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シリーズ・フィナーレ。マイアミを舞台にした、ちょっと緩い、しかし職人たちのドラマとして始まったBNですが、いろいろ変遷があって、最終シーズンはマイケルが道を見失ってかなり辛かったですね。いや、辛かったのは最初からだったかも。マデリンから理解を得られなくて、マイケルはいつも自分を追い込んでいたように見えました。でも、側にはずっとサムとフィオナがいて、誰もマイケルを見捨てなかった。マイケルも、というか、ジェフリー・ドノバンもマイケルの固い表情、感情を現さないスタイルを貫きましたね。最終回らしい最終回で、7年間の結論としては非常に良かったと思いました。(ネタバレ注意)ソニヤを選ぶのかフィオナを選ぶのか。マイケルはとっさにソニヤを撃ち、ヘリコプターからその様子を見ていたジェームスは部下に今すぐ、2人を殺せと命じる。マイケルとフィオナはジェームスの部下たちに狙われながら、通信施設から脱出を図り、そこにサムとジェシーが救出に現れる。4人はCIAにも追われながら、ジェームスの手下にも狙われる身となった。武器はわずかで、C4爆弾がわずかに残っている。マイケルは一人にしてほしいというが、サムらは逃げるなら一緒だとマイケルを説得する。フィオナは後の事も考えず、マイケルを取り戻しに行ったという。しかし、街に戻る途中で4人は懸賞金がかけられて、ニュースで指名手配されているのを知る。コンビニのオーナーから銃を向けられたサムとジェシーだったが、マイケルは強引に車を突っ込ませ、その場から逃走する。ストロングはジェームスを取り逃がした事で捜査が撃ちきりとなり、自分のキャリアも危なくなったと言う。取引などは考えられず、マイケルは解雇の本当の苦しみを知る事になろう。マイケルはこれ以上の逃走を諦め、ジェームスを捕らえてCIAに突き出すしかないという。あくまで一人でやるというマイケルだったが、ジェシーらに説得されて、マイケルはマデリンに最後の別れを告げに行く。マデリンはチャーリーを悲しませないで欲しいという。ジェシーがジェームスの通信関係の技術者を割り出す。NSAの職員で数ヶ月前から姿が見えなくなっている。4人は強引に男を捕らえ、脅してジェームスの通信施設がマイアミ市内の元新聞社の建物である事を聞き出す。そこは無人で、ジェームスの組織に関するデータのバックアップもあるという。ジェシーはマデリンとチャーリーを逃がすために準備を進め、マイケル、サム、フィオナはハードドライブのある小部屋に入った。しかし、ジェームスはマイケルらが購入した使い捨て携帯を追跡して、今、マイケルらがいる部屋の外で包囲していると連絡してくる。出口は無い。無論、マデリンとジェシーがいる隠れ家も監視下にある。時間が欲しいというマイケルは、マデリンに連絡しジェームスと取引すると伝えるが、マデリンは手元に残ったC4爆弾を自分が起爆させ、ジェシーにチャーリーを連れ出してもらうと答える。何事にも犠牲が必要というマデリンの言葉にマイケルは涙を流す。マイケルはフィオナと共に部屋から出て、ジェームスらを油断させると撃ち合いを始める。その隙にサムはハードドライブを持って脱出を図る。ジェームスは今すぐマデリンを殺せと命じ、手下が隠れ家に入ると、マデリンは爆弾を爆破させ、ジェシーはチャーリーと脱出する。マイケルとフィオナは弾が残り少なくなり、捨て身の作戦でジェームスを撃つ。ジェームスはこれで終わりではないと言い、ビル全体を破壊するスイッチを押す。建物は炎に包まれた。サムとジェシーはCIAにハードドライブを渡して拘束されたが、ストロングは手に入れた情報でジェームスの組織の関係者を多く逮捕することができたという。サムとジェシーは釈放され、マイケルは英雄としてCIAの殉職者の中に加えられた。マイケルとフィオナの葬式が行われたが、サムとジェシーはいずれまたマイケルから連絡が来るだろうという。マイケルとフィオナは爆発の中を脱出し、今はチャーリーと一緒にどこかで静かに暮らしている。マイケルは将来について考えて見るという。台詞の中に、OPの各人の台詞が織り込まれて、いかにも最終回のサービスという感じでしたね。最後の闘いでは犠牲が必要。マデリンが息子たちを守るために、自ら死を選んだ。間違ったのは何もマイケルだけではない。ジェシーとのエモーショナルなシーンもあり、マイケルが母の最後の言葉に大泣きするシーンもあり。見せ場でした。フィオナのアイルランドの家?にはフィーの大好きなスノーボールがあり、きれいにまとまった感じはありましたが、長いシーズンの最後はこれで良いでしょうね。やはり、マイケルはソニヤではなくフィオナを選ぶのが当然です。サムがマイケルを見捨てるはずがない。ダクトテープが役に立つところも、BNらしくて良かった。スパイとしてのマイケルはこれで終わりでしょうが、本当の人生はこれから。自分を首にしたCIAが英雄として名を刻んでくれたのだから、不満もないでしょうね。スローモーションの爆発シーンとか、闘いの犠牲とか、全体の作り方が「バフィ」の最終回みたいだなあと思ってしまいました。(笑)そういう意味では平均的だったかもしれませんが、とにかく7年間ご苦労様と言いたいです。
September 30, 2014
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ついにマイケルがとことん追い込まれて、シリーズはクライマックスを迎えました。これまで、こんなマイケルは見たことがない。さすがに見応えがありました。長いスパイ稼業とジェームスから受けた拷問がマイケルを変えたと思いたいです。ジェームスにCIAの任務で潜入していることをばらしたマイケルは、ソニヤから「私との事も嘘だったのか」と問われる。マイケルは長期の潜入で自分を失い、その間にソニヤのことを大事に思うようになったと答える。ジェームスはマイケルの真意を確認し、自分たちが行おうとしている大義をどう思うかと尋ねる。マイケルはジェームスのやり方には必ずしも同意しなかったが、やったことは誰かがやらねばならない必要な事で、ジェームスが戦う意味を気付かせてくれたと答える。ジェームスはマイケルの言葉を信じ、自分たちの組織を使ってマイケルの友人を救いCIAと戦うという。そのためにはCIAを騙し、マイアミに戻り、任務に失敗してジェームスを取り逃がしたと言えという。マイケルは命令通り、ストロングに潜入はばれていないと告げ、報告のためにCIAの本部に向かう。ストロングの上官はジェームスを捕らえられなかったため、任務は失敗に終わったと決めつけ、継続の意義はないという。しかし、誰よりもジェームスを知っているのはマイケルで、バークからジェームスまで辿れたのはマイケルの手柄に他ならないと説得する。上官は48時間の猶予で、ジェームスを捕らえろと告げる。今度こそ失敗すると厳しい処分が待っている。フィオナは、CIAからマイケルが仲間との接触を断たされている事を心配し、力になりたいと申し出る。マイケルはCIAのバックアップの元、これからは1人で行動し、全てを終わらせると答える。フィオナはサイモンを雇うCIAが信じられるのかと言い残し、立ち去る。しかしフィオナはマイケルの銃に発信器をしかけており、サム、ジェシーはマイケルが何か隠していると尾行することになった。そこで、マイケルがサムの電話に嘘を付いて、ジェームスを出迎えているのを発見したサムは、裏切られたと激怒する。フィオナはマデリンに、マイケルがすっかり人が変わってしまい、この先ジェームスの監視下にいるのは危険なのでチャーリーと脱出するよう勧める。ジェームスはマイケルから身柄確保のリミットが近づいていると聞かされ、それならば自分を逮捕してCIAに差し出せという。マイケルは英雄としてCIAに戻れるし、ジェームスは組織をマイケルとソニヤに任せて、マイケルに守って貰える。マイケルの仲間もストロングから自由になるだろう。マイケルはストロングにジェームスが国内に入るのでその時を狙って確保しろと伝える。サムとジェシーは暴走するマイケルを取り戻そうと計画を立てる。フィオナがマデリンの自宅を焼き払って、2人を連れ出したとマイケルに伝え、フィオナがマイケルにしか話さないと言っているので、会いに来て欲しいと言う。マイケルとソニヤはエバーグレイズの元通信施設でジェームスを待ち受けていたが、サムの懇願でマイケルは持ち場を離れる。しかし、マイケルはサムの様子に不信感を持ち、なぜ嘘を付くのかと、サムと激しい言い合いとなる。マイケルは人生を壊したCIAへの長年の恨み辛みを口にするが、サムはネイトにそれを言えるのかと言う。マイケルとサムはついに殴り合いとなり、勢い余って海中に落ちたマイケルは、隙を見て逃げる。マイケルは次は邪魔させないと言い残す。エバーグレイズに戻ったマイケルは、施設の屋上でジェームスがヘリで到着するのを待つ。CIAも現地に特殊部隊を向かわせていた。マイケル確保に失敗したサムはあきらめ顔だが、フィオナは別人となったマイケルであっても、今取り戻さないと2度と元に戻らないと主張する。マデリンはこれまで共に助け合ってきたのに、息子を見捨てないでくれと頼む。フィオナに負けて、サムもジェシーもマイケルの居場所を追跡することにする。エバーグレイズの通信所の屋上にいるマイケルとソニヤを発見した3人は、ソニヤを引き離して、フィオナが屋上に向かう。マイケルはフィオナの出現に驚き、今すぐ戻れと叫ぶが、フィオナは私の愛したマイケルはどこへ行ったのと呼びかけ、頑として動かない。やがて戻ってきたソニヤがマイケルにフィオナを始末するように命じる。自分でできないのなら、私が殺すと、ソニヤはフィオナに銃を向けた…最後は接近するヘリの爆音で緊張感が高まり、広々としたエバーグレイズの風景との対比が良かったです。あの銃声は誰が撃ったものなのか、また誰が撃たれたのかというのは想像がつきます。でも、一応AパターンとBパターンがあるでしょうね。(笑)マイケルは完全に自分を失って、ジェームスにマインドコントロールされていると言う感じに見えます。首にされても古巣を信じ、元の組織に戻ろうとしてきたマイケルが、人殺しのサイモンをCIAが使ったからと、そんな簡単に裏切る気持ちになるのかなと、思いますね。CIAにも悪い奴がいるけれど、今日始まった事ではない。実際、マイケルはカードを撃ち殺しているし。ジェームスの全能感というか、詭弁というか大義に、マイケルは目がくらんでしまったか。本当は三重スパイ(CIAのスパイであることをジェームスに告白して、CIAを騙して元に戻ったけれど、でもそれもまたジェームスを騙すための作戦だった)かなと思ったのですが、それほど複雑ではなさそうです。このシーズン、最初からマイケルはボロボロでしたし、「もう終わらせたい」と何度も口にするようになって、マイケルが壊れて行っている感はありました。初期のサムとフィオナとの人助け稼業(マデリンも巻き込んで)は、ユーモアがあって楽しかった。サムとのガチンコ対決はやはり1度は見たかった場面で、ネイビーシールだから水中戦は得意と、それなりに見せ場もありましたね。そこまで必死に止めようとしてくれる仲間の気持ちを早く気付いて欲しいものですが、フィオナの犠牲的な姿勢がマイケルにとって何よりも意味があるだろなと思っています。いよいよ、7シーズンにわたって続いたシリーズも最後ですね。あっという間だったなと感慨深いです。
September 23, 2014
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いよいよ、クライマックスに近づいて来ましたね。意外なゲストをきっかけに、もしかするとBNは思わぬ方向に向かうのかなと感じました。マイケルの長い旅はどういう風に終わるのでしょうか。マイケルはソニヤと親しくなったことを利用して、携帯電話からデータを盗む事にする。ジェームスの次の任務では、ソニヤとマイケルが夫婦を装ってメキシコのベラクルスに行く事になった。マイケルから得られた情報で、ストロングはジェームス一行を待ち伏せして狙撃する作戦を立てる。狙撃手はCIAとは無関係の傭兵を使うという。マイケルはカルロスと別れたフィオナに、留守中マデリンとチャーリーを守ってくれと頼む。今も、彼らはジェームスの手下の監視下にある。ベラクルスでの作戦では、慎重なジェームスが反撃に出て、狙撃隊を倒して高速道路へと逃げ出してしまう。マイケルはジェームスとソニヤと二手に分かれて逃走し、ストロングのヘリの追跡に手がかりとなる信号を残す。マデリンの家にジェームスの部下と思われる男が2人現れ、強引に中に入る。フィオナはもしCIAがジェームスを捕らえれば男を撃つつもりだったが、ジェシーからそのまま様子を見るように命じられる。マイケルはボートヤードで逃亡用の船を用意するようにジェームスに命じられていたが、そこにCIAのアルファチームが現れる。撃ち合いの末、身内を倒してアルファチームと合流しようとしたマイケルは、そのリーダーがかつて捕らえたサイモンだったことに驚く。何と、サイモンは逮捕後すぐに釈放されて、ストロングに汚れ仕事をする駒として使われているという。サイモンはマイケルも自分も、結局はCIAにとって武器の一つにしか過ぎないというが、任務のために容赦ないサイモンのやり方に反発し2人は向き合う。そのことをストロングに伝えると、ストロングは悪びれる様子もない。ジェシーはフィオナにすぐにマデリンとチャーリーを救出するように連絡を入れる。マイケルはジェームスの部下を殺したサイモンに腹を立て、サイモンと争って殺してしまう。ジェームスにはCIAの攻撃チームにやられて助けが欲しいと呼び出しをかけていて、そこにサム、ジェシー、ストロングが突入する計画だった。しかし、マイケルはあえてジェームスとソニヤにCIAが待ち伏せしていない方の出口から脱出しようと持ちかける。ジェシーは、予定とは違いマイケルが姿を消した事を知って、フィオナにマデリン宅に突入しないよう告げる。ベラクルスから自宅に戻ったジェームスは、今回の作戦が漏れていた理由がソニヤだと疑い、銃を向ける。マイケルは、自分がCIAと組み、ジェームスに取り入って捕らえるためにソニヤの情報を盗んだと告白する。そして、本当ならジェームスをCIAに差し出すはずだったがあえて逃げた理由を、「終わりにしたかった」という。彼らがサイモンを使った事を知り、CIAが正しいと信じ続けてきた自分が幻想を抱いていた事に気付いたという。だからソニヤではなく、自分を殺してくれというマイケルに、ジェームスは「今はまだだ」と答える。殺人マニアのサイモンはマイケルの写し身みたいな存在でしたね。(Devil You Know)逮捕された後に、もう一度マイケルと面会しますが、その後に釈放されたということなのでしょうか。あの時のイメージからすると、雇われてCIAの駒になっているというのはちょっと違うなと思いますが、ある意味マイケルが自分の陰を自ら殺したとも言えるかも。明らかにマイケルとサイモンは違うのに、ストロングから見たら同じ武器の一つと見られているということにも、反発したのでしょうね。まあ、そのことがなくても、CIAは悪徳で組織には裏の組織があるというような事がこれまで延々とありましたからね。気がつくのが遅いって。(笑)潜入任務なのに、ソニヤに裏切って悪いという気持ちが芽生えてきたり、本当の仲間であるサムやジェシーにも黙って方針を変更してしまうとか、マイケルはどんどん本来の姿を失ってしまっているようです。その辺はフィオナがずっと忠告しているところでしたが、いずれにせよ、ジェームスがマイケルを殺したところで何も変わらないとは思います。早くマイケルも気付けば良かった。でも思いの外、ジェームスは部下を大事にしてマイケルの言葉には動かされたような感じですね。後2話、本当の悪は誰なのか、何が正義なのかという事に決着がつくと良いなと思います。マデリンとチャーリーが脅えて暮らさなければならないというのも、やはりまともじゃないと言えるでしょう。マイケルがフィオナと復縁するのか、それともソニヤを選ぶのかはまだ判りませんが、マイケルが戦い続けるのなら、やはりフィオナは重要なパートナーでしょうね。
September 16, 2014
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今回は重い内容で、興味深く見ました。この世界は悪人ばかり。悪人の上にさらに悪人がいて、正義とは別のスケールで、情け容赦ない生き残りの闘いが行われている。手段が目的を正当化している、そんな感じがしました。マイケルは目的を告げられずに、装備を調えソニヤとカナリア諸島に向かう。フィオナは潜入捜査のためとはいえ、ミスをしたスナイダーを目の前で殺したジェームスをマイケルが受けいている事を非難する。ソニヤはやっと諜報機関の仲介役をしているロジャー・スティールを暗殺すると明かす。ロジャーはマイケルにとっては古い友人だったが、ロジャーがソニヤのことを調べ始めた事で殺す事に決めたという。ロジャーは厳重な警備を敷いた邸宅に住んでおり、マイケルの来訪を喜ぶ。暗殺する機会を得るため、マイケルはロジャーに雇って欲しいと切り出す。しかし、ロジャーは顧客がマイケルを恐れると断り、金が欲しければ用立てると答える。邸宅内部では暗殺は無理と考えたマイケルとソニヤはロジャーの外出を待って、道路に爆弾をしかけて襲う。しかし、起爆装置は妨害電波で動かず、奇襲作戦も失敗してしまった。フィオナはカルロスの地元に着いていく。そこはギャングがはびこる地域で、カルロスはギャングのボス、ナンドの殺人現場を目撃してそれを通報していた。なぜかナンドは早期に出所して、カルロスの母親の元に現れ行方を捜したという。突然故郷に現れたカルロスに、リーダーのマテオは銃を突きつけるが、フィオナの機転で何とか逃れる。ナンドは関係者に金を渡して、自分の資料を閲覧し、カルロスが目撃者だった事を知ったようだ。担当の女性刑事は10年前の殺人事件でもう一度逮捕するしかないという。当時、ロイドという男が目撃していたが、カルロスが証言を促しても恐怖で断ってしまった。カルロスは顔が割れているので、フィオナとカルロスはジェシーとサムに頼み、保健局の職員を装ってロイドを連れ出す。ロイドはナンドを敵に回す事を恐れ、証言を拒否するが、マデリンが正しい事をしなければ一生彼らに追い回されることになると説得する。ロイドは家族と共に保護するという約束を検察に取り付けるという条件なら証言してもよいと答える。友人を殺したくないマイケルはストロングを呼び出し、助けを求める。ストロングは潜入捜査を成功させるためには、ロジャー暗殺もやむなしと取り合わない。ソニヤは失敗は許されないと、ロジャーの自宅を空爆する計画を立てる。マイケルは本人以外にも被害者が出ると反対し、個人的に信頼を得ている事から、覆面の集団に襲われたので会って欲しいとロジャーを呼び出すことにする。マイケルを信じて現れたロジャーをマイケルは躊躇いながら撃ち殺す。カルロスは証人を引き渡すという約束で女性刑事と待ち合わせするが、そこにナンドが現れてカルロスを連れ去る。始めから刑事とナンドは通じていたのだった。ナンドはカルロスを拷問しても証人を明かさないので、フィオナに証人を連れて来いと連絡してくる。フィオナはマイアミに戻ったマイケルに頼み、ソニヤが組織の力でナンドを押さえるまで、時間稼ぎにマイケルが証人のふりをしてナンドに会いに行く。ナンドはマイケルが偽物と見破るが、コロンビアの大物ロペスから電話が入り、マイケルらを解放するように命令されると、ナンドの部下がナンドを撃ち殺してしまう。ソニヤはドラッグの売人に圧力をかけただけだというが、ロペスの所有地ではヘリによる爆撃があり、7人が死亡していたという。カルロスは自分が一生、その7人の犠牲を負わなければならないと言い、フィオナから去ることにする。フィオナは愛していると言うが、カルロスは以前も、そしてこれからもフィオナがマイケルと一緒に歩み続けているという。ソニヤはマイケルに、ロジャーを殺したのはジェームスの大きな計画に必要な事だったという。マイケルは間もなくその計画を知る事になるだろう。カルロスは本当に良い人だったんですね。ギャングの世界から抜け出して大学に行き、まっとうな生活をしていて、フィオナと出会ったのが運の尽きだった、とも言えます。フィオナもマイケルに頼めば何とかなると思ったでしょうが、マイケルはジェームスのために嫌な仕事もしているので、俺の言うことも聞いてくれるはずだと信じていた。悪を持って悪を制すというのか、ロペスはナンドを潰し、ジェームスはロペスを潰したという形ですよね。ロジャーを殺したのはマイケルらしくなかったですね。ストロングから見れば、便利な仲介役でも、どのみち殺されてもこの世界にいるかぎり仕方ない。マイケルの目を見て、マイケルが自分を失いつつあると思うフィオナも、カルロスのために結果的に悪を利用した訳で、フィオナとカルロスの間にも線が引かれてしまったわけです。次第に、マイケルとフィオナはマデリン、サム、ジェシーとも離れていくような予感がしました。
September 9, 2014
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これを入れて残り5話なのですが、最終シーズンとしては物足りなさを感じます。エピソードの展開も見え見えで、捻りもないし、あまりにもストレート。ジェームズの存在感は確かに印象的で凄い奴だと見えますが、彼に番組を乗っ取られる程の魅力もないかな。彼の偽善や狂気を暴く部分が少なくて、つまらないなという感じですね。ジェームズは唐突にマイケルら4人をアジトの倉庫に連れて行く。経済会議でマイアミを訪ねた中東の改革推進派のオマール・ハメドに暗殺指令が出ていて、それを阻止しなければならないという。命を狙っているのはリビアの過激派で、もしハメドが殺されると戦争になり、自分たちの利益にも影響することになるという。ジェームズは作戦の指揮を仲間のベン・スナイダーに任せ、マイケルとサムが会議場でハメドの護衛を引き受けることになった。フィオナとジェシーは建物の周辺を監視する。マデリンは自分たちの行動がマイケルの関係者に監視されていることに気付き、チャーリーを巻き込むなとマイケルに反発する。レセプション会場で不審な動きをするウェイターを見つけたマイケルが男を追う間に、ハメドは急に苦しみ出す。逃亡しようとしたウェイターが通りかかったバンから狙撃され、射殺されてしまう。男が持っていた液体から、ハメドは毒を盛られたようだった。ハメドはジェームズが用意した緊急医療施設で手当を受けるが、肝不全を起こしており、24時間以内に解毒剤を与えないと死んでしまうという。マイケルらは、ウェイターが連絡を取っていたストリップクラブのオーナーで、リビア人活動家のハリド・マジクから解毒剤を奪う事にする。仕事と称してフィオナとジェシーがマジクと接触し、取引に応じないため誘拐する。ジェームズの倉庫でマジクから解毒剤の在処を聞き出そうとすると、答えを急いだスナイダーはハメドに使われた毒をマジクに注射し、解毒剤を置いている倉庫の場所を吐かせる。マデリンが監視に気付いたため、ついにジェームズがマデリンの家に現れ、マイケルを始め、マデリンの大切な人々を守ると約束する。マジクの倉庫は巨大で警備が厳重だった。本人が姿を見せることはできないので、裏から忍び込んで解毒剤を手に入れる。すぐに注射しようとしたマジクから、スナイダーは注射器を取り上げ、もう必要ないからと、撃ち殺してしまう。しかし、それが警備している男たちに気付かれる事になり、ジェシー、フィオナ、スナイダーは現場で銃撃戦となる。ジェシーだけが援護射撃を得て、注射器を持ち出し、ハメに解毒剤を与える事ができたが、倉庫の内部では銃撃戦で火事になり、スナイダーは炎に包まれるフィオナを置いて逃げ出してしまう。マイケルは火の海に飛び込んで、何とかフィオナを救い出す。ジェームズはマイケルらの働きに満足するが、仲間を残して逃げたとスナイダーを責める。ジェームズは約束を破ったと言い、マイケルらの目の前でスナイダーを処刑する。さすがに火事の中のアクションは見応えがありましたね。フィオナは本当ならかなり火傷したはずですが、そこはそこ。マイケルは命を賭けてフィオナをお姫様抱っこで救い出したのでした。こうして、また2人は元サヤに戻るのかしら。スナイダーが最初からできない人間なのに、指揮官を任せるジェームズもどうなのよ。みんな、何のためにジェームズの言うことを聞いているのか。金でもなく、脅しでもなく、どちらかというと、自分から進んで仲間になりたいという事ですよね。別に、裏切り者は見せしめのために殺すということはギャングでも同じでしょうし、驚くことではないと思うのですが、マイケルたちはジェームズの恐ろしさを実感したようです。マデリンについては、チャーリーを守ろうと必死なのが痛々しい。これまでの人生をふり返れば当然のことかも知れません。おばあちゃんにそんな思いをさせてはいけないですよね。でも、ジェームズに銃を向けたマデリン、格好良かった。祖母は強しです。
September 2, 2014
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新たな敵は、これまでにもマイケルが直面してきた「戦う目的」の集大成というか、要はスパイは善い奴なのか、悪い奴なのかという事ですよね。個人のレベルと国のレベルは正義の意味も当然違って、スパイは命令のままに究極の手段を使って目的を達成する訳ですが、正義感も行き着くところはダークサイドに陥ってしまうのですね。ジェームズはマイケルの悪バージョンなのでしょう。マイケルは有能であるだけに、いつまでも組織に縛られていますが、オープニングで100回以上繰り返してきた「解雇通告」が本当は自由への切符だったという答えに至ると良いなあと思いました。マイケルはジェームズの信頼を得たが、ジェームズは捕らえようとするCIAの前には簡単に姿を現さない。目隠しをされて連れて行かれた家で、ジェームズは最初のターゲットについて説明する。ドミニカの麻薬警察のトップ、マルコ・カブラルが自ら国内最大の麻薬密輸組織を作って、次はイギリスのMI6と手を組むらしい。バークはカブラルを倒すため、取り組んでいたという。マイケルはサム一人を同行して、カブラルを捕らえるよう命じられる。ストロングは、フィオナとマイケルが手に入れた情報から、ミシシッピ州のビロクシに、ジェームズの知り合いがいるので会って話を聞いてきてくれという。男は精神病院に15年入院していて、薬で抑制しているような危険な男だという。サムはカブラルがMI6に会う前に、より魅力的なオファーをしてこちら側に近づかせる作戦に出る。カブラルは、サムが差し出した金には興味を示したが、簡単に寝返る訳はなく、サムを殺して金を奪おうとする。マイケルが狙撃してサムはその場を去ることができたが、マイケルはカブラルが8時間後にはMI6とマリーナで会うのを阻止するという。ボートの底に爆薬を装着し、カブラルの目の前でボートが爆発すると、カブラルは怖じ気づいてMI6との取引を断り、サムに会いたいと言ってくる。フィオナらが病院に到着すると、尋問のために鎮静剤の量を減らしたために男が逃げだし病院に立て籠もっていた。男は特殊部隊の出身で、本当の名前もわからない。ジェシーは病院を封鎖させ、潜伏する男を追う。エレベーターシャフトに逃げ込んだ男は、ジェシーを襲って人質に取り、即席に作った爆薬でジェシーを脅し、「ジェームズ・ケンドリックはどこにいる?」と詰問する。フィオナたちが部屋に踏み込み、自分たちが味方だと話すと、男はジェームズのおかげで人生を奪われたと訴える。サムとマイケルは、面会場所でカブラルを拉致してジェームズが待つ海岸へと向かう。途中、カブラルの部下が検問をしていたので、古典的な人質引き渡しの方法で封鎖を突破する。ジェームズはカブラルを引き取ると、2人には任務が終わったので変えるようにいう。病院の男は、元特殊部隊のピーター・マラードで、ジェームズとは同僚だったという。帰国したマイケルがピーターの尋問を任され、ジェームズがモガデシュでの任務で、命令に逆らって、部隊の全員を寝ている間に殺害した話を聞く。任務は抵抗勢力の拠点を全滅させる事だったが、情報が間違っており、村には女や子供しかいなかった。それでも全員を抹殺せよと命じられたが、ジェームズは自分たちを裏切り、ピーターは止めようとしたばかりに病院送り、15年間閉じ込められたという。記録上は彼らは戦死したことになっているという。同じようなケースがBONESでもあったかな。自分の考える正義のために、悪い奴はさっさと殺すという元兵士。ジェームズは、必要悪な理不尽な取引はもう我慢ならないので、善いことを行うために、組織を作って悪を直接破壊することにした。サムがマイケルに忠告していたように、マイケルも「純粋な」ジェームズに引き込まれそうな雰囲気もありますね。拷問を受けた影響もあるかも知れませんが、こういう仕事に就いている者同士、似通った部分はあるのかも知れません。でも、ピーター・マラードの話でジェームズの狂気についても確認できたので、マイケルは目が覚めたのでは?一方、フィオナについても、マデリンが心配していましたが、彼女も自分のためでもあるけれど、マイケルを助けようとすることは、結局はカルロスを失う事になりかねない。やはり、似たもの同士なのでしょうかね。マイケルの母親でもあるマデリンの存在は、いろいろ気付かせてくれますね。カブラルはあまりにもケツの穴が小さい野郎でしたが、第三世界では、銃よりも金、賄賂でなんとでもなるというのは、非常に説得力のある台詞でした。ちなみに、マイケルよりも相当背が高いのに、あれで部下が本人と見間違うというのはどうなのかなあ。(笑)演じている役者さんはとても魅力的でしたけど。
August 26, 2014
