◆上海水郷旅遊


今回は、上海・蘇州水郷の旅です。
さて、如何なる中国が顔を出すことやら、楽しみ~です。

中国では昔から秋の北京、夜の上海、霧の重慶、雨の桂林と
並び称されています。

上海へ出発~到着♪


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今後は、ちょっと前の旅、上海、蘇州です。
これはまだ3月19日の日本です。
霞ヶ浦のほとりにある、菜の花畑です。
成田空港へ向かう途中で目にした風景です。
一面の黄色に目を奪われました。
中国雲南省の羅平をおもわず連想しました。
今回、嘘のようにお安いツア-で中国上海・蘇州に行きます。

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飛行機は夜の出発、上海に着いたのは夜10時。
それからバスに乗りホテルへ。
かなり寒い上海でした。
朝目が覚めたら、ホテルの外は、こんな感じ。
高速道路が入り乱れてますね。
13階の部屋の窓から撮影です。
久しぶりの中国です(^^)。





3月20日世界遺産「留園」♪



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上海からバスで蘇州にやってきました。
ここは水と庭で有名です。
蘇州の歴史は、なんと4000年以前に遡るのだそうです。
約2500年前(紀元前514年)の春秋時代に、
蘇州は「呉」の国の都でした。
というと、あの三国志にも大いに関係するのですね。
その中にあって4大庭園として有名なのが、
世界遺産の「留園」です。
中に入ると、足元にも石を配置した模様が美しいです。

留園は、明代=16世紀中頃の創建で、
現在のものは清代の1900年頃再建整備されたものです。
園林は大きく東西に分けられ、
西の部分は池を中心とした景観、
東の部分は建物群を中心とした庭園になっています。


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こちらはその池中心の景観です。
(といっても池は写真の下ですが)
向こうにいかにも中国らしい建物が見えています。
反り返った軒先がかっこよいです。

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中国の庭園には必須のアイテム=太湖石です。
太湖は無錫の近くにある巨大な淡水湖です。
そこで採れた太湖石はどうやら石灰岩。
丸い穴はポットホ-ルに見えます。
この穴が多いほうがよいとされるようです。
複雑な自然の造形を尊ぶのですね。
日本人の私には、
庭石なら緑色片岩の方が良いように見えますが、
所変われば品変わるです。
でもこの悠久の歴史をもつ宝の石=太湖石も、
大気汚染による酸性雨で、
近い将来溶けてしまうのではないでしょうか。
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こちらは建物中心の領域ですね。
見事な黒檀製の家具類です。
やはり見るものすべて中国風、
日本と似て非なる世界です。





「楓橋夜泊」の「寒山寺」♪


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世界遺産に指定されている「寒山寺」は、509~519年の間に「妙
利普明塔院という名で創建されましたが、幾度も焼失し、現存する建物
は清代末(1911年)のものです。唐代貞観年間(627~649年)
に高僧寒山と拾得がここで修行したことから寒山寺と呼ばれるようにな
ったそうです。

寒山寺は、中唐の詩人で政治家でもあった張継の
七言絶句「楓橋夜泊」によって広く知られています。
以下引用です。


この詩は都落ちした旅人が、
蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、
旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を
詠ったものである。

月落烏啼霜満天、
江楓漁火対愁眠。
姑蘇城外寒山寺、
夜半鐘聲到客船。

 月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて
 霜(しも)天(てん)に満(み)つ

 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)
 愁眠(しゅうみん)に対(たい)す

 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の
 寒山寺(かんざんじ)

 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)
 客船(かくせん)に到(いた)る。

(意味)

月は西に落ちて闇のなかにカラスの鳴く声が聞こえ、
厳しい霜の気配は天いっぱいに満ちている。

運河沿いに繁る楓と点々と灯る川のいさり火の光が、
旅の愁いの浅い眠りにチラチラかすめる。

そのとき姑蘇の町はずれの寒山寺から、

夜半を知らせる鐘の音が、私の乗る船にまで聞こえてきた。



千年以上前の文人の詩の情景が、
眼の前に浮かぶようですね。
とっても有名な名詩です。
当時の科挙の試験に落ちた書生の心に、
寒山寺の鐘の音はどのように響いたのでしょうか。

