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基礎学力テストが近づき動き出せた生徒たちがいます。
先生に煽られてではなく、自ら動き出せた生徒たちです。
中1になり何をどこまですべきなのか、自分の基準と照らし合わせてよいものなのか、探り探りの状態です。
こんな中で自らウィルに足を運び、学びを進める。
彼女にとっては初めての自習です。
友達と約束をしてきたわけでもなく、夕方ごろにやってきて、
「いらっしゃぁい! ん???今日授業じゃないよね?ひょっとして勉強しに来ちゃった?」
「はい。暇だったんで。」
いやいや暇だったから、初めての自習に来るわけなんてないんですよ。
やっぱりみんな最初はちょっと緊張して、
「ほんとに行ってもいいのかな?行って変な顔をされたらどうしよう…」
なんて思うもんなんです。
子供が初めて経験することっていうのは、どんなものだってドキドキなんですよ。
この子は、木曜日の授業で取り扱った講師作成の確認問題でも、9割以上の出来でした。
内容的に見ても学校よりは少し高めのレベルの問題ですから、本人は安心してもおかしくない結果でした。
それなのにカウンター前の丸机に陣取ると、一心不乱に数学の問題と対峙していくんです。
ちょいちょい声をかけながら、進行状況も確認していたのですが、授業内で修正しきれていなかった途中計算のアプローチ法も丁寧に手直しできていました。
こういう姿って心をつかまれますよね。
まだ一人で勉強しにくるのはハードルが高いと予想していた子だっただけに、本当にうれしい誤算でした。
彼女以外にも1年生で動いている生徒はもちろんいます。
どんどん彼らに引っ張られるように、みんなが動き出したら楽しいでしょうね。
それに引き替え今日の中3は非常にふがいない状態でした(苦笑)
自覚はしてるでしょうけど、ここから誰が一歩前に踏み出していくのか見ていましょうかね。
まぁいいや。三者面談覚悟しとけよ(笑)