Over The Moon.

Over The Moon.

日記に出てくる能楽用語

*日記に出てくる能楽用語集*
~これを読めば日記はもっと楽しくなる~


*Last up date 2010.5.22  注釈追加*


日記の主要カテゴリーのひとつ 『能関係の日記』 に出てくる能楽用語をご紹介。
もし日記読んでて「?」と思ったら見てください。

※注:現在、私は宝生会のサークルを卒業し、社会人として稽古を続けています。
  この用語集は現役当時(2~3回生)に作成したものなので、実際の意味合いとは異なる部分も沢山あります。
  しかし、当時抱いていたイメージそのものなので、そのまま残しておきますことをお許しください。
  なお、回生は2008年春のものです。




★登場人物年代関係★(すべて仮名)

 3つ上:熊さん・山羊さん
 2つ上:犬さん・猿さん・猫さん
 1つ上:亀さん・鶴さん
 同回生:鴨くん
 1つ下:鹿くん・雉ちゃん・寅くん
 2つ下:犀ちゃん・リスちゃん



ア行
【犬さん(仮名)】(イヌサン)
 現在宝生OB、博士1回生。4回生のときに 能「箙』 シテ をやった。面倒見がいい。

【謡】(ウタイ)
で謡われる曲のこと。
 種類は百何十種類もあって数え切れない。
 物語り形式になっており、一曲1時間はくだらない(長)。
 そんなわけで普段の稽古では、 仕舞 の部分だけピックアップして稽古してます。

【謡会】(ウタイカイ)
 年に何度か行われる宝生会不定期行事。
 一般的に誰かの思いつき。
 一日中(または半日中)、設定した曲目をひたすら 素謡 する。
 たまに他大学も 巻き込んで 呼んでやることがある。

【箙】(エビラ)
 うちのサークルが過去に出した の演目のこと。(→ その日の日記
修羅物

【鸚鵡返し】(オウムガエシ)
の練習方法のこと。 先輩と後輩が1対1で正座して向かい合ってやる。
 先輩が謡ったひとつの節を、後輩が繰り返します。
 やる前には必ず「お願いします」と礼、終わったら「ありがとうございました」と礼。
 普段の稽古はこれと 仕舞 の練習ばっかりやってます。→ 参考
   例:「今日も~やりますか」

【堕ち・る】(オチ・ル)
 修羅物(二番目物)が好きな人のこと。 あくまで宝生会用語であって全国に通用するわけではない。
   例:「亀さんは修羅道に~・てます」


カ行
【型】(カタ)
仕舞 を舞うときにやる動作のこと。
 「サシ」「ヒラキ」「ユウケン」「半身」など。
 仕舞はこの型の連続で構成されています。
 型同士は ハコビ でつなげられます。
 場面によって型の意味は変わります。

【構え】(カマエ)
仕舞 の基本形。
 腕を張って、腰を入れて、堂々と立つ。
 左右対称が綺麗です。
   例:「~がおかしいよ」

【亀さん(仮名)】(カメサン)
 現在宝生OB、修士2回生。喋りが独特。行動予測不能。

【鴨くん(仮名)】(カモクン)
 現在宝生OB、修士1回生。4回生のときに能「葛城」のシテをやった。宝生会唯一の同回生。

【雉ちゃん(仮名)】(キジチャン)
 現在宝生4回生。大人しくてつつましい。

【京宝連】(キョウホウレン)
 イ:京都の大学宝生会が構成する連盟・京都宝生流学生連盟の略。
 ロ:春(5月)と秋(12月)に行われる京都の大学宝生会が集まって出す舞台・京都宝生流学生連盟自演会の略。
   運営は京宝連委員。
    <2005年京宝連日記>・・・ 春(5月) 秋(12月)
    <2006年京宝連日記>・・・ 春(5月) 秋(12月)
    <2007年京宝連日記>・・・ 春(5月) 秋(12月)

【キリ】(キリ)
 曲の最後の部分のこと。

【熊さん(仮名)】(クマサン)
 現在宝生OB、学部?回生。引退してもよく来てくださる。ざっくりした正直者。


サ行
【犀ちゃん(仮名)】(サイチャン)
 現在宝生3回生。女の子だけど一人称は俺。

【猿さん(仮名)】(サルサン)
 現在宝生OB、博士1回生。謡いと酒が好き。普段は小声。

【下が・る】(サガ・ル)
 声に勢いがないこと。また、音程がどんどん下がっていく現象のこと。
で最もよく注意されるポイント。下がる=良くない。(⇔はる)
   例:「あんた声~ってますよ」

【地合わせ】(ジアワセ)
地謡 仕舞 を合わせること。
    例:「じゃあ8時から~しますか」

【地謡】(ジウタイ)
におけるバックコーラスのこと。
 普段の稽古では、この地謡メンバーに入る謡を主に習ってます。
 舞台上での構成員は、ひとつの謡につき 仕舞 では3~5人、
舞囃子 では3~6人、 では6~10人います。
 みんなで合唱。
   例:「『箙』の~何人だっけ」

【自演会】(ジエンカイ)
 毎年11月に行う、うちの大学の金剛会・狂言会と合同でやる舞台のこと。
 ここで能、もしくは舞囃子を出すのが通例となっている。
  (→ 2005年度の日記
  (→ 2006年度の日記
  (→ 2007年度の日記

