Over The Moon.

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宝生会と私【第一話】

~ 宝 生 会 と 私 ~ 


第一話:能との出会い (・・・連載?)




それは4月の新歓ムードもすぎ、
5月も半ばのことでございました・・・(大河ドラマ解説風)


*・・・*・・・*・・・*・・・*



18時終了の講義が終わって、とりあえずどこ行こうかなーとビラを手にする。
先月より格段にビラの数が減ってるんですよ。
せっかく おごってもらえるのになぁ・・・ (おい)。
まあ、もらえるものはもらうというのが基本姿勢ですから。

んーと・・・
よし、今日は文芸団を見に行こう。
食堂で活動してるんだそうです。
えーでも一番遠い食堂だしこれ。
まあいいや。


自転車がないから
広い構内をとことこ歩く。
そうしてやがて食堂に着いた。
どきどきしながら中に入る。

でも肝心の文芸団は、
どこにいるかさっぱり分からない。
えー・・・。
ビラを見る。
「分からなければここに電話を」
嘆息。
そんな勇気、新入生にあるかっての。


食堂を出たり入ったりしながら、結局よく分からなくて外に出た。
辺りは薄暗い。
ああ・・・
お腹すいた・・・。
他のビラを取り出して見る。
ここ別のサークルいないのかな。
でもめぼしいところは特にない。
がっかり。

どうしよっかな。
私は辺りを見回した。
どこでもいいからおごってもらおう (←最悪)。


そのとき
隣にいた人が
看板を持ってることに気がついた。
・・・てか今まで気づかなかったし。
だって、え、それ ダンボールじゃないスか
なになに、何の団体これ。

隣をじろじろ見るのは嫌なので
ちょっと離れて遠巻きにその人を観察する。


なんかその人はカー○ルサン○ースのように
一人寂しく食堂前に立っていた。
やる気がないのか誰にも声をかけないし
他の人も全然気がつかない。

そして手にあるへしゃげたダンボールには
かすれた油性マジックで
でかでかと一言。

「能」


・・・
NOU??

ノーマークサークル。


脳内での葛藤がおこる。
(赤コーナー『なんでもいいからイットケー』!
 青コーナー『怪しげな団体チカヨルナー』!
 おーっと両者激しい攻防です!一歩も譲らない!
 何ぃ、ここで赤コーナーに『空腹カーン』が乱入!!『チカヨルナー』滅多打ち!!)

・・・


(裏声)「あの~・・・」
「はい?」
「能って、何ですか?」


*・・・*・・・*・・・*・・・*



これが五月と能の初めての出会いだったのでございます・・・。




つづく。(・・・のか?)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




・・・しょーもな!!

何これ!!

・・・でもほとんど ノンフィクション です。
こんな風に最初、宝生会の見学に行ったわけです。
もしあのとき文芸団が食堂にいたら今の私は存在しません。
(ちなみにこのときダンボールを持って立ってたのは このとき のOBさんでした。)
人生何が起こるかわからないというのを今身をもって体現しております。

第二話『師との出会い』へGO


(なんとなく感想とか言いたい人は ここ とか ここ で何か言っていただけると渡理は喜ぶわけです。)



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