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最終シーズン半ばにして、これまでにない印象的なエピソードでしたね。どちらかというと、ユーモアに溢れたシリーズでしたが、最後の最後にマイケルというキャラクターをとことん掘り下げて、シリアスになってきました。マイケルは敵のボスに会うためにはソニヤの信頼を得なければならず、そのために彼女と寝たとフィオナに告白する。フィオナは危険すぎると忠告する。ソニヤはボスに会わせるため、マイケルに全ての経歴を網羅した履歴書を用意させ、意識を失わせたマイケルを連れて行く。「ボス」は名乗らず、マイケルについて全てを知りたいと尋問を始める。途中、男はマイケルを監禁して眠らせない拷問を加え、さらに幻覚を見る薬物を打って尋問を続ける。マイケルの目の前には幻覚のフィオナが現れる。尋問はマイケルの過去の出来事について行われ、マイケルは新人の頃にラリーから厳しく訓練されたことを思い出す。幻覚の中に現れたラリーは、マイケルが心の中に怒りを抱いているのを見抜き、それを利用して一流の諜報員に育てたという。マイケルがラリーと袂を分かったのは、中東での任務で相手の武将に裏切られたため、追跡して「中和」した時に、彼を匿い守った農民らを一緒に殺してしまった事に罪悪感を感じたことだった。ラリーは特別なモンスターだった。マイケルはラリーのようにはなりたくないと決めた。男はまだ何かを隠しているとして、マイケルに秘密を話すように迫る。マイケルはなぜCIAに忠誠を誓ったのか。なぜ、バークを信じようとしたのか。マイケルの前に幻覚の父が姿を見せる。子供の頃、父の暴力に家族は脅えたが、マイケルはネイトを守ろうとした。マイケルが姿を消した事から、サムとフィオナはソニヤの行動を監視する。ソニヤが個人所有の島に入ったことから、サムらは海上からマイケルの様子をうかがう。追い詰められたマイケルをソニヤが助け出そうとする。裏切りがわかれば、2人とも殺されるが自分を助けてくれた借りを返すという。海岸まで来た時、マイケルは父に殴られながらも幼い自分が「何も言わなかった」と答えているのを見る。マイケルはソニヤを振り切って、元に戻るという。男は「ジェームズ」と名乗り、マイケルを信じると答える。マイケルはマデリンの自宅に戻され、マデリンに生き延びられたのは父のおかげだという。マイケルが尋問された屋敷は、その後跡形もなく壊され更地に戻っていた。ジェフリー・ドノバンが凄かったですね。人格を壊されて、心の底をのぞき込むという状況ですから、演じ甲斐もあったでしょう。マイケルはあまり感情を見せないし、確かになぜそこまで元の組織に戻りたかったのか、というのは気になるところでした。ただ、心理学者のアンソンがマイケルをかなり分析していましたし、既視感はあったかな。ソニヤは泣きつかれてマイケルに心を許してしまったんでしょうか。彼女を騙すのは簡単だったような感じですね。もっとも、それをフィオナにしゃべるのかよーと思いましたが、やはりフィオナとの関係は切れないという事なんでしょう。敵を欺くためには身内も欺くということはないのかなあ。「ジェームズ」役のジョン・パイパー=ファーガソンは、憎たらしさ、危なさ満点ですね。慎重さ、しつこさもさすがです。彼がテロ組織のトップとして、屋敷をあっという間に無くしてしまうなど、どれほどの力を持っているのか、何を目的としているのか、今度こそ最後ですから、マイケルにも決着を付けて欲しいものです。
August 19, 2014
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何だか、話が変な方向に来ましたよね。制作側は、フィオナとの関係をどうしたいのかなあ。マイケルの孤独感はよくわかりましたけど。ソニヤを取り戻したマイケルの仕事ぶりに、CIA本部は喜んでいるという。ストロングは、さらにフィオナを巻き込んで、ソニヤの次の作戦を支援しろと命じる。ソニヤは自分の情報を晒したハッカー軍団に潜入し、ウィルスを仕込んで彼らのデータを手に入れるという。フィオナのアドバイスで、バリーの力を借りる事にして、まずはハッカー軍団の入るビルの採用担当、コーディに会い、自分たちの実力を見せる事にする。マイケルとフィオナは、ハッカーのカップルとして、ビルを下見し、8階のサーバー室に侵入して、ウィルスを仕込む作戦を立てる。そのためにはサーバー室の状況を知るため、屋上からビルの外壁を伝い、送信機を埋め込む作業が必要だ。マイケルは危険な作業で、落ちそうになったフィオナを助ける。仕事場を巡回するコーディの目を欺くため、フィオナがコーディを外に誘い出す。マイケルは、監視カメラの映像をループさせて、サーバー室に侵入し、バリーの用意したウィルスを仕込みにかかるが、上司のフレイクスに感づかれ、作業を中断する。ソニヤは今すぐ、ビルに突入するというが、ジェシーは一計を案じ、地元警察を装ってフィオナと油を売るコーディに近づく。コーディが警察の監視対象であると信じ込ませ、違法行為に関わっている証拠があるので、潜入捜査に協力するように従わせる。脅されたコーディがサーバー室でウィルスを仕込んでいる間、マイケルに疑いを持ったフレイクスがマイケルに首を言い渡す。マイケルは偽ハッカーとして、必至に言いつくろう。そこに現れたフィオナがコーディが警察の聴取を受け、会社を裏切ったと言うと、フレイクスがサーバー室で作業中のコーディに詰め寄る。コーディはあっさりと裏切りを認め、ソニヤはデータを奪う事に成功した。バリーはこの件で、彼女が去っていったのはしかたがなかったが、顧客の金が奪われた埋め合わせができるという。昔のようにマイケルはフィオナとの絆を取り戻したかに見えたが、フィオナは自分の自由のために仕事を引き受けただけだという。マイケルは追い込まれて、ソニヤに早くボスの名を教えろと懇願する。自分のせいで、すでに弟を失い、友人も去っていった。母も未だに自分を許してくれない。望みの綱はソニヤだけだ。ソニヤはいずれ連絡するという。一旦別れを決めたら、男の方がいつまでも諦めが悪いというのが事実なのかも知れません。過去を引きずるマイケルは、フィオナにふり返ってもらいたいのが見え見え。しかし、フィオナはますます遠のいていく。マイケルとソニヤが一緒になるかも知れない予感はありましたが、例え一夜の過ちであっても、だからといって、ソニヤを信じられるかな。ソニヤはスパイに徹して、何もかも犠牲にした孤独な人生だった。そこはマイケルにも重なる部分です。ただ、マイケルは「解雇されたスパイ」になってからは、生き方を変えた。家族との関わりを見つめ、フィオナはマイケルにとって大切な存在だった。今更、凄腕ロシアスパイと仲良くなっても、先に何があるのか。最終話まで、見守るしかないですね。それにしても、ソニヤはリアリティを感じない存在ですね。後どれだけ、彼女のストーリーを引っ張るのだろう。
August 12, 2014
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今週もBNらしい、アクションが楽しめましたね。騙される方が、おバカに見えて気の毒ですが、ドラマだからしかたがない。(笑)ソニヤ役の人はやけに若くて軽い感じと思っていたら、スパナチュやヴェロニカ・マーズに出ていたんですね。何か違和感があるなあ。ジェシーを殴って逃亡したソニヤに対して、マイケルはCIAを干され、バークを信じてここまで来たので信じて欲しいという。ソニヤはキューバを脱出するのに、密輸業のルーベンを頼るというので2人は交渉に行く。そこに、ソニヤを追ってモスクワからやってきたGRUのオクサナ・ジルコフ大佐が現れ、2人の行き先を問い詰める。オクサナはルーベンを脅して殺し、隠し部屋の2人を攻撃する。マイケルらは隠し部屋の武器で戦って脱出するが、キューバ警察にマイケルとソニヤが指名手配されてしまい、キューバから出国するのが難しくなった。サムとジェシーは顔が割れていない事を利用して、オクサナらが陣取る警察を訪ね、賞金稼ぎとしてマイケルを捕らえるために協力すると申し出る。敵の司令部に潜入すれば、相手の様子がわかって次の手を打つ事ができると考え、一旦はオクサナに疑われるものの、ソニヤのアイデアで、あえてマイケルらの居場所を教えてオクサナの信頼を得る。ただし、相変わらず空港の警備は厳重で、飛行機を奪う隙はない。マイケルは、少し離れた格納庫にある修理中の小型飛行機を修理して利用することにして忍び込む。その情報が警察のオクサナに伝わり、オクサナは空港にパトカーを向かわせる。サムとジェシーは捜査本部を揺さぶることにして、ジェシーの車を爆破してマイケルが近くにいて本部を狙っていると思わせる。オクサナは無線で呼びかけるマイケルから、さらに警察に攻撃をしかけると脅され、空港に送ったパトカーを呼び戻す。さらに、自分を付け狙うサムを外に出せと要求して、サムが殺されたと思わせる。ジェシーとサムは警備が薄くなった空港に向かい、修理が終わった飛行機に乗り込んでキューバを発つ。フィオナはカルロスと長期旅行に出かけるつもりだったが、ストロングから彼らも監視対象で、テロ組織を壊滅させるのに、CIAの関係者として自由な行動はできないと警告させる。フィオナは無視しようとするが、ストロングは強引にフィオナを逮捕させ、マイケルの任務が失敗したらフィオナもマデリンも、サムもジェシーも、刑務所に逆戻りとなる脅す。釈放されたフィオナは、カルロスに事実を話し、マイアミから離れられないと告げる。無事マイアミに戻ったマイケル一行だったが、ソニヤは自分の名前を敵に売ったのは、ハッカー軍団だと言い、彼らを捕らえるという。ソニヤが恐れられた伝説の女スパイとはとても思えないのですが、彼女こそマイケルの未来を握るというと言うことなので、暫し注目していきましょう。オクサナは、007シリーズに出てきそうな感じのロシア人スパイでしたね。そして、マイケルこそ、伝説のスパイとしてソ連~ロシアのスパイたちの研究対象で、みんな恐れていた。それが実際会ってみると、やたらに人を殺さず、アイデア豊富な感じの良い人だったというのは、まあこれもドラマだからありかな。相手を恐怖に駆り立てるために、ただ爆破すればよい、という訳ではないという演出は興味深かったです。マイケルの存在感、過去のエピソードが知られているからこそ、オクサナも浮き足立ってしまう訳ですね。そこにいるはずがないのに、いるような演出。畳みかけて、考える隙を与えない攻撃。騙し騙されのスパイの世界ですね。フィオナに関しては、ここでカルロスと別れるのかと思ったら、カルロスも良い奴でしたね。マイケルとは歴史がありますから、まだ絆が残っているとしても、人生のパートナーとしてはもう終わったというのが本当のところだと思います。できれば、カルロスと素直に幸せになって欲しいと思います。
August 5, 2014
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ちょっと意外な展開になりましたね。まあ、追いかけて手に入れたと思ったら、新たなターゲットを示されるというのがこのドラマのパターンですから、いつも通りなのですが、最終シーズンなので意味合いが違うのかも知れませんね。マデリンはもう、すっかりスパイかーちゃん。(笑)セラノを捕らえたバークは、セラノがロシアの諜報機関に追われているソニヤという女性について、執拗に聞き出そうとする。それをしゃべると家族が危険になるというセラノだったが、マイケルがセラノの娘に銃を向けるとやっと居場所を吐く。バークはセラノに自殺用の銃を渡す。ソニヤはハバナにあるロシアの秘密軍事基地に監禁されているという。そこは使われていない工場のように見えるが、厳重な警備で守られ、侵入は容易ではない。ストロングはバークのミッションを手伝うため、サムとジェシーもハバナへ送るという。CIAはバークの背後にある黒幕を暴こうとしている。マイケルはCIAで問題を起こし、ドミニカで荒れ果てていた事を利用して、ロシア側にCIAの捜査が基地に入るのでソニヤを連れて逃げだそうと説得する作戦を考える。そのためにはロシア側に情報を漏らした存在がいると、信じさせなくてはならない。ジェシーはマイアミのロシア領事館のイワン・コレフを裏切り者に仕立てようと言い、フィオナにイワンの誘拐を頼む事にする。フィオナは渋々、マイケルの頼みをカルロスに内緒で引き受け、マデリンと共にイワンを拉致する。マイケルはGRUの上官に会わせろと、正面玄関から入っていく。ハバナでCIA局員に目撃されて命を狙われているので保護して欲しいという。そして、明日、基地にCIAの捜査が入るらしいというと、責任者のデュボフは、にわかにはマイケルの言うことを信じず、マイケルを拷問する。イワンがハバナのCIAの作戦本部の情報を得たと信じ込ませると、デュボフはサムとジェシーがいるホテルに警察の応援を求める。サムとジェシーが一足先に逃げ出すと、破棄した偽の書類やPCなどを見て、デュボフはマイケルを信じ始める。ただ、ハバナ側にも内通者が必要というので、サムとジェシーにデュボフの部下を誘拐させ、フィオナがイワンからその男に送金があったように見せかける。やっとマイケルを信じたデュボフは、ここにいては危険だというマイケルを信じて、捕らわれているソニヤと一緒にマリーナからマイケルの仲間の手を借りて脱出する事に同意する。ところが、ロシア政府と連絡を取ったデュボフはロシア戦艦が応援を連れて向かっているので、基地を出る必要は無いと言う。バークは何が何でもソニヤを連れ出すと言い、PCに爆薬を仕込むと自らマイケルの友人のCIA局員と名乗り、基地に入る。デュボフにはCIAの情報がPCにあるので売りたいと話す。バークはソニヤの監禁場所が判らないため、マイケルの無事を確認すると、脱出方法を告げて「俺を信じろ」という。ソニヤはマイケルの将来を握る鍵で、壁に穴を開けるのでソニヤを救い出せというと、バークはデュボフらの前で自爆してしまう。マイケルは薬で眠らされているソニヤを担いで脱出に成功するが、ジェシーが一人で見張っている間に眠っていたはずのソニヤは逃げ出した。フィオナとマデリンは、裏切り者の烙印が押されたイワンのために、偽IDを用意すると、恋人と一緒に逃亡する手助けをする。バークの立ち位置がよくわからなくなりました。任務のためには自分の命を捧げるということですよね。ちょっと宗教がかって感じられます。冷酷にセラノを脅して、そこまでしてソニヤを助けるというのは、どれほど彼女が重要な存在かということですが、さて、一体何者なのでしょうね。しかも、ソニヤはマイケルにとっても将来を握っているという。少なくともロシアの諜報員か何かで、国を裏切ったのかなと想像しますが、ソニヤがマイケルを信じるかどうかがポイントでしょう。フィオナはカルロスとの静穏な生活をマイケルの「お願い」にかき回されてしまいますね。やっぱり断り切れないのね。単にマイケルに手を貸すだけでなく、ストロングに協力しないと自分たちも刑務所に戻るという説明ならカルロスも納得すると思うのですが、マデリンが言うように、カルロスとの間に、こうして綻びができてくるのかな。イワンは全く気の毒でした。単なる事務官なのに。国を裏切ったのですから、GRUはとことん追いかけてくるんじゃないか。逃げ果せるでしょうか。なかなかハードなアクションで見応えがありましたが、ロシアの警備兵が絵に描いたようなガタイの良いコマンドーで、それでは目立ちすぎだろうと突っ込んでしまいました。大抵、騙される敵方はお人好しですね。
July 29, 2014
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マイケルの心も一つのけじめができたようで、各人がそれぞれの使命に没頭するところが、見応えがありました。ストーリーはこれまでのシーズンと同じですが、最終シーズンなので今から落としどころがどうなるのか、気になります。ドミニカに戻ったマイケルはバークから、2,500万ドル相当の衛星機器を盗む仕事を持ちかけられる。品物は監視が厳しい倉庫にあり、トラックに積まれている。バークは古い仲間に手伝いを申し出るが、相手が分け前を増やせと要求したため、あっさりと殺してしまう。マイケルはマイアミのサムとジェシーに手伝ってもらうつもりだが、ハンドラーのストロングに相談すると、CIAの別の諜報員を使うという。バークは盗んだ機器を国際テロリストのセラノに売ると言う情報があり、バークはこの際2人を一挙に倒す事ができると意気込む。マイケルはそれならば余計に手慣れた仲間の方が良いと押しきり、サムとジェシーはCIAが差し向けた飛行機でドミニカに向かう。マデリンはチャーリーの単独親権を手に入れる直前だったが、ネイトがギャンブルで作った借金を払えと、胴元のサピエンサが現れ、8万ドルを払わなければ、チャーリーの命は危ないと脅す。マデリンはフィオナに相談し、フィオナは金を払わないで済む作戦を立てる。サムとジェシーがドミニカに到着すると、すぐに警察に追われる身となる。倉庫の警備をする男たちを殺してでも目的を果たすというバークに、サムはマイケルの本心を疑う。マイケルはストロングとの契約を破れば、仲間全員が刑務所に逆戻りだと話す。マイケルらは倉庫の警報を切り、見張りがなくなる瞬間に奪う計画だったが、見張りに気付かれてしまい、サムはやむなくバークの命令通り見張りを撃ち殺してしまう。CIAはバークとセラノが取引をする倉庫にSWATを配備し、監視を続ける。サムは出口が一カ所しかない倉庫は危ないと主張するが、ストロングは意に介せず、マイケルの意見もバークは却下する。セラノが現れ、取引の話を始めると、バークはセラノの部下を撃ち殺し、欲しいのは金ではなく、セラノの持っている情報だという。バークが誰かに雇われていると聞いてマイケルは驚く。その時、バークの手配したヘリが到着して、周辺にスナイパーが多数配置されていると報告する。バークはセラノが呼んだと決めつけるが、セラノはそんなはずはないと答える。バークがマイケルを疑い始めると、マイケルはあえて窓際に立って、気付いたサムが倉庫の中に弾を撃ち込む。SWATを手配したのが自分なら狙うはずがないというと、セラノに外に向かって「下がれ」と言わせる。ストロングはやむなくSWATを撤退させ、ヘリが着陸した。バークは積み荷の機器を爆破すると、セラノとマイケルと共にヘリに乗って逃亡する。フィオナはマデリンにこれしか金がないのでもう少し待って欲しいと言わせ、その時に発信器を仕込んだアクセサリーをサピエンサに手渡す。フィオナはサピエンサの金庫がある場所を突き止め、爆破して丸ごと金庫の中身を奪う。残りの金を払うというマデリンは、サピエンサに金庫の中の大事な顧客ノートをコピーしたと告げ、コピーを警察に持ち込まれたくなければ、金は諦め、二度とチャーリーに近づくなと告げる。バークはさっきはマイケルに疑って悪かったという。マイケルは何一つ疑うことなくバークに着いてきたのに、ボスがいるとは知らなかった、誰なのか知る権利があるという。バークは全てを知る男に会わせるという。冷酷非道なバークが良い奴か悪い奴か、という感じですね。一体誰に雇われているのか。ストロングが執拗にバークを追うのも、もしかしたらどちらが悪い奴なのかという気もしてきます。バークはマイケルがストロングの下で働いている事は気付いていないのかな。いずれにせよ、目的のために人を殺めたサムが落ち込むところがこのドラマらしいですね。彼は元はネイビーシールズなので、正しい目的のためなら、任務なら、人を殺すこともあったと思います。でも、マイケルとの「仕事」を通じて、悪い奴に一杯食わせるけれども、容赦なく殺しはしないというのがモットーとなった。そこを踏み越えてしまったのだから、サムは今後生き方を考え直すかもしれないなと思いました。一方、マイアミに残ったフィオナとマデリンがこれまでの人助け的な事をこなすのが痛快でした。マデリンとしては切羽詰まった事ですが、ネイトの事を負け犬だったと心にもない事を言い、相手を信用させた。これで、少しはマイケルの気持ちに近づく事ができたでしょうか。頼もしいマデリンの復活を待っていました。元々、迫力がありましたものね。
July 22, 2014
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記念すべき100話。ジェフリー・ドノバンの監督で、それだけに力が入っていましたね。見応えもありましたし、100話にふさわしいエピソードでした。映像もきれいでしたね。マデリンはマイケルの情報を敵に流してしまったことで居ても立ってもいられず、連邦ビルを片っ端から訪問し、マイケルの安否を尋ねるという。サムとジェシーは複数の身分を使い分けていた男がデクスター・ギャンブルと判明し、何とか自分たちで捕らえるのでマデリンを止めようとする。しかし、マデリンが行動を起こし連邦ビルの駐車場に降り立つと、そこにはマイケルが待ち構えていた。マイケルは任務中で、これ以上、騒ぎを起こさないよう釘を差しに来たという。もちろん、サムやジェシー、フィオナにも何もしゃべってはいけない。ストロングとマイケルのチームは、サムたちを監視して、ギャンブルの幾重を探っていた。マイケルはフィオナの様子を監視しながら、2人が初めて会った2001年のダブリンの酒場を思い出す。フィオナの情報網で、ギャンブルが借りていると思われる倉庫が判明しサムらが侵入する。しかし、用心棒がいて、十分な装備のないサムらを銃撃してしまう。マイケルらは離れたところから監視するのみだが、仲間の窮地を見ていられないマイケルは離れた場所から敵を狙撃する。倉庫はギャンブルの通信センターとなっていて、サムはPCをハッキングするのにディクソンを呼び出す。ディクソンがギャンブルの居場所を割り出したため、サムらが該当する家を囲んで待ち伏せする事にする。マイケルも隣家の屋根の上から様子をうかがうが、マイケルの死角になる道路上で、庭師を装ったギャンブルがフィオナを誘拐してしまう。ギャンブルは自分の雇い人がマイケルの情報を得た直後に殺された事から、自分も追われる身と知り、フィオナの命と引き替えにマイケルと取引するつもりだった。フィオナはマイケルとはずっと連絡を取っていないと繰り返す。しかたなく、ギャンブルはサムに連絡を入れ、マイケルと話させろと要求する。サムが時間稼ぎをして、ギャンブルが隠れている港の倉庫へ向かう。その様子を聴いていたストロングは、SWATに突入させるというが、マイケルは身を隠す場所がないために仲間たちの命が危険だとして、一人で飛び出して行く。マイケルはサムらの車の前に躍り出て彼らを止めると、追いかけてきたストロングに自分に作戦を仕切らせろと要求する。マイケルにはアイディアがあるという。マイケルは一人で倉庫の前に立ち、ギャンブルと交渉を始める。ギャンブルは逃亡手段をあれこれ要求するが、マイケルはフィオナとの会話を求め、「今こそ勇気を出せ」という言葉を伝える。それは2人が出会った時に、フィオナが爆弾テロで父親から教えられた「床に伏せろ」という暗号だった。言葉を聞いてフィオナが倒れると、マイケルの背後からSWATが倉庫を目がけて一斉射撃を行う。ギャンブルは死亡し、フィオナは解放された。ストロングはドミニカに戻るという。マイケルはサムらに監視していたことを謝罪するが、今はカルロスと付き合うフィオナの思いは明白だった。フィオナはマイケルに別れのキスをする。最後は切なかったですね。まあ、これこそスパイの世界の掟ということなのでしょう。今回、初めてマイケルとフィオナの馴れ初めが描かれましたが、マイケルはほとんどフィオナに一目惚れだったのですね。マイケルは身分を偽りながらフィオナのテロ活動を見守っていた。その時交わした会話を、マイケルは忘れてはいなかった。「あの時の言葉を覚えていたのね」マイケルとしては当然のことですが、一方的に愛しい人を見つめるだけでは気持ちだけ過去に戻ってしまうのでしょう。でも、もはやフィオナの心はマイケルにはなかった。これは、本当だと思いたいですね。これまで十分にマイケルを支えてきたフィオナとしては、もうこれ以上一人で勝手に決められるのは嫌だ、私は前に進んだ、という事でしょう。最終的に2人がヨリを戻すことができれば良いのでしょうが、そういう結末もありかなと思いました。とりあえず、サムとジェシーは今後もマイケルを助けてくれそうですので、ドミニカとマイアミでそれぞれ連携していくのでしょう。早くバークを倒して「Heroes」対決を終えて欲しいです。
July 15, 2014
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ついに、最終シーズンですね。毎回危機に陥って、マイケルは仲間のために行動して生き延びてきました。払った犠牲も大きかった。今度こそ、マイケルは普通の人として表を歩くことができるようになるのか、あるいは死ぬまでスパイとして働き続けるのか。マイケルの最後を見守りたいと思います。ゲストは何気に「ヒーローズ」でしたね。あれから9ヶ月。マイケルはハンドラー、ストロングと取引し、ドミニカ共和国でテロ組織の首謀者と目されるバークを捕らえるため、ファイトクラブで酒に溺れたファイターとして、潜入していた。バークとは10年前に組んだことがあり、マイケルを評価しているが、現在のマイケルが本当に落ちぶれた元スパイだと、信じ込ませる必要がある。やがてバークはマイケルに接触してくるが、バークは簡単には本心を見せない。しかし、仕事をさせるつもりがあるらしく、断酒するように言う。マイアミでは、マイケルの消息を尋ねる謎の男がサムの前に現れる。男は様々な偽名を使って、ネイトの息子チャーリーの親権を手に入れようとしているマデリンにも児童家庭局の担当者として接する。マデリンはうっかり、マイケルの任務についてしゃべってしまう。バークは酒の抜けたマイケルに、部下のパブロと警備会社に侵入して爆弾を仕掛けるよう命じる。2人は掃除夫を装って侵入するが、パスワードを変更されて強引にドアを開けなければならなくなり、警備員に見つかりパブロが撃たれてしまう。2人は何とか脱出するが、逃走中にパブロにマイアミの知り合いから情報が入り、マイケルが任務に就いていることがばれてしまう。マイケルは検問を突破して逃亡するが、その際にパブロは警官に撃たれて死亡する。そのことをバークに報告すると、バークは2~3日ドミニカを離れるので、次の仕事に向けて準備をしておけという。ストロングはマイケルが爆破したのが衛星解読装置だったと告げ、マイケルと一緒にマイアミに戻り、情報を漏らした人物を殺せという。アル中でボロボロになりながら戦い続けるのはかなり難しいかなと思いますが、やさぐれたひげ面の汚いマイケルは珍しくて、ツボですね。孤独で哀愁が漂っている。ま、それも初回だけのようですが、ナイスバディは目の保養でした。(笑)マイアミ組の変化というと、ついにフィオナがマイケルに愛想を尽かして、家庭的なカルロスと付き合うようになった事ですね。フィーはこれまで散々マイケルのために尽くしてきましたので、それも責められる事ではない。一応、大変だ!というサムの協力していましたし、マデリンとチャーリーのボディガードもしているし、やはり頼りになります。マイケルの事を探し回っている謎の男ですが、どこかの国のスパイなのか、あるいは違法な組織の男なのか、あるいは、単純にバークとパブロの下で働いているのか。サムとジェシーがエルサのホテルで世話になっているのが、何だか平和だなと思いました。それでも地雷解除でお決まりのアクションもありましたね。ストロングが8年間バークを追っていると言うことでしたが、対決したらまるでヒーローズだな。(笑)バークには何か裏がありそうな気がします。結局、マイケルは野心を持った人間たちの暗殺マシーンとして便利に使われるのですね。マデリンがタバコを止めたというのも、大きな変化ですね。(笑)
July 8, 2014
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シーズンフィナーレ。クリエーターのMatt Nixによる脚本、監督なので、いよいよ最終シーズンへの布石が打たれたな、という気がしました。アクションも派手でダイナミックだったし、見応えがありました。前回の続き。サムの容態は悪く、フィオナは知り合いの整形外科医ジェドの家に車を飛ばす。ジェドはパーティ中だったが、フィオナが強引に治療と緊急手術を引き受けさせ、何とか体内から弾を取り出す事はできた。サムはすぐに追っ手が現れるので、自分を置いてマイケルたちは逃げるように言うが、マイケルは断固としてサムから離れないという。しかし、彼らはここからどこにも行く事もできない。その夜ジェドの家に侵入者があり、マイケルたちを襲う。事前に気付いたマイケルが応戦し、フィオナとジェシーも襲撃グループに反撃して追い返すが、襲ったのはマイケルがカードと捜査していた麻薬カルテルのタトゥをしていた。今回はCIAの依頼でマイケル暗殺のため送り込まれたと思われる。と言うことは、CIAで立場をなくして必死なライリーが関わっているかも知れない。マイケルはカードの悪事を調べた「友人」のブライに頼んで、カルテルと関わっているライリーの不正行為を取り上げてもらおうという。その場合、マイケルは逮捕されるかもしれない。ただ、ライリーが関わっている直接の証拠がないので、サムが病院に入院して、現れるライリーの車に盗・聴器と発信器を仕掛け、麻薬カルテルと接触している証拠を掴むことにする。マイケルはブライと密かに会い、計画を伝える。マイケルは計画が失敗したら死ぬ覚悟だという。サムを病院に連れて行き、診察を受ける間待機していると、病院からの通報で警察やCIAが集まり始める。タイミングを見計らい、マイケルが逃亡する様子を見せると、ライリーが率いる捜査班が動き出した。その隙にフィオナが車に装置を仕掛ける。マイケルは逃亡ルートにバイクを用意し、病院の中を縦横無尽に逃げ回ってライリーの目の前から姿を消す。焦ったライリーは何者かにコンタクトを取り、これから会うらしいと判る。フィオナとジェシーが尾行して、海辺で誰かを待っているライリーを観察していると、大型のクルーザーが現れて、そこから麻薬カルテルのアレハンドロ・ロペスが現れる。ライリーはカルテルがCIAとDEAに取り入るためにマイケルを殺せと命じる。その様子を見てブライは、組織を脅かすライリーを訴追するという。マイケルを重要証人として保護することもできるという。しかし現場の写真を撮影しているところに、港の警備員が現れマイケルたちに声をかける。2人は捜査中だと言って男を遠ざけるが、実はそれはアレハンドロの部下で、手榴弾をブライの車に投げ込んだ。ブライは逃げ出すことができず、証拠の写真ごと焼け死んでしまう。全て望みは絶たれたかと思われたが、マイケルはここでライリーを捕らえると言い一人、海に飛び込みクルーザーへ向かう。ジェシーとフィオナはアレハンドロの部下たちと捨て身の銃撃戦をしてマイケルのために時間を稼ぐが、そのうちクルーザーは出航してしまった。部下たちは慌ててその場を去る。実は船を動かしていたのはマイケルだった。マイケルはアレハンドロを倒すと、ライリーと銃を向け合う。すでに沿岸警備隊に通報しているという。沿岸警備隊の呼びかけを無視すると、攻撃される。マイケルはライリーがカルテルと結託して自分を殺そうとしたと言い、自首するようにいう。そうしなければ、船ごと攻撃されることもいとわない。自首しても、自分はアリバイがあり、マイケルがカルテルに関わったような偽の証拠や口座などをねつ造してあるに違いない。すると、ライリーはそれは妄想だという。警告をした上で沿岸警備隊が攻撃を始め、ついに折れたライリーは副局長自白の電話をかける。それから3週間、当局に投降し、個別に監禁されて事情聴取されていたフィオナらが牢を出ると、スーツ姿のマイケルが待っていた。当局はマイケルらのこれまでの過去を丸ごと消して、放免することはできない。だから取引し、みんなを守るためにやるべき事をしたというが、フィオナはやりたいことをやったんじゃないのと責める。バイクの逃走劇も、派手な銃撃戦も爆破シーンもBNらしかったですね。そして、沿岸警備隊の登場で、スケールの大きなシーン。これらも皆「CSIマイアミ」でおなじみでした。スパイアクションとして、BNの面目躍如ですね。CIAの大物と言われるライリーが麻薬カルテルと通じていたというのは残念。アンソンもそうですが、組織は必ず腐敗するのですね。だから、それを正そうとする立場の人(ジェイソン・ブライ)がいるのでしょうが、ジェイソン・ブライがもし生きていたら、ラストのような結果になったかどうか、という事だったのかも知れません。当然、マイケルらが行った事は公にできないし、普通に考えても刑務所に入る事になるのでしょうが、そこでまたマイケルはみんなを守るために、自分が一人闇に沈むことになったのですね。フィオナが言っていたように、これが終わったら2人でやり直すというのは夢のまた夢、ということですか。あの拘留施設はどこにあるのでしょう。周囲を高い山に囲まれた様な場所で、ヘリで出入りするのだから、普通の刑務所ではなさそう。黒スーツ姿のマイケルは、最初の頃の望み通り、ついにスパイとしてCIAに戻ってしまったようです。さて、ファイナルシーズンはどうなるのか。マイケルとフィオナがごく普通の生活を取り戻し、やり直す事ができるのか。サムは、ジェシーは、マデリンは?彼らの最後を見届けたいです。