この石碑が境内にあり、
そこで現地ガイドさんが説明してくれました。
拓本を採るそうで、中でそれが売られていました。

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派手な色ですね。
赤は幸福を表す、中国仏教の色彩です。

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仏像も、このようにひげがユニ-クです。
異国風ですね。





両面刺繍のすごい技♪

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ダイアナ妃の絵です。実は刺繍です。
蘇州の刺繍研究所です。


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この糸を使って、一針ずつ作っていくのです。
途方もない時間がかかりますね。
この時間をいとわない点は実に中国的です。

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見事という他ないですね。糸のつやが美しいです。

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両面から見ることが出来ます。
神業です。

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日本で言う狛犬です。
口の中には丸い石が入っています。
でも外には出てきません。
中で削り出したものですね。
これも中国らしいものです。
日本ではこういうもの、
見たことがありません。




枝垂れ柳の蘇州水郷♪


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柳の若草色が春を演出しています。
蘇州の水郷です。
舟を待っています。

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待っていたら、商売上手の中国人が
フル-ツを売りに来ました。
わかりやすく2種類です。

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ようやく来た舟に乗りました。
橋が沢山あります。
いずれも中央部が高い石橋です。
東洋のベニス、なんとなくわかります。
水路が網の目のように走っています。

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このあたりは幅も広いです。
ガイドさんが、どのあたりか忘れましたが、
ガイドさんが、長江から黄河を経て
北京へいたる大運河だとかおっしゃっていました。
ここじゃないかもしれませんが、
違っていても近くにあります。
ちょっとその大運河についての調査結果を載せておきましょう。
スエズ運河やパナマ運河よりも実は凄いのですね。
さすが中国人です。
では引用開始。



江南河北周から禅譲を受けて隋を建国した楊堅(文帝)は、
587年に淮水と長江を結ぶ運河を開鑿し、
589年に陳を滅ぼして、南北を統一した。
604年に二代皇帝煬帝が即位し、
翌年より再び大運河の工事が始まる。

まず初めに黄河と淮水を結ぶ通済渠(つうせいきょ)が作られ、
続いて黄河と天津を結ぶ永済渠(えいせいきょ)、
そして長江から杭州へと至る江南河が作られ、
河北から浙江へとつながる大運河が完成した。
完成は610年のことで、
その総延長は2500キロメートルを越える。

通済渠の工事には100万人の民衆が動員され、
女性までも徴発されて5か月で完成した。
これによって、後の人から暴政と非難された。
しかし、大運河は一からすべてを造ったわけではなく、
それまでに造られていた小運河をつなげることで
通した部分がかなりある
(その点を差し引いてもかなりの無理で
急速すぎる工事であったことは否めないが)。
それに大運河の建造は南北の統一を確かなものとし、
江南の物産を河北にもたらすのが
主目的であることは明らかである。
また、永済渠建設の目的は高句麗遠征のためであった。

大運河が開通したことによって、
経済的に優越していた南が北と連結し、
中国全体の流通が高まった。
その経済的・文化的・政治的な影響は計り知れない。
また、大運河の建設に多くの人々を動員して苦しめたことを
隋朝打倒の大義名分の一つとして建国した唐王朝こそが
実は大運河からの最大の受益者であった。
地元の生産力では支えきれなくなった
首都長安の食糧事情を安定させることができたのも、
実は大運河による物資の運送能力によるところが大きかった。


引用終わりです。

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柳はそよ風に吹かれてユックリ揺れています。
水郷の船旅、絶好調です。
太古の昔より、人人が往来した水路、
同じ目線で、当時の往来をイメ-ジしてみました。

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赤い提灯の着いている家の中を
こっそりのぞいてみたくなりませんか?

