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こういう荒れた日にはカーブがムチャクチャに歪みます例えば今現在だとこうもちろん、すかさず8月カイ、79月ウリ・・・です良い子はみんな協力してカーブを戻しましょう(私も喜びます)ただし期近側(7月)のウリは吹くと即死するので慎重にバック風に6月を買っておけば安全でしょう取引は自己責任で・・・
2010年05月21日
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さて、それでは今まで取り上げた戦略の「総まとめ」をやってみます損益は建てコスト千円当たりに換算しました。例えば先物の最大利益1,007とは、証拠金90万円で906,000円の利益を得ることです。(906,000/900,000*1000)グレーは現実的でなく除外した条件です。建てた直後に±1000円動くケース、及びレシオを建てたまま17000まで放置するケースです。オレンジは優位性のある結果、ブルーは良くない結果です。オレンジが多くブルーが少ないほど、おおむね優れた戦略と言えます。最下段の「利/損」とは最大利益と最大損失の比で、期間中どこまでの下落を想定するかで3レベルに分けました。例えば先物の場合最大利益が1,007、最大損失は15,500までの下落の場合-660、従って1007/660=1.53となります。Maxとは「無限」ですこうして見ると、レシオ系の安定感が光ります。上げ過ぎリスクにさえ気をつければ、上げて良し、下げても安心な、リワード/リスクの極めて高い戦略のようです。もちろん、ガンガン上げた場合には先物に勝るものはありません。「まず下がらない」という自信がある時に、撤退ラインも決めた短期決戦なら先物も悪くない気がしました。コールもベガさえ気をつければ同様に使えそうです。特にガンマロングが効く急上昇時には先物を凌ぐパワーがあります。コンドルも悪くない結果ですが、セータが効いてくるのに時間がかかるので、あくまでATM中心のニュートラルが原則かと思われます。取り敢えず今回の分析シリーズは以上で終了します
2007年09月20日
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さて、そろそろ飽きてきたので(笑)、残っているヤツを放出しましょうまずは前述のクリスマスとプットクレジットスプレッドを組み合わせたパターンですちなみにこれは当時の私の廃物利用ポジに近いものです更にコール側にもヘッジ買いを入れたヤツも追加しました何だか売り買い入り乱れていて分かりにくいですが、建てコストが安い割に結構な利益も見込めるポジです。ヘッジすると更に証拠金が下がりました。最後は定番の「ロングコンドル」ですこれはブルポジではありませんが、比較のために入れましたコンドルはニュートラル戦略でセータ依存なので、利が乗ってくるのに時間がかかります。従って現在地より上か下を狙うような時には向いていないことが分かりました。これ以外にもまだまだ無数の戦略がありますが、この辺で打ち止めにします次回(最終回)は「まとめ」です
2007年09月20日
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続いて「クリスマスツリー」というヤツですこれはレシオの変形で、売り玉を複数の権利行使価格に分散するものです下の例ではC160+1, C165-1, C170-1、という具合損益図は「間延びしたレシオ」という感じですが、なぜこれがクリスマス・・なのか私には良く分かりません。それではギリシャと損益です。だいたいレシオと似た特性ですが、幅広い売り玉のおかげで利益範囲が広めです。ただし下落リスクは残ります。コストは安いです。「レシオよりポジション調整がし易い」という話も聞きます。私の場合(ケチなもので)レシオを組む予定を「廃物利用」でクリスマスにしてしまったりしますが、こういうのはきっと邪道でしょう続いて、外側の売りを増やしたケースをやってみます。名付けて「レシオクリスマス」(なんじゃそりゃ)これは証拠金がOTMレシオ並に必要ですが、利益範囲の広さが特徴ですね。レシオ同様下落には強くなっていますが、反面上げ過ぎリスクは増えます。ま、この手の戦略は「中抜き」とか、いろんなパターンがあります。要は相場勘とリスク許容度に応じて、好きなように組んだらよろしいのではないでしょうか?ただし、すみパパさんからもコメントがあったとおり、一番外に沢山売りを作るのは万一の時危険ですし、証拠金も嵩みます。ガンマの怖さを体感するまでは、ほどほどにしておいた方が良いかと・・・
2007年09月19日
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今日は昨日仕込んだブルが炸裂しました(^^v)もっとも、これだけ上がるなら先物買いが一番でしたけどねさて、続いてブルスプレッドの親戚「レシオスプレッド」です略してレシオコールとか、プット側ならレシオプットとか呼ぶアレです損益図は私はコレを「コストの安いコール買い=買い戦略」と解釈していましたが、必ずしもそれだけではなく、いろいろな使い道があるようです。まずATMコールを買い、アウトを2倍売るケース(これはわずかにデビッド=持ち出しです)次にアウトを買い、更にアウトを3倍売るケース(これはクレジット=受取りになります)仕掛け時はデルタショートなので、いきなり爆上げされると損失になります。しかし、少しずつ時間をかけて順行高するとセータが効いてきて利益が膨らみます。これはシミュレーターでやってみた結果の「後講釈」ですが、ギリシャに慣れないと読み取りにくい所ですね。そして、前回のブルスプレッドと比べた大きな特徴は「逆行リスクが低い」ということでしょうか(特にクレジットで仕掛けると下落リスクなし!)そして、もうひとつの特徴は「上がり過ぎると損失になる」ということですが、コレは仕掛けたまま旅に出てしまうのでもなければ、適当なところで手仕舞えば良いかと思います。プットはともかくコールは変動も穏やかなので、あまり深刻に考える必要ないのかも(笑)また「ベガショート」なので、IVが高い時を狙えばデルタでなくベガとセータで稼げる可能性があります。難点は証拠金が嵩むことですね。特にウリが多い場合。資金効率はあまり高くないものの、比較的ローリスクで負けにくい(初心者向き?)戦略と言えそうです。
2007年09月19日
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前回、「コール買いはIV低下で損する」ことを書きましたこれを対策するにはどうすれば良いでしょう?それは、オプション買いに「オプション売り」を組み合わせる、つまりスプレッドを組むことです。何故ならオプション売りは「ベガショート」だからですコール買いと組み合わせる一番カンタンなスプレッドは「ブルスプレッド」でしょうつまり、コールを買うと同時に、ひとつアウトのコールを売る方法です損益図はコレコール買いでは利益無限だったのに対し、ブルスプレッドは「利益限定」(頭打ち)となります。その代わりにコール売りによりプレミアムが入るので、建玉コストは下げることが出来ます。株価が短期間に1000円も2000円も上がる可能性は極めて低いハズです。確率の低い部分の利益は放棄するが、その分コストを下げ、下落リスクにも備えるというのは合理的な戦略です。もうひとつ大きなポイントは、コール売りを加えるにより「ベガを下げる」ことが出来る点です。それではギリシャと損益を見てみますまず、建玉コストが大幅に下がりました。当然、最大利益も下がりますが、下落時の損失も抑えられており、全体にリスクリターン共に減っています。そして、コール買いに比べてベガが大きく下がっており、16,200を超えるあたりでベガショートにさえ変化します。従って相場が順調に上昇した時)の損益は(IV低下により)この数字以上になることが期待できます。
2007年09月17日
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あの狂気の"817"から一カ月が経過しました相場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるようです仮に「金曜も高値圏で引けたし、これからは上昇だ!」・・・と考えたとして、いくつか「ブル寄り」の戦略をシミュレーションしてみたいと思います。現在値を16,094とし、想定レンジは15,000~17,000。期近の10月限を中心とし、現在(SQ-28)、2週間後(SQ-14)とSQ前日の損益とギリシャを調べてみました。シミュレーションは"DreamVisor"を使用し、IVは変化しないものとしています。まずは「先物買い」です(図上半分)これは単純明快ですネ。上がれば儲かるし、下がれば損します。以上!下半分はオプションでは最も単純な「コール買い」の場合ですATMの10C160なら、デルタが先物の半分、コストも半分2枚買えばほぼ先物と同コストで、最大利益はやや上回りますまた最大損失は若干ながら抑えられていますさすが「利益無限、損失限定」のオプション買い!、と思いきや・・・まず問題は「思ったより上がらない」ケースですこの場合、先物と比べて大きく利益が目減りしています満期に500円上げても、微々たる利益です全く動かない場合も、プレミアムの丸損です従って先物と比べて撤退も難しくなりますそして、もうひとつ不利なのが「ベガ」です「ベガって何?ウルトラマンのふるさと?」と言う方は、ここにはまさかいらっしゃらないでしょうが、言うまでもなく「IV感度」のことです。