December 24, 2013
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本国では今回と次回で、2時間フィナーレとして放送されたのですね。いよいよ、最終シーズンに向けて本当に盛り上がってきました。あの人がやっぱり登場。マイケルはフィオナやサムらに反対されているにもかかわらず、深夜に密かに「友人」を訪ねる。中央保安部(CSS)のジェイソン・ブライ捜査官が、カード殺害事件を調べる中で、カードの真実を知り、全てを明らかにするにはマイケルの協力が必要だという。ブライはCIAのライリーは恥も外聞もなく、マイケルを捕まえるのに血道を上げていて、いずれマイケルの家族や友人たちが捕らえられ、不当な扱いを受けることになると忠告する。家族や友人には手を出させないように手を回すから、自分と一緒に自首するしか道はないという。マイケルは話だけ受け取ってブライは別れるが、フィオナはマイケルがブライと会った事に気付き、マイケルを刑務所に入れることは絶対にできない、新たな場所でやり直すべきだと主張する。マイケルは国外脱出の手配を続けることにする。しかし、貨物船のクルーになるために港湾組合の代表に会いに行くと、すでにそこにCIAの手が回っていた。見張りをしていたジェシーがCIAのSWATチームに捕まってしまい、マイケルとサムも逃げる際に追い詰められ、サムが腹に銃弾を受けてしまう。何とか港から出ることはできたが、思いの外サムの容態は悪い。サムは病院に行くことを拒んだので、隠れ家に戻ったマイケルはフィオナの元彼で救命士のキャンベルの手を借りることにする。しかし、この場所では手術はできないという。ジェシーについては、サムを救い出す時にCIAの隊員ディーンを人質に捕らえていたため、その男から居所を聞き出すつもりだ。しかし、敵も容易に口を割らない。一方、ライリーに捕らえられたジェシーには厳しい尋問が続けられていた。ジェシーはライリーのアメとムチの尋問術に頑として耐える。ライリーはジェシーが9歳の時に殺された母親の事件について、何度も資料を閲覧したいと要望を出していた事を調べ上げ、その資料と引き替えにマイケルの居場所を吐くように迫る。ジェシーの心は揺れるが、それでも家族を裏切る事はできないという。フィオナはディーンが一向に口を割らないのにしびれを切らして、カッとなって銃を向ける。マケイルはフィオナを止め、ディーンが申し出た人質交換の取引に理解を示しながら、ディーンを一人にして様子を見る。ディーンは拘束を外し、壁の固定電話の線を利用して、ライリーの携帯電話に連絡を入れた。それを追跡して、マイケルはライリーの居場所を絞り込む事に成功する。ディーンは隙を突いてマイケルとフィオナに銃を向けるが、出血していながら必死に立ち上がったサムに救われた。ライリーの拠点を特定したマイケルに、フィオナは侵入するのに考えがあるという。フィオナはキャンベルから劇薬のスフェンタニルと中和剤を借りると、建物の屋上の換気口からガスを注入する。ライリーたちは異変を感じてバタバタと倒れ始める。ジェシーも意識を失うが、救出に入ったマイケルが中和剤を打ち助ける。フィオナはCIAの全員に中和剤を打って助ける。ジェシーはライリーがちらつかせていた母親の事件のファイルを確認するが、中は白紙だった。ブライから電話が入り、ライリーが倒れる直前に当局に通報したという。しかしそれがマイケルたちの仕業と知って、自分を頼れと言う。マイケルはブライを振り切りジェシーと共にアジトに戻るが、サムの容態が悪化し緊急を要する状態となった。フィオナはコーラルゲイブルに知り合いの医者がいるというので、マイケルは車を飛ばす。サムはマイケルに「必ず片を付けてくれ」と言うと意識を失う…さすがに今回はピンチですね。あれほどマイケルの事を心配して、自分も危険なマイアミに残ったサムの命はいかに?ジェシーもライリーの揺さぶりに屈しませんでしたね。「なぜウェスティンをかばうの?」「彼らは友人で家族だ」フィオナもまた、マイケルがフィオナを刑務所から出すために苦労した事に触れ、あなたとガラス越しに会うのは嫌、と自首を認めない。マイケルが正しい事をしているという信念があるのですね。みんながマイケルを守ろうとしているだけに、マイケル本人は辛いでしょう。彼らの犠牲の上にいるのですから。ところで、キャンベルはフィオナの頼みとはいえ、危険な薬を貸したりサムの手当をしたり、お人好し過ぎます。組織にバレたら大変ですよね。どうやってごまかすのだろう。さーて、後はシーズン6はあと1話のみ。いよいよですね。
December 17, 2013
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シュミットは鬱陶しい奴ですが、マイケルたちのプロチームにあれくらいの足手まといがいる方が、ハラハラドキドキ度は高まります。ゲストの悪役の人、イギリス人ですよね。何でマイアミにクィーンズイングリッシュのギャングがいるんだろうと、突っ込みながら見ていました。過去を消すということは想像以上に辛い事ですね。証人保護プログラムも夜逃げも同じ事なのかな。マデリンも一緒に国外に逃亡するため、偽造パスポートを手に入れる事になった。過去に繋がる物は全て処分することになり、マデリンは泣く泣くアドレス帳を手放す。シュミットが手配したパスポートを取りにいったサムとジェシーは、シュミットと因縁があるらしいヴァネックに予定していた倍の金額を支払うことになり、さらにくれぐれもよろしく言ってくれと言って、ヴァネックはサムを殴る。マデリンは最後にネイトの墓を参りたいと言うが、CIAが見張っているからとジェシーに止められる。手に入れたパスポートのICチップが動くかどうか、ディクソンに確認させていたところ、シュミットを追ってヴァネック一味が現れる。逃げてもすぐに追いつかれ、やむなくマイケルたちは近くの缶詰工場に逃げ込む。ヴァネックはシュミットを差し出せば、他のメンバーの命は助けるというので、マイケルはそこまでしてシュミットを追う理由を尋ねる。ヴァネックはシュミットが自分たちのことをFBIに情報提供したのが許せないという。完全に工場を包囲されたため、マイケルはジェシーに頑丈な車を確保して救出するよう頼む。ジェシーとマデリンは工事現場の車をリコールの対象だといって、騙し奪ってしまう。出口のない部屋に追い込まれたマイケルらは、大型換気扇を止めて脱出を試みる。諦めないヴァネックは頑丈な扉をこじ開けてでもシュミットを捕らえようとする。工場の裏口にたどり着いたマイケルらだが、すでにヴァネックの手下が裏口周辺を包囲しており、救出に現れたジェシーの車も近づく事ができなかった。途中、銃撃を受けてシュミットが足を撃たれており、走ることもできない。フィオナは問題はシュミットなのだから、彼に交渉を任せれば良いというが、サムは仲間だから守ると反対する。そこにヴァネックから連絡が入り、シュミットが追跡できないICチップだと言っていたが、後から追跡できることをシュミットは黙っているのだという。それでヴァネックは情報をFBIに知られることになったが、シュミットも国外に逃亡するマイケルらの居場所をFBIに高く売りつけるつもりだろう。5分の猶予を与えるので、シュミットを引き渡せという。マイケルは電話の内容を仲間には伝えず、シュミットに銃を突きつけるとそのまま楯にして裏口から出ていく。FBIに俺たちの情報を売るつもりなのかと迫ると、シュミットも恐怖に怯える。ヴァネックはシュミットを拷問して何かを吐かせるのが目的らしいので、こいつを殺すと言うとヴァネックも銃を下ろさざるを得ない。そこでマイケルは変圧器の近くまでヴァネックらを下がらせると、変圧器に弾を撃ち込む。大爆発がおき、ヴァネックらが怯んだ隙に、ジェシーが工事現場の大きな車で助けに入る。隠れ家に戻ったマイケルは、ヴァネックを信じさせるため、シュミットを本当に怯えさせなければならなかったと話す。シュミットはICチップは使えるが、いずれFBIに知られるので早く国を出た方が良いという。彼自身もマイアミを捨て、海外に飛び出すという。マデリンがいなくなったというので、マイケルはネイトの墓地に捜しに行く。そこでマデリンはネイトとの思い出をマイケルに話す。その時、ネイトの墓には友人から手向けられた花束が置かれていた。花束のカードには「友人より、会って話がしたい」と書かれていた。最後の「友人」というのは誰かな?マイケルに関係があった人間は死亡したり、捕まっていたり。今回はCIAは影は全くなし。動きがない方が不気味ですが、これも「友人」と関連しているのか?でも、その友人がもしかすると、逆転の切り札になるのかも。マデリンのネイトへの思いが良く感じられました。ネイトは母親思いだったのですね。そしてごく普通のおばさんが、身内にスパイがいたために、とんでもない人生に巻き込まれてしまった。スパイでも痕跡を消すのが難しいのに、生き残るためには全てを処分するんだ。マイケルとしても辛いところでしょう。アクションについては、相変わらずぶっとんでいました。あの換気扇を通り抜けるというのは、目新しくて面白かった。閉じ込められるケースは多いけれど、その場にあるものは何でも使う。変圧器に弾を撃ち込むだけで大爆発を起こすとは知りませんでした。危険な物ですね。ちなみにあの工場はアンソンが逃げようとした場所と同じですよね。(笑)仕事中なのに車を奪われた現場監督の人に恨まれて命を狙われないと良いけれど。
December 10, 2013
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週を追う毎に、マデリンの姿がいじらしくて痛々しく見えてきます。息子を思う母の強い気持ちが彼女をがんばらせているんだろうなあ。これまでとはちょっと違う感じがしました。普段はポロシャツなど、おじさんくさいスタイルが多いマイケルも、スポーツウェアだとステキですね。良い体~今週は素のJDを見せてくれたようでドキドキしました。マイケルとマデリンは待ち合わせのメッセージを決めて、公園で会う。シュミットから偽のIDを手に入れる事ができず、マイケルはCIAの捜索を翻弄させるために、海外口座に金を振り込むよう、バリーに頼んで欲しいと告げる。マデリンが自宅に戻るとライリーが待ち構えており、外出先の嘘を付いたと追及され、宣誓書に従って逮捕されてしまう。ライリーはマデリンの口からマイケルらがまだマイアミに滞在していることを掴む。サムはエルサと会って、マイケルの問題を解決すると約束してくる。シュミットに払う金を工面するため、マイケルは警察の監視下にある倉庫の中から金目の物を持ちだして売る事にする。それは繊細な電子機器で依頼主に手渡すと100万ドルになるというので、マイケルはシュミットを連れて忍び込む。しかし、侵入したことが警察に知られて銃撃され、辛うじて逃げ出すことはできたが、肝心のブツが穴だらけになってしまった。その装置は警報機を遠隔操作で解除する遮断装置で、シュミットは壊れた物を客に渡したら殺されるという。マイケルはそれらしく見えれば良いと、外観を整えで引き渡し金を受け取って逃げることにする。バリーと連絡が取れてマデリンはクリニックの待合室でマイケルからの伝言を伝える。バリーは指定する場所にマイケルの口座番号を持ってくるように言う。シュミットは見かけだけ手直しした装置を依頼人のソーンに引き渡す事にする。ソーンは殺しも手がけるギャングの元締めで、シュミットが緊張して余計な事を口にしてしまい、サムが装置をアップグレードした大学教授を装って助けに入る。ソーンは受け取る前に、まず実際のビルで効果を確かめるというので、マイケルらが先回りしてビルの警備員を捕らえ、先に警報装置を切る。ソーンは上手く行ったと信じ装置の性能を気に入って、サムに明日宝石センターに強盗に入るので、警報装置を切るように命じる。約束の100万ドルはその後に支払うという。バリーとマデリンが口座へ送金作業をしていると、たれ込みがあり警察が捜索に入るという。バリーの勧めでマデリンは逃げるが、ライリーはマデリンが残したタバコの吸い殻を証拠に、マデリンがここにいたのは間違いないという。サムは装置に隠した通信機で宝石センターの強盗計画をマイケルらに伝える。サムが時間稼ぎをしている5分間に、ソーン一味のバンを襲ってシュミットを助け、金を奪う。警報が切れていないのにドアをこじ開けたため、警報が鳴ってソーンはサムがしくじったと銃を向ける。しかし、サムは装置に隠していた銃でソーンを脅すとその場から逃げ去る。間もなく現場にはパトカーが到着しソーン一味は逮捕された。マイケルら4人の偽IDが手に入り、出発までわずかという時に、マデリンはバリーが逮捕されたとマイケルに伝える。このまま自分の身も危ない。マイケルはマデリンも一緒に逃げようという。マイケルは心強い仲間が側にいますが、マデリンはたった一人ですから心細いし、素人なのでやはり無理がありますよね。気の休まる瞬間がありません。尾行を撒いたり、バリーを呼び出して交渉したりと、十分な活躍をしてきたマデリンも、次に捕まれば刑務所に入れられるのは間違いない。ライリーも執拗に追い立てますね。「The Wire」では男勝りのやり手刑事だったSonja Sohnですが、BNでは嫌みタラタラで憎たらしい。マイケルも早く身の潔白を証明して追われる生活にピリオドを打てると良いのですが。シュミットは臆病なだけでなく、本当にannoyingな奴でした。大抵愛すべきところがあるのですが、どうしてこんな奴が悪の世界で生き抜いて行けるのか。簡単に騙されるギャングもおばかですが、CIAもマデリン一人に振り回されている感じで情けないですね。「マイアミ警察のCSIのみなさん」は良かった。ホレイショがいるならマイケルたちはとうに捕まっていますよ。(笑)
December 3, 2013
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ゲストのPatton Oswaltはコメディ界で有名な人ですよね。他のドラマにもちょこちょこ出ているのを見かけます。さて、八方塞がりのマイケルたちはこの先、どうやって生き延びて行くのでしょうか。今シーズン、残りあと5話ですね。マイケルたちは船で海外に逃亡するため、偽のパスポートを手に入れる。しかし、CIAの手がすぐそこに迫っていて、沿岸警備艇もマリーナに現れた。サムは恋人のエルサに別れを告げ、車を借りて封鎖を突破して逃げる。新たにIDを手に入れるのは難しいが、サムがハッカーのディクソンから密輸業者のカルバン・シュミットを紹介してもらうという。シュミットは今身を隠しているというが、マイケルたちは強引に家に入り込む。シュミットによると、1年前にシリアの女性が酷い夫から逃れたいというので新しい名前と人生を与えてやったという。しかし、その夫というのは元シリアの諜報員で現在は銃の密輸をしているジャバー・ハマディだというので、シュミットはジャバーから命を狙われているのだという。ジャバーが戦争犯罪にも関与していることから、マイケルはジャバーを当局に突き出す事にするという。シュミットが使っている倉庫から出荷を指示し、シュミットを追っているジャバーの手下が情報を聞きつけて倉庫に押し入ってきたところで、マイケルがシュミットの元雇い人として、拷問を受けていた事にする。相手はマイケルからシュミットの居場所を聞き出そうとして、マイケルをジャバーのアジトに連れて行くはずだ。マイケルはシュミットの警備担当だったのにジャバーに情報が漏れた責任を取って首になったとして、誰に漏らしたのか話すように電気ショックを与えられていたと訴える。ジャバーの部下はマイケルの言葉を信じて、シリアレストランにマイケルを連れて行く。上手くそこからサムに連絡できれば、FBIやCIAに踏み込んでもらえる。しかし、その作戦だとシュミットは倉庫の商品を失う事になってしまい、少しでも取り出そうとしたシュミットが倉庫に戻っているところをジャバーの部下に捕まってしまう。マデリンはCIAに監視されていることを承知で、周辺に動くCIAのスパイを撮影していた。ライリーは自宅を訪れると、マデリンの行動を知っていると言い、CIAに協力するよう求める。マデリンは宣誓書にサインするが、もし違反すれば終身刑になると脅す。自宅には盗・聴器も設置された。マデリンはマイケルらに会いたいというメッセージを送り、フィオナにこちらの動きが知られていると話す。ジャバーはシュミットに妻の居場所を話すよう、脅す。マイケルはシュミットを救うため、脅しだけではだめだと自分がシュミットを自白させると申し出る。そのためには劇薬が必要で、仲間に持ってこさせると言い、サムに救急車と塩化スキサメトニウムを用意しろという。フィオナの元彼の伝手でサムが薬を持ってくると、マイケルはシュミットにジャバーの妻の本当の居場所を言えと耳打ちする。注射を打って数分以内に仮死状態となり、救命しなければならないが、シュミットは居場所をなかなかしゃべらない。それでもキプロスにいるとしゃべると、ジャバーの部下が情報の裏を取り始める。シュミットの心臓が止まり、用済みとなったシュミットを海の捨てるというのでマイケルは自分たちが足が付かないように処分すると言って、救急車でシュミットを運び出すことに成功する。同時にマデリンに電話をして、CIAに聞こえるようにレストランの住所を叫ばせる。ジェシーとサムの救命措置でシュミットは息を吹き返した。レストランにはCIAが突入舞台を送りジャバー一味を捕らえる事ができた。しかし、マデリンの行動はライリーを更に怒らせることになってしまった。同じ手はもう使えないかもしれない。シュミットはただでパスポートを作ると言っていたが、倉庫の財産を取られて金が必要だと言い出す。サムはエルサを悲しませる事は耐えられないと、マイケルたちと海外に逃亡することに躊躇いをみせる。シュミットの方は、いつものように、マイケルが敵陣に入り込んで悪人は警察にお任せということでしたが、マデリンは本当に危険な状態ですね。しっかりCIAに監視されているのに、一歩間違えば逮捕されてしまう。となると、マイケルとて逃げているわけにはいかないでしょうね。ライリーは凄腕かもしれませんが、マイケルたちにやられる一方で、相当恨みに思っているはず。執念を燃やして襲いかかってくるので、それを「我々の方が正義だ」と認めさせるのは難しいでしょう。サムの彼女が珍しく顔を出したなと思っていたら、今シーズンはこういう展開になったのですね。マイケルはサムの人生にも責任があるとなると、これまで鉄壁のコンビを組んできたサムとも別の道を進む事になるのかな。やはりフィオナと幸せになるだけでは済まなさそうです。
November 26, 2013
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おお、大変な事になりましたね。マイケルの最大の危機。追う方から追われる側に。そろそろ、シリーズフィナーレを見込んで、BNの進むべき道が示されたのかも知れませんね。マイケルが呆然としているところにサムが飛び込んでくる。何があったと尋ねるサムに、マイケルは感情を押さえられなかったというが、状況は緊迫している。すでにCIAの支援部隊が到着し、ビルを封鎖にかかった。マイケルとサムはとりあえず下の階に降り、そこから脱出の機会を探る。CIAの指揮を執るのは優秀であることで有名なオリビア・ライリーで、ビルの監視システム全てを掌握した。マイケルはあえてカメラに写って人を襲い、CIAが現場に向かう隙にエレベーターシャフトで駐車場へ向かう。サムは従業員を装って倒れた人間につきそい、ビルの正面から外に出る。駐車場に降りたマイケルは車を盗んでバックさせ、壁を崩して待ち構えていたフィオナらと逃走する。市内の道路は緊急検問が敷かれ、フィオナは封鎖線を次々と突破していく。マイケルはカードを殺したのは正当防衛ではないので、盗・聴していた録音も役には立たないという。サムは無事逃げられると思われたが、ライリーがサム・アックスであることを見抜き身柄を拘束する。始めはシラを切っていたサムだが、マイケルからサムの携帯に電話がかかり、CIAは逆探知でマイケルの居場所を掴む。マイケルはフィオナの勧めで、マデリンに明日待ち合わせ場所で会おうと告げる。切れ者のライリーはマイケルたちの行く先を貸倉庫だと察知して、捜索隊を向ける。マイケルは逆探知を知り、貸倉庫に残すフィオナの車に盗・聴器を仕掛ける。サムはマイケルは殺人犯ではないと訴え、ライリーもマイケルを助けたいのならCIAに協力するようにいう。サムはわざと嘘の情報を伝え、マイケルたちに時間の猶予を与える。マイケルはサムを犠牲にするわけには行かないと、自首すると言い出す。フィオナはCIAからサムを救出することができるという。マリーナの近くの倉庫群にCIAを誘い込み、動きを取れなくして捜索隊を分断しサムの乗ったバンを襲うつもりだ。そのころ、マデリンの家にはCIAと地元警察が現れマイケルからの連絡がないか尋ねる。マデリンは何も知らないふりをしながら、CIAたちの会話をメモする。交通カメラでマイケルの居場所がわかったとして、ライリーはサムを刑務所に送り込もうとするが、サムはいざというときは自分の説得がマイケルには通じると訴えて、そのまま車列に加わった。しかし、サムの嘘がライリーにばれ、しかけた爆弾の手前で隊列が留まってしまう。捜査官たちは爆弾がしかけられているのを発見し、マイケルたちが近くに潜んでいるのを察知する。ライリーはこうなった以上、もう平和的な解決方法はないと言い、応援部隊を待って隠れ場所に突入するという。万事休すに思われたが、ジェシーは下水道を抜けて外に出られるという。マイケルはオフにしていた携帯から昔の隣人シュガーに電話をかけ、捜査員たちを誘導する。マイケルが動き出したので捜査官たちが建物の中に入るが、そのころジェシーとフィオナは単独となったライリーの背後に回る。マイケルが追い詰められたとき、銃を突きつけられたライリーは全員待機を命じる。マイケルはそのまま外に出て、ライリーを安全なところまで人質にする。カードが国を裏切って影で何をしていたのか、ライリーに説明しても理解は得られない。ただ、国家の敵としてマイケルらを地の果てまで追い詰め、刑務所に入れると言い切る。翌朝、マイケルはマデリンに勝ち目はないと言うが、マデリンは諦めず最後まで戦い続けるしかないという。そして、マイケルを失うわけにはいかないと言い、外部とのパイプ役になるため、今後も元の家に残り続けるという。脱出するまでのアクションはさすがに見事でしたね。アリも這い出す隙もない状況で、短時間に脱出してしまう。その方法が意外でした。フィオナのドライビングテクニックも正にプロ!ちなみに、マイケルはCIAで死んだ事になっていないのかなあ。サムもCIAに面が割れているはずですし、側にいたフィオナやジェシーもCIAに気付かれそうですよね。しかし、帰ってきた偉大なスパイ、マイケル・ウェストンが公式にカードとグレイ殺害の容疑者となった、ということは大変な事ですね。これまでは裏の組織に追われていて、警察やFBI、CIAはどちらかというと上手く折り合っていくお隣さん、という感じでした。その国家権力から逃亡して、捜査官を人質に取るなんて、どれほど罪を重ねたのか。ライリーが優秀であってもなくても、これからは世界中にお尋ね者として追われる事になるのですから、隠れる場所がないでしょう。一体どうやってこのピンチから挽回するのか。カードが悪党だとしても、今度は助けてくれる人がいそうにありません。マデリンが掴む情報がマイケルに役に立つのでしょうか。当然マデリンは監視されるでしょうし、接触も難しい。マイケルはあえて捕まって政府に取引を持ちかけるとか、そういう展開になるのかな。マイケルvs.アメリカ国家なんて、本当に絶望的ですね。
November 19, 2013
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まだ今シーズン、半分を過ぎたところですが、ショッキングな展開になりましたね。何かこれから変化が訪れる予感がします。タイラー・グレイがマイケルたちが死亡したとカードに報告したが、当然のことながら遺体はみつかっていない。カードはこの際マイケルたちのロフトも焼き払えと命令する。その前に関連資料を取り出しておけという。マイケルは完全に死んだ事にするため、過去と別れを告げることも良いと受け入れるつもりだ。フィオナはそれならば、自分の手で焼くという。カードが不安を感じるように、アンソンとカードの関わりを示す資料などを残し、わずかな思い出の品を持ち出すことにする。そこに、フィオナが刑務所で世話になったアインが現れ、ガーザという汚職刑事に追われているので助けて欲しいという。タイミングが悪いというマイケルに、フィオナは自分一人でもアインを助けるという。マデリンはグレイがネイトを殺した事を知って、マイケルにグレイに合わせて欲しいと頼む。マイケルが反対しても、マデリンの意志は変わらない。アインはDVを受ける妹の夫を殺したため刑務所に入った。その夫(義弟)マーカスは、ガーザの協力者で、GTマフィアの麻薬をガーザに流していたという。ガーザはアインの妹のDV事件については、マーカスを見逃していた。そのガーザが警察の相棒をGTに殺されており、復讐の機会を狙っているらしい。フィオナとサムがアインの家を訪問しているときに、ガーザが保護観察官と共に現れる。フィオナらはアインの息子を連れて部屋から逃げ出す。ガーザはアインの部屋から麻薬が見つかったと主張して、アインを逮捕してしまう。アインを助けるためには、ガーザが汚職刑事であることを証明してそれを突きつけ脅すしかない。さらに、ガーザの相棒を殺した連中を潰すという名目で協力者が必要だ。ジェシーがその役を引き受けることになり、まずガーザを呼び出す。自分はNYCからやってきて、GTマフィアのリーダー、シャーロッド・ワシントンを倒してこの町を牛耳るつもりだと持ちかける。実はシャーロッドと親しいというと、ガーザは証明してみろと言い、シャーロッドの経営するバーに入り込み、オフィスの写真を撮影させられることになった。ジェシーはフィオナに協力を頼む。ジェシー本人はシャーロッドの用心棒の気を惹くために騒ぎを起こしてボコボコに殴られてしまう。グレイはカードにマイケルのロフトから盗み出したアンソン関連のリストを手渡す。グレイが工作員ごとに異なる認識コードを口にして、自分が任務に送り込まれた説明が欲しいという。カードは金曜日に資料を見せると答えるが、その様子を聴いていたマイケルは、グレイに不信感を抱く。グレイは用心深くなっているカードに迫るわけにはいかないので、自分を信じろという。サムはガーザに警察押収品の銃を証拠品倉庫から盗ませ、その様子を録画する作戦を立てる。ジェシーはガーザに押収品の薬莢を盗み、シャーロッドのオフィスに仕込むよう説得する。これでシャーロッドを永久に葬る事ができるというが、ガーザは証拠品に手を出すことにためらう。マデリンはグレイに会い、どういう人間が息子を殺すに至ったのか聞きたいという。グレイも任務だったとはいえ、名も知らぬ巻き添え被害をもたらした。マデリンは殺すなら相手の名前を調べておくべきだったと言う。ガーザはジェシーの前に制服姿で現れ、証拠品を盗むということはどうしてもできないという。ただ復讐がしたいのではなく、自分は相棒を取り戻したいのだ。そのためには殉職しても構わないと言って、シャーロッドのところに飛び込んでいく。ジェシーはマイケルに助けを求める。シャーロッドが一人でシャーロッド一味を逮捕すると叫ぶと、ギャングたちは恐れることなく、ガーザを袋だたきにする。マイケルは周辺の車に爆弾を仕込むと、ガーザの無線に呼びかけて助けを申し出ると、次々に車を爆破してシャーロッド一味を脅して降伏させる。その後、アインはなぜか釈放された。これからは生まれ変わってやり直すという。マデリンはマイケルに永久にマイアミを離れると告げる。この家には失った息子たちの思い出がありすぎる。グレイやカードのような悪人に関わって変わって行くマイケルの姿を見たくないのだという。カードをあと少しで倒す事ができるというマイケルに、マデリンは全てが終わったらお前も何もかもやり直して欲しいという。グレイがカードと面会する日、監視中のマイケルはCIAの武装チームが控えているのに気付く。カードは何かを察知し、全てをグレイに押しつけて始末するつもりらしい。マイケルは一人で会見場へ飛び込んでいく。案の定、カードは銃をグレイに向けた。アンソンとネイト殺害などの罪をグレイになすりつけるつもりで、マイケルには俺が撃てるはずがないという。カードはあっさりとグレイを殺すと、正当防衛で撃ったような工作をして、これまで任務で自分が世界を救うためにどんな手段でも赦されてきたと言い訳をする。カードは息子も同然のマイケルにもう一度一緒に組んでやり直そうという。カードの説得にマイケルは銃を下ろしてしまうが、カードが「君を誇りに思う」と口にした瞬間マイケルはカードを撃ち殺してしまう。グレイは仲間になれるというタイプだったので、殺されて残念でした。マデリンから詰問されるのは犯人とはいえ、辛かっただろうと思いました。よく母親に会いましたよね。涙を流して答えている姿は、さすがKenneth Johnsonですね。彼だからこそのシーンだったでしょう。そして、マデリンはこのままマイアミから去ってしまうのでしょうか。ファミリービジネスで調子が良い間は良かったが、さすがに母親には厳しい結末となりました。素人が関わってはいけないというマイケルの心配がその通りとなり、これはもう無理して留まる必要はないでしょう。辛いという意味では、趣味で集めていたスノードームを自ら処分することになったフィオナもかわいそう。あんな倉庫みたいな場所でも、マイケルとの愛の巣でせっかく築いてきた証しを失うようで残念です。そして、ついにマイケルは一線を越えて現役CIAの担当官を殺してしまった。これはもう、どうにもならない事実で、フィオナの爆弾事件とは意味が違う。場合によってはアンソン、ネイト、グレイ全ての事件の責任を押しつけられるかも知れない。ただ、カード亡き後のCIAにどんな悪党が隠れているかですよね。カードを倒せば、今度こそスパイ業から足を洗ってフィオナと幸せに暮らす、という夢は夢で終わるのか。シーズンフィナーレに向かって事態は加速していきますね。
November 12, 2013
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パナマに取り残されたマイケルたちがどうやって危機を脱するのでしょうか。シーズン6の後半ですね。マイケルはネイトを殺したタイラー・グレイと向き合う。グレイはマイケルたちを殺せとカードから命じられ、その前はアンソン殺害が任務だった認める。無関係なネイトを撃つ必要はなかったというマイケルは、怒りのままグレイに銃を向ける。サムはカードが全ての黒幕だという証拠を握っているのはグレイだから、殺してはいけないと止める。まずは何とかしてアメリカ国内に戻らなければならない。マイケルはマデリンの家の向かいの家に電話をかけ、サムの友人でハッカーのディクソンに連絡を取ってくれと頼む。今回の出来事の黒幕はカードなので、カードには何も言ってはいけないと言うと、マデリンは明日、カードに会うことになっているという。マイケルは何も気付かれないように念を押す。マデリンはディクソンに会いに行き、FAAの航空データを改ざんしろと依頼する。フィオナはパナマからアメリカ国内にドラッグを密輸入している運び屋の男を見つけ、乗せてもらう事に成功する。飛行機で飛び立つ時に、マイケルたちが貨物室の横に走っていって飛び乗る作戦だ。しかし、一旦は乗せたグレイが自ら飛行機から降りてしまったため、マイケルも後に続く。フィオナたちはしかたなく安全な場所を探して一旦飛び立った飛行機を着陸させ、作戦を練る。マイケルとグレイは、パイロットのいとこのバスケス一味に捕まってしまう。バスケスらは、積み荷の魚の腹の中にコカインを埋め込み、密輸しようとしていた。サムらは大量のコカインと人質を交換する計画を立てる。なぜ、こういう事態になったのか理解できないバスケスは、電気ショックでマイケルとグレイを交互に拷問し、飛行機とコカインの隠し場所を吐けと迫る。その時、バスケスの携帯にサムから取引の電話が入り、2人を引き渡せば飛行機を返すという。しかしグレイはバスケスに、自分を解放してくれたら、積み荷も飛行機も手に入れることができる。盗もうとした4人は殺す予定だったので、自分に渡してくれ。グレイはマイケルがパイロットに告げた飛行機のルートをそのままバスケスにばらしてしまう。マイケルはグレイがカードに利用されていると訴えるが、グレイは聞く耳を持たない。CIAを訪ねたマデリンに、カードが声をかけてマイケルと連絡がつかなくなったと告げる。もしかして、マデリンにマイケルから連絡はないかと問うと、マデリンは連絡は取れないと答える。バスケス一味が奪われた飛行機の場所を突き止め、サムたちが捕まるのは時間の問題となった。フィオナはコカインを返し、飛行機に隠れたまま敵の格納庫に侵入するという。バスケス一味がサムらの手作り地雷に怯みながらも、突入してきたので、やむなくサムとジェシーは車で逃げる。バスケスはパイロットごと、自分の飛行機を取り戻すことができた。フィオナは着陸すると、格納庫に逃げ込む。飛行機内にマイケルの仲間3人の姿がなく、グレイとの取引は意味を成さなくなった。バスケスは仲間はどこだとマイケルをさらに拷問するが、マイケルは口を閉ざす。それを見ていたグレイは逃げた仲間は自分が探し出すといって、手錠を外してもらうとすぐさま、バスケスを撃ち殺してしまった。仲間を売らないマイケルに感銘を受けたようだ。マイケル本人はCIAのファイルで見た人物とは別人だという。そのころ、フィオナが飛行場に到着したサムとジェシーとでバスケスの仲間の攻撃をかわしながらマイケルとグレイを救出する。かろうじてパナマを脱出した一同だが、マイケルはグレイに自分たちは死んだとカードに伝えるように頼む。マイケルはカードを追うつもりだ。マイケルは迎えに来たマデリンには、グレイが犯人だとは告げないことにする。マデリンがFAAに堂々と入っていって「うちのアルバートはどこ?」と探し回るシーンはさすがに迫力がありました。「ここで女と浮気しているのね?!」と噛みつかれると、警備員も負けざるを得ない。そのマデリンにはグレイがネイトを殺したことについては黙っていることにした。嘘は嫌だとこれまでも何度もぶつかってきた親子ですが、今回はそれが許されるのかな。グレイはやはり良い人ですね。役者がそっち系なので予想通り。かつてのマイケルと同じように命令を受ければためらわずターゲットを殺すのですね。心変わりのきっかけがえらく単純だなとは思いましたが、今後カードを倒すには必要な人材でしょう。事が済んだときには、マイケルとマデリンはグレイを許すのかな。パナマとアメリカは一応地続きですが、さすがに数カ国を通過してアメリカに戻るのは無理でしょうね。。いとこを裏切ったパイロットのリコがいなければ、船でマイアミまで渡るつもりだったのかしら。フロリダでは密入国を取り締まっていますから、まともに入国したらCIAにばれる可能性もありますね。それにしても、リコはこれからどうやって生きていくのでしょうね。もうパナマには帰れないですよね。
November 5, 2013
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これはシーズン半ばのクリフハンガーなのですね。ケーブルTVの場合、なぜか良いところで終わって、クリフハンガーが2回ありますよね。(昔、スターゲイトもそうでした)見応え十分でしたね。ブレイディ役の人、どこかで見たなと思ったら「Walking Dead」のタイリースでした。マイケルはネイト狙撃犯タイラー・グレイの情報をCIAのカードに話す。フィオナは政府を巻き込む事に反対するが、マイケルは犯人を捕らえるためにはどんなことでもするという。カードはNSAのスーパーコンピューターを駆使してタイラー・グレイらしい人物を捜し上げ、パナマの軍の倉庫から例の狙撃銃を盗みだし、ネイト殺害の3時間後にニューアーク空港から飛び立った男の姿を掴んだという。マイケルの要求に対して、カードはすでに打ち切られた捜索なので、CIAの人員を派遣することはできないが、銃の窃盗事件としてマイケルをパナマに送り込む事はできるという。チームはマイケルの身内で構成し、現地ではアンソンの確保を担当していた本部職員が協力するという。マイケルはマデリンと久しぶりに話す。ネイトが死んだのは自分のせいだというマイケルに、マデリンは兄に憧れるネイトを止めなかった自分にも責任があったという。母親の仕事はマイケルからネイトを守る事だったと言われ、マイケルは黙って家を出る。パナマのサン・ミゲリートで、ブレイディ・プレスマンという男がマイケルたちを出迎える。準備された武器、装備はかなりのもので、マイケルたちは廃ホテルに作戦本部を仕立てて、翌朝に備える。しかし、マイケルとフィオナは朝早くに建物に近づく存在を察知した。武装した戦闘員たちが廃ホテルを包囲し、突入してきたので、一同は屋上に上がり、隣のビルに飛び移って逃げる。グレイも装甲仕様のハマーに乗って現れるが、マイケルの攻撃をかわす。持ち出した武器は少なく、フィオナはM110の弾丸で手製の手榴弾を作ることにして、グレイの居場所を突き止める。マイケルはこの作戦でグレイを倒したら、CIAもスパイも全て辞めるとフィオナに告げる。マデリンはマイケルからパナマ行きを聞き、CIAのカードを訪ねる。捜査について詳しい話を聞きたいというマデリンに押され、カードは機密資料を見せる。マデリンは資料を見ても、ネイトの死に納得がいかない。カードは兄弟の違いについて聞かれ、人によって壊れ方はそれぞれで、マイケルは逆境の中で自らを鍛えた。しかしマイケルだって今回の件で傷付いている。悪い面だけを見ずに、マイケルが助けた人々の事を思い、どれだけ感謝されているのかを知るべきだという。マイケルたちはグレイの見張りを倒し、戻ってくるグレイのハマーの中に手榴弾を投げ込む。上手く行ったかに見えたが、グレイは部下を楯にして生き延びて逃走した。やがて、グレイはハマーを乗り捨て、近くのビルに立て籠もった。近づくマイケルたちに姿を隠して狙撃し、ブレイディが足を撃たれてしまう。フィオナとジェシーがブレイディを誘い出すために囮となって走り、ブレイディの居場所が判明する。マイケルはその隙に屋上に上り、ロープで降りながらグレイのいる窓に突入する。不意を突かれたグレイはマイケルに倒されるが、グレイはカードに応援を要請しても無駄だという。グレイはカードの命令でパナマに送り込まれ、マイケルに対しては自殺ミッションを提示したのだった。今ここでグレイを逃がしたと連絡をすると、カードは今いる場所を動くなと言って応援部隊にお前を殺させるはずだという。今回はカードの非公式ミッションなので、何とでもできる。マイケルがその通りに報告すると、カードは別の諜報員たちが逃げたグレイを今捕らえるところで、携帯電話の位置からその場所が判るので、動いてはいけないという。しかたなくグレイを伴い、急ぎその場を立ち去るが、マイケルたちがいたビルに何と戦闘機が爆撃を行う。ブレイディはこのままでは戦闘機にやられるからと、マイケルたちを車から降ろし、自らは車を走らせる。戻ってきた戦闘機はブレイディを車ごと爆破してしまった。マデリンに対して、マイケルが最初に訓練を受けた事などから、自分の息子のように思っているとしゃーしゃーと言いながら、あの仕打ちは酷いですね。いや、確かにパナマに行けば判ると言ったのも変だなと思っていました。CIAでアンソンとネイトの殺害犯捜査は打ち切りになった、というのも元はといえばカードの差し金だったのでしょうか。ネイトについてはいわゆる「コラテラル・ダメージ」という事で、マイケルがそのことに入れ込み出すとカードは立場が危うくなる。なので、殺害犯と事情を知るマイケル一同、そしてアンソンの担当だったブレイディをまとめて始末する作戦を考えた?例のセキュリティ会社の社長を殺したのも、カードの仕業かな。良くできた息子、マイケルのおかげで出世しながら、この仕打ちは酷いというか、やるかやられるかの世界なのですね。マデリンの悲しみはとても心に滲みましたね。マイケルを責めても、マイケルが謝ってもネイトは戻らない。でも、なぜこうなったのか、答えを求めずにはいられない。家族思いのマイケルも辛いです。それでも、今回でケリをつけて、全てから手を引くつもりだという。フィオナはどんなことがあっても、マイケルと一緒ならそれで良い。それなのに。パナマに取り残されたマイケルたちはどうやってマイアミに戻ってくるのか。当然、マイケルはCIAを敵に回す事になるのでしょうね。そして、ネイトを殺したグレイも仲間に入るのでしょうか。ちなみに、グレイ役は「Saving Grace」のケネス・ジョンソンでした。ブレイディも始めは事務方であてにされていなかったけれど、父親はレンジャーで、正義感のある人だった。犠牲は気の毒でしたが、予想通りでした。(爆)
October 29, 2013
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監督がジョナサン・フレイクスでしたね。といっても、知っている人はかなりのトレッキー?フィオナが戻ってきて、メインになる話でなかなか良かったです。シリーズの最初の頃は、過激でぷっつんな、口数の少ない役柄だったと思いますが、今は後先の事を考えて行動できる、奥行きのあるキャラクターになったなと感じました。久しぶりにお騒がせなCIAのベイリーとマナロが登場。マイヤーソン社の銃を購入したプライオン社では武器は厳重に管理されており、銃を使ったのは内部の人間に限られるという。では誰が使用したかを知るにはハッキングも難しく、マイケルはCEOのジャック・ベールに、民間軍事会社のクライアントとして直接会って探ってみようという。そのためにはサムの彼女の力を借りて、自分たちを高級品で飾り立てる事が必要だ。マイケルとサムは、ベールと地区担当のアンドリュー・トンプソンに会い、危険な場所の警備を頼みたいので、実際の人員を見せて欲しいと頼む。ベールは従業員の情報は秘密だというが、4200万ドルの契約なのだから、警備の中身を知る事は必要だと押し、サウスカロライナの訓練施設をトンプソンが案内する約束を取る。トンプソンは金に弱みがありそうだ。フィオナのところに、サムがコロンビアで殺されそうになったCIAのベイリーとマナロ捜査官が現れる。フィオナの釈放の条件で、CIAのスパイとして任務を引き受けるというのがあり、今回はウクライナで航空産業を営むヴィンセント・デューロフがマイアミでテロ組織に部品を流すのではないかという情報を調べろという。デューロフは普段は闇マーケットで商売はするとはいえ、危険な相手とは取引していなかったのに、極秘の弾道技術を密売するらしい。デューロフの愛人がCIAの情報源なのだが、金庫に入っている商品を手に入れるにはスパイを送り込む事が必要で、すでに一人送り込んだが殺されたという。マイケルはフィオナが危険だと主張し、手伝うのでプライオンへはジェシーとサムが行くことになった。デューロフの愛人アンジェラはいつ裏切りを知られるかも知れないので怯えていた。フィオナは昔のモデル仲間という事にして、デューロフの家に入り込むことにした。プライオンの訓練施設を見学したジェシーは、トンプソンに便宜を図って欲しいと賄賂をちらつかせる。トンプソンはジェシーたちを警戒して遠ざけようとするが、サムは、マイケルが君を気に入ったと言ってうちの会社で雇いたいと申し出る。酒で油断させると、トンプソンは高額のオファーに心を動かし始める。隙を見てサムは君だけでなく、スナイパーチームも厚遇するので人員リストを見せて欲しいと迫る。トンプソンはごまかされて、自分から見せるわけにはいかないが、事務所の資料を勝手に見る事を許す。マイヤーソンの銃を使った者は4名いて、その中でTGという人物が疑わしい。そのことをトンプソンに問うと、中には非公式に雇われる者もいるがこういう連中はやめておいた方が良いという。フィオナはデューロフのオフィスにある金庫を調べ、製造番号を見つける。これをマイケルたちに伝えると設計図が手に入れられる。ただ、金庫を開ける作業には道具が必要で、フィオナは監視付のアンジェラと一緒の行動をしていては道具を手に入れる事ができない。フィオナはデューロフの車に妨害工作をして、近くの修理工場に誘い込む事にする。そこで作業用のドリルを受け取ると、デューロフの家に戻ってアンジェラがデューロフらを油断させている間に金庫を開ける。部品は手に入ったが、何とアンジェラがフィオナに銃を向け、部品を取り上げてしまう。フィオナは、これまでテロ組織とは取引がなかったデューロフが急に取引を始めた理由を理解する。部品をテロ組織に流そうとしていたのはアンジェラで、アンジェラはフィオナをデューロフのオフィスに閉じ込め、爆弾をしかけて自分は逃げるつもりだった。マイケルらは屋敷に一酸化炭素を流し込み、アラームを鳴らして一同を屋敷から追い出す作戦だったが、フィオナから連絡が入ってやむなく爆発事故を起こしてアンジェラを屋敷に引き留めることにする。デューロフがオフィスに残っていたフィオナに時限爆弾を解除しろと迫ると、フィオナはわざと間違った方法を言い、慌てたアンジェラは自分から起爆装置を解除して、犯人であることを認めてしまう。フィオナはCIAに口をきいて、デューロフの違法な取引の嫌疑を晴らすと約束する。加えて、間違った操作を行っていたベイリーたちに、釈放の条件を取り下げるよう認めさせる。プライオンでわずかな情報しか得られなったため、マイケルは警備のスペックの中にTGを入れろと要求することにした。しかし、会いに来たベールは何者かに尾行されていて、この契約はもう無しだと告げに来る。そのベールがマイケルたちの目の前で射殺されてしまう。アンジェラ役の女優さん、ダイナマイトボディ(古すぎるか)で魅力的でしたね。これまであまり役者のお仕事をしていないようですが、印象に残りました。そして、フィオナだけでなく私も見事に騙されました。CIAのおばかコンビなので、もうちょっと笑いがあっても良かったかな。CIAが大目にみるくらいだから、デューロフも情報提供をすれば良いのに。一酸化炭素も酸素の調合次第で、引火爆発の危険があるというのは初めて知りました。怖いですね。いずれにせよ、ただ人質に取られることなく臨機応変に問題を解決できるフィオナを見直しましたね。もう一方の謎のスナイパー捜しで新しい展開になりそうですね。ものすごい技術を持ち、身柄を隠して仕事を受けるTGこと、タイラー・グレイ?とは何者か。雇い主さえ殺し、すでにマイケルたちが探している事が知られているかも知れない。非常に危険な香りがします。2週連続でマデリンが出ていませんが、また元気に絡んで欲しいですね。
October 22, 2013
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「誰だか教えろ」「それならば仕事を手伝え」というのが最近のBNのフォーマット。シリーズ最初の頃は人助けなので金は取らない、とか言っていましたね。マイケルたちは正義のためにやっているので、悪者は少々痛めつけても良いが、しかし、無関係の人の車を盗んだり破壊したり、というのはどうなのかなあ。(笑)かなり過激になってきたんじゃないですか?偽装工作で薬の量を間違えると、死んじゃうから気をつけて、というのはなかなかきわどいです。あれから1ヶ月経つが、FBIはアンソンとネイトの狙撃犯の捜査を進めていないようだ。しびれを切らしたマイケルはFBIの捜査官に迫り、進捗状況を教えろという。しかし、FBI上層部の命令で、事件の捜査が打ち切られたという。途中までの捜査状況を知りたいマイケルは、サムの知り合いのウッズ特別捜査官に協力してボストンの大物ギャング、クィンを捕らえる作戦を行う事にする。上手く行けばネイトの捜査情報を見せてくれるという。クィンはマイアミに身を隠しており、FBIは右腕のジミー・レアリーの居場所を掴んでいた。クィンさえ捕らえれば、クィンの部下ナンバー2だったデュークに証言させて起訴する事ができる。デュークは死の床にあり、あと1週間の命だという。マイケルはジミーと自分を捕らえて、その後一緒に逃がしてほしいと言う。上手く振る舞えば、ジミーはマイケルをクィンの元に連れて行くはずだ。マイケルには発信器が取り付けられている。マイケルは先にネイトの資料を手に入れる事に成功し、ジェシーとピアースに調べてもらう。めざましい進展はなかったが、凶器が特定されていて、マイヤーソン社製ということが判っていた。マイヤーソンの創業者の息子が販売部門の部長をしており、パーティ好きだという情報があり、ジェシーはマイヤーソンを脅して銃を買った顧客名簿を手に入れるという。マイケルは今回の作戦にフィオナが関わる事に反対するが、フィオナは正しい事をしようとするのは自分の選択だと言って強引に加わる。サムとウッズはマリーナにいたジミーを捕らえ、マイケルと同じ車に乗せる。マイケルはジミーに「お前のボスに伝言がある」と囁き、フィオナに護送車を襲わせて事故を起こし、逃亡する。ジミーも一緒に逃げ出すが、すぐにはマイケルを信じない。マイケルはクィンを売ったデュークの居場所を知っていると言い、食いつくのを待つ。ジェシーはコンベンション会場でマイヤーソンに声をかけ、この前世話になったお返しだと言い、ストリップクラブに連れて行く。そこで酒に薬を入れて眠らせ、部屋に連れて行くと女性たちとの不適切な写真を撮影する。ジミーはマイケルの揺さぶりに負け、フィオナとマイケルに車を調達させ、クィンに会わせるという。マイケルたちの逃亡で市内では市警が検問を行われていた。マイケルは駐車場に逃れ、車を燃やして痕跡を消す。ジミーは仲間との待ち合わせ場所でマイケルに着替えろと言う。さらにフィオナは人質としておいていけというので、2人はいざという時の合い言葉を考える。マイケルが着替えたために発信器の信号が途絶えてしまい、サムとウッズはマイケルを見失う。ホテルで目覚めたマイヤーソンは、ジェシーから写真をネタに取引を持ちかけられる。しかし、マイヤーソンも自分の父親が各州の警察にコネがあると言って、動じない。様子を見ていたピアースは、マイヤーソン父の秘密口座のことを知っていると脅し、賄賂を送っていることを連邦判事にばらすこともできるという。マイヤーズは取引を受け入れる。マイケルは目隠しをされてクィンの隠れ家に向かう。クィンからデュークの居場所を言わないと、フィオナを傷つけると脅されたため、やむなく本当の事をしゃべってしまう。ジミーらが裏を取って動き始めたので、マイケルはクィンに取り入り、フィオナに無事かどうか連絡したいと電話を借りる。マイケルは窓から見える情報をフィオナに伝えた上、作戦に入るタイミングを見る。2人は一斉に反撃してフィオナは見張りを倒し、マイケルの居場所をサムらに伝える。一方、マイケルはクィンを人質に取って部屋に立て籠もる。ジミーら部下がドア越しに攻撃してきたため、何とかしのぎながらマイケルはサムらが助けに来るのを待つ。弾切れになり、あと少しで踏み込まれるというところでウッズとサムが到着し、クィンはついに逮捕された。マイヤーソンから手に入れた資料には、北部の警備会社プライオン・グループが購入したとあった。これで次の行動に出ようというのに、ピアースは勝手にマイヤーソンを脅した事がCIAにばれてしまい、何とか言い逃れしたが転勤でマイアミを離れる事になったと別れを告げに来る。CIAに動きは知られてはいけないというのが、ピアースの最後の命令だった。ピアース特別捜査官は、マイケルの数少ない女性の味方として、結構長く出ていましたね。婚約者を殺されたという個人的なストーリーもあって、そろそろお役ご免ということで納得です。それにしても同じCIAでもテロと戦う「Homeland」の人たちとは随分違う印象です。CIAにもいろいろ仕事がありますよね。キャリーたちは分析官で、マイケルがキャリーと仕事をしたらどうなるだろう、とちょっと考えてしまいました。(笑)ネイトの事があって、フィオナに対してprotectiveになってしまうマイケルが、フィオナじゃないけれど、今更何を言っているのと言いたくなります。それは悲しみから抜け出す必要なステップなのでしょう。シーズンに一度の「仲良しシーン」もあって、シッパーにサービス。そして女囚フィオナも勇ましかったが、やはりバイオレンスなフィオナが格好いいですね。ジミー役の人、「Brotherhood」に出ていましたね。ああいう、ギャングの下っ端が良く似合う。と思ったら、先週のNCISにも出ていたのでした。
October 15, 2013
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大ショックの後は、ワンクッション置くのが良いですね。ドラ息子役の俳優さん、見覚えがあったのですが、Dexterのジョナスでしたね。そして、ワル顔が半端ないモリス役の人、デス妻のカールでした。もう、この人悪役しか考えられないわ。マデリンはずっとマイケルを避けている。解放されたフィオナはアンソンとネイトを殺した犯人を捜そうとマイケルを促す。何か事情を知っているのではないかと、身を隠していたレベッカに会おうとすると、レベッカはホテルから姿を消していた。マイケルはレベッカが殺害犯ではないかと疑いを持つ。ホテルのオーナーでサムのガールフレンド、エルサにレベッカの通話履歴を求めたところ、エルサは不肖の息子のエヴァンが金の無心をして困っているという。サムは間に入って話を聞いてやると約束する。サムとジェシーがエヴァンの家に向かうと、高利貸しのモリスに借金を返せと迫られていると言い、そこにモリスが部下を連れて現れた。モリスはエヴァンに自分のトラックを取り戻せと脅し、その場にいたサムとジェシーは流れでエヴァンの強奪に加わる事になった。モリスはギャングが経営するナイトクラブに100ケースのドンペリを納めたが、20万ドルの支払いを受け取っていないので、トラックごと取り戻して欲しいという。エヴァンはエルサに見放されてから車の窃盗を生業にしていて、ジェシーが厳重な監視を一瞬解くために車で突っ込み停電を起こし、その隙にサムとエヴァンが車を盗むことにした。ジェシーは騒ぎを起こし、サムとエヴァンは追ってくるギャングを振り切る。逃げる途中で積み荷を確認したところ、移動式の覚醒剤製造工場と判る。その後、モリスの一味が追いつき、即席で作った火炎瓶で闘いながら、サムたちは必死に逃げるが、ガソリンタンクに穴を開けられ、逃げるのもままならなくなる。レベッカは偽パスポートを作る印刷所に電話をかけている事が判り、マイケルとフィオナは強引に店に入り込む。店主は1週間かかるとレベッカに伝えており、2人は今すぐ取りに来るように電話をしろと脅す。姿を現したレベッカは、店の様子が変なのに気付き逃走する。マイケルはレベッカを撃って負傷させるが、自分も被弾して取り逃がしてしまう。サムからの連絡を受けたマイケルは、ドラール地区のセメント工場の敷地に逃げ込んで自分たちが着くまで持ちこたえて欲しいと指示する。マイケルは汚職警官を装ってナイトクラブに向かうと、盗まれたトラックが警察に見つかると自分の身が危ないといい、トラックが逃げ込んだ場所を目撃したので取り返せとギャングたちを焚きつける。サムたちに追いついたモリスは、トラックを受け取るだけでは満足せず、サムたちを殺そうとする。マイケルの到着まで時間を潰しながら、隙を見てジャングルに逃げ込むと、そこにギャングたちが到着し、モリスの一味と一触即発状態となる。モリスの部下はあっさりと武装解除し、モリスは撃たれてしまう。サムはエヴァンをエルサのところに連れて行き、母子で話し合い関係を修復するように言う。マイケルとフィオナがロフトに戻ると、血を流したレベッカがいてアンソンもネイトも殺していないと釈明する。ただ、CIAは信用できず、隠れていただけだと言い、信じられなければ私を殺せば良いと開き直る。マイケルはレベッカを許し、レベッカは兄と静かに暮らしたかったと言い去っていく。マデリンはやっとマイケルに連絡をしてきて、家族はネイトの葬儀を執り行う。移動式のメス・ラボというのはかなり危険ではないでしょうか。振動で薬品が落ちたり、吹き出したり、それに車内の熱が上がるとそれだけでも爆発しそう。変な臭い見しますし、CSIマイアミでもその手のエピソードはたくさんあったな。ナイトクラブのギャングたち、ジェシーに騙され、マイケルに騙され、ちょっとおばかな扱いで気の毒でした。よほどウブだったのかな。まだ犯人捜しに気持ちが動かないマイケルが、レベッカを疑い出すと復讐の気持ちに燃えてしまうというのは納得です。そこをフィオナが上手くコントロールしてくれているのですが、今のマイケルはフィオナがいなければまっすぐに道を進めない感じがします。つまり、彼女が道を指し示す良心ということですね。サムの恋人エルサは本当に良い女で、次々と裕福な女性を虜にするサムって、すごい。(爆)しかも、彼女たちをパトロンにして自分たちのプロジェクトにも利用してしまっていますものね。日頃からデートだ何だとマメなのがもてる秘訣なのか。次のテーマ、アンソンとネイトを殺した犯人捜しは、先が長そうです。
October 9, 2013
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タイトルには2つの意味がありましたね。ネタバレせずにご覧ください。マイケルはレベッカから得た情報でアンソンを捕らえる計画をフィオナに伝える。しかし、かつてIRA時代にフィオナをターゲットにしていたMI6のマイヤースが現れ、CIAより先にフィオナの身柄を一時拘束して、イギリス領事館爆破について話を聞きたいという。その時にフィオナの写真を撮れば、世界を回ってアイルランドにいる家族に危険が及ぶ。フィオナはアインに頼んで、翌日MI6が訪れる時間帯に脱走したと思わせる工作を計画する。アトランティック・シティに現れるというアンソンを捕らえる計画をピアースに報告すると、ピアースは自分が指揮を執り、サムはメンバーから外すように命じる。マイケルはサムの代わりにギャンブル好きなネイトを連れて行く事にする。アンソンを待ち受けるモーテルで、ネイトは与えられた以上の仕事をしてマイケルをナーバスにさせる。マデリンの家で待機しているサムのところに、おなじみのバリーが現れ助けを求める。フィオナを助け出すために、CIAの依頼で武器ディーラーを捕らえたが、その結果別の大物武器ディーラーを怒らせることになり、フィオナの金庫番をしているバリーが命を狙われる事になった。バリーにはFBIが保護を申し出たが、表に出したくない脱税関係の稼業を知られたくないので、隠し持っている書類を携帯したいという。その書類が保管されている場所には、自分の車では行けないというのでサムが同行することになった。書類は取り戻したものの、やはりバリーを追って殺し屋のハートリー一味が現れる。外部と遮断された豪邸に閉じ込められ武器もなく、サムは副保安官だと嘘をついて時間を稼ぎ、様々な手作りの武器で応戦する。ある程度は効果があったが、逆にハートリーは応援部隊を呼び、状況は悪化する。マイケルはネイトが勝手にピザを頼むなど、任務を危険にする行動をした事をきつく叱責し、出ていってくれと言い渡す。フィオナはアインの手引きで、図書館の壁に空いた穴に隠れることにする。警察犬を使った捜索にも、タバコの臭いで自分の痕跡を消すことに成功し、マイヤースは諦めて帰って行く。アトランティック・シティでは動きがあり、アンソンの部屋を訪ねてきた女が電話をかけ、アンソンの居場所がわかった。5時までにドレクセルホテルにいるというので、マイケルたちが現場に急行すると電話をその部屋で転送していた。改めて電話をかけて居場所を探ったところ、空港の近くだという。5時まであとわずかなのに、到着するのに少なくとも20分かかるというので、マイケルはカジノにいるネイトに連絡を入れ、アンソンを見張れと命令する。ただ見張るだけで何もするな、というマイケルの言うことを聞かず、ネイトはアンソンに銃を向けて拘束してしまう。バリーを捕らえるため、家の壁を爆破して穴を開ける作戦だと知ったサムは、家中のガス栓を開き、バスタブをひっくり返して中で待つ。壁を爆破した瞬間に、充満したガスは激しく爆風を引き起こしサムたちは無事切り抜ける事ができた。アインはフィオナの居場所と引き替えに、自分の仮釈放の確約を取る。マイケルたちがドレクセルホテルに到着したとき、何者かがアンソンを狙撃し、後ろに立っていたネイトを撃ち抜いてしまう。マイケルは辛い知らせをマデリンに告げなければならなかった。その代償の上に、フィオナは釈放される。今シーズン、エンディングの音楽が変わったのはこのためだったのでしょうね。軽快な、早足でマイケルが駆け抜けていくような音楽ではラストシーンの余韻は台無しでしょう。そして、今シーズンに戻ってきたネイトが深く「家業」に関わってきたなと思っていたら、はやりこういうことでしたか。マデリンとしては、一番恐れていたことだったでしょうし、仕方ないでは済まされない喪失です。少なくとも、ここまでシーズンを重ねてきて、マイケルはスーパーヒーローのようにいつも家族の命を守ってきた。それにはスパイゆえ、ひたすら家族と距離を置いていた事が功を奏していた事もあったと思います。しかし、マデリンもネイトも次第にマイケルの世界に入り込み危険にも晒されることになった。これはマイケルにとっても、辛い事ではないかな。今回は特にフィオナを取り戻すために、ネイトを利用した訳だし、罪悪感を感じなければ嘘でしょう。アンソンが倒され、フィオナが釈放された今、BNはどこに向かうのでしょうか。まだ、シーズン6も始まったばかりだし、気になりますね。ところで、サムとバリーの缶ビールを使った闘いの方は単純に面白かったです。武器を積んだ車に手製ロケットランチャーを撃ち込むと、どれだけ危険か。闘いを知り尽くしたサムならではのアイディアに感心しました。
October 2, 2013
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今回はダブルシフトで大忙しのマイケル。口八丁の「別人マイケル」もあって、懐かしい雰囲気もありました。ちょっと展開が都合が良すぎる感じもしましたが、まあBNらしくて「有り」でしょう。フィオナの釈放をマイケルの指導教官だったカードに頼んでいたところ、カードの方から武器商人グレイソン逮捕にフィオナが協力すれば考えてやるという。兄のトレントが危険な連中に追われているというレベッカは、もしアンソンの秘密をマイケルにしゃべれば、トレントの居場所を連中に知られてしまうという。マイケルは自分を信じて任せてくれと言い、トレントが追われる発端となった犯罪組織のウェス・フォスターを観察する。トレントはウェスの父親ハンクが経営するクラブに勤めていたが、そこがダミー会社だったと知り警察に密告した。そのためにハンクは逮捕され、半年前に刑務所の中で病死した。組織を引き継いだ息子のウェスは父親を売ったトレントを捕らえる事に入れ込んでいる。マイケルは警察にたれ込んだのはトレントではなく別人だとウェスに思い込ませる作戦を考える。そのためには情報が必要で、ハンクと刑務所で一緒だったマッコールという元受刑者を捕らえ、当時の状況を把握する。カードはフィオナを訪ね、協力を求める。フィオナはカードとは因縁があり、アイルランドではフィオナと一緒に残ると言ったマイケルを強引につれて戻った事を今も非難していた。それでも、フィオナは釈放されるのはマイケルの望みでもあると説得され、CIAへ協力を決める。まずは、マデリンに渡した写真立てが必要だという。マイケルはハンクと刑務所で親しかった男に扮し、ウェスに近づく。ハンクとウェス、ウェスと妻の間に微妙な感情の揺れがあるのを見抜き、巧みに話を進めて、警察の倉庫にハンクを密告した人物に関するファイルがあると言い、実際にウェスとファイルを盗みに入る事を約束する。マデリンの写真立てにはフィオナが仕事で取引する相手の連絡先が入っており、カードは今すぐにそれを使ってグレイソンに連絡を取るように言う。フィオナは急に金が必要になったので、最後の荷物を買い戻すとグレイソンに告げる。用心深いグレイソンはフィオナかマイケルが取引の場に来いという。マイケルとウェスは簡単に倉庫に忍び込んだが、ウェスが躊躇したことから警報機が鳴りパトカーが大挙して集まった。逃げるために、サムとレベッカが施設内部に忍び込んで、車を奪ってパトカーの注目を集める。サムたちが派手なカーチェイスを繰り広げるその最中にフィオナからマイケルへ連絡があり、グレイソンに会って欲しいというが、マイケルは今は手が離せないと一旦断る。カードは1時間以内に今の野暮用を放り出して、フィオナ釈放のためにグレイソンに会えという。何とか警察を振り切り自宅に戻ったウェスは、盗んだファイルを見て密告者は妻としか考えられないという。架空の人物をでっち上げたガセネタだったが、マイケルが口裏を合わせ、ウェスは妻を信じるかマイケルを信じるかで揺れる。マイケルはハンクの気持ちを知っているように振る舞い、ウェスは妻を追い出してしまう。もう、ウェスは間違った相手を追っていたとし、トレントへの興味を失った。急遽グレイソンとの取引の場に向かったマイケルは、フィオナに捨てられて金が必要になったと嘘を付き、金を受け取ったところでSWATが突入し、グレイソンは取り押さえられる。カードはフィオナが正式にCIAに招待されたと答える。兄を救ってもらい、レベッカはついにマイケルにアンソンの情報を漏らす。アトランティック・シティにアンソンが滞在するときのホテルを知っているという。極悪犯罪人なんだけれども、マイケルにあっさり騙されて人間的な面を見せるのはBurn Noticeのお決まりのパターンですね。ピンチになっても相手の弱みを見つけて、その場のアドリブで乗り切る技もスパイならでは。というか、詐欺師のテクニックでしょうね。銃や爆弾よりも有効というわけです。マイケルには天性の才能があります。ネイトは最近ではすっかりジェシーの下っ端となって、このままマイアミに居座るんじゃないでしょうか。(笑)頭の固い公務員を色気と脅しで丸め込むのは、今回はちょうど良い感じの2人で新鮮でした。フィオナとマイケルじゃ、あんな雰囲気には合わない。カーチェイスシーンも迫力あったし、マンネリではあるが、何にせよいつもの楽しみどころは網羅されていましたね。さて、フィオナは今度はCIAの協力者ということになるのかな。マイケルのように、お国のために働かされるとすると、フィオナも悩むところでしょう。グレイソンに「フィーが俺を捨ててイギリス人を選ぶわけがないだろ!」というマイケルが良かったです。(笑)
September 24, 2013
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BNは基本的に「プロ」のアクションを楽しむドラマですが、今回はその魅力を遺憾なく発揮していますね。みんながみんな、格好いい。そして前回も言いましたが、マイアミの風景が懐かしい。エバーグレイズにエアーボートとは、今それを見られるのはBNだけだなと思います。フィオナから受け取った情報で、エバーグレイズの看守の家に向かったマイケルたちは、そこで看守が殺されているのを見つけ、さらにかつてCIA職員でアンソンの部下に寝返ったレベッカ・アンダーソンと出くわす。レベッカはサムを人質に取り、エバーグレイズから逃げ出す。マイケルたちは後を追うが、レベッカは途中で車を乗り換え、その時にサムが機転を利かせて、ヘリコプター・ツアー会社に向かうと伝言を残す。マイケルはレベッカに先回りしてヘリの操縦士に成り代わり待ち受けるが、感づかれて、また取り逃がしてしまう。レベッカは、アンソンに自分の兄が捕らえられ、殺すと脅されている事をサムに告白する。レベッカは次に、覚醒剤製造者のキャンプを襲ってエアボートを奪おうとして銃を撃ち合う。その隙にサムはマイケルに居場所を伝える。キャンプに到着したマイケルとジェシーの目の前からエアボートが逃げていったので、ジェシーが追うがボートは無人だった。隠れていたレベッカは持っていたC4爆弾でマイケルとサムを釘付けにしようとする。しかし、サムが捕らわれているレベッカの兄の話を持ち出し、マイケルも兄を捜すのに協力すると申し出る。フィオナは刑務所で命を狙われる日々を送り、アインに解決策を求める。刑務所内の殺し屋がナイフを持ち込んでいることから、一斉検査を行い彼女たちを独房に入れる事ができるというので、アインの要求を呑む事にする。アインは元夫から小包を明日9時までに受け取り持ってきて欲しいと言う。マイケルたちが手が離せないのでマデリンがアインの元夫の家を訪問する。しかし、元夫はアインが自分で取りに来いと言い、マデリンに暴力を振るって追い返してしまう。マイケルはレベッカと戻ってくると、マデリンの代わりに小包を手に入れ、フィオナに届ける。約束の9時までに間に合わなかったが、一斉検査が行われ殺し屋たちは独房に入れられた。アインはフィオナを信じていたという。レベッカは兄のトレントが3年前までマイアミにいたが、その後行方知らずとなり、アンソンが半年前のトレントの写真を送ってきたという。CIAにもアンソンにも知られると、トレントの命はないが、マイケルは助けると告げる。あらすじが短いということは、アクションシーンが多いということですね。(笑)カーアクションに爆破シーン、水上チェイスに銃撃戦と、派手でスピーディーな映像が楽しめて良かったです。あのエバーグレイズの一直線の道路を疾走する空撮なんかも、CSIマイアミでは何度もワクワクさせてくれたものでしたね。そして、今回もレベッカ、フィオナ、マデリンと戦う女たちが中心になって、これまでとは違うBNですね。マデリンも勇気がありますよね。息子の嫁、じゃなくて恋人は自分に取っても大切な人、だから危険も顧みない。一方、フィオナの孤独な闘いには、戦友が加わったようで、こちらも頼もしい。それにしても、殺し屋の人相が悪い。みんな、何をして入ったの?怖すぎでしょう。(爆)当たり前のようにナイフをしのばせて、ここはどこ?という感じです。BNにかかると、女性刑務所シリーズも迫力がありますね。アンソンは人徳がないから、部下をいちいち脅して働かせているようです。レベッカも兄のためなら何でもする。その気持ちはマイケルにも判るというところが良かったと思います。早くアンソンを追い詰めてくれ~
September 17, 2013
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マイアミで豪華客船のクルーズというと、やはり懐かしさを感じてしまいますね。「CSIマイアミ」は遠くになりました。(笑)今回は女性陣のemotionalな面が印象に残って、いつもと印象が違いました。そう言えば、これまでBurn Noticeはフィオナやマデリンがいても、ドラマは男たち中心&アクションで進んできましたね。女性刑務所が舞台になるというのも影響しているかもしれません。フィオナが囚人たちから常に命を狙われているため、所長は危険人物として保護拘置するため、第9収容棟に移動させるという。今のままで良いというフィオナだったが、マイケルが面会に来ると聞き、同意する。フィオナは移動後早速、何でも屋のアインに自分の命を狙っている黒幕を探って欲しいと頼む。アインはフィオナに頼み事を聞いて欲しいと答える。ピアース捜査官はマイケルとジェシーを呼び出し、アンソンからCIAとの和解案があるというメッセージがあり、元婚約者を殺したアーメド・ドムールの写真を送りつけられたという。元婚約者のジェイは、シリア軍に関する諜報活動で潜入中に身分がばれて、アーメドに殺された。しかしアーメドはジェイが持っていた機密情報を盗み、逆にCIAにそれを売って身柄を保護されている。ピアースはアーメドの資料を消せと言われている立場で、アーメドが殺人犯だとは言えないという。マイケルはアンソンがフィオナの逮捕を取り消そうと動いているピアースのCIAでの立場を潰そうとしているのではないかというが、ピアースはできることならアーメドに復讐したいと答える。マイケルはアーメドが盗んだ機密情報を奪い返せば、CIAとしても彼を保護する必要もなくなると考える。実はCIAも同じ事を考えていたのだが、ムダだと判ったという。マイケルたちは豪華客船でクルーズする予定のアーメドを、船内で助からない病気に罹ったと思わせて、息子に大切な物がどこにあるのかを連絡するのを待つ事にする。ジェシーは船内のカジノでアーメドの飲み物に薬を入れて具合を悪くさせ、マイケルがCDCのペンダーソン医師を名乗って船医に代わって医務室を隔離すると申し出る。ジェシーにも同じ薬を飲ませて髄膜炎菌の感染症の疑いがあるというと、アーメドが48時間以内に接触した人間の健康チェックが必要だと信じ込ませる。アーメドは自宅で息子のシェリフと一緒だったというと、サムとネイトとマデリンが医療機関の職員を装って入り込む。シェリフを検診しながら、マデリンはGPS装置を身に付けさせ、サムとネイトがアーメドのオフィスの電話に盗・聴器しかける作戦だ。ネイトがしくじって電話を分解している時に見つかってしまうが、アドリブでここが感染源かもと答え、電話ごと撤収する。ピアースは目の前に婚約者を殺したアーメドがいることで平常心を乱されそうになるが、ジェシーが落ち着かせる。そして、見つかったウィルスは人為的に仕込まれた可能性があると言い、残された時間が少ないので今すぐに大切な人に電話をしなさいと伝える。アーメドはシャリフに「大事な物」の在処と処分を確認する。フィオナはアインに頼まれた発火装置を作って、2分間刑務官を閉め出すことに成功する。その間に囚人たちはアインの商売敵となる囚人の品物を取り上げた。サムとネイトはシャリフを尾行してボートハウスに機密情報が入ったハードドライブがあるのを見つけるが、そこにロシア人らしい一行が現れる。彼らはCIAを装った闇業者らしく、シャリフはハードドライブを売り渡すつもりのようだ。何としてもハードドライブを取り戻さなければならないが、人員不足だ。状況を聞いたピアースはアイディアがあると言い、アーメドにウィルスがロシア製の生物兵器だったと告げる。アーメドはシャリフに取引相手がCIAではなく、自分をウィルスで殺そうとしていると電話するとシャリフはロシア人たちと銃撃戦を始める。お互い撃ち合って倒れる隙に、サムとネイトはシャリフを拘束しハードドライブを手に入れた。ピアースはアーメドにネタ晴らしをしてアーメド親子は逮捕される。フィオナはアインから、黒幕がある看守を巻き込んでいるという情報を聞くが、それを面会の場では口にしてはいけないと釘を刺す。マイケルがやっとフィオナとの面会が許され、2人は涙を流す。変える時にマイケルはフィオナからのメモを拾う。そこには関わりのある看守の住所が書いてあった。閉じ込められた環境だからこそ、マクガイバーリズムが楽しめます。ということで、創意工夫は今シーズンはもっぱらフィオナの担当?ファッショナブルでモデルのようだったフィオナから、乱れ髪の女囚フィオナも良い感じですね。(爆)確かに刑務所の中では目立つだろうな。刑務官に目を付けられる事もあるでしょう。BN版「プリズンブレイク」がまだ続くのかな。それにしても、フィオナ愛のマイケルがあんなに涙を見せるなんて、初めてではないかな。どんなタフな状況で動揺しないのに、最愛の人には何も手を出せずただガラス越しというのも良い感じです。ピアースも積年の恨みを押さえつけ、冷静に任務をやり遂げてちょっとイメージが変わりました。これまではマイケルに良いように利用されていましたからね。マイケルのハンドラーたちは振り回されてお気の毒、でもお互い様という感じでしたが、彼女は真の協力者として存在感を増して来ました。ネイトとマデリンのアドリブがお見事で、今回はドクター・チャック・フィンリーの登場に笑ってしまいました。(笑)
September 10, 2013
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今回は監督がジェフリー・ドノバンですね。そう思ってみると、マイケルが裏に回ってジェシーが活躍するのも判ります。キレたキャラを演じ得るアンソニー・ルイヴィヴァーは正に、ぴったり。固い役からこういうのも上手いですね。フィオナが痛々しいなあ~(泣)マイケルは刑務所で精神的に参っているフィオナを救い出すため、サムのアドバイスで、昔自分を訓練してくれた教官トム・カードに会いに行く。カードはフィオナとの関係は今のマイケルの立場を悪くすると反対するが、マイケルはカードが今の地位にいるのも自分がかつて活躍したおかげだと説得し、カードをもり立てるため危険な仕事を引き受けることにする。昨年、マイアミでCIAとDEAが合同捜査を行い、メキシコのセタス・カルテルが進出しているのを取り締まろうとしたが失敗したという。リーダーのラミロ・サラザールと凶悪でキレると手が付けられない警備担当のサファエル・モンテロがターゲットで、2トンのコカインが48時間以内にマイアミに到着するという情報があり、その荷揚げ場所を突き止めるのが任務で、バックアップがなく、カードとマイケルでやり遂げなければならない。フィオナは女性刑務所で囚人のボスに目を付けられ、手下になるか敵として攻撃されるか迫られる。囚人のニコルはフィオナに手を貸し、刑務所の生活を生き抜く方法を教える。マイケルたちは、2人組のDEA捜査官を装い、汚職を知られてボスを殺した際にカルテルの捜査を偶然知ったという設定で、モンテロの密輸船を移動させ摘発する計画をする。マイケルとジェシーがモンテロに近づこうとすると、カルテルの弁護士がマイケルの顔見知りであることが判り、カードは作戦の中止を命令するが、マイケルはジェシー一人に任せて作戦を強行する。ジェシーはカルテルに関するDEAの資料があるのでセーフハウスに見に来いとモンテロを誘う。簡単には信じないモンテロのために、検死局で手に入れた死体をボスの死体だと言って見せ、コカインの荷揚げをデードランドに変更するべきだという。上手く行けば自分を雇ってくれというジェシーに、モンテロは会わせたい人がいると言い、本物のDEA捜査官のケンプの家に連れて行く。ケンプはDEAの情報をモンテロに流して、ジェシーの事を知らないというが、ジェシーはケンプがカルテルに雇われて今回の大規模な摘発に結びつけるために送り込まれたとアドリブで切り抜けようとする。モンテロはどちらかが嘘を言っていると銃を向けるが、ジェシーは今にもケンプを救出するためにチームが突入すると言い、それを聞いていたマイケルたちがDEAの無線で調子を合わせると、モンテロはジェシーの言葉を信じてケンプを撃ち殺してしまう。ジェシーはモンテロに信用され、サラザールに面会を許された。しかしサラザールも簡単にはジェシーを信用せず、荷揚げ予定だったブラック・ロック湾にDEAが摘発のために配備しているかどうかを確認してこいという。マイケルらはそれを聞いて5分で即席の突入舞台を偽装し、モンテロに見せて信用させる。モンテロはマイケルたちの使っているバンを攻撃して爆破すると、ジェシーを信じて入港先はデードランドに変更するようサラザールに報告する。しかし、船が到着すると配置に付いていたDEAがコカイン密輸の摘発を行い、サラザールがモンテロに知らせてくる。マイケルたちの偽装も見破られ、モンテロはジェシーに騙されたと知って銃を突きつけるが、ジェシーは今更サラザールに説明しても殺されるだけで、それならばCIAに協力しろと説得する。カードはマイケルとジェシー、サムの活躍で成果を上げ、マイケルがフィオナに会えるよう手を回すという。久しぶりにマイアミに戻ってきたネイトだが、ルースと子供に去られたという。マイケルはしばらくここにいればよいと言う。フィオナはニコルの協力でボス一味をたたきのめし、厨房の鍋洗いの仕事を得る。しかし、ニコルは隙を見てフィオナを殺そうとする。何者かが携帯電話を差し入れ、フィオナを殺さなければニコルの妹を殺すと脅したという。マイケルの指導教官というのは初めてですね。今はDCでそこそこの地位に就いているらしい。権力もあるのでマイケルが復帰を願った時には当然頼ったでしょうが、その時はむげに断ったようです。嫌な奴ですが、今回は自らマイアミで作戦の陣頭を指揮を執るというのは、ちょっと無理っぽい感じもしましたが、まあ悪い人ではなさそうで良かった。そしていつもならマイケルがやる仕事を今回はジェシーが引き受けて(友人のフィオナを助けるためだから)、命の危険も顧みず見事に切り抜けたというのが凄いですね。本当にマイケル以上にマイケルっぽい。(笑)用心深いカルテルの連中を騙すテクニックは「レバレッジ」さながらで、そこがBNの面白いところですね。そして、もう一つのBNらしさ「マクガイバーリズム」は、フィオナが刑務所の中で見せてくれました。フィオナも戦闘能力が高いので、囚人たちにそう簡単にはやられないでしょうが、あの中で目立つことは間違いない。さすがに「プリズンブレイク」みたいな囚人生活ではなくて、孤立するフィオナが潰れないかと心配です。やけに親切な女には疑いの目を向けましたが、やはりそうでしたね。フィオナもお人好しはやめなくちゃ。暗殺指令を出したのはやっぱりアントンでしょうね。
September 3, 2013
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新シーズン。オープニングにジェシーのパートも入りましたね。長らく「俺を解雇した黒幕を突き止めてやる」と言って引っ張ってきたシリーズが、愛する人のために戦うシリーズに変わって来ました。愛が入ると、マイケルも完璧なスパイになりきれず、弱みを見せるのでキャラクターに深みがでるように感じます。それでも、アクションは相変わらず派手でテンポ良く。久しぶりのマイアミの風景は懐かしい感じです。CIS:マイアミが遠くに感じられる。(爆)初期のエピソードに出てきたジェイソン・ブライが再登場。フィオナが目の前で自首し、マイケルはサムがあえて止めなかったと責める。サムは、フィオナが正義を行おうとしたのだと言い、マイケルが一線を越えそうになったと諫める。しかし、サムはまだ終わりではないとマイケルを励ます。ジェシーがアンソンの行方を交通カメラの映像から見つけ、マイケルはピアースにアンソンを逮捕するように求めるが、飛行機爆発炎上の対応に追われ人手は出せないという。マイケルは海岸へ向かうアンソンを止めるため、先回りして大型トラックを盗み高速道路を封鎖する。フィオナは尋問を担当する事になったブライに、イギリス大使館爆破の一件でアンソンにはめられたと訴えるが、ブライは背景にマイケルがどう関わっているのか聞き出そうとする。それでもフィオナがマイケルは関係ないと認めないので、ブライは高速道路の大型トラックの写真を見せ、マイケルが死んだと伝える。アンソンを追うマイケルにアンソン本人から連絡が入り、マデリンの家に刺客を送ったという。高速道路は渋滞しており、すぐには到着できないのでマイケルはジェシーに助けを求める。マデリンはテレビでフィオナが逮捕された事を知り、自分の身に危険が迫るのを察知する。マイケルは路上に乗り捨ててあったアンソンの車を発見し、アンソンが近くの化学工場の敷地に逃げ込んだと考える。工場は海の近くにあり、迎えがそこに来るとすると応援を待っている時間はない。正門から入ると、警備員が一人殺されていた。無線機を奪ったアンソンがマイケルとサムを不審者として通報したため、警備員たちがマイケルたちを攻撃する。マイケルは一芝居打って形勢を逆転し、警備員たちにアンソンを捕らえに来たと説明する。アンソンはまだ建物の中にいると思われ、まずは薬品漏れで全員を避難させる事にする。ジェシーがマデリンの家に到着すると、通報を受けた警官がパトカー内で殺されていた。室内に入ったジェシーは刺客と向き合うが、隠れていたマデリンが刺客を撃つ。避難して出て来る従業員の中にはアンソンはおらず、そこにFBIの応援2名を連れたピアースがやってくる。アンソンはマイケルに後悔することになると、連絡を寄越す。それを聞いたマイケルはアンソンが工場にまだ潜んでおり、混合タンクの近くにいると察する。サムとピアースらが周波数スキャナで一室に立て籠もっている人影を検知し、ドアをこじ開けようとする。監視モニターを見ていたマイケルは、ドラム缶の映像に異変を感じ現場に向かう。アンソンはドラム缶の影でフェンスを破ろうとしていた。アンソン憎しで飛びかかるマイケルだったが、アンソンは工場に爆弾を仕掛け手に起爆装置を持っていると脅す。人影は従業員が身代わりとなって捕らえられていた。マイケルはやむなくアンソンを行かせ、ピアースらに逃げるよう促す。サムは部屋に飛び込んで人質の従業員を助けようとする。ピアースとFBI捜査官、サムと人質は辛くも爆発を免れる。マイケルはアンソンの後を追うが、ボートで逃げた後だった。ピアースは事情を理解し、アンソンをCIAの最重要指名手配リストに載せるという。ただし、フィオナの釈放には結びつかず、マイケルはアンソンを捕らえる事にする。フィオナは事故写真を見て、マイケルは死んでいないと見破り、ブライは供述を得る事ができない。たかが心理鑑定をしていただけなのに、アンソン強い。マイケルと戦うのだから並のスパイ以上です。ちなみに、マイケルと『パーソン・オブ・インタレスト』のリースが戦ったらどちらが勝つだろうと思ってしまいます。(笑)とにかくこの調子でアンソンは逃げ続け、マイケルはフィオナを釈放させるためにアンソンを捕らえるか、あるいはアンソンが犯人である証拠を探すということになるのかな。一応、フィオナの逮捕はテロリズムとは関係ないという風に報道され、CIAもFBIも情報を伏せているように見られるので、裁判にはならず司法取引とか何やらで釈放されるかも知れませんね。そうか、そのためにまたマイケルがCIAにこき使われるかも。ブライは2人を知るものとして担当することになり、友人と思ってしゃべってくれという。マイケルのために自分が犠牲になることを選んだフィオナがそう簡単にしゃべるはずはないので、ブライがどう言う手を使ってくるのか気になるところではあります。マデリンは元アーミーレンジャーの殺し屋を出し抜いて、ジェシーを救うという、お見事な活躍でした。いつもライフルを手元に置いていましたが、人を撃ったのは初めてだそうです。この場合は正当防衛になるのでしょうか。ジェシーはますますマデリンに頭が上がらなくなるなあ。(笑)いずれにせよ、アンソンが脅威であることは間違いない。怖いですね。
August 27, 2013
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シーズンフィナーレ。豪華ゲストですね。いやー今シーズンは見応えがありましたね。マイケルのCharacter Developmentが明確で、感情的な表現が多くなりました。フィオナとの関係も焼けぼっくいに火が付くとか、そういうレベルではなくて、2人の生き方と連動して意味ある関係になったと思います。来シーズンの展開はいろいろ想像できますが、クリフハンガーとしても簡単に解決しそうにないし、そんなに簡単すぎると興ざめです。マイケルは過去の組織の再建を狙い、フィオナの運命を握るアンソンを今すぐにでも止めると言う。駐車場でアンソンを呼び出し、フィオナにライフルで狙わせながらマイケルは企てを阻止しろと迫る。しかしアンソンはCIAに復帰し、家族や愛する人を手に入れたマイケルにそれらを手放せるかと言う。交渉が決別すればフィオナに狙撃させるはずだったが、マイケルはためらい、フィオナの狙いを外させる。フィオナはマイケルを激しく非難するが、サムは残された手を探るという。アンソンはタンパに手に入れた倉庫があり、そこに爆発物や武器を隠している。そこに、フィオナが犯人にされたビル爆破の証拠があれば、身の潔白を訴える事ができるかもしれない。フィオナとサムはタンパへ向かう。マイケルは復帰して初めての作戦の指揮をピアースから任される。アメリカのスパイを敵対諸国の政府に斡旋しているリード・パーキンスが会議でマイアミに現れるので身柄を確保しろという。マイケルはそのための3人の部下を預けられ、作戦を立てることになった。リードは常に護衛を連れており、マイケルは空港からの移動中に車を衝突させて停止させ、誘拐することにする。しかし、車を発進させたライアンの横から一般車両が飛び出してきて、それを避けた結果、車は横転し誘拐のタイミングを失う。マイケルは失敗を受け、次はマイアミを発つリードが飛行機に乗り込む時を狙う事にして、ジェシーをスパイとして雇ってもらうことにする。ジェシーはコンベンション会場で自分を雇って欲しいとアピールし、リードの目に止まる。サムとフィオナは倉庫に留守番がいると察し、大胆な方法で壁を壊して侵入する。中にはアンソンに脅されて外に出られないジェイクがいた。ジェイクは逮捕状が出ており、倉庫の物をわずかでも持ち出せば殺されるという。そこにはRDX爆薬や高圧徹甲弾があり、おそらくビル爆破で使われた物と同じだと思われる。フィオナとサムの説得でジェイクは爆薬と共に外に出るが、セキュリティ装置が働き、倉庫は大爆発しジェイクは死んでしまう。そのことはすぐにアンソンに伝わり、アンソンはマイケルに新たな部下3人を自分の手下にするため、彼らを首にしろと要求する。つまりこれまでのマイケルの役割だ。そのためにはピアースのPCに口座に偽の取引があるという情報をインプットすれば済むという。そうすればマイケルはそのままCIAに残り、ジェシーも安全だ。マイケルはフィオナを助けるためにはアンソンのオファーを受け入れるつもりで、後でPCのデータを元に戻せばよいというが、フィオナはマイケルに他人の運命を巻き込むようなことはさせないという。すでに自分が刑務所に入る覚悟を決めているフィオナに対し、マイケルは最後までアンソンの犯行を裏付ける証拠を探ると主張して任務に赴く。サムはタンパの件を地元警察に調べてもらおうとするが、上手く行かず、フィオナは万策尽きて自首すると言い出す。マイケルは任務を抜け出してフィオナを止めに戻る。どうしてもフィオナを失う事はできないと、フィオナに手錠をかけてしばらく住居に足止めさせる。作戦に戻ったマイケルはピアースのPCにデータをインプットするが、部下のレベッカの動きがおかしいと気付く。実はレベッカはアンソンの部下で、マイケルが裏切ることを予測しリードの飛行機に爆弾を仕掛けジェシーとリードを殺そうとしていた。マイケルは起爆装置を奪うと計画を変更し、ジェシーとリードが乗り込む直前に飛行機を爆破する。そしてリードの護衛たちと銃撃戦を行わせ、空港職員を装ってリードとジェシーを救い出す。マイケルはジェシーにピアースのPCを破壊するように頼むと住居に戻る。しかしそこにはフィオナの身代わりとしてサムが手錠で拘束されていた。フィオナはFBIへ向かったという。マイケルはすぐにフィオナの後を追うが、一歩及ばず、フィオナはマイケルの目の前でFBIの捜査官に逮捕される。フィオナはマイケルへの変わらぬ愛と、正しい道を進んでほしいと綴られていた…これまでのフィナーレはマイケルが自分の道を進むために、フィオナとは一旦お別れでキス、というのがパターンでしたが、今シーズンは逆になりました。フィオナはマイケルがアンソンの手下にならないように、自ら犠牲になるという。本当に究極の犠牲ですね。それというのも、マイケルは自分を犠牲にして国に尽くしてきたから。マイケルがなぜCIAに戻りたいのかというと、正義をなすためで、そういうマイケルをフィオナは愛しているという訳ですね。フィオナもシリーズ始めの頃はtrigger happyなガールフレンドとして、凶暴な面がおもしろがられていましたが、今シーズンはマイケルの「良心」として意見を言うことが多かった。マイケル以上に正義の闘士という雰囲気でしたね。そんなマイケルたちにとってアンソンは予想以上の強敵だった。なかなか倒せない。それはそれはそうかも知れません。なにせ、マイケルを首にした組織の張本人ですからね。シーズン6は彼女をどうやって取り戻すのか、というのがストーリーとなるんでしょうね。でもアンソンもまだ残っているし、ピアースの経歴を守れたかどうかもまだわからない。FBIに顔が利くサムがどんな奥の手を見せてくれるのか、決して諦めないマイケルがどんな手段を選ぶのか、とても興味深いです。ゲストのエリック・ロバーツもディーン・ケインもさすがに存在感があって良かったですね。復帰後初めて指揮を執ったマイケルのカーゴパンツ姿も体格の良さが味わえて、非常によろしい。(笑)本国ではまだ終わっていないシーズン6が楽しみです。