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昨夜、ジョンウ-監督の「レッドクリフ」パ-ト1が
テレビで放映されていました。
この三国志でも蘇州は孫権の呉の国の都です。








夜の上海クル-ズ♪

中国では昔から
「秋の北京」、「霧の重慶」、「雨の桂林」、
そして「夜の上海」と並び称されています。
その現代の上海の夜を、船から見ました。
ご覧ください。
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高層ビルの一面がまるでデイスプレイです。
動画のように様々な画面が表示されます。

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こちらはすこし古い建物ですが、
多分フランス植民地だった場所でしょう。
美しい建物が今も残っています。

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船の後ろには他の船が来ています。
右も船です。船までキラキラです。

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高い塔は、「東方明珠テレビ塔」です。
別名「オリエンタルパールタワー」、高さ467.9mです。
東京タワ-の333mなど見下ろす高さですね。
上としたの両方に球形の展望部があります。
それが虹色に揺らめいて輝き、すばらしく美しいです。

その周囲にはニュ-ヨ-クの摩天楼のように、
新品の高層ビルがにょきにょき林立して、
それらが夜には虹色に輝いています。
これが現代中国だといわんばかりの
強烈なパワ-を見せ付けています。

それもそのはず、都市圏ではなくて
単一都市としての人口は上海が世界一。
上海万博も来年に迫っています。
あちらこちらでその工事が行われていました。
ますます中国の中でも上海は存在感を増して行くでしょう。




3月21日民芸博物館で思ったこと♪


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雨です。予定を変更し、
先に民芸博物館です。

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白石でできた観音像だそうです。
白石ってどういうものか知りませんが、
見た目は、石灰岩ではないかな~?と思いました。
軟玉のようなものではないと思います。
こんな巨大な軟玉があったら大変な値打ちです。

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これもお宝だそうです。
でも石は、私の目では蛇紋岩風。
彫りは大したものです。
膨大な時間と確かな技量が必要ですね。
ここから先は写真撮影不可。
問題はこのあとです。
結局、旅行者の頭を高級品に洗脳させてから、
安物を買わせる作戦です、中国の得意戦法です。
先の刺繍研究所も同根です。
広州でもこれとソックリな博物館もどきがありました。
全く同じ作戦=商法です。
よほど日本人をバカだと思ってるのでしょう。

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ここの建物は、
毛沢東が建てたといわれるリッパなビルです。
その中に入っているのです。
その昔、日本軍が上海を占領駐留したときには
本拠地となったとのこと。
(真偽の程はさだかではありませんが)

まあとにかく中国人は基本的に商人=拝金主義ですね。
共産主義がどうして中国で成立しているのか
不思議でしょうがありません。
民主主義でないのに資本主義になったのも中国的です。
もうすこしだけ言うと、
何故未だに毛沢東が生き延びているのかも不思議です。
中国の歴史の根幹を否定した文化大革命、
今はその文革そのものが否定され、
妻も同士四人組も否定されたのにです。
でもまあ、歴史ってそんなものでしょうね。
・・・・
というわけで考えてみれば
意外とために成る民芸博物館かも(^^)。
・・・・
ちょうど雨もやんだことだし、次へ行きましょう。





南翔「古猗園」♪

16世紀半ば、明代に作られた上海郊外の南翔にある庭園です。
詩経に「緑竹猗猗」(緑の竹が美しい)という一節が見られ、
そこから名がとられたそうです。当初は猗園と呼ばれました。
その後、清代の1746年に大改築され、
「古くかつすばらしい」という意味で、
古猗園と改名されたのだとか。


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雨の後に見る竹林です。
竹の美しさは日本の京都嵯峨野の方が数段上ですよね。
そういえば先日行った皇居にある、
キッコウチクなど植えたら評判になるでしょうね。

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池が建物を映しています。
ゆったりとした時間が流れています。
ツア-なのでユックリできないのが実に残念です。

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百個の嘉という字の石碑です。
亀の上に乗っています。
おめでたいですね~~~(^^)。
それにしても最近、あちこち訪れるたびに
亀に出会ってしまいます。
カメリア号もそうでしたし、
先週土浦の公園でも亀が沢山日向ぼっこしていました。
そのうちいいことあるかな~~(^^)。






南翔で小籠包の元祖を食す♪


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「古猗園」にある、この写真の建物の中で
昼食をいただきました。


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南翔は小籠包の元祖といわれます。
もともとは肉汁リッチな肉まんがル-ツだそうです。
中国庭園散策の後はおいしい小籠包をいただきました。
一人2個なのですが、最後に3個ほどあまっていました。
なんともったいない。
ご了解をいただき、ありがたく1個よけいに食べました。
最近六本木ヒルズにもこの南翔小籠包屋さんが
入っているはずです。

