まった』



奈乃 『 ヨシっつ!!!イキなさい 佳奈 っつ!!!
思いっきり バチイイイイイン っつと
イキなさいっつ!!!

早くっつ!!!早くっつ!!!
(焦)








佳奈 『ウン、 エイっつ!!!







バコッツ!!!
(佳奈、奈乃の背後から手を回し奈乃の鼻を叩く)


奈乃 『 ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっつ!!!(涙)








バコッツ!!! シュウウウウウンン・・・
(部屋の扉が開く)








佳代 『カー姉っつ ナー姐もw』








ぶううううううううううん~んん
(捕まえそこねた蚊が扉の方へ向かう)








奈乃 『 きゃああああああああああっつ
大惨事 よおおおっつ
地球滅亡の日 よおおおおおっつ!!!( 鼻血 )








佳代 『はあ?

パチン


(潰れた蚊を見て) うわ何っつ すげーイッパイ 吸ってるwww』









奈乃 『(胸撫下) 良かったあ ああああっつ!!!
犬山市民が 犠牲 にならなくて
良かった あああああああああああっつ!!!(号泣)










佳奈 『ああ、その二重扉ね 滅菌機能 があるから
ソコから出た虫は 自動的に駆除 されるのw

それに予防接種を受けた 私達の血を吸った蚊
科学反応で無害 になるから大丈夫よウフフ』









奈乃 『(泣止)
だからそれを早く言えっ
て言ってるのよっつ!!!









佳代 『・・・何か良く分からないけれど良かったじゃんw
ああ、それでさっき外で音がしたから何かと思って玄関を出たのだけれど

門の所に母ちゃんの知り合いというヒトが立ってて
カー姉達がここに閉じ込められてるって言うからビックリしてさあ、

部屋の場所と扉の開け方教えて貰って
急いでやってきたのだけれど

こんな所で雪隠詰められて二人共何やってたの?』






佳奈『ウン、話せば長い話なのw 良かったあああ・・・
お母さんが知り合いのヒトをよこしてくれたんだあ~

まだおせち料理も全部出来ていないのに
お姉さんとこのお部屋で年越しする事になったら
どうしようって思っていたの・・・(ウルウル)』







佳代 『へへへ~~~~www
ナー姐、 あけましておめでとう ございますwww』




奈乃 『うまい事言ったつもりになってるんじゃないわよっつ

大体、そのセリフは 米澤穂信 作のラノベ 「氷菓」
「あきましておめでとう」 のパクリじゃないのっつ!!!

そもそも今回の話は何でも Voyager クソムシ
去年の正月に更新するつもりで書いていたものらしく


このオチを 精査 する為に
第三者の公正な眼 で更新を一年待ったという

訳の分からない
理由があって


まるで 「卒論」 でも書いている様だったと聞くから
正しく 「バカの極み中年」
な話だったという訳よねえw』








(ウルウルウル・・・)







奈乃 『あら?変ねえ・・・
佳奈にしてはいつもより「 ウル 」が 一つ多い のだけれど』








佳代 『ああっつそうそうっつ、それでナー姐っつ
お客さんと一緒にねえ~っつ ウチの ねえ~っつw』











奈乃 『 ?!あっつ あなたは?!!
















父 御留守中(おるすあたる)
ナノチャン・・・ ウルウルウル(涙)』








奈乃 『 !!! お父さんっつ?!!!





(つづく)



日常の何気ない不思議を解明する?
三姉妹探偵? ミニ・シリーズ
『御留守家の三姉妹』
バックナンバー>>
コチラも合わせて お愉しみ下さい


2016-10-20
- 御留守家の三姉妹R -
『行楽には自転車も良いですねえ~EX』 の巻
(行楽先で自転車の鍵が開かなくなり奈乃に異変が)

2016-04-01
- ヘタレ絵日記EX -
『四月馬鹿談義』 の巻
(奈乃のホラ話を真に受けた佳奈が)


2015-11-26
- 4周年記念 -
『4周年ですねえ~』 の巻
(ガチャポンの無駄遣いが佳奈にバレそうで誤魔化す奈乃)

2015-09-03
- ヘタレ絵日記EX -
『仲良くスイカを食べました』 の巻
(佳代が貰ってきたスイカを食べている内に)

2015-08-13
- 夏企画 -
『夏ですねえ~』 の巻
(佳代の髪飾りが紛失し)

2015-05-03
- GW企画 -
『HEROですねえ~』 の巻
(奈乃の不◯子に佳奈が難色を示し)

2015-01-03
- 春企画 -
『春は新年度ですねえ~』 の巻
(母 菜乃花が久しぶりに帰宅して)

2015-01-03
- 御留守家の三姉妹R(リターンズ) -
『クリスマスですねえ~』 の巻
(奈乃が幼稚園のクリパを)


2014-09-22
- 祝9万ヒット記念 -
『肝試しですねえ~』 の巻
(奈乃が幽霊を目撃)

2014-07-23
- 祝8万ヒット記念 -
『祝☆8万ヒットですねえ~』 の巻
(奈乃がUFOを目撃)

2014-05-17
- 祝7万ヒット記念 -
『祝☆7万ヒットですねえ~』 の巻
(三姉妹会議が衝撃の展開を)

2014-04-01
- エイプリール・フール特集 -
『初音ミク鑑賞会』 の巻
(奈乃のコスプレで揉める三姉妹)

2014-02-23
- 祝6万ヒット記念 -
『祝☆6万ヒットですねえ~』 の巻
(6万hit記念にお菓子を焼いた佳奈の受難)

2014-01-07
- 5万5千ヒット記念 -
『ハイブリッドですねえ~』 の巻
(奈乃の肥満隠蔽を追求する佳奈)

2014-01-02
- 新春初笑企画 -
『初詣でしたね~』 の巻
(佳代の男疑惑で初詣を監視する姉達)


2013-12-21
- クリスマス直前企画 -
『食欲は冬もでしたね~』
(佳奈にスイーツを没収され逆襲する奈乃)

2013-11-20
- 開設2周年記念 -
『祝☆2周年ですねえ~』 の巻
(2周年記念バニー撮影後の会話)

2013-11-12
- 5万ヒット記念 -
『食欲の秋でしたねえ~』 の巻
(夏太り転じて姉妹の秘密が明らかに)

2013-10-13
- 御留守家の三姉妹 -
『行楽には自転車も良いですねえ~』 の巻
(行楽地へのサイクリングで鍵が開かず)

2013-09-25
- 4万5千ヒット記念 -
『出張!居酒屋ラジコン侍、佳奈来店編』
(佳奈の話題で盛り上がる酒の席で)

2013-08-23
- 夏特集 -
『残暑お見舞い申し上げます』 の巻
(海で奈乃が大変な事に)

2013-08-01
- 夏特集 -
『暑中お見舞い申し上げます』 の巻
(艶やかな浴衣姿の三姉妹の秘密)




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最終更新日  2017年03月09日 18時24分40秒
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