December 5, 2012
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これまでで一番悲劇的な依頼者が登場しましたね。この依頼者はマイケルにも何らかの影響を与えたのではないかと思いました。そして懐かしい人の再登場。いよいよ、次週がシーズンフィナーレですね。マイケルはアンソンが父を殺したと言ったことに、にわかには信じられないという。マデリンはアンソンにこれ以上の殺人をさせないよう、マイケルにどんな手段であっても阻止するように言う。フィオナがバリーの力を借りてアンソンの金の流れを突き止めた。海外からDCの弁護士事務所へ金を動かしているという。2人はさっそくDCへ飛び、弁護士事務所に忍び込んで資料をあさる。アンソンのものは無かったが、なぜかそこに終身刑となったヴォーンのファイルがあり、ごく最近に更新されていた。アンソンはヴォーンを利用しようとしているのか。マイケルはピアースに頼んで、ヴォーンをグァンタナモ刑務所からタンパの拘置所に呼び寄せることにする。ファイルには数字が並んだデータなどもあったので、ジェシーに分析を頼む。ジェシーは前の職場のイアンから呼び出され、仕事を依頼される。イアンはインド領事館の外交官ヤシュ・アルワリヤがアメリカ国内で起こすゴタゴタの後始末を担当していたが、それだけでなくヤシュがブラッド・ダイアモンドの密輸を行っているのにも手を貸していた。イアンの上司はそのことを知っているが、ヤシュが現地で虐殺を行っている事を知り、これ以上目をつぶることはできないと思ったという。ダイヤモンドは外交郵便袋に入れられ、アメリカの関係各部門の目に触れる事無く書類と共に領事館の金庫に入る。来週にも次の取引があるので証拠を手に入れヤシュを逮捕したいというが、ジェシーは失敗すれば全てを失い、危険だと反対する。マイケルも領事館に侵入するのに準備が必要というが、イアンの意志は変わらない。監視活動を始めると取引が明日に行われると判ったため、時間稼ぎのためにフィオナとサムがダイヤのバイヤーから金を奪って取引を阻止する。領事館は警備は鉄壁の守りなので、サムはジェシーをバイヤーに仕立てて領事館に玄関から入り、証拠を奪って外の壁を爆破して脱出する計画を立てる。しかしヤシュは用心深く、ジェシーをすぐには信用せず、宝石加工工場を見せろと要求する。とっさの判断でサムとフィオナが宝石店を半ば強制的に借りてヤシュを信用させる。タンパでヴォーンと再会したマイケルは待遇改善と引き替えにDCで手に入れたファイルを分析して、アンソンの企てを読み取って欲しいと頼む。ヴォーンは罪状の免責と自由の身を要求するが、さすがにそれはマイケルの力は及ばない事だった。ジェシーとイアンが金を持って領事館の金庫部屋に入った頃、外側の壁に穴を開けて脱出ルートを確保しようとしたフィオナだったが、壁の中に鋼鉄の板が埋め込まれており、空けられない事が判った。サムは急遽手元のC4爆弾を使ってジェシーの車に仕掛け、ジェシーが危ないと領事館の入り口で騒ぐ。車が爆破されると、騒ぎに気付いたジェシーらが外に出てくる。ヤシュに不信感が生じた事で取引が流れたという形で、ジェシーとイアンは領事館から脱出できたが、作戦そのものは失敗してしまった。それでもイアンはどうしてもヤシュを捕まえたいという。そのため、自分を殺して殺人罪で捕らえて欲しいというのでマイケルたちは驚く。イアンは自分が膵臓ガンで余命半年だと告白し、何か善いこと、意義あることをして死にたいのだと言う。イアンの心意気に打たれたマイケルらはイアンの意志を尊重し、再度ジェシーがヤシュに連絡を取り、イアンがヤシュを裏切ろうとして自分も殺されそうになったと持ちかける。ヤシュはジェシーの言葉を信じ、イアンを領事館に呼び出す。そこでイアンは模造弾でジェシーを撃って、ヤシュに自分を撃たせようと仕向ける。案の定、ヤシュはイアンを殺そうと銃を撃ちながら後を追う。前もってマイアミ警察に通報しており、ヤシュがイアンを撃ったところに警察が到着する。イアンはマイケルたちの目の前で、覚悟の死を遂げ、ヤシュは現行犯で逮捕された。マイケルはピアースに掛け合い、ヴォーンをグァンタナモ刑務所からタンパに移送する手続きを得る。ヴォーンは取引内容に満足しないが、マイケルはかつて組織で暗殺者として仕事をしたヴィンセントやサイモンもこの拘置所に移送されると言ってヴォーンを脅す。ヴォーンは焦り、ファイルの数字は彼らの「組織」があらゆる社会基盤のインフラを手にしていた事を意味し、アンソンは引退どころか、マイケルに壊滅させられた組織を再建しようとしているのだと言う。ヴォーンもマイケルに協力するのだから、根っからの悪役という感じではないですね。まあ、役者さんのイメージからしたらそうかな。アンソンが次の組織を作るのは予想できることでしたが、フィオナのためにアンソンの下働きをしていたマイケルとしては、イアンとマデリンの言葉が響いたのではないでしょうか。マイケルにとって正しい闘いは、過去に対する贖罪として真の悪役アンソンの野望を潰すことでしょうね。そういう意味で、まだチャンスはあるかも知れない。後、DCの弁護士事務所ですが、何ともセキュリティが緩い。(笑)そしてヴォーンもそこを利用していたとなると、他にも組織の残党のデータがあり、さらにそこの弁護士たちにも裏稼業に精を出す人間がいるのかも知れない。探れば闇はどんどん深くなる。BURN NORTICEの新シーズンが更新されたということは、倒すべき敵は一向に無くならないということですね。(笑)
November 28, 2012
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今シーズンはアンソンを敵役に迎える事によって、これまでになくマイケルのキャラクターを掘り下げることができるようになりましたね。もちろんアクション中心でも良いのですが、マイケルにとってマデリンやネイトなどの家族は始めからドラマの大きな要素ですし、彼らの反応だけでは鉄面皮のマイケルの内面は描きにくいですよね。そういう意味では今までジェフリー・ドノバンも難しい仕事をしてきたわけです。もう一つ、今シーズンの特徴はサム・アックスのスピンオフムービーとのクロスオーバーですね。こちらは、とても上手くはまっています。マデリンはボーイフレンドのベニーがアンソンのスパイであるだけでなく、目の前で殺された事にショックを受けている。マイケルはマデリンを思って、アンソンが6年前からマデリンのセラピストとして入れ替わっていた事を黙っていたが、ついに真実を告げる。マデリンは知らされなかった事に激怒し、マイケルを平手打ちすると出ていけと怒鳴る。アンソンはケイマン諸島に預けていた金が凍結されたため、カリブの銀行家を脅して金を引き出すようマイケルに命令する。マイケル自身は勝手にマイアミを離れられないので、ジェシーとフィオナをケイマン諸島に送る。2人はジョージ・アンダースという銀行家に2億ドルの金を預けたいともちかけて近づき、アンダースの顧客の情報を漏らすことができると脅す。アンダースの顧客には違法な商売を行う者やテロリストがおり、アンダースはやむなく凍結口座の解除を引き受ける。サムはアンソンの要求を拒むため、知り合いのFBI捜査官ハリスに会い、副長官に会わせてくれと頼む。その時、サムはコロンビアで命を助けられたベアトリスと再会する。記者をしているベアトリスによると、ロシアとコロンビアの原油取引の記事を書いたところ、命を狙われるようになり、助けを求めてマイアミに来たという。自分の身代わりにアシスタントが撃たれて、今は意識不明で病院にいるのでショックを受けている。サムはベアトリスを殺そうとする犯人を捕らえると約束する。しかし狙撃犯はマイアミまでベアトリスを追ってきており、2人は狙撃されてかろうじて逃げる。サムは犯人を突き止めるために、アンソンを利用しベアトリスの記事の中から狙撃犯をプロファイリングしてもらおうという。マイケルは乗り気ではなかったが、アンソンにプロファイリングを依頼する。アンソンは全ての捜査に同行し、マイケルに自分の質問に答えさせるという条件で依頼を受ける。さっそくアンソンはロシアの情報機関(FBS)のスパイで、偽名を使ってエネルギー会議に出ていたオスカー・マルコフという男を見つけ出す。マイアミでFBSが接触している企業があり、マイケルとアンソンが訪ねると、オフィスに任務を失敗したマルコフがいた。マルコフのハンドラーのバスコフは、マイケルを見て出ていけというが、その隙にマルコフが逃げ出してしまい、マイケルはマルコフを捕まえるのに協力すると申し出る。しかしバスコフがそれを拒否したため、サムが地元警察から入手した交通監視ビデオでマルコフの車を見つけ出す。アンソンはバスコフを泳がせ、ベアトリスを囮にして誘き出せと言う。ベアトリスは領事館の友人と連絡を取り合っており、明日会うという約束をさせる。アンダースはどうしても凍結口座を開くことができなかったと捨て身で現れる。ジェシーとフィオナはそれなら顧客から盗んで、自分は殺されたと偽装し逃亡しろと命じる。マルコフを誘き出す場所で待ちながら、アンソンはマイケルに「なぜ無関係の人間を危険を顧みず助けようとするのか」と質問される。そこにマルコフの車が現れたため追跡して追い詰める。しかし、乗っていたのは別人でマルコフがマイケルたちをその場に釘付けにする罠だった。その頃、マルコフは安全な場所にいるはずのサムとベアトリスを攻撃していた。サムからの連絡でマイケルは2人を助けに行こうとするが、アンソンは今更助けに行っても間に合わないとマイケルを止め、再び「なぜ17歳のマイケルは入隊したのか」と問う。アンソンはマイケルが世界を救う存在になれば家族も救えると思ったからだと言う。そして、FBSからもマイケルからも追われるマルコフに、望むものを与えてやれば良いのだと言う。マイケルはアドバイスに従ってバスコフに連絡を取り、ベアトリスがロシアのスパイだったとマルコフに伝えて、手違いなのでもう戻ってくるように言わせる。家に戻りたがっているマルコフは、バスコフの説明に納得し銃を下ろす。目的を果たしたアンソンは、マイケルに父親のフランクと話した内容を話す。アンソンは情報源としてフランクを利用していたが、マイケルが思っているほど悪い人間ではないという。フランクは家族のことを思い、息子に対しても謝っていたという。しかしアンソンに疑いを持ち嗅ぎ回り始めたので、アンソンはフランクを殺した。君が望んだとおり、自分が父親を死に至らしめたのだと聞いて、マイケルは動揺する。FBIの副長官に面会しようとしたサムは、ベアトリスがロシアのスパイにされてしまった関係で、自分もロシアのスパイ扱いされ、会うことができなくなってしまった。アンソンはジェシーたちがアンダースから奪った金を手に、姿を消す。フィオナはこうなればもうマイケルの前から姿を消すというが、マイケルはフィオナを失いたくはないという。マイケルは父親を嫌い、軍隊に逃げ出し、今も父親の思い出から逃げている。それはこれまでにもマデリンが度々指摘していますが、アンソンが改めて気付かせようとしたわけですね。そして、アンソンは利用する上で、マイケルにとても興味を持ったらしい。彼が要するにマイケルを首にした張本人なのですが、単なる捨て駒ではなく、分析医と患者としても強い繋がりを持っているようだ。なので、おそらく観察対象としてマイケルに興味が無くなるまでは、アンソンはどこかに存在し続けるでしょうね。逆に関心が無くなったときが怖い。まだまだ安心はできません。マデリンのビンタは強烈でしたね。さすがにマイケルのかーちゃんだ。いたそー。結局、マイケル本人はスパイだから周囲の人に影響が及ぶと考えているわけですが、その根源は父親との関係であるという事にやっと気付いたということですね。という意味で、マイケルの最後の敵はアンソンというよりは、内なる父親ということになるのかな。BNは全般的にお気楽なシリーズですが、真のヒーローになるべくマイケルが戦い続けるというシリアスな面もあるのだなと感じました。残り、後2話ですね。
November 21, 2012
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今回の敵の人はお人好しすぎます。「レバレッジ」だと相手を騙し、信じさせるには十分なお膳立てや、準備、バックアップが必要ですが、BNの場合、マイケルの相手の心理を読んでその都度アドリブで対応します。必死の形相が効くみたいですね。でも、それが上手く行きすぎるのはドラマとしてちょっと手抜きというか、雑な感じがしますね。ちなみに、人の良い過激な将軍役はBONESの初代所長役、Jonathan Adamsでした。海外の悪人はNCISも出てきますけど、BNは非常に多いな。アンソンの通信内容を傍受するため、マイケルとフィオナはアンソンの住まいの向かいの警備会社に忍び込み、情報を手に入れる。アンソンが電話をかけていた先の一軒家を監視していると、なんとそこにマデリンのデート相手のベニーが戻ってきた。マイケルはフィオナにベニーの様子を探らせることにする。CIAのピアース捜査官は、兵器開発のエンジニア、レズニックがリベリア人の化学会社にミサイルの誘導チップを売ったという情報があるので調べるように言う。ただし、マイケルはリベリアで顔が割れているので、サムとジェシーを使い、チップのメーカーの技術社員として潜入させるという。リベリア人は2年前に閉鎖された化学工場を買い取り、厳重な警備を行っていた。必要なサービスだと強引に認めさせ、2人が中に入ると、レズニックは人質状態でミサイルを制作していた。レズニックは娘のソフィーを人質に取られており、リベリア人のリーダーのジョセフ・カンバに逆らうことはできないという。サムとジェシーはレズニックを救出するために、手違いでもってきた部品が合わないと外に出る口実を伝える。カンバは、疑ってジェシーを遺し、サム一人で新しい部品を持ってくるよう命じる。CIAに戻ったサムは、スピアーズにソフィーを捜し出すように言う。そしてレズニックとジェシーを奪い返すため、武器を分解してラボに持ち込む事にする。ベニーを監視していたフィオナによると、ベニーはアンソンに指示を受けて訓練をしているような、不審な行動をしているという。マイケルはマデリンに事実を伝え、ベニーの家に盗・聴器を仕掛けると告げるが、マデリンは自分で確かめた上で、自分が仕掛けると言う。CIAの情報で、マイケルとフィオナはソフィが監禁されていると思われる不動産を特定する。ジェシーとレズニックの救出にタイミングを合わせて、マイケルはソフィを救い出す作戦を立てる。ライフルをラボに持ち込もうとしたサムだが、敷地内への車での荷物の搬入はだめだと断られ、脱出手段を欠いたままラボに戻る。サムとジェシーは時間稼ぎのためにレズニックに火傷をさせ、ミサイルの作業を引き延ばす。その間、マイケルとフィオナは改めてライフルをフェンスのの外に埋め、電流が流れるフェンスのせいで機器に影響が出るという理由で電気を切るよう求める。さすがにカンバは警戒を怠らず、フェンスをラボから遠ざけて設置するという案を受け入れる。ベニーの家に侵入したマデリンは、机の引き出しにマイケルを調査したファイルがあるのを見つける。やはりアンソンと何か企んでいると知ったマデリンは盗・聴器をしかける。マイケルとフィオナがソフィを救出しようと位置に付くが、すでに建物の中は空だった。その頃、レズニックの作業が遅れるのを嫌って、カンバはソフィーを敷地内に連れ込んでいた。マイケルとサムは最後の手段として、作業の遅れはカンバの部下によるサボタージュだと持ちかけることにする。サムがカンバを説得している間、CIAは敷地を通るガス管に爆弾を仕掛け、爆発騒ぎを起こす。不安になったカンバに、サムたちは部下は信用できないのでこのミサイルは爆破して、新たな場所で作り直そうと持ちかける。カンバは部下を爆発で吹き飛ばすと、ソフィーを人質に取って脱出しようとするが、マイケルたちがフェンス内に埋めてあった武器を手にして形勢が逆転する。カンバ一味はCIAに逮捕され、レズニック親子は国外へ逃亡することになった。ベニーの通話内容を聞いていたマイケルとマデリンは、ベニーがアンソンから金を受け取り言いなりになっていたことを掴む。しかし、アンソンが「届いた荷物を開けろ」と言った瞬間、ベニーの家で爆発が起こってしまう。普通、ここまで妨害したらあほらしくて言いなりにならないですよね。少なくともサムもジェシーも指の1本は切り落とされそう。この前の日本人女性の人身売買の時も思いましたが、このドラマのキャスト間のケミストリーやアクションはピカイチなのに、ストーリーが非常に甘いというか、粗があるなと思います。まあ、それでもシーズン7までピックアップされてそこそこ人気があるのは、さっぱり系のキャラ、マイケルやフィオナに飽きが来ないからだろうと思います。ぶれないし。サムのお笑いも嫌になりません。勧善懲悪なところが良いのかな。今シーズンはマデリンもスパイ顔負けの仕事をするようになって、ついに新しいBFに裏切られ、さらに息子の敵にその男を殺されるという劇的なシーンに向き合うようになってしまった。一番の変化といえば、彼女かも知れないですね。アンソンに心の中まで見られているし、マイケルがスパイである事の一番の犠牲者となってしまった。ここで、マイケルの葛藤とかが見られると、また違う面が楽しめるかも。しかし、アンソンもベニーに対して何がしたかったんだか。マインドゲームで人を操り、再び裏の組織を作ろうとしているのか。ジェシーの眼鏡はセクシーだなというのが発見でした。(笑)
November 14, 2012
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いきなり出てきた幼なじみというのは、ちょっと感情移入しにくかったですが、マイケルが最近どんどん感情を表に出すようになってきたので、今だからこそ扱えるテーマだったのかも知れません。それにしても、アンソンしぶといな。ドリー役のIndigoはBuffy以来、ひさしぶりに見ました。懐かしい~マイケルはついにCIAのIDを手に入れ、データベースにアクセスすることができるようになった。マイケルはフィオナを守るために、アンソンの言いなりになるつもりだが、フィオナはアンソンを尾行してアジトを見つけ、フィオナが自白したテープを奪うつもりだという。フィオナはアンソンの車に発信器を付け、その行方を追う。マイケルの幼なじみのアンドレがギャングの抗争に巻き込まれ、殺された。アンドレとリッキーの兄弟は、ウェステン家とは家族ぐるみのつきあいで、マデリンは遺されたリッキーを慰める。アンドレは一時期ギャングの仲間に入り、刑務所に入っていた。その間、マイケルとは疎遠になっていた。出所したアンドレは更生していたが、警察は前科者のアンドレの殺人事件など取り合ってくれないという。マイケルはリッキーから犯人を突き止めて欲しいと頼まれ、アンドレが遺したプリペイド携帯を調べる。アンドレの通話相手の家が判り、中に入ろうとすると、突然若い女から発砲される。女はアンドレやリッキーの知り合いのドリーで、殺されるのではないかと怯えていた。ドリーはアンドレを殺したのはディオン・カーヴァーというマイアミを牛耳るギャングの元締めだという。ドリー自身、殺人を目撃した訳ではないが、ギャングのリーダーが殺され大金が奪われた事件で、犯人捜しでギャング同士もめていたところを、アンドレが仲裁しようとしていたという。そしてある日ディオンが血の付いたカバンを持って帰り、その中に大金が入っているのを見たという。ディオンがリーダーを殺した犯人ではないかと察して、それをアンドレに話したという。マイケルはドリーをマデリンの家で預かることにし、ディオンが盗んだ金を使うのを待って警察に突き出そうと考える。ジェシーは身内を殺されたリッキーとマイケルでは感情的になりすぎるとして、作戦に加わることにする。そのため、チームの勢力を固めようとするディオンにジェシーが武器密売業者に扮して近づき、強力な武器を大量に売りたいと話を持ちかける。マイケルは武器のサプライヤーに扮するが、フィオナが武器を調達できないので、知り合いの倉庫を拝借し、残りの武器は後日手に入ると説明する。サムとフィオナはアンソンの住まいをついに突き止める。しかし、そこは多数の世帯が暮らしているアパートのため、サムが学生を集めてCO2排出調査だとして一軒一軒チェックさせる。絞り込まれたところでアンソンの住まいにフィオナとサムが侵入し、証拠を探るが何も得られない。ただ、アンソンは戦場から送られてくる暗号化された通信を傍受し、世界中に中継している事がわかった。ディオンは取引に応じることになったが、支払いを1週間待って欲しいと言う。その間にドリーを見つけられるかも知れないので、マイケルは取引を急ぐよう迫る。しかし、匿っていたはずのドリーがディオンの手下に見つかり、殺されてしまった。さらに、マイケルはディオンに気に入られ、ギャングの専属武器サプライヤーになってしまう。このままでは手に入らない武器を今すぐ手に入れなければならなくなる。マイケルは危険を回避するため、リッキーを逃がすことにするが、リッキーは兄の復讐を自分でかたをつけると言い、ディオンらが出入りする店に爆弾を設置してしまう。マイケルはこれまでアンドレを見放していた事をリッキーに謝り、仕掛けた爆弾の量を減らして加減する。ディオンに信頼されたマイケルだったが、武器の引き渡しをのらりくらりとかわしながら、ディオンを外に連れ出すと、倉庫にATFが張り付いているので今はブツを動かせないという。信じられないなら電話をかけてみろと言って、ディオンに電話をかけさせると、爆弾が爆発し、ジェシーの言葉にギャングたちはディオンが自分たちを裏切ったと思い込んでしまう。マイケルもディオンにタネ明かしして、警察に自供して刑務所に入った方がギャングたちに追われるよりましだと説得する。ディオンは警察に出頭し、アンドレ殺しを自供する。マイケルはアンソンの言うがままに、CIAのコンピューターにウィルスを放つ。フィオナの危険きわまりない行動(赤信号で止まっている車に下から無線機を装着する)にはハラハラしました。そういえば、カラカスに行ったときもトラックの下に潜り込んで潜入しようとしていたし、身体が細い彼女ならではのアクションなのでしょうね。マイケルの幼なじみというのは、故郷のマイアミにいる限り、もっと出てきても良さそうですね。そのうち高校の同窓会エピとかあるのでしょうか。ギャングになって疎遠になった、お前は兄貴を見捨てたんだと言われてぐっと来るマイケルに、これまでとは違う物を感じました。それだけでなく、アンソンは何かとマデリンのセラピーで手に入れたウェステン家の事情を持ち出して来る。マイケルはこれに弱いようですね。まるでマインドコントロールされるかのように、抗えないマイケル。どうやって支配を逃れることができるのか。それには、マイケル自身が家族を殴った父親との思い出に向き合わないと行けないのかな。アクションに関しては、今週も爆破シーンがお見事でした。
November 7, 2012
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本国では中休み明けのエピソード。今シーズンも残り6話となりましたね。フィオナとの同棲は単に2人の関係を前に進めただけでなく、ストーリーにも大いに関わってくるとは、予想していませんでした。でもシーズンを重ねて、カップルがより深い絆で結ばれていく展開には納得です。ゲストにBONESのデイジー役Carla Galloが出ていましたね。相変わらずアクションも派手だったし、マデリンの出番もあって良かったです。マイケルはピアース捜査官からセキュリティの評価を受ける事になった。アンソンにフィオナが領事館爆破事件の真犯人である証拠を握られており、マイケルはやむなく嘘を答える。アンソンはマイケルに、CIAのデータベースに入力された自分の個人データを知られずに消去するウィルスを手に入れるように言う。ウィルスはハッカーのオズワルドが開発しており、オズワルドは現在プエルトリコで、武装した兵士に囲まれて暮らしているという。非常に危険だがフィオナを守るためにマイケルは要求を受け入れることにし、フィオナもマイケルに同行する。マイケルに捕らえられたオズワルドはそのウィルスを手元に持っていないという。オズワルドはマイアミに戻るとお尋ね者で、警察からも追われている。実はドラッグディーラーのザビエルという男が自分の記録を銀行のネットワークから消去したいと、オズワルドにウィルスを作らせた。しかし、納品前にオズワルドはFBIに捕まり、ウィルスはFBIのラボに押収されてしまった。そのラボへのキーカードを友人に預けてあるというので、マイケルとフィオナは「友人」のシェリーに会いに行く。シェリーとオズワルドは恋人同士だったが、オズワルドがキーカードを隠したテレビをシェリーは倉庫に預けてしまったという。そこに、武装したザビエル一味が大挙して現れ、オズワルドの身柄を寄越せと迫る。ザビエルもウィルスを求めていた。マイケルはオズワルドを殺すと脅して、その場から逃げる。フィオナはシェリーを安全なドミニカに逃がし、マイケルはシェリーが預けたテレビの中からカードを手に入れる。サムとジェシーはフィオナに対して、マイアミ警察の捜査がどこまで進んでいるか知るためにマデリンを使って担当捜査官のパソコンからデータを盗む。しかし、サムらの行動はアンソンにはばれていて、捜査の進捗状況についても詳しく知っていた。アンソンは自分が捜査の鍵を握っていると、サムとジェシーを牽制する。FBIのラボに向かったマイケルは、オズワルドからラボに入っても、室内でマイクロRFIDが付着し、位置情報がタグ付され、衛星の監視網から逃げることはできないと言われる。マイケルは自分の代わりにザビエルを代理にして、ウィルスを手に入れる事にする。ザビエルはオズワルドの取引に乗り、大金を払う代わりにラボの中からウィルスプログラムを手に入れる。その瞬間に陸と空から警察の捜査が始まり、ザビエルは追われ始める。マイケルは衛星画像から見えないガード下にザビエルの車を追い込み、ウィルスをコピーする。ザビエルは逃げ切れずに政府の捜査機関に捕らえられる。マイケルのセキュリティ評価は合格し、正式にCIAに復帰する。マイケルはオズワルドを国外に逃がし、手に入れたウィルスをアンソンに手渡すが、アンソンはマイケルの手によってCIAのコンピューターにウィルスを放せと求める。マイケルはオズワルドに弱みを握られ、どうすることもできない。オズワルドがただ金のために自分を利用しているのではないと、マイケルが良い人間だと悟ってくれたおかげで助かりました。そして、件のウィルスを欲しがる連中は危険だ、手を付けるともう元には戻れないぞと忠告していました。これは意味深で、フィオナというアキレス腱を持ったマイケルはアンソンに完全に牛耳られて、ピアースには嘘を付き続けることになってしまった。フィオナが自分から警察に行くと言っても、自分を助けるために危険を冒したフィオナをマイケルとしては素直に差し出すわけにはいかない。このがんじがらめの状況はドラマ的にはなかなか良いですね。今まで散々家族に背中を向けてきたマイケルはこれを恐れていたのですね。でも、いつまでもマイケルが悪の手先(それも、本来この組織を倒すのが目的だったはず)の言いなりになっているとも思えない。CIAはマイケルの採用について両方の評価があって、マデリンからも信頼されていないのではないかと心配をしている。さて、マイケルはどんな選択をするのか。正義を求めるのか、愛を貫くのか、これまでとは違って悩めるマイケルが見られそう。そして、マデリンをにわかスパイに仕立て上げるサムとジェシーが良かったです。マデリンも息子のためなら何でもします。(爆)BONESでは超ハイテンションのCarla Galloも、他の作品では全く違うイメージです。でも、今回はデイジーがかぶっていたかも。(笑)オズワルドとはハッカー同士のカップルだったのですね。とてもキュートでした。
October 31, 2012