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一緒に出てきた緑茶は、葉っぱがお湯に浮かんでいる
なんとも変わったお茶でした。
飲むときに口に葉がついてしまい、
あまり飲みやすくありません。
でも味はまあまあでした。
ここでも「所変われば品変わる」ですね。




七宝古鎮散策♪

img src="http://art6.photozou.jp/pub/125/202125/photo/19443229.jpg" alt="DSC03488" width="450" height="338" style="border:0" />
上海郊外、七宝古鎮の水郷です。
ここも古い家並みの間を抜ける沢山の水路が、
歴史を語り、今も生活の支えとなっています。
道路を散策すると、
昼間からトランプゲ-ムに興ずる輩がいるかと思えば、
盲目の胡弓弾きもいました。

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小路には、凄い人の流れです。
このあと私達も、バッグを体の前におき、
用心しながら入っていきました。

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混雑の通りを抜けると広場に出ました。
ここでこの塔などをバックに写真を撮ってから、
お店をのぞきながら戻りました。
とにかく凄いひとだかりです。

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今回の旅行ではお茶以外を買う予定はありません。
香港で買ったお茶が大変おいしかったので、
その空箱を持参でお茶屋さんの人に聞きました。
日本語は全然通じないので、念のため英語で聞くと、
そのお店の若い方は私より英語が上手。
残念ながら、お目当てはありませんでしたが、
お店の奥で試飲をさせてもらい、
鉄観音を少々真空パックにしてもらいました。
今それも飲んでいます。





世界一高い展望台に登る♪


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ついこの間まで上海一の高層ビルが
この「金茂大廈」=ジンマオタワ-88階でした。
東方明球塔よりも高いです。

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でもそれの上を行くビルが出来ました。
それがこの「上海ヒルズ」です。
日本の六本木ヒルズの森ビルがおおいに関係しています。
建設計画時には、世界一の予定でしたが、
台湾のタイペイ101ができてからは、その次です。
現在は例のドバイの怖ろしいビルが建設中ながら
その上を行って世界一です。
でも現在でも世界一があります。
それはこのビルの展望台の高さ。
472mの高さであり、現在世界一です。

なんとそんな高い場所に上るのがツア-に入っていました。
私はまったく知らず、知っていたら選びませんでした。
どうして人は高いところがすきなのでしょうか。
おのぼりさんだからでしょうか?

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東芝製のエレベ-タ-は凄い速度で、
しかし静かに上昇し、ついに来ました。
外を見たくありません(^^;;;。

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ここが展望台ですが、さらに上があるようです。
でも上はガラス、横もガラス。
両脇が支柱になっており、この上にさらに高い展望台があるのです。
狭くて長くて、ガラス張りだそうです。
おっそろしゅい~~~(^^;;;。

この写真に写ってる人は、
皆その上の展望台に行く第二のエレベ-タを待っていて
行列になっているわけです。
こんなに沢山人がいて大丈夫なのかと、
余計な心配までしてしまいます。

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遂にきました。100階。
アナおそろしや~~~(^^;;;。
一分一秒でも早く
帰りのエレベ-タに乗りたい~(^^;;;;;;;;。


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パニクリそうなのをこらえて、
展望台の高さ世界一表示を撮影^^。


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中はこんな感じです。
まるで全面鏡張り空間。
足元には強化ガラスが埋め込んであり、
真下=先ほど見た天井が見えます。
だれがこういう不謹慎な事を考えるのでしょうか。

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こんな感じです。
相棒は、こういうのは平気なようで、楽しんでいました。
次の2枚は相棒に撮影してもらった外の風景です。
私は窓際には行きたくありません。

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まるで飛行機からの眺めです。
思い出すだけでなんだかむずむず不愉快です~~。

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これは翌日地上から撮影した上海ヒルズです。
まるで栓抜きですね。
展望台は、この栓抜きの下と上です。
その間は吹き抜け空間です。
上の100階展望台は、
150人民元(約2400¥)もするので、
このビルの稼ぎ頭ですね。


