メインのストーリーは、 テスにとっては深刻な事件でしたが……それ以外の人にとっては……特に「囮捜査」のあたりを中心に、多分に「寓話的」で変わった内容でした。デイヴィッド・クルムホルツを前提とした「あて書き」脚本かも。 気の弱そうなレイが…… Do what's right. Help us get justice for Tess. ……という説得で、コワそうな囮捜査を受け容れて、見事にやり遂げるのは、フツーの脚本としては無理がありますが、彼ならアリです。 さらに、 >妹の家に行っていたはずのデニースがクラブに現れ、捜査に支障が出そうになった。 どう考えても、 SVUが入口で止めるのが当然の場面ですが…… >フィンはレイに任せようといい、 という、無理やりの流れも…… このデイヴィッド・クルムホルツなら、許しましょうという脚本。 だから…… >レイはデニースにおとり捜査を実行中だと毅然とした態度を示す。 を、ヴェラスコが介入してデニースに説明するのでは興ざめだし、 何といっても、次のセリフ >Denise, we're sleeping in the same bed tonight. とセットになって初めて面白くなるわけですね。 犯人2人に対して…… The cops seem to be taking it pretty seriously. と言った時の顔は、 まさしく「Numb3rs」のチャーリーでした。