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真ん中ではないですが、このエピソードが中休み前のフィナーレということになるのですね。旧敵ラリー登場で盛り上がったと思ったら、まさかねえ。意外なことずくめで大きな転換点になると思いますが、待たされることがないのが幸いです。マイケルはピアース捜査官に逮捕され、FBIに連行される。途中、マイケルを迎えに向かったサムとジェシーは事態に気付き、強引に車列に突っ込み護送を阻止しようとする。マイケルもピアースにマックスを殺したのはルーマニア人のタビアンだと必死に訴え、待ち合わせする予定の場所に向かうよう、説得する。ピアースは折れて、マイケルに盗・聴器を付けさせ、丸腰でタビアンとの待ち合わせ場所に向かわせる。待ち構えていたタビアンは、周囲を包囲されていることを知り、マイケルに銃を向けながら手を組もうと取引を申し出る。マイケルはマックスを殺した事を自首すれば助かる道があると説得するが、タビアンはもう道はないと飛び降りて死んでしまう。タビアンの自白でマイケルの嫌疑は晴れ、身柄は開放される。ホッとしたのもつかの間、アルバニアの刑務所から脱獄したラリーがマイケルの前に現れ、イギリス領事館に押し入る仕事を手伝えという。ラリーはマイケルに復讐するために戻ってきたというが、仕事にはマイケルが必要だという。そしてイギリスの国防情報局で臨床精神科医のアンソン・フラートンという男を人質にして、侵入するためのアクセスコードを手に入れるという。アンソンは妻も人質にされているといい、首に爆弾を巻き付けた姿を見せ、3時間以内に仕事をしないと殺されると訴える。マイケルはラリーの隙を見てアンソンを逃がし、サムに連絡を取るよういう。領事館が入っているビルは下の階が疾病対策センターの出張所で、ラリーとマイケルは検査業者を装って出張所に入る。ラリーはマイケルにセンターの換気口から上の階に入るよう命令し、警備員に対しては検体を入れた容器が壊れたのでビルを封鎖し、離れるように言う。そのころ、アンソンから話を聞いたサムはアンソンの自宅に向かうが、すでに爆弾は爆発した後で妻は死亡していた。サムとフィオナとアンソンはマイケルを助けるため、領事館のビルへと向かう。しかし、サムたちの動きをラリーが察知し、マイケルを殺すと警告してくる。ラリーはアンソンを逃がしたマイケルに激怒しつつ、外交文書をすり替えるために金庫室に入るよう命じる。マイケルは別室で作業をするラリーの目を盗んで、フィオナに連絡し直ちに逃げるように言うが、フィオナは言うことを聞かずに自分の判断で最強の爆薬RDXを使い領事館の部屋の窓を爆破する。マイケルは脱出するが、なぜかビルのロビーなど何カ所から爆発が起きて控えていた警備員2名が死んでしまう。フィオナは無実の人を殺してしまったと落ち込むが、そこにアンソンが現れ、2人の会話を録音した上で、ビルを爆破したのは自分で、妻だと言っていたのは見ず知らずの他人だと告白する。しかも、ラリーを雇ったのも自分で、ラリーはそうとは知らずにアンソンを人質にしたという。実はカラカスでマイケルが組織の最後の一人を追ったとき、アンソンを見逃していた。アンソンはマイケルがこれまで倒してきた組織を作った張本人で、マックスを殺すためにタビアンを送り込んだのも自分だという。アンソンはピアース捜査官には何も言うなとだけ言い、立ち去る。その後、マイケルには処分はなく、そのままピアースとCIAに残る事になった。ビル爆破についてはFBIが捜査をすることになったという。マイケルとフィオナの前に再び現れたアンソンは、かつて精神科医としてスパイと接している時に、正規の情報機関では扱わない事案をマイケルのような解雇されたスパイに扱わせる事を思いつき、裏の組織を作り上げたと話す。マイケルに関しては、最初は採用することに反対だったが、5年前にマデリンのセラピストと入れ替わって父親の事情を知るうちに、扱いにくいマイケルが何に動かされるのかを知ったという。アンソンは続きは明日の朝にと言って立ち去る。シーズン5の第1話で最後の一人があっけなく自殺した(Company Man)時に、そんな簡単なはずはないと思いましたが、ここで出てくるとはね。しかも、その男がマデリンのセラピストとして実はシーズン1からずっとマイケルを見守っていたとは。もちろん後付けの設定ぽいですが、アンソンに無実の人を殺したフィオナの自白テープを証文として取られたのは痛いですね。この先、マイケルはアンソンに牛耳られることになるのか。ちなみに、話を聞いている限り、第1話でマイケルを解雇したのはアンソンではないですよね。CIAで、裏に通じる立場の人がマイケルを裏組織で使いたいので解雇した、という事になります。アンソンは解雇されたマイケルをずっと観察していた。今後は、マイケルとマックスがアンソンの組織をほぼ壊滅させたのでアンソンが再び組織を作り上げる手伝いをさせられるのか。マイケルが正規の工作員だった頃から、人殺しをためらっていたとラリーが言っていましたが、元々人助けはマイケルの信念だったのか、キャラクターとして気になるところでした。マイケルが死を意識して闘いに行くときは、お決まりのフィオナとのキス、今回は手錠付きでステキでした。(爆)ラストの海辺の2人も手を繋いでいて、良かったなあ~何て絵になるんでしょう。CSIマイアミがない今、やっぱりマイアミを美しく見せるのはBNですね。数えてみればBNも70話を超えましたね。よくぞ続いたという感じです。
October 24, 2012
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今回はなんといっても、ゲストのカリスマ・カーペンターが見物ですよね。文句タラタラの妻で、しかも「私どうしたらいいのー」と足手まといになる困ったタイプというと、ぴったりですね。それでもかつて「バフィ/エンジェル」のコーディリア役の時はコケティッシュでしたが、今はさすがに貫禄が付いていました。またまた胸が大きくなったなあ。(爆)脚本は女性の人でしたね。いかにも女性ならではの細やかな台詞、シーンが多かったですが、ダンスシーンも良かった!そもそもBNはやたらタフで格好いい男たちが、男臭さをアピールするドラマで、描き方が一面的なところもありますが、今回は仕事中心多くを語らない、昭和の男のようなマイケルに対して、「妻」の側から言いたいことを言ってくれて、キャラクターが掘り下げられたと思います。もちろん、アクション面では目の保養も。マックスを殺したタビアン・コルザを追い、マイケルたちは個人銀行家のラベル・スティグラーに注目する。スティグラーは冷戦の生き残りで、常に用心棒を引き連れ、タビアンに金を渡していた。サムとジェシーは、タビアンが嘘を付いてスティグラーから金の融資を受けている事をネタにスティグラーに近づく事にする。マイケルはピアース捜査官の指示で、ベネズエラの高級リゾートでバカンスを過ごす、ロシアのお抱え研究者夫妻の身柄を確保することになった、この研究者は東欧で生物兵器に使われる細菌を開発しており、偽名を使って監視の下にベネズエラに入ったという。マイケルとフィオナはブレンダンとクリスティーナという夫婦を装って2人に近づく事にする。ダンスパーティでケビンとニッキーのカップルがターゲットと察したマイケルは、2人の部屋に盗・聴器を仕掛ける。様子を探るが、2人をロシア人男女のボディガードが一時も目を話さず、監視していて、ケビンとニッキーを引き離すことが難しい。それでもフィオナはプールで、夫が仕事中毒の妻として、ニッキーの心を掴んで友達になり、食事の約束をする。さらにヘリで観光飛行をしようともちかけるが、監視を恐れるケビンがなかなか首を縦に振らない。マイケルはストレートにヘッドハンティングをしていると話を持ちかけ、更に良い条件で雇うので監視をまいて脱出するよう話す。監視に飽き飽きしているニッキーの同意もあり、ケビンも欲を出してマイケルは脱出計画を立てる。スティグラーにタビアンの真実を話し信頼されたサムとジェシーは、次にタビアンと会う予定を聞き出す。タビアンは非常に危険な男だという。しかし待ち伏せていたがタビアンは現れず、逆にタビアンと会う予定のスティグラーが殺されていた。タビアンは不意を突いてサムに銃を向け、マイケルに会わせろと要求する。「真実を知りたい」という理由で、翌日の6時に会う場所を指定する。マイケルはサウナで監視の男を待ち伏せ、闘った末ケビンと脱出に成功する。フィオナは隙を見てニッキーと脱出するつもりだったが、タイミングを逸し、海中に逃げる。監視の女はそれでも追ってきて、フィオナはバイクで逃走する。しかし、ロシアの応援部隊がヘリポートへの道路を封鎖しており、フィオナとニッキーは途中の建物に逃げ込む。マイケルはフィオナが到着しないのを不審に思い、助けに戻る。絶望的な状況でも闘うことにしたフィオナは、敵に囲まれて弾切れとなった。そこにマイケルが現れ、2人の息のあった闘いで、敵を倒してニッキーをヘリポートへ連れ出す。ヘリポートにはCIAの強襲部隊が到着してケビンはやっと、事実を知る。ケビンは逮捕され、グァンタナモ基地に送られる。夫に文句を言っていたニッキーはこれで自由になった。一方、マイケルが指定の時間に到着しないので、タビアンはジェシーらに覚悟をするように伝える。アジトに戻ったマイケルをピアース捜査官が待ち受けており、マックス殺害時の監視ビデオを解析した結果、マイケルの車が写っていたのを突き止めたという。これまで騙されていた事を知ったピアースはマイケルを逮捕する。最後はマイケルはあえて反抗しませんでしたね。ピアースくらいなら、銃を奪って反撃できたでしょうが、まずは自分の言うことを信じてもらうために説明するのでしょう。ピンチではありますが、サムもジェシーもフィオナもいますし、マイケル奪還は見物だと想像します。そこに、「真実を知りたい」というタビアンが絡んでくると上手く身の潔白を証明できるかも?というわけで、そちらはあまり心配はしません。(笑)それよりも何よりも、仕事に熱中するマイケルに対して、ロマンチックな雰囲気を楽しもうというフィオナがかわいいですね。マイケルはフィオナがドレスを新調しても全く関心が無くて、甘いささやきも仕事優先。指輪に関しては任務が終わり、取っておいてまた使うかも知れないかも、と意味深な事を言ってフィオナとの想像とはずれるところが面白いです。女性にとって、指輪には大きな意味がありますからね。もちろん、デザインも大切。(笑)公費でバカンスだというマイケルに、ただ一緒にいれば良いというわけではない、「問題は繋がり(connecting)」「昨夜は繋がったけど」と、女心を扱いかねてボケるマイケル。やっぱり最高です。「今夜も繋がりましょ」昭和の男としては、にやけるしかないですよね。男は黙って…もう一つの見所は、タオル一枚での肉弾戦。(壊)あれだけ動いてタオルが落ちない。最高です。
October 17, 2012
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このエピソードが後半半分の始まりということになりますね。18話もあるので、何だか引き延ばされている感がありますが、毎回のアクションはエキサイティングで飽きません。マデリンの活躍も良かったですね。ピリピリしているフィオナ、というのが気になるところですが。サムとマイケルは、ルシアンに爆弾を作れと依頼した男のいる倉庫に踏み込む。しかし、用心深い男は倉庫に火を付けて目の前から逃走する。ピアースもルシアンの殺害に関心を寄せ、ルシアンとマックスが2002年に関係があったという。ピアースはマイケルにマックス殺害事件のファイルを渡すよう要求する。マイケルは倉庫に残っていた焼け焦げたコンピューターを回収して、情報を得ることにする。サムは過去に因縁のあるディクソンに暗号の解読を頼む。しかし痛い目にあったディクソンが嫌がったため、強引に連れ出す。ディクソンは濡れ衣で捕まり今は保釈中で、足にモニターを付けていたために、サムとフィオナは警察に追いかけられることになった。ディクソンはPCを警察から取り戻してもらう約束で引き受ける。ジェシーは多くの企業を経営する富豪グロンバッハの警護でマイケルに仕事を依頼する。グロンバッハは産業スパイに狙われているといい、ローカル空港にチャーター機でやってくる予定になっていた。ジェシーは財務データが盗まれ、暗号解読ができる人材が欲しいというのでマイケルを派遣するという。また、空港駐車場で監視写真を撮影するために、一般人を装ってマデリンにも協力を求める。しかし、プロジェクトマネージャーのホロコムに会ったマイケルは、コンピューターのハッキングではなく、グロンバッハを捕らえて彼から口座番号を聞き出すために雇われたと気付く。ホロコムの部下たちは空港にいた従業員らを人質にしただけでなく、駐車場にいたマデリンも人質に捕らえてしまう。マイケルは人質を助けるため、従業員リストで人質の確認が必要だと言い、面接を始め、整備士のマーズデンがいないと騒ぎ始める。マーズデンが警察に通報すれば元も子もないと、強烈に意見を通し、格納庫に捜しに行き手早く武器を作る。ホロコムらは始めはマイケルの話をまともに取り合わなかったが、車に仕掛けた簡易の時限爆弾が爆発すると、男たちは浮き足立つ。さらに、マイケルはジェシーに連絡してグロンバッハの乗った飛行機のルートを変更させ、フェンスに穴を開けて脱出口を作らせる。さもマーズデンが実在するように思わせておいて、ホロコムらが空港内を探している間に人質を脱出させるが、フェンスまで行く前に見つかりそうになったため、引き返して倉庫に人質を隠す。さすがにマイケルの言動が怪しいと感づかれ、マーズデンとグルではないと証明するため、マイケルは人質の籠もっている倉庫に行き、全員殺すよう命じられる。マイケルがマデリンの息子だと知った人質の発言で、マイケルはホロコムの部下に気付かれ倒される。しかし間一髪でマデリンがマイケルを救い、マイケルはマーズデンにやられて命は長くないと芝居をする。手榴弾を受け取ったマイケルは、マーズデンと人質たちを吹き飛ばすと言ってホロコムらの目を反らす。事前に聞き出したアジトに警察を呼んでおいたため、ホロコム一味は逮捕される。ディクソンが解読したデータで、マックスを殺したのは地元企業から投資を受けるタビアン・コルザという男と判る。マイケルはピアースにこれまでの行動を知られるのを覚悟で、マックス関係のファイルをピアースに手渡してしまう。今回もまた人質救出でサボタージュ行動をし、悪人にゴーストを信じさせるというスタイルの「ダイハード」作戦に出ましたね。単に妨害行動をするだけでなく、いかに自分が味方かを見せつけ、お前たちはアマチュアだ、俺はプロだと印象づけて主導権を握るなど、マイケル(ジェフリー)の魅力が炸裂。マデリンもあうんの呼吸でマイケルをサポートする。そういえば、この前人質にしゃべらせるために、マイケルはマデリンを殴っていましたね。今回のマデリンを見ていて、「ダイ・ハード」にシャロン・グレスが出演していたら、どれほど楽しかっただろうと思いました。お見事でした。そして、いよいよピアースにこれまでの嘘がばれるかどうか、という段階に来たのですね。自分の無実を証明するかもしれない証拠を処分し、不都合なことを次々ともみ消してきたマイケル。ピアースだって、マイケルの嘘に気付かずぼんやりしているはずはなく、結局戻ったCIAを再び首になり、お尋ね者になる可能性があります。果たしてピアースは見かけ通りの捜査官なのかどうか。あるいは、マイケルの嘘を知っていて泳がせているのか。まだまだ予断は許せません。フィオナは、一緒に住んでいてもそこが「愛の巣」ではなく、自分の居場所がないという。マイケルに対する信頼と正義感から、かなり我慢しているフィオナがどこまで持ちこたえるのか、あるいはマイケルがフィオナの気持ちに応えることができるのか、後半のテーマかも知れませんね。
October 10, 2012
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フィオナは本当に「バーン・ノーティス」の良心になりましたね。マデリンもマイケルたちの上にどっしり座っているし、意外と女性が中心のシリーズかもしれない。(爆)男たちは仕事中心で、金儲け熱心で、パトロンの女性のご機嫌をうかがって、そんな中でフィオナが彼らを叱咤激励して人助けに精を出しています。ゲストのJames Frainはあらゆるドラマに出まくりですね。(笑)アーマンドから手に入れた情報で、爆弾犯はタラハシーの時計屋ルシアンと判る。マイケルはルシアンを誘拐して拘束し、サムと爆弾の依頼人の名前を聞き出そうとする。しかし、ルシアンは戦争犯罪者で、身を隠しながら長年生き延びてきていたため、少々のことでは動じない。作り話を延々と続け、真実を話すそぶりがない。フィオナとジェシーは家宅侵入の疑いがあるというフォルテ夫妻の依頼で自宅を警備することになった。妻のセイディによると、盗まれた物はないが家具が移動しているという。夫のジェームズは抗ウィルス剤の開発で有名なHLX社のCEOで、セイディに対して見下した態度を取っている。張り込んでいたところ、ジェームズの部屋に侵入者があり取り押さえてみると、かつてジェームズと共同経営者だったダン・デズモンドだという。ダンはジェームズに無実の罪を着せられ、南米の刑務所で30年の刑に服していた。7年かけて脱獄に成功し、買収した刑務所医に死亡証明書を書かせてマイアミに戻ってきたところ、会社と妻をジェームズに奪われていたという。ジェームズは会社に対して起こされた医療裁判を買収し、金儲けに走っている事に対して、ダンはHLX社に侵入し、薬を奪って複製して、1/10の値段で世界中に広めたいという。ダンの話を信じたフィオナはダンを逃がし、HLX社の研究室から薬を盗む手伝いをすると主張する。しかし、警備の厳重なHLX社に侵入することは難しい。ジェシーはHLX社の警備担当ロスに、危険が迫っているのでジェームズを警護したいと求める。だがロスは建物の中までジェシーを立ち入らせない。そのためマイケルが駐車場に忍び込み、HLX社の薬で母親が死んで恨んでいるとジェームズを脅す。あまりの迫力に命を奪われるかと震え上がったジェームズは、ジェシーに警備の見直しの許可を与える。ルシアンが真実を何も話さないため、ルシアンの過去を探ったところ、ルーマニアから娘を呼び寄せている事がわかる。通報すれば娘は本国に強制送還されるというと、ルシアンは依頼主との連絡方法はオーランドのカフェのシェフ、ニコライと通じてしかできないという。サムがニコライに会いに行くが、すでに辞めた後だった。ジェシーはジェームズのオフィスの窓を防弾ガラスにする工事を行うことにし、材料を運び込むのに紛れてマイケルが会社に侵入する。ダンの求めている薬はラボの金庫に入っているので開けようとするが、マイケルの姿が監視カメラで察知されてしまい、マイケルはロスを人質に取ってストーカーの狂気の沙汰を装って脱出する。ジェームズは事態を恐れ、薬をパームビーチの金庫に移動すると言いだし、しかも大がかりな装甲車で運ぶという。輸送ルートを知っているジェシーは途中の橋を通行止めにして、ルートを変更させる。さらにロスがルートを誰かに漏らしたのではないかと押しつけ、車の中から盗・聴器を取り出して見せてジェームズを不安にさせる。ジェシーは迂回ルートに空の装甲車を回して、ジェームズを乗せた車をダンが待つ場所に向かわせる。車には薬以外にも、これまでの医療裁判の記録や賄賂の記録があった。待ち構えていたダンとマイケルに、ジェームズは驚き分け前を渡すと悪あがきをする。しかし不正の証拠を握られたジェームズは逮捕され、セイディはジェームズとの結婚に愛がなかったことを知る。ダンは薬を取り戻し、セイディと新しいスタートを始める事にする。ルシアンがニコライの事を話たのはSOSを送るためで、武装した男が現れ隠れ家を攻撃する。しかし、それはルシアンを救出するためではなく、口封じのためでもあった。撃たれたルシアンは虫の息で、爆弾を依頼したのは今自分たちを攻撃している男で、彼の居場所も知っているとマイケルに告げる。今回もターゲット(悪人)を徹底して脅して奪われた物を取り返すという、「レバレッジ」のテーマと重なる部分がありましたが、BNの方はその脅し方が徹底しているというか、爆発、放火、その他相当荒っぽい方法を使います。詐欺という知的な部分もありますけど、やっぱり毎回のドンパチ、カーチェイスなどが見物ですよね。切れたストーカーの役を演じたマイケルの凄みはさすがです。悪人でも中身は小心者なので、簡単に操られる。そもそも誰も信じられませんからね。水戸黄門的に悪人は懲らしめて警察に引き渡す。ただまあ、フィオナの気持ち一つで依頼がころころと変わってしまうのは人助け事業の危険な面なのかも。ルシアンは存在感のあるキャラクターでしたね。もうちょっとキャラクターを掘り下げて、過去の逸話など聞きたかったです。それにしてもルシアンから真実を引き出すための手管は、結構リアルに感じて、スパイや諜報活動ではそういう事をしているのかと思わされました。本当に弱いところを見つけ出して、徹底的に攻めますね。そして、いつものように次に繋がる手がかりを手に入れるパターンはまだまだ続きます。近くでの追いかけごっこのせいで、元々何を追っていたのか忘れそうになりますが、人助けの方が印象強いと、それなりに満足です。
October 3, 2012
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フィーの世話女房ぶりというか、男前なところが良いですね。そりゃ、男だけでなく女も惚れますって。マイケルは幸せ者だって。傭兵のリーダーはNCISのトレント・コルトでした。道理で見覚えがあったわけだ。ジェイコブを雇った黒幕が仕掛けた爆弾はプロの手によるもので、使われたC4爆弾もかなり古いという。フィオナは作り手を探るため、知り合いのアーマンドに頼んで調べてもらうという。アーマンドはフィオナがアイルランドから脱出するときに世話になり、その後悪事の手伝いをさせられたという関係だった。久しぶりにフィオナと再会したアーマンドは、調べる代わりに武器メーカーのライカー社から徹甲弾を盗み出して欲しいという。警備が厳しい上に、マイケルはピアーズの仕事で協力できないがフィオナは引き受けることにする。サムはマデリンに頼んで、トイレを借りたいと言って施設に入り込み、煙爆弾を設置させる。それにスプリンクラーが反応して、贈り物として持ち込んだナトリウム爆弾が爆発したタイミングを見て、徹甲弾を載せたトラックを奪う。マイケルは裏社会に通じあらゆる犯罪に通じるスティーブ・ケイヒルがカリブ海でミーティングをするという情報を得て、ジェシーを加え監視任務に就くことになった。カリブ海のとある島で、ケイヒルは有名な傭兵のヴァンダーウォールと会っていて、島はヴァンダーウォールの部下が厳重な警備を敷いていた。マイケルらはケイヒルを捕らえ尋問するつもりだったが、傭兵に気付かれ、島から脱出するのが困難になった。ケイヒルによると石油会社が傭兵を雇い、この島を南米を攻撃するための基地としてアメリカの国家機関を潰すのだという。ケイヒルはNSAからリークされたファイルをヴァンダーウォールに届けただけだという。マイケルはケイヒルを雇った世界的なピラミッド・グループの内部警備チームを装い、島の通信施設を破壊した上で、ヴァンダーウォールの前に姿を現し、この島のセキュリティを乱したケイヒルを捕らえたという。ヴァンダーウォールは疑いの目を向けるが、マイケルの巧みな語りで親会社からきたと信じ、ファイルを確認させろと要求するマイケル一行を島の司令部に連れて行く。司令部を守っていた正規兵によると、ジャクソン司令官がファイルを持ち帰ったという。島内の連絡網が機能せず、マイケルらの内部警備担当が訪問することは聞いていていなかったと言われ、ヴァンダーウォールはマイケルらを捕らえて尋問する。そこでもマイケルは、ジャクソンがファイルを売るために盗んでその罪をヴァンダーウォールに着せるつもりだったと、嘘八百を並べる。通信施設を壊したのもジャクソンで、自分たちを殺してもジャクソンの部下がお前たちを殺すと言われ、ヴァンダーウォールはマイケルを信じジャクソンと直談判に行くと言い出す。やむなくヴァンダーウォールに同行すると、ジャクソンはヴァンダーウォールがマイケルに騙されているという。傭兵もジャクソンの部下もお互いに銃を向け合うが、マイケルがジャクソンを逮捕すればヴァンダーウォールが司令官になるとそそのかし、ヴァンダーウォールはジャクソンを撃ち殺す。ヴァンダーウォールがファイルを手放さなず、ピラミッド・グループの上層部とミーティングさせろというので、マイケルはNSAとCIAにヘリで迎えに来させる。ヴァンダーウォール一味と国家機密ファイルは無事戻された。アーマンドはフィオナに今の生活が幸せなのかと尋ねる。マイケルが敵に回しているのは手強い相手ばかりで、もし困ったことがあればいつでも戻ってこいという。フィオナはアーマンドが恋人だったとマイケルに打ち明ける。しかし、金のために人を殺す男だと知り別れたと話す。アーマンドとはいかにも何かあったのだろうという感じでしたが、フィオナは初めて過去の男を語りましたね。彼はめちゃくちゃキザで、金も相当もっているようです。でもフィオナは一緒になれないと自分から別れた。アーマンドの仕事の仕方も容赦ない。多分アーマンドは今でもフィオナに未練があるのでしょうね。だから、今になって頭を下げてでも助けて欲しいというのは、よほどのことだ。フィオナにそう言わせるマイケル・ウェスティンとはどういう男なのだろうかと気になる。倉庫みたいなところで同棲してでも、構わないほどフィオナが惚れたという男。うわぁ、マイケルってすごいんだ。(爆)それくらいフィオナの信頼は固くて同じ目的に向かって行く絆も深いということですね。ステキ。こんな心強いパートナーはないですよね。ピアーズ捜査官は今回初めてマイケルの仕事ぶりを目の当たりにした訳ですが、その場その場で必要な物を調達して、即興で相手を信じ込ませるテクニックには驚いたでしょう。ジェシーは政府に使えるよりもマイケルとの仕事を選ぶという。理由はヨーグルト食べ放題だから。(笑)それだけでないのは明白ですよね。何せマイケルのせいで首になったのにそれでもマイケルに付いていく。マイケルと言えば、銃を突きつけられながらも相手を騙して自分に有利に事を運ぶ。武器や腕力だけではなく、生き延びるためには先に質問しろ、ターゲットに嘘を付かせることができれば同じ側の存在となる、闘いでキーとなるのは情報である、などなど、なるほどと思う事ばかり。優秀なスパイというのは、状況を読んで瞬時にシナリオを作り、本気で演じきる事が必要というですね。マデリンに新しいお相手ができたようです。マイケルに力を貸してくれるのはありがたいですが、そろそろママも穏やかに過ごさせてあげて欲しいですね。
September 26, 2012
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ジェイコブ役のCharlie Weberはそんなにマイケルに似ていないですよね。でも、ジェフリーのスタントダブルか、なんて失礼なことを言いました。彼は「バフィ」でベン役だったんですね。あの時とは全然イメージが違う。その後WB~CWなどでいくつもドラマにゲスト出演をしていますし、結構ベテランでした。ザカリア役の人も、もちろんよく見る人ですね。マイケルを装ってビデオに写っていたジェイコブ・スターキーを監視しているが、とてもCIA職員を殺すような人間には見えない。それどころか、ジェイコブ宅にギャングたちが武装して乗り込んできた。ピアース捜査官は出張中で、サムとフィオナはジェイコブを悪党から救い出し、話を聞く。ジェイコブはネットで様々な仕事を受けているといい、謎の男に現金で頼まれただけだという。襲ってきたギャングは、最近引き受けた仕事がドラッグ絡みだったらしく、縄張りを荒らされたと襲ってきたらしい。このままでは殺されてしまうので、ジェイコブに仕事の依頼をした黒幕と連絡を取ることにした。サムの恋人の依頼で、マイケルは別れた夫が息子を預かって、約束した時間に引き渡してくれないというデニースの話を聞く事になった。夫のジョンは弟が陸軍レンジャーとしてアフガニスタンで戦死し、それ以来人が変わってしまったという。非常に苦しんだ末、息子のトミーを守ると言って武装するようになった。マイケルはジョンの自宅を訪ね、元レンジャーとして話しをしようとするがサムが物置に入り込み、アラームが鳴ったため疑われてしまい、ジョンはトミーを連れて家を出て行ってしまう。車に装着しておいたGPSで、ジョンは以前から通っていた訓練キャンプにいることが判る。ここは反政府主義者で過激派による民兵集団が立て籠もっていて、重装備で訓練されているため、容易には近づけない。森林局からC4爆弾が盗まれたという報告もあった。特にリーダーのザカリアが常軌を逸して問題だ。下手に警察に任せると銃撃戦となってトミーが危ない。デニースはトミーのぜんそくの薬を届けて欲しいとマイケルに頼む。マイケルはジョンに直接連絡を取り、デニースからの伝言を伝え面会することになった。その間、サムがキャンプの給油設備に穴を開け、給油のタンクローリーがキャンプ内に入るときに進入する「トロイの木馬」作戦を採ることになった。しかし、なぜかフィオナがタンクローリーにしがみついているのがばれてしまう。キャンプでは携帯電話を傍受し、暗号も解除する技術があるようだ。マイケルが直接ジョンにかけた電話も彼らに知られているはずだ。それならば、ということでマイケルらは完全武装したアジトを偽装し、そこに援軍が来るという嘘の会話をザカリアたちに聞かせる。ザカリアらは大挙して森の中に出ていき、その隙にマイケルらはキャンプに侵入してトミーを探す。トミーはジョンと一緒で、ジョンはマイケルに銃を向ける。ジョンは襲撃に出遅れたため、メンバーからリンチを受け足を折っていた。マイケルはトミーの未来のために父親としてここを出るべきだと説得し、ジョンはマイケルを信じてトミーを預ける。ジョンは息子のためにキャンプに残ってトミーの脱出の助けるという。そのころ、森の中のアジトを攻撃していた民兵たちは、騙された事を知り、連絡を受けたATFに逮捕される。その後、ジョンも無事脱出し病院に行ったという。デニースはマイケルに感謝する。ジェイコブに黒幕から連絡があり、助けてやるので出てこいというので、マイケルが待ち合わせ場所のマリーナへ向かう。船の中にバハマへ来いというメモが残されていたが、それは罠で船には海の深度がトリガーとなる爆弾がしかけてあった。マイケルは自動操縦で船を出し、ジェイコブが死んだと思わせる。船にしかけられた爆弾はプロ中のプロの手によるもので、マイケルらは仕掛けから作った者を探し出すことにする。今回もBN Classicというエピソードでした。あのタンクローリーの下に潜り込んでぶら下がるというのは、スタントとしても危険なアクションですよね。特に解除するとき。ハーネスで身体を固定することで意外と楽ということでしたが、それは内輪のネタだったのかな。爆破ネタもあったし(2回も)、銃撃戦が派手でした。フィオナが格好いい。作戦中は特に。でも、やはりレンジャーとして国に仕え、今もCIAのスパイとして活躍するマイケルと、単に政府に不満を持つザカリアとの会話が肝でした。一対一で丸腰で接するマイケルの度胸がすごいです。相手はプロじゃないし、何をするか判らない。武器で倒すことよりも、無事に話を進める事の方が難しい。さすが百戦錬磨。引くところは引いて、ムダに闘わない。デニースが息子を待っている間、壊れた夫婦関係についてマデリンがいろいろ話しをきいてやったのが良かったですね。マイケルの父親とは別れることもできず、苦しんだけれども、マイケルとの絆が強まった。ベテランのマデリンだからこそ、依頼者に共感してあげることもできる。ジョンも最後は父親として息子の前で格好いいところを見せましたね。やはりBNのテーマは家族だなと感じました。ジェイコブの黒幕捜しは、結局今までの流れと同じ事の繰り返しだとは思いますが、エンターテイメントとしては文句はありません。