【鹿くん(仮名)】(シカクン)
 現在宝生4回生。落ち着き方はOB級。

【地頭】(ジガシラ)
地謡 のリーダーさん。主に先輩。ひとつの謡につき一人。 この人の声・謡い方に合わせて地謡が謡う。
   例:「これ~誰?」

【シテ】(シテ)
の中での主役のこと。
仕舞 で言ったら舞う人のこと。
 でも 舞囃子 になると、私のような初心者は恐れ多くてやらせてもらえない。
 謡は歌というより台詞っぽいのが多い。

【仕舞】(シマイ)
 舞のこと。
 ひとつの話のいいとこ取りで、平均5分くらいの長さ。
 基本的に一人が舞って、後ろに 地謡 (3~5人)がいる。
 地謡の謡に合わせて、扇を持ってくるくるり。
 普段の稽古はこれと 鸚鵡返し ばっかりやってます。 

【仕舞地】(シマイジ)
 仕舞における謡のこと。バックコーラスみたいなもの。

【地袴】(ジバカマ)
地謡 が着用する袴のこと。
仕舞 用の仕舞袴と生地が違うので、仕舞には向かない。
 2つの袴を使い分けていない流派もある(むしろそれがスタンダード?)

【修羅物】(シュラモノ)
の種類のうち、武士等が シテ の勇ましいもののことを指す。
 二番目物とも言う。

【序破急】(ジョハキュウ)
全体を支配している速さのこと。 最初ゆっくり、だんだんスピードがついて、最後が一番速い。
仕舞 の中でも、 ハコビ にも、 にも序破急があり、これをつけることで全体が生き生きする。
 ・・・これが難しい。
   例:「~がついてないよ」

【全宝連】(ゼンポウレン)
 全国宝生流学生能楽連盟自演会の略。宝生流の全国大会のこと。
 全国の学生宝生会が集まって舞台を出す。
 京都→金沢→東京→名古屋の4会場を4年周期で回っている。
  ★ 2005年度東京大会
  ★ 2006年度名古屋大会
  ★ 2007年度京都大会

【素謡】(スウタイ)
を最初から最後まで通して謡うこと。
 誰かが舞うわけではなく、ただ皆で通して謡って楽しむ。
 役は大概じゃんけんか、先輩の独断で決められる。
   例:「最後に~しよう」


タ行
【ツヨギン】
 謡い方の一種。
 ごりごりっと気合を入れて謡うこと。

【鶴さん(仮名)】(ツルサン)
 現在宝生OB、修士2回生。多忙な人でめったに現れない。

【寅くん(仮名)】(トラクン)
 現在宝生4回生、多忙のため休部中。大変元気があり、みんなに愛されている。


ナ行
【猫さん(仮名)】(ネコサン)
 現在宝生OBの社会人。犬さん・猿さんと同期。『 』の 地頭 をやっていた。

【能】(ノウ)
 イ:能楽。私がサークルでやってること全体を指します(日記ではこれがほとんどです)。
 ロ:舞台で出す「 」のこと。
 これは 舞囃子 (= 仕舞 +音楽)+α=「 」だと思ってください。
 「 」をやるのは 仕舞 舞囃子 より大事(おおごと)なので、めったにやれることではありません。
 うちは年に1回あるかないか。

【後シテ】(ノチシテ)
における後半の シテ 。前半は前シテ。
 着物を変えるだけではなくて演者が変わることもある。


ハ行
【ハコビ】(ハコビ)
同士をつなげている歩き方。
 要するにすり足のことです。
 腰を入れて、体の軸がぶれないように歩きます。

【は・る】(ハ・ル)
 謡で最も気をつけるべきこと。
 声が下がらないように、気合を入れること。
   例:「ちゃんと声~って」

【平地】(ヒラジ)
地謡 の中で、 地頭 でも 副地 でもない人のこと。
 つまりヒラ。

【副地】(フクジ)
地謡 の中のサブリーダー。
 リーダーは 地頭

【宝生流】(ホウショウリュウ)
 私が所属する の流派。宝生会とも言う。
 私の大学には観世・金剛・宝生の3流派があるんですが、
 中でも宝生は濃いですね(ほんとかよ)。
 俗に『 の宝生』とも呼ばれる。謡は確かに綺麗です。

【BOX】(ボックス)
 サークルの稽古場のことです。
 うちの宝生会用語です。
   例:「~へ行くと誰もいなかった」


マ行
【舞囃子】(マイバヤシ)
仕舞 にお囃子方(鼓、太鼓、笛など)が入ったもの。
 多分10分か15分くらい。
 うちの宝生会では3回生の春に挑戦するのがスタンダード。

【無本】(ムホン)
 謡を覚えること。本なし、の意。
 仕舞地は言わずもがな、連吟もたまに無本。

【申し合わせ】(モウシアワセ)
 本番前のリハーサルのこと。
 大概お囃子方や玄人のワキ方と合わせる場合に行う(つまり 舞囃子 、もしくは を出すときのみ行われる)。
 いつも平日にやるから授業をさぼることに・・・。
   例:「~遅れないでくださいね」


ヤ行
【ヨワギン】
 謡い方の一種。
 音階がはっきりした、柔らかい謡い方。
 宝生流は特に技巧的。


ラ行
【連吟】(レンギン)
 皆で謡うこと。
 一曲は長いので途中から謡うのが普通。大概舞台用。
 全曲謡うのは 素謡


ワ行
【ワキ】(ワキ)
 謡における脇役(準主役)のこと。
シテ と同じで台詞っぽい部分がある。
 似たようなものでワキヅレというのもある。


CONTENTS に戻る
TOP に戻る


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: