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7月に入り県内外を問わず私立の学校が説明会をスタートさせている。
例年に比べ2ヶ月以上早く開催している学校が多々ある。
志望者数の減少に伴う単願者の確保と、
併願受験者の増加による受験料の回収等を目的に、
埼玉であれば、9~12月の北辰を参考資料にしていたものを、
7月の北辰の結果も資料として扱うだとか、
東京であれば、今まで偏差値基準がなかったものを、
裏情報として設けるとか。
東京での偏差値基準は原則ルール違反なので、
担当者なんかに、しつこいくらいに突っ込むと、
ポロッと出てきたりもする。
今日も、入試広報の担当者に話を聞いている埼玉の塾関係者には、
「偏差値では相談できない」と言っているものを、
校長に直に話を聞きにいくと、
聞けてしまったりもした。
(つまりは入試に携わる学校関係者の意思・情報の統一がなされていないわけだが・・・)
学校における校長や広報室の立ち居地を見極めることで、
普通なら聞けないような内容も聞けてしまったりするのだ。
これは学校の人事がどのように形成されているのかでもわかるし、
校長がオラオラ的な雰囲気なのか、そうでないのかでもわかる。
我々からすれば、情報の宝庫となるこの説明会も、
多くの塾からすれば、数値を聞くだけの、
たいしたことのない会になっていることが多いように感じる。
若い社員に説明会に参加させ、研修させたりしてるのだろうけど、
入試基準が発表されるまでの学校紹介・校長の挨拶なんかでは、
半分くらいの若い先生たちが、夢の世界に行っている。
ベテランの先生方も、国会議員張りに居眠り。。。
そりゃ夜遅くまで仕事をする塾関係者からすれば、
午前中の説明会は睡魔との闘いとなるわけですが。
あとは会の終了後、
「昨年もお世話になりましたぁ~」的な恒例の挨拶を済ませ、
そそくさと会場を去っていく・・・
もったいなさ過ぎます!
自分の受け持つ生徒が、
ひょっとしたらお世話になるかもしれない、
大事な大事な高校の情報です。
であるのならば、学校関係者の話す一言一言を、
もっともっと注意して聞く必要があるのではないでしょうか。
「いつもとかわんないだろ」
全然変わります(笑)
内容が一緒でも、一種の私企業である私立高校が、
買い手に対しての表現方法・言い回しの違いを敏感に感じ取ることで、
昨年の実績等に、自信を持っているのか、いないのか、
引け目があるのか、ないのか、
強気なのか、弱気なのか、
他私立と比べ進んでいるのか、遅れているのか、
勘違いしているのか、いないのか、
いろんなことがとってわかるわけです。
壇上では、柔和なやわらかいイメージだった校長や担当者が、
30前の若造(?)を前にすると、
態度がガラッと変わったりもします。
その良くない印象の学校を、
子供たちに進められないですよね?
逆に、一生懸命な学校さんもたくさんあります。
以前の記事でも書きましたが、
保善高校の入試担当の方は、
会の終了後、何時間も一対一で熱いお話をしていただけましたし、
昨年ウィル内で行われた私立説明会に参加いただいた、
白梅学園などは、そのとき対象となるのが一組だけであったにもかかわらず、
申し訳ないという気持ちを伝えると、
「お一組でも私の話を聞いてくださるのであれば、ありがたいことです。」
といやな顔ひとつせず、そのご家庭とお話をしてくださいました。
他にも、もちろんたくさんの一生懸命な私立高校があります。
上に挙げた保善・白梅の両校もその中のひとつの学校さんであるというだけです。
誤解の無いように行っておきますが、
我々が見た私立高校の印象はそのまま各家庭に伝わっていきます。
ですからヒイキして、固定された学校ばかりを毎年進めるということはしません。
その年どしで「盛り上がっている私立高校」をお勧めするだけです。
ですから、塾側が「良い学校だ」と思っていても、
塾からの受験者0名ということも普通にあります。
話を戻し、たとえ志望する生徒がいなくとも、
こちら側も誠意を持って私立高校さんの話を聞くことは、
義務なのだと思います。
「少しでも多くの情報を手にしたい」と各塾がそういう姿勢でいれば、
自然と説明会自体も、盛り上がり活気のあるものになるのではないでしょうか?
聞かなきゃ入手できないということは、
どの受験者に対しても均一な情報を提供できないということになります。
公平な情報の共有のためにも、我々がもっと動かなければいけないのでしょうね。
偉そうなことを言いながら、
今凄まじい睡魔に襲われております。zzz(ΦΦ)
まぁとにもかくにも寝るのはやめましょう(笑)
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