September 19, 2012
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なるほど、ここでスピンオフ映画の「バーン・ノーティス: サム・アックス最後のミッション」が繋がるわけですね。そしてシーズン1「Loose Ends」でマイケルにやられたカルメロや、おなじみのシュガーなど、そろそろ一巡したのかなという感じです。ピアース捜査官は、マイアミの兵器ディーラーから無人航空機を購入しようとしているセルビアの犯罪組織の情報を掴み、マイケルに取引の事前に航空機を奪うように命じる。しかし、すでにブツはセルビア人たちに渡っていて、CIAは犯罪組織に潜入しているスパイを尋問するように命令する。ピアーズは過去にスパイだった婚約者を殺された苦い経験があり、そういうことを繰り返したくないという。セルビア人たちは元軍人など、戦闘経験が豊富で容易には航空機を奪う事は難しそうだ。マイケルは上層部には黙って、ヘロイン・ディーラーの大元、カルメロ・ダンテの力を利用して、カルメロのヘロインを奪う代わりに、それをセルビア人のせいにして、航空機を探させようと提案する。そのためには、サムが目撃者となってカルメロに組織に入り込む必要がある。大変危険な任務だが、サムはフィオナの反対を押してマイケルのために働くという。ディーラーのシュガーから情報を聞き、ヘロインを積んだ車を襲った後、部下と現場に戻ってきたカルメロの前に、レッカー車の運転手を装ったサムが姿を見せる。奪った奴らを知っていると言って、サムはカルメロの家に連れて行かれる。一方、ジェシーはセルビア人グループに接近し、カルメロ一味がお前たちを襲うらしいとたれ込む。携帯電話を買ったマイケルに似た男を捜すため、フィオナとマデリンがマイアミの書記官事務所を訪れ、芝居を打って娘を騙した男を捜したいと担当者に頼み込む。上手く取り入って、政府のデータベースにアクセスすることができ、免許証の写真からジェイコブ・スターキーという男が浮かび上がる。サムはカルメロをセルビア人のアジトへ案内するが、用心していたセルビア人側と撃ち合いになって、カルメロは一味のヴラドを確保する。ヴラドからサムの嘘がばれる恐れがあり、早く片を付けないといけない。マイケルはピアーズに部隊の応援を要請するが、CIAの上層部にかつてサムがコロンビアで痛めつけたマナロらがおり、CIAとして許可していない作戦に応援はできないと断られる。拷問しても、ヴラドと話しが食い違うため、カルメロはサムに疑いの目を向け始める。サムは咄嗟にヴラドの家でヘロインを見たと言い、それを聴いていたマイケルたちが自宅に証拠を仕込む。ブツはマリーナの倉庫にあるらしいと判るが、カルメロはそれでも、盗んだヘロイン全部を見つけるまではサムを開放しないという。CIAはあくまで応援部隊を出さず、倉庫で無人航空機が発見された段階でマイアミ警察を呼ぶことになった。カルメロ一味はセルビア人の倉庫を襲い、荷物を発見するが、ヘロインではないと知り、サムに銃を向ける。そこに海からマイケルが現れ、スナイパーがカルメロらを狙っているだけでなく、警察が到着すれば、CIAスパイを殺し、政府の武器を盗んだヘロインディーラーとして逮捕されると脅す。カルメロはCIAに協力して武器を取り戻したとして保護されることになった。フィオナはマイケルに仲間を危険に陥れないよう、釘を刺す。サムとマイケルはジェイコブを監視し、非合法に銃を手に入れているのを知る。このマイケルそっくりさんを出すから、今シーズンのマイケルの髪型が変わったのかな、と思いました。遠目に見ると似ているけれど(というか、もしかしてジェフリー・ドノバンのスタントダブルの方?)、じっくり見ると別人。黒ずくめのジェイコブはマイケルよりもイケメンと見た。(笑)サムのチャック・フィンリー再来もありましたが、あまりおもしろくなかったかな。でも、サムの有能ぶりはさすがでした。今週のツボはやはりマデリンとフィオナの似ても似つかない親子ぶりですね。「キャッスル」の母親は女優でしたが、マデリンも相当な役者ですよね。悪口を言う対象はマイケルの事ですから笑います。ちらっと、嫁から姑へのファッションチェックなどがあって最高でした。ピアーズに使われるマイケルは、どこかの役所にあったような「すぐやる課」の人みたいで、文句も言わず、よく働きます。元彼の話で涙目のピアーズをさらりとフォローするなど、これまでの政府の人間相手の時とは違いますね。良い人マックスのイメージが残っているからかしら。
September 12, 2012
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これぞBNだ、というようなエピソードでしたね。人助けのためにマイケルたちがやっていることというのは、趣旨から言うと「レバレッジ」と同じなのですが、こちらの方がやり方が泥臭いというか、依頼人との交流にポイントが置かれているような気がしますね。マックスの後任はマイケルを甘く見ていると言うか、扱いやすいようにも見えますが、どんな本性を隠しているのか、気になるところです。マイケルは自分がマックス殺害現場にいた証拠をもみ消し、何事もなかったかのようにオフィスに顔を出す。誰かがマイケルをはめようとしていて、マイケルはマックスを殺した真犯人を自ら捜すつもりだ。CIAでは、マックスの後任のピアーズ捜査官が着任し、ピアーズは殺人事件捜査の指揮を執る。マイケルは最初に容疑者として捜査線上に浮かんだが、逃げなかった事で対象から外され、捜査に協力することになった。マイケルがかつて軍にいたときの上官からの頼みで、妹の仇を討ちたいというイーサンがやってくる。イーサンもまた特殊部隊の優秀なスナイパーで、CIA入りを考慮しているところだという。イーサンの妹ヘザーは、ブランドンというBFから暴力を受け、意識不明で今病院にいる。まずはブランドンを呼び出すために、実家にブランドン宛の小切手を預けることにする。姿を現したブランドンは自分が殴ったのではなく、ボスのラムジーがやったという。ブランドンは医療保険の詐欺をしているラムジーの下働きで病院関係者に賄賂を渡していたが、そこから一部ポケットに入れていたのを知られ、ラムジーに殴られたという。ヘザーは対抗したために死ぬほど殴られ、病院送りとなった。事実を知り、イーサンはブランドンを殺しそうになる。マイケルはブランドンが警察に届け出ても犯罪に関わっているので取り調べて貰えない、それよりもラムジーにより大きな詐欺をしかけて、犯罪の証拠を掴んで警察送りにしようという。イーサンはサムと組んでラムジーに大きなビジネスの話を持ちかけ、パーティに来るように誘う。マイケルらはラムジーに資金を提供し、仕事のノウハウを手にいれるつもりだ。車などの高級品のプレゼントで、ラムジーはその気になっていく。プレゼントの腕時計の中には盗・聴器が仕込まれていて、マイケルらは犯罪の具体的な証拠を手に入れることにする。マックス殺害の捜査で、マイケルは犯行時の付近の携帯の通話状況をジェシーに頼んで手に入れる。それによると、犯行時に疑わしいプリペイド携帯から公衆電話への通話があった。その携帯電話を販売した店を突き止めて、誰が購入したのか監視ビデオで確認することになった。ラムジーが部下と会話しているのを聞いていたイーサンは、妹の話が出て殺されるかも知れないと知り、我慢できなくなり飛び出して行く。ラムジーを狙撃すると知ったサムとフィオナはイーサンを止めようとするが、間に合わず、やむなくフィオナはラムジーの車を撃って危険を知らせる。マイケルはイーサンに感情的になっては妹を救えないと諭す。相手が自分の財産を自ら灰にするのを待つのだという。ラムジーは襲撃にすっかり怯えてしまい、自分を襲ったのは部下ではないかと疑う。マイケルはこの際、ラムジーに部下たちを警察に売って、証拠のファイルと共に高飛びしようと機転を利かせる。ラムジーは心残りとして、ヘザーの事が気になるという。「殺せ」と言われて、ラムジーは病院に向かう。しかし、すでに張り込んでいた警察官たちがラムジーを捕らえて一件落着。イーサンはCIAを考えるという。監視ビデオをチェックしていたマデリンは、プリペイド携帯を購入した男がマイケルにそっくりだと言う。イーサンはかつてのマイケルなのですね。射撃訓練でマイケルを上回ったという。今回出番がないのかと思っていたら、マデリンが良いところでマイケルの昔を語って、イーサンに話して聞かせなさいという。怒りを貯めたマイケルは、決して暴力で敵を取ることはなかった。そう言う息子に育てたつもりはない。母親と息子の信頼関係というか、しっかりとした絆を感じますね。そのマデリンがびっくり。なんと、監視ビデオに映っていたのはマイケルそっくりの男。歩き方も、外見もまるでマイケル。そこまでしてマイケルにマックス殺しの容疑をかけたいのか?でも、これでおもしろくなってきましたね。マイケル似の犯人だなんて。そう思うと、ジェフリーが今シーズン髪型を変えている理由も、そっくりさんとの違いを出すためか、という風にも取れますね。イーサンに「ミセス・ウェスティン」と呼ばれて、満更でもないフィー。マイケルの倉庫は徐々にフィオナの持ち物で飾り付けられていき、男の子のたまり場のような秘密基地だったあの場所も様変わりしていきますね。
September 5, 2012
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今シーズンのマイケルは、というかジェフリー・ドノバンはすきっとした感じ、痩せたという気もしますが、どうなのでしょう。髪型も変わって、マイケルのタキシード姿はとても良かった♪マイケルは自分を解雇した組織について、一掃しながらも釈然としない思いをCIAの報告書に書いた。担当官のマックスは調べる価値もないという。バリーが弟のトラブルでウェスティン家を訪れる。教員の信用組合に勤めるポールは、預けている6000人分の個人情報の入ったサーバーを盗まれたという。バリーのたっての頼みとあって、フィオナはサムも巻き込み、データを取り戻す事になった。ジェシーが銀行の従業員の中で犯罪歴のあるグリフィンという大男に目を付ける。サーバーを盗んだのかと問い詰めると、イブという女性から1万ドルで12台のコンピューターを盗めと仕事を依頼されたという。おそらく、そのコンピューターを繋いでサーバーにかけられている暗号を解くつもりなのだろう。マイケルはイブに同じようなハッカーの仕事を依頼し、サーバーを盗み返そうと作戦を立てる。グリフィンの紹介で、犯罪者仲間のバクスターとしてイブに会うが、イブも用心深く、容易には尾行させない。やっとのことで自宅を突き止め侵入すると、コンピューターはなかったが、シュレッダーにかけられた文書があった。復元したところ、イブはポールのデータの暗号解読を間もなく終えるところで、アトランタの犯罪組織のリーダー、ディーン・マイヤーズから仕事を依頼されているようだった。マイケルはさらに5万ドルでデータの暗号解読の仕事をイブに依頼する。ところが、イブはバリーが架空口座から金を振り込んでいる事に気付き、マイケルを疑って捕らえてしまう。人質になったマイケルは、誰に雇われたのかと問われて、マイヤーズから依頼されたと嘘を付く。それを信じたイブはマイヤーズに騙されたと怒り、金を奪うという。マイケルについては、命を助ける代わりにマイケルの仲間に会わせるという約束をする。フィオナらはイブと会い、マイヤーズを倒す協力をしつつ、マイケルを救出する事を計画する。サーバーのデータを受け取りに、金を持って現れたマイヤーズは、マイケルの事など知らないと言ったため、マイケルは作り話をしてその場を切り抜ける。そして、サーバーと金を奪って逃亡するイブがマイケルを殺そうとするが、フィオナがサーバーに仕込んだ爆弾を爆発させてマイケルを救う。データは守られ、イブは警察に突き出された。マックスと産業スパイを突き止める仕事を終えたマイケルが報告のためにオフィスを訪れると、マックスが撃たれているのを発見する。殺し屋はマイケルに向かって空砲を撃ち、凶器を残したままオフィスから姿を消した。マイケルはマックス殺しの犯人に仕立ててられていると察し、凶器の銃とオフィスの入出記録のログを奪って間一髪脱出する。マックスは死に際に「妻にさよならを言ってくれ」とマイケルにつぶやいた。このドラマの目的というか、オープニングで毎回「俺を解雇した黒幕を必ず突き止めてやる」と言っているのに、「もう解決しました」では変な感じですよね。そうそう簡単にいかないと思っていたので、マイケルに罠がかけられたのは当然の成り行きかと思いました。ただ、マックスは本当に良い人だったですね。信じられたし、それだけに残念です。マイケルを狙ったのは単に雇われた人間だったのかも知れませんね。でも、オフィス(FDAに紛れ込んで設置)に入り込み、マイケルが仮の入室カードをもらったことを知っているなど、内部事情に詳しい者の関与が疑われます。また、マイケルのレポートを目にしてやばいと思ったかも知れません。マイケルはまたCIAを敵にするのでしょうか。ところで、緊急事態で呼び出されたフィオナとの連携が見事でしびれました。表情や言い回し一つでマイケルの置かれている状況を理解し、最適な行動を取ることができる。本当に今はガールフレンドといより、女房役以上の存在ですね。マイケルの目的のために2人で同じ道を歩いているとも言えるし、本当にパートナーシップは誠に見事。サムを引き入れるやり方も、バリーとポールの兄弟関係を修復したところも良かったです。何気にマデリンとコンビを組んでイブを監視したり、ファミリービジネス化していまた。イブは手強かったですね。
August 29, 2012
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ネイトの派手なシャツを突っ込んだり、殺すのではなく騙して解決するというのがやっと元のBNの形に戻ってきた感じがします。「レバレッジ」と重なる部分がありますよね。ゲストに「プリズン・ブレイク」のベリック役Wade Williamsが出ていました。さすがにワルを演じると迫力が違いますね。(笑)マイケルは最近、尾行されていると思い込んだり、悪夢を見たりしてフィオナらは心配する。サムもしばらく休んだ方が良いという。フィオナは過去と決別するため、これまでマイケルが敵と闘うために集めた資料を処分するべきだという。ネイトが実家に生まれた息子を連れてくる。ベガスではギャンブルにはまっていたが、家族を持って更正したのだという。そのネイトがマイケルに人助けの依頼の手伝いを頼む。亡き夫がギャンブルで作った借金の取り立てで、ジェシカの店は嫌がらせを受け脅されていた。ジェシカは殺されるかも知れないと感じ、最後の財産である父親のレジャーボートを守るため手を貸して欲しいという。今は積極的に人助けに関わりたくないマイケルだが、ネイトに押し切られ依頼を引き受けることにする。借金返済を迫っているのは、凄腕の取り立て屋カーターとそのボスのウォレスで、マイケルはジェシカのボートの必要書類をベガスの友人に頼んで偽造してやると近づく。ウォレスらがマイケルを信じたところで、そのボートが警察の捜査の対象でカーターが潜入捜査官だとでっち上げ、ウォレスがカーターを追い出す作戦だ。カーターの車にGPSを取り付け自宅を割り出すと、フィオナが床下に警察の支給した経歴がある銃を隠し、マイケルはウォレスにカーターが裏切り者でその証拠が自宅にあるという。カーターの家捜しすると、フィオナが隠した場所ではない別の場所から、カーターがFBI捜査官であるという証拠が出てきた。思いがけない展開に、マイケルは急遽作戦変更。ウォレスに捕らえられたカーターを逃がす手伝いをする。それだけでなく、せっかくのカーターの潜入捜査を台無しにしないよう、キューバに逃亡するというウォレスに、ベガスの友人に別人のIDを作ってもらおうと勧め、そのためになるたけ現金が必要だと声をかける。ウォレスらが自宅に戻って現金やこれまでの犯罪の証拠を持ち去ろうとすると、待ち構えたカーターが一味を逮捕する。さすがに証拠品を持っているために、言い逃れができない。ネイトは悩むマイケルに、思っていることをやり通せという。マイケルはフィオナに、過去の資料を今一度見直したいと告げる。自分を首にした人間を明らかにしても、どこか謎や矛盾を感じているという。夜な夜なうなされるマイケルというのは珍しいですね。でも、側にフィーがいて「大丈夫よ」と支えてくれる。これは同居した意味があるということですね。(ハート)しかし考えてみると、ものすごいストレス下で他人を演じるスパイというのは、どこかで心が折れるというか、バランスを崩す事もあるのではないか。大きな組織ならセラピーを受けろとか言われそうですが。マイケルにしてみれば、無理して政府の仕事を引き受けるより、純粋に人助けをする方がよほど精神的に負担が少ない。むしろ、それがマイケルを人間らしくする。カーターは一転、良い人に変わるのはさすがでしたね。そういう展開は予測していなかったので、先入観は怖い。(笑)再登場願いたいキャラでした。
August 22, 2012
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BNも日本ネタということで(しかもヤクザ)、京都の近郊の村てどこなんだと突っ込みながら見ていました。仕事が欲しいというよりは、セレブに会わせてあげるとか、君も映画に出られるとか、そういう方が現実味がありますね。でも、マデリンの出番が多くて良かったです。これまでもタバコを吹かすだけじゃもったいない人でしたから。フィーとの関係も一歩前進ですよね。ネタは使い古されたパターンですが、先週よりはずっとBNらしさがありました。マイケルは久しぶりにCIAの仕事を受ける事になり、マイアミで開かれる国際会議に出席するイギリス人科学者ハクスリーの監視任務に就くことになった。一方、ジェシーから日本人の女性20人が人身売買で捕らえられているので助けて欲しいという案件を持ってくる。依頼人のリョウコは従姉妹が悪い男たちに騙されて日本から連れ出されたが、女性たちの一人が隙を見て日本の家族に連絡してきたという。電話が発信された場所はマイアミ市内のホテルで、ヤクザのタケダが関わっている事が判る。ジェシー、フィオナ、サムはタケダを拉致して女性たちを監禁している場所を聞き出そうとするが、タケダは容易に話す人間ではない。しかたなく、怪我をしているタケダを看病するためにマデリンが看護師として入ることになった。マイケルはタケダを騙すためには、ボス役のマイケルがマデリンに対して威圧的な態度であるところを見せ、場合によっては暴力を振るうかも知れないと止めるが、マデリンの意志は固い。しかし、あまりのマイケルの迫力にさすがのマデリンも怯えてしまう。マイケルの父親は妻子を殴る男だったが、それを思いだしたのか。しかしそれでもタケダが何も話さないので、鎮静剤を使って自白させることになった。ところが、タケダはマデリンに助けて欲しいと、注射をしないように頼む。マデリンは機転を利かせて注射をした振りをしてタケダの信頼を得る。マデリンはタケダは私にしか話さないと言って、さらに芝居を続けることにする。自分もマイケルから脅されていて助けて欲しいというのを信じさせるため、マイケルはマデリンを殴る。そのせいで、タケダは連絡相手のヒロシの居場所を話し、ジェシーたちはヤクザの男たちを尾行することにする。尾行は失敗してしまうが、このままタケダが約束の時間に現れなければ、娘たちを殺すと言っていることが判った。マデリンは自ら作戦を立て、タケダと一緒に逃げることにする。ジェシーたちの追っ手をまいて、タケダの指示する倉庫群まで来るが、用心深いタケダはそこからは一人で行くという。マデリンの迫真の演技で信じたタケダは倉庫の場所を言い、マイケルたちが突入する。おかげで娘たちは無事助け出された。フィオナは忙しいマイケルに替わって女好きのハクスリーの相手をして、妻以外は手を出さないように仕向ける。マイケルは自分が父親を思い出させるような行動を取ったことに複雑な気持ちになったが、マデリンはお互いしっかり向き合わなければならないという。フィオナは新しい家を探していたが、マイケルは仕事だけでなく、人生も次の段階に進めると言って、フィオナに越してくるよう申し出る。ラストはもう、これまでのフィーの気持ちを考えるとプロポーズに近いような、「きゃー」な展開ですよ。はぁはぁ。どれだけフィーはその言葉を待っていたか。まあ、あの倉庫なので暮らすにはよほど手を入れないとダメでしょうが、「君のスノードームを飾るための棚を作る」なんてきゅん!とくる台詞じゃないですか。一緒に暮らすとなるとまたドタバタはあるかも知れないけれど、2人の関係は確かに前に進んだということですね。しかし、CIAの正式の仕事が女好きのイギリス人のお守りというのが何というか、つまらないですね。マイケルは元の仕事に戻りたかったんですよね。それが、こういうことだったのかと思うとちょっと残念?でも、身分は保障されて、コスタリカでバカンスだとか優雅だし、きっと年金も健康保険も付くのだろうからそちらが本命だったのでしょうか。今までの人助けはジェシーが仕事を持ち込んでくるので、バランス的には人助けとCIAの仕事が半々という感じかな?素人のマデリンとプロに徹するマイケルのぶつかり合いは迫力がありましたね。マイケルの父親がどういう人間だったのか、母子がどういう思いを抱いてきたかが理解できました。なかなか良かった。このお金でチャージャーを直しなさいということは、マイケルの方にまだ父親へのこだわりがあったのですね。それにしても、匿われている女性たちは日本人には見えなかったし、どう考えてもあり得ない設定でしょう。リョウコさん、きれいでしたけど。無理矢理ジャパニーズ・マフィアにつなげたかったのかな。マイケルの日本語、妙に受けました。(笑)
August 15, 2012
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シーズンプレミア。その前に、サム・アックスをフィーチャーしたスピンオフ映画「バーン・ノーティス: サム・アックス最後のミッション」がありましたね。監督はジェフリー・ドノバンで、アクションやユーモアがたっぷり。理屈抜きで楽しめました。いつも酒浸りで女性に尽くすことが生き甲斐のようなサムが、本当にネイビー・シールズだったのかと、常々思っていましたが、彼は彼らしく、人情味あるヒーローでしたね。でも、スパイという観点でキャラクターを見ると、地味で愛想のないマイケル・ウェスティンの方が、リアルなのかも知れません。ところでシーズン5の第1話は、このスピンオフの撮影と同時だったのかしら。サムもマイケルもちょっとイメージチェンジですね。あれから半年。マイケルは古巣のCIAに戻り、職員のマックスと共に世界中を飛び回り、自分を消した「非公認の準政府機関」の名簿に載った者を次々と捕らえている。ヘクターという諜報員の口から、名簿の最後の一人で、全てのスパイの解雇と作戦に関わったというジョン・ケスラーの居場所を聞き出し、捕らえることになった。マイケルは今回の任務について、自分のチームとしてフィオナとサムも同行させるよう認めさせる。ケスラーはベネズエラのカラカスにいて、厳重な警備を備えた場所に住んでいるという。マイケルは軍の検問所の司令官を買収して、ケスラー一行が検問所を通過するときにケスラーを一人にするよう、要求する。CIAのアナリストや突入チームも同行し、ロシア人スパイに扮したマイケルは司令官を納得させ、作戦が実行さることになった。しかし、直前になってケスラーは無線を傍受したのか、検問所を突破しアジトに逃げ込む。一旦は帰国が決まっていたフィオナとサムがバックアップし、マイケルとマックスはケスラーの後を追う。自宅に逃げ込んだケスラーは金庫室に逃げ込み、力ずくで中に入ったマイケルだったが、ケスラーは自殺していた。最後の一人から、「答え」を聞き出すために危険な任務をこなしてきたマイケルだったが、失意のまま脱出し帰国する。組織は壊滅となり、マイケルはマイアミで「普通」の生活に戻る事にする。このオチにはちょっとがっかりしましたね。ケスラーが本当に自殺だったかどうか、怪しいところもありますが、政府の中に別の闇の組織があって、誰が自分を解雇したのか、それを知るために4年間闘ってきたのに、これで終わりと言われてもちょっとねえ~これだと体よくCIAに利用されたような感じですし、釈然としません。すでに捕らえられたヴォーンとか、サイモンとかはどうなっているのか。でも、とりあえずこの先もシリーズが続くとなると、もうこれ以上黒幕捜しで引っ張るのは苦しいのかも知れませんね。あるいは、もっと他にも仕掛けがあるのか。マイアミを離れた「バーン・ノーティス」はあり得ないし、サムやフィオナと一緒に働けなければBNを見る楽しみはなくなる。ということで、無理矢理方向転換したかったのでしょうか。ジェシーはCIFA(Convention of Independent Financial Advisors)に行ったが官僚的な雰囲気が嫌になって辞め、マイアミに戻ってきたという。今は民間の警備会社をやっている。サムは相変わらずマデリンの家を出たり入ったりで、大破したチャージャーを用意してくれていた。ということで、みんなで元に戻るということでしょうね。ただ、フィオナとの関係はこれまでよりはより親密になって(ラフプレイは変わりませんが)良かった。これで出張がちの亭主を待ちわびてむしゃぶりつく必要はなくなり(笑)、穏やかに人助けの稼業を続けられそうです。
August 8, 2012
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シーズンフィナーレ。今シーズンは中だるみというか、ちょっとマンネリな印象がありましたが、最後はさすがに迫力があって良かったです。マイケル格好いい!フィオナのマイケルLOVEにも胸キュン!マデリンもサムも、良いところを見せてくれました。ヴォーンはあらゆる組織に協力者を持ち、マイケルたちを監視する。マイケルは「名簿」を政府の要人クラスの頼れる人間に預けようと考える。サムは以前(Past and Future Tense)マデリンが接触した下院議員のカウリーの力を借りる事にする。「名簿」を誰にも手を出せない場所に隠そうとしたマイケルらだったが、ヴォーンの部隊が攻撃してジェシーが怪我をしてしまう。マイケル、フィオナ、ジェシーは工事中の無人のホテルに逃げ込み、ヴォーンの部隊に包囲される中脱出を計る。マイケルは屋上の衛星電話で警察を呼ぶ。警察はまもなく駆けつけるが、ヴォーンの仲間が警察組織にいて訓練の名の下に帰される。サムはカウリーにバレットの事件などを例にして信じさせ、政府の要人に「名簿」を渡したいと説明する。信じられないカウリーはFBIに連絡してしまい、身柄を保護されそうになったのでサムはカウリーを連れ出す。マイケルは手近な材料で爆弾を作って、誘き出したヴォーンの部隊を攻撃しようとする。しかし、ヴォーンがマデリンが人質にしてしまい、マイケルは自ら囮になってフィオナとジェシーを逃がす作戦に出る。マデリンはジェシーに名簿を渡すと、マイケルを見捨てられないとマイケルの後を追う。2人はヴォーンの手下と撃ち合い、弾も切れ、いよいよ爆弾で自爆を覚悟する。そこに、カウリーの伝手でサムが兵士を連れて救出に現れる。マイケルとフィオナ、ジェシーとマデリンは戦い抜き、ヴォーンは逮捕される。そこに「警察ではない」という男が現れ、マイケルを連れ去る。1週間連れ回された上マイケルがたどり着いたのは、ワシントンDCのビル。出迎えた男は「おかえり」とマイケルを引き入れる。冒頭のカーチェイスで走っている車から車に乗り移るのも凄かったですが、ヴォーンの傭兵と闘ったり、屋上からロープで下りたり、最後は銃弾が飛ぶ中を決死の突撃。マイケルは大活躍でしたね。そして、ここまでずっとマイケルの決断を批判し、思いとどまらせようとしてきたフィオナは、いざという時、マイケルが自分の命を犠牲にして正義を守ろうとするときには、やはり着いていきました。「彼と一緒に行けば最悪だということは、最初に出会ったときから判っていた」「最期まで一緒よ」何だかかんだ言っても、結局はマイケルを支え一緒でいたい、というフィオナがもうシッパーにはたまりませんなあ。(爆)これを見せられたらジェシーも言葉がないですね。後、マデリンが今回は本当に命を張ってマイケルを信じ「逃げて!」と叫んでいた、これも本当に良かった。「仲間に入らないか」「すでにチームがある」本当に最強のチームです。今回カウリーは良いところで活躍してくれました。しかし、ラストは意味深でしたね。ワシントンのあの場所(国会議事堂があってその向こうにワシントン記念塔が見える)は、政府の機関なのでしょうね。そしてマイケルは男を知っていて、「お帰り」ということなのだから、元の組織に人間と会う事になったということですよね。もちろん、それで終わったらシーズン5、シーズン6と続かない。(笑)次のシーズンが待ち望まれます。
December 19, 2011
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