でも、コール買いで「ベガ」がどう影響するか、初心者の人はあまり考えないでしょう(私の場合も、せいぜいデルタしか気にしてませんでした)IVとは、ACさんの定義によると「うわこれやべぇどうしよう指数」ですつまり、一般に相場が下落すると上昇、相場が順調だと低下する傾向があります従って、ブル相場の場合は(例外はありますが)一般にじわじわ低下しますということは、ベガがプラス(かっこ良く言うとベガロング)だとオプション価格が下がってしまうのですオプション単体買いはコールもプットも例外なく「ベガロング」になりますよって、いくら価格が順行して(つまりデルタで稼いで)も、IVが下がることで利益(ベガ)が喰われてしまうのです。これは意外に見落とされている点かと思います。本シミュレーションは「IV一定」の場合です。従って、実際のコール買いの損益はこれより更に目減りする可能性大です。コール単体買いは意外にも利益になりにくいようです(逆にプット単体買いは下落時のIV上昇で利益が上乗せされる可能性がありそうです)なおACさんも以前「押し目のコール買いが成功しにくい理由」として分析されています。必見ですまとめ・コール買うなら、先物を買った方が良さそう(いきなり爆落しない限り)
2007年09月17日
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シストレ風の時系列分析にも飽きたので(^^;)、もう少しオプションらしく「ギリシャ分析」を含めてやってみます。なお今回のデータは"817"ではなく、現時点(昨日終値)で建てた時の理論値です。以前、てつやさんも同様の分析をされていますが、どちらもレンジ相場で利益となる「カレンダー」と「コンドル」(ヘッジ付ストラングル)の比較です。どっちがトクで、何がどう異なるのか?を定量的に示したいと思います。「利益幅」は、満期前日で利益になる原資産の値幅です。変則カレンダーは下落側リスクがないので、適当な所で切りました(イイカゲン・・・)「期待値」は例の「プラス部分面積」ですが、今回は期中損益なので正確ではありません。三角等のだいたいの形にエイヤッと係数をかけました(テキトー・・・)「コスト」は証拠金and/or建玉時支払いプレミアムです。証拠金はSPAN100%ですが、昨日やったのと今日やったのがあるので若干異なるかも?(・・・・)「ギリシャ」は建玉時のものです。昨日(9/12)終値から取りました。なおすべて10月限(+11月限)で建てています。結果を見ると、期待値/コストで見て、カレンダーとコンドルはいい勝負のようです。セータもどっこいどっこいです。バタフライ(ヘッジ付ストラドル)では(てつやさんの分析と同じく)利益範囲が少し狭いので、「1000~1500円幅コンドル≒カレンダー」という感じでしょうか?一番の違いは「ベガ」です。つまり、IV変化に対する感度は正反対になります。従って、今のようなIV下落時にはコンドル、IVが落ち着いたらカレンダー、という使い分けが有効と思われます。#ちなみに今日のようなIV爆落時は、何といってもベガショートが大きい「ヘッジなしストラングル系」ですが、以前の分析からも上級者以外は手を出さない方が無難でしょう
2007年09月13日
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変換したら「大顎なる」だって(爆)さて、今回のダイアゴナルとは「カレンダー+バーチカル」スプレッドですもう複雑になり過ぎて、私のアタマの中では想像も出来ませんが、やってみましょう。一口にダイアゴナルと言っても無数のパターンがありますが、今回は「先限ひとつOTMのカレンダー」で行ってみます。いわゆる、すみパパさんの「変則カレンダー」です(勝手に引用してスミマセン)例えば170Cなら「9C170売り、10C175買い」です買い玉がアウトで安いので、持ち出しが少ないのが特徴ですねなかなかいい感じです損益図を書いてみると下落リスクがないことがわかりますP165がイマイチなのは、ベガロングとは言え急落で期近IV(特にプット側)が跳ね上がった影響でしょうか建て玉コストはデビッド、クレジットいろいろですが、P165を除き安全建玉率は高いようです。ただ、リスクも低い分、収益性も通常カレンダーに負けてるかな?という感じですなお今回分析のカレンダー系は「1対1」ですが、これを敢えて非対称にしてデルタ・ガンマをコントロールし、純粋な「IVサヤ取り」を行う手法をACさんが紹介されています。今の私のレベルではまだついてゆけませんが、将来的にはこういうオプションならではの高度な技術を目標にしたいですね。
2007年09月13日
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皆さん、お待たせしました!次は(一番わかりにくい)カレンダー系です8月8日に16000,17000,18000、各々のカレンダーを仕掛けた時、その後の急落→戻しで一体儲かるのか、損するのか? 即答出来る方はかなりの上級者ではないでしょうか?(かく言う私もサッパリわかりません・・・笑)ところで、今までのショートストラングル系は「期待利益」を合わせたが、カレンダーの場合期待利益がわからないので、またいずれもデビッド(持ち出し)なので、建玉コストを合わせることにしました。よってコストの安いATMが一番枚数が多いです。これで正しい比較なのかイマイチ自信ありませんが・・・いずれも等枚数の「9月限売り、10月限買い」ですカレンダーは権利行使価格で利益最大、かつベガロング(IV上昇で利益)なのでP160,P165はダブルで大幅な利益になっています。ATM(C170)も善戦しており、IVが噴いたところで利喰えばトップクラスの利益です(枚数が多いせいもありますが)一方、上の方を予測して建てたC175,C180はIV上昇の恩恵も得られず、ズルズル下げる一方です。デルタやベガのデータがないので、詳しい分析は出来ませんが・・・IVが落ち着いている時のATMカレンダーは急落にも強く、有効な戦略と思われます。逆にIV低下を伴う上昇には弱いのかも知れませんが・・・以前ACさんがシミュレーションされたように、デルタ・ガンマを制御するとまた違う結論なのかも知れませんが、今回は取り敢えず「成り行き」です。
2007年09月11日
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ここまでで一旦まとめてみますSS = 裸ショートストラドル、ストラングルPH = プット側のみヘッジ(OTMプット買い)CO = ロングバタフライ、コンドル(両側ヘッジ)1.建玉時受取りプレミアム=1セット当たり最大利益2.「収益期待値」=利益部分の面積。当然、受取りプレミアムが最大のストラドルが最大です。そこで・・・3.収益期待値をストラドルに合わせるため、仕掛け枚数(セット数)を調整しました。この枚数ですべてのポジションの収益期待値が等しくなります。なおシミュレーションなので小数を含みます4.上記枚数を考慮した最大利益です。1781~185と幅がありますが、これば利益確率が異なるためです5.各セット当たりのSPAN証拠金です。トレイダーズ証券のシミュレータで、現時点(9/8)の16,000円を中心に10月限でスプレッドを組んだ金額です。当時の金額とは異なると思いますが、概算ということで・・・6.収益期待値を合わせた時の建玉時必要証拠金。やはりコンドル系は極めて少ない証拠金で建てられます。7.建玉後の最悪値洗い。初期証拠金に加え、これが追証として必要になります。ストラングルは目を覆いたくなるものがありますね。8.必要総証拠金(当初+追証)に占める当初証拠金の割合。これ以上建てると強制決済されてしまう割合です。多いほど安全なポジションと言えます。OTMストラングルは3割でもまだ安心できません。その点、スプレッドはおおむね半分までなら安心と言えそうです。ただしOTMコンドルはSPANが低い分注意が必要。9.裸ストラドルと比べた必要総証拠金の比。数字が小さいほど「少ない証拠金で同じ期待値」と言うことになり、すなわち資金効率が高いと言えます。OTMコンドルの高効率が目を引きます。OTMストラングルは論外ですね。10.これが大きいと損失リスクだけでなく、胃潰瘍リスク、不眠リスクが加わります。OTMストラングルを建てる時は医療保険にも加入した方が良さそうです。●まとめ・以上の結果からどの戦略を選択するかは個人の自由ですが、私的には(毛嫌いしていた)コンドル系に注目しております。ただし、本シミュレーションは手数料・Ask/Bidスプレッドや執行リスクの類は全く考慮しておりません(コンドル系は一番不利ですネ)次回予告(5)は「カレンダー系」の予定
2007年09月09日
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続いて、コール側にもヘッジを建てる「バタフライ・コンドル」です損益図はこのとおりコール買いコストがかかるため建玉は増えますが、値動きは前回の片ヘッジと大差ありません。今回は暴落側のケースですから、コール買いはほとんど意味をなさなかったように見えます。ところが、証拠金を見るとこのように格段にSPAN額が下がることに驚かされます片ヘッジに比べ半分~3分の1ですいかにスプレッドがSPANで優遇されているかが分かりますしかし、実際の損益は片ヘッジと大差ないため、安全建玉率は下がりました幅3000~4000で証拠金の半分建てるのは危険そうですまとめ・資金効率を考えると「両側ヘッジ」も捨てがたい・SPANを過信するべからず#ところで、本ポジションを「ロング」コンドルとか「ロング」バタフライと呼ぶそうですが、どうにも違和感があります。私的にはどう見ても「ショートストラドル(ストラングル)+ヘッジ」なので、「ショート」の方がピンと来るのですが・・
2007年09月09日
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こちらも8月8日起点です相変わらず安定してますねぇ~最大利益と「胃が痛い指数」の比を見ても、ハダカ売りとは比べ物になりませんハダカ売りが如何に割の合わない勝負だったか、改めて痛感します・・・