展望台のユ-チュ-ブ です。
これをご覧いただくともうすこし臨場感がわきますね。

話はまだあります。
数年後には上海タワ-128階が近くに出来るそうです。




上海雑技団の超絶技♪

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超有名な上海雑技団です。

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二つの輪の内側を人が回っています。
これ全体も回っています。
そのうち片方の人は輪の外を回ります。
命綱なしです。

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これはショ-の最後です。

でもこの中に写真にはありませんが、
直径5m前後の球体の檻の中を
バイクが回る超絶演技がありました。
私は昔日本で2台のバイクが中で交差しながら
ぐるぐる回るのをサ-カスで見たことがあります。
他にも見たことがある方は結構いらっしゃると思います。
でもこれが3台ならできると思いますか?
4台ならどうですか?
実際には、なんと5台が中に同時に入って
運転したんです。びっくりです。
目を疑いました。
口が開いたままでした。
まさに命がけの大技でした。
これを毎日やっているのかと思うと、
恐ろしくなりました。

今、ユ-チュ-ブでバイクを見つけました。
この曲芸中の曲芸をどうぞごらんください。
驚嘆、感動、尊敬のレベルです!
これです。





朱家角観光♪


朱家角は景色も優美で物資も豊富で、
上海で完全な状態で保存されている江南水郷の一つです。
1991年上海市政府により四大文化鎮の一つに選ばれました。
宋、元代ににここに市場がつくられて以来、
千年以上の歴史があるそうです。
指定地域に入るには入場料が取られます。

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あんまり売る気がなさそうですね。

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橋の上からの景色が良いです。

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また舟に乗りました。
今回はかなり小さい船です。
ちょうど日本の水郷=潮来の舟ですね。

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橋の上を水路から眺めます。

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桜(か桃)、枝垂れ柳、白壁。
江南水郷の絶品!情緒たっぷりですね。

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こんな感じの舟です。手漕ぎです。


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きれいですね。

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大きな橋の上から眺めました。

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反対側です。
まるで明の時代に舞い戻ったかのようです。
中国のミラボ-橋でしょうか?

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石橋は有名な放生橋。
(といっても初めて聞いた名前ですが)
なんだかとっても歴史を感じる素敵な風と光。



ミラボ-橋の下をセーヌ川が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると…
(ギョ-ム・アポリネールの詩)


ここでも同じような歌が作られたのでしょうか。

でも現実は怖いです。
私達のすぐ近くで、
すりの現行犯で警察に尋問されている現地人がいました。
バッグを十分注意して、次へ出発~!





上海の「豫園」探訪♪

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上海にある庭園で最後に訪れたのが、
この「豫園」=ヨエンです。
豫園商城という商業地域の中にあります。
上海で一番有名な庭園だそうです。
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ネット情報をつまみぐいしますと、
豫園は、明の時代に四川省の役人であった
潘允瑞によって造られました。
故郷を懐かしむ両親を慰めるために建設されたという庭園は、
1559年の造園開始から1577年の完成まで、
なんと18年間もの歳月をかけて造られたそうです。
潘家の没落後、庭園は一時荒廃しましたが、
清代には上海の有力者たちが再建に乗り出します。
その後1956年に西園の一部が改修・整備され、
現在の「豫園」として一般に開放されるようになりました。


という事です。


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江沢民さんのサインがありました。
かつて上海市長をしていたのだそうです。
そういえば、朱家角も江沢民さんご推奨の場所が
観光地になったところです。

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丸い切抜きの入り口です。
モノクロの景色ですね。


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ここはマ-ジャンのお部屋だったかな?
それとも美人をお招きした部屋だったかな?
豫園の豫(ヨ)は、愉快の愉=(たのしむ)という意味。
つまり豫園=パラダイスだそうです。
昔からお金持ち達が楽しんだ場所なのでしょう。
庶民の生活苦とは別世界がいつの世もあるものですね。

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白い壁と黒い瓦が対照的です。龍壁というそうです。
ここは中国人の大好きな国家の象徴=龍が踊っています。
あちらこちらでこの龍をみかけました。

色々説明を受けたのですが、もうどれがどれだか
わからなくなってしまいました。
とにかく庶民の周りの水郷と金持ちが作った庭園が
上海の周りには沢山あって、
それぞれの歴史を伝えていることがわかりました。
今回は風光明媚はそれほどなかったのですが、
中国の歴史の側面を少しだけ垣間見る事ができ、
結構楽しかったです。



