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さくっと私の誕生日も終わってしまった。
誕生日を迎えた1/6 0時・・・塾でした。
誕生日を終えた1/7 0時・・・塾でした。
今年の誕生日は久々になぁ~んもない一日でした(涙)
せめてもの救いは、食器棚に隠されていた嫁からのBDカードと、
生徒たちがくれた、各種チョコレートを一かけらづつ・・・
甘くて切ないものでした。
あぁ!!そんな事は良いんです!
冬期講習後半に入り、
他塾さんに比べると遅れて始めた県立過去問題演習。
例年のペース通りなので全く問題ないわけですが、
今年の中3生達は、何か凄い。
例年のこの時期は、
北辰のレベルと、県立のレベルに戸惑いを隠せず、
意気消沈どころか、拒否反応まで起こす生徒がいるくらい。
なのに今年の生徒達は全く臆するところが無い。
別に、特別凄い点数を取るわけでもないし、
悪い点に対しては、冷静に判断・コメントもしている。
生徒自身もその点数を取った事で、
どんな状況にあるのかも、ある程度理解している。
でも向かってくるんですよ。
「明日も俺に過去問題やらせてよ!」って。
口で言ってくるんじゃなくって、
表情や雰囲気で迫ってくるんですよ。
女の子も同じ。
点数取れなくて、「ヤベェ」って顔になってるのに、
「明日もやる?」って聞くと、
良い目をして深くコクリと、いや違うなガッツリと頷く。
完全に戦闘態勢に入っている。
この敵の首を取りに来ている感情がヒシヒシと伝わってくる。
授業前は、私立の過去問と戦って、
授業中は、県立の過去問と戦って、
授業後に、戦いをきちんと考察・補正してくる。
基本的に、過去問をやった日は解説を一切しない。
だから自分達でどうにかしようとするんだろうな。
勿論、それが狙いな訳だけど・・・
次の日になったら、どうせ私の解説が聞けるのに、
その解説を当てにするんじゃなくて、
自己解決する事に、奴ら命かけてる(笑)
最高のモチベーションになってるんじゃないかな。
いっぱい仕掛けをしておいて良かった。
私自身、県立高校受験数学って言うのは、
知識量ではなくて、気持ちで点を取りに行くものだと思っている。
勿論知識があるに越した事はないし、
知っている公式が多いほうがいいに決まっている。
でもその知識も公式もハートの鍛えられていない者には、
何の武器にもならない。
知識も公式も過去問を繰り返せば勝手に手に入れられるもの。
でも「気持ちをつくる」って事は、そう簡単に手に入るものではない。
集団授業をしている身としては、
クラスに、少しでも悪い意味での空気を持った生徒を作るわけにはいかない。
全員が戦に向かう集団でなくてはならない。
今日普通クラスの男子生徒と進路について話をした。
志望校は3校あるのだが、正直どこに行きたいのか、
何をしたいのかが、あやふやになってしまったという。
そこで、私が彼にした質問はこんなものだった。
「確約取った私立行くのも楽でエエよな。
でも大学に今興味がないんやったら、
ひょっとして人生で勝負する機会って、もう無いかもしれんな。
俺が子どもやったらそんな 親父嫌やなぁ。
Yはどうや?」
「う~ん・・・」
「決められんのならそれでも構わんは。
じゃあYは最後までこの塾のメンバーと一緒に戦って行きたいか?」
さっきの曖昧な返事からは打って変わって、彼が出した答えは、
「はい。一緒に戦いたいです!」
「決まりやな。ほな行こか。」
多分みんな戦いたいんやろな。
苦しいとこにぶち当たりたいんやろな。
歯食いしばって耐えたいんやろな。
そんで勝ちたいんやろな。
君らカッコエエな。
俺も中学生なら一緒に戦いたいは。
違う立場やけど、一緒に戦うで。
明日で冬期講習ラスト。
きっちり締めまっしょい!
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