2007年09月08日
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前回は残存日数52日と長かったので、起点をもう少しSQに近い残37日の「8月8日」に変更しました。日経は17100円なので、中心価格も17,000円に変更しました。傾向は変わりませんが、ITMに入ってフラフラ落ち着かなかった価格が少し安定したようです。SQが近づいたせいか「安全建玉率」は向上しましたいずれにせよFarOTMでは証拠金の半分でアウトですまた、170ストラドルと比較した証拠金(追証含む)の比率も追加max-minはこの期間の値洗い(最良~最悪)の差ですシストレで言うドローダウンのイメージです「胃が痛い指数」とも言い換えられます(笑)
2007年09月08日
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次は、ショートストラングルに「下落ヘッジ」として、ひとつOTMのプット買いを追加した場合です。(個人的にコール側のヘッジは必要ないと思っているので、片側のみです)損益図で書くとコレです(ヘタクソな図ですが・・・笑)枚数は前回同様、利益期待値を180裸ストラドルに合わせました結果は以下の通り前回のネイキッドと比べ、ヘッジ効果でいずれも大幅損失を免れています特にストラドル(180)+ヘッジは「暴落どこ吹く風♪」という感じ!?これはIV暴騰がプット買いでうまく相殺されていることを示しますIVが反落したところで利食えば、十分利益になりました正直、ここまでのヘッジ効果はオドロキです!証拠金は以下のとおりヘッジ買玉により最大利益が削られる分、建玉は裸ストラドル比2~5枚と多く、証拠金も多く必要です。しかし値洗い損(追証)が抑えられるため、安全建玉率は向上しました。結果的に資金効率は高いと言えそうです。まとめ・プット買いの効果は暴落時に絶大(IV上昇ヘッジ)・資金効率はネイキッドより優れている追記P180などは暴落後ITMですが、それでも8/23(4日目)まではそこそこの出来高があります。8/28以降は激減しています。
2007年09月08日
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8/17前後の急落は、自分自身初めての「強制決済」を喰らうなど、かなりインパクトのあるものだった。しかし、これから末永く戦ってゆくためには、この程度の波乱で「退場」になってしまっては話にならない。またとない貴重なデータを使って分析検証し、理解を深めたいと思う。具体的には日足価格データを使い、暴落前後で「どんなポジを建てていたら、どんなことになったのか?」を再現してゆく。ちょっと「NHKスペシャル」風にやってみます(笑)第一弾はかつての自分のメイン戦略だった「ショートストラングル」起点は日経がちょうど18,000円をつけた「7月24日」とした。IVは16%と落ち着いており、シャバは「これから年末に向けて2万円?」と騒いでいたかどうかは忘れたが、少なくともこんな大波乱が起きるとは誰も知る由がなかった・・・ここで18,000円を中心に、幅の異なる5種類のストラングルを売ってみる。9月限で、SQまで52日枚数だが、幅によって勝率が異なるので、単に最大利益を合わせるのは不公平。そこで、以前にも使った「面積」(≒期待値?)を合わせ、すべてストラドル(幅0円)1枚相当(最大利益905円)に換算。これによると幅3000円で2枚弱、幅4000円で3枚強となる。さて、これら建玉の今日までの損益はこのとおり(単位・万円)幅4,000円のストラングルは8/17の瞬間損失が当初受取りプレミアムの16倍にも達している。これはハンパでない値洗いだ。そこで、追い証について試算してみる。当時のSPANが計算できないので、現在のSPANを計算してみる。トレイダーズ(SPANx100%)のシミュレータを使用。残存日数(52日)は今時点での10月限(35日)と11月限(63日)の中間なので、エイヤっとこれらの平均値とした。パラメータも異なるので概算ではあるが、結果は表のとおり。これに最大値洗い損分を「追証」として追加。必要最大証拠金総額に占める初期証拠金の割合を「安全建玉率」として算出した。(つまり、これ以上建てると強制決済されてしまう割合)つまり、幅4000円ストラングルだと、証拠金の3分の1を超える建玉で強制決済されてしまう結果になった。巷でよく言われる「建玉は証拠金の半分まで」というのも、まだ「甘い」ことになる。ストラドルであればほぼこの「常識」が通用する。◆まとめ・暴落に備えるなら、ストラングルは証拠金の3分の1以下に抑えるべき(特に幅の広いものは要注意)・リスクリワード、資金効率からもストラドルの方が優れている?
2007年09月07日
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