お茶探索♪

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一葉茶といいます。
一枚の葉を巻いているだけなのです。
お湯の中で次第に広がります。
苦いのですが体には良いそうです。
便秘にもよいそうです。
相棒はこれを買いました。

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こちらは高級ジャスミン茶。
といっても花のお茶です。
私達が普通目にしている
丸まった葉のお茶ではありません。
お湯の中に入れると、
こちらも次第に開いてくるのが面白いです。

ここでも香港で買ったお茶の空箱を見せて
探してもらいましたが、
あのミルキ-なというかフル-テイな
味の銘茶はありませんでした。
結局、とうちょうウ-ロン茶と鉄観音を
沢山購入。ここで人民元はスッカリなくなり
不足分を日本円で支払いました。
高かったのですが、ここの鉄観音は、
前日に行った混雑通りのお茶屋さんで
買った鉄観音より薄味で、物足りない。
なかなかお茶選びは難しいです(^^;;;。




上海水上レストランで上海蟹♪

上海蟹情報 です。
カニの字のル-ツにもなっていた伝説があろうとは!
さすが中国、深いです。
でも、わかったことは、
今の時期は、旬ではないので、
いただくのは養殖蟹のそれほど
おいしくない時期ということらしいです。
といっても私は食べたことがありません。
食べてみなけりゃわかりません。

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色はズワイガニのようにおいしそうですが、
どうやって食べたらよいのやら^^;;;。
幸い同行していた若い女性のカメラマンさんが
皆さんの解体工事を引き受けてくれました。
全体写真1枚買っておいてよかった~(^^)。

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結局、こんな感じです。
食べるところはあまりなかったです。
味もいまひとつ。
北海道の毛蟹の方がうまいと言うのが結論でした(^^)。
やはり時期的にも、予算的にも
仕方がないのでしょうね。
とは言っても、あこがれの上海蟹。
しかも上海でいただきました。
大贅沢ですね~~(^^)。







3月23日恐怖の成田空港♪


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上海の空港は、面白いデザインですね。
なんだか上から槍が突き刺さってきそうです。

さて、実際の日付とは1ヶ月ずれていますが、
3月23日、帰国の日が来ました。
旅の期間はあっという間に過ぎていきます。

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上海空港出発前に成田空港での
フェデックス貨物便の着陸失敗事故の話を
すこし聞きかじっていました。

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遠くの窓から、かろうじて富士山が見えます。
殆ど大円航路を真っ直ぐとび、
成田手前で左に曲がって降りるコ-スです。
日本上空は中央構造線に沿っての飛行です。
まだこのあたりは揺れていませんでした。

搭乗した機の機長は、かなり早くから
着陸時ゆれが予想されるので、
早めにシ-トベルトサインを出すと
アナウンスしていました。

降下が始まってから、
気のせいか、かなり揺れます。
体が浮くほどではありませんでしたが、
ここ最近経験していない
ジェットコ-スタ-的急降下も
一度味わいました。
客席からもかなりおお~という声が出ました。
赤ちゃんも怖い怖いと泣いていました。
この赤ちゃんの泣き声がいやですね。
緊張感が高まります。

さらに着陸ちょっと前の低空でも、
2度ほどエンジン噴射をしていました。
失速しそうだったのでしょうか。
ダウンバ-ストに遭遇しなければ良いなあと、
内心ちょっと不安な気持ちでした。
現在はダウンバ-ストというより、
ウインドシアと呼ぶのだそうです。
いつもよりゆれながらB滑走路におりましたので、
A滑走路の事故機は見えませんでした。
(というか事故機がどこなのか知りませんでした)
後でニュ-スで聞いたのですが、B747などは
成田に降りられなかった便も結構あったようです。
B767の小さな機体が幸いして
成田のB滑走路に降りられました。
あとからニュ-スで事故の映像を見て寒気がしました。
これだから飛行機はいやです。

大昔、故郷から羽田に近づき、着陸の間際に海上に、
飛行機が浮かんでいました。機首が変でした。
そうです、片桐機長が逆噴射して落ちた、
あの飛行機がすぐ真下に見えたのです(^^;;;。
それをふと思い出しました。





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