ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.02.19
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カテゴリ: 日本史
クロニクル 大浦天主堂完成

1865年2月19日(元治2年1月24日)

146年前のことです。時期は幕末。3年後が明治維新。この日、長崎に大浦天主堂が完成しました。現存するキリスト教の建造物としては、日本で最古のものです。

正式名称を日本二十六聖殉教者堂と言います。その名の通り、二十六聖人に捧げられた教会堂です。そのため御堂は殉教地の西坂の方向を向いて、建てられています。

長崎市への原爆投下で被爆し、破損したのですがが、爆心地から比較的離れていたために焼失は免れました。戦後の復興と共に修理が行なわれ、1952年に修理が済み、翌1953年3月31日に国宝に指定されました。

大浦天主堂の建築は、フランスのカトリック教会の外国宣教部日本支部が、資金と設計を担当し、長崎の棟梁の手で行なわれました。宣教師たちの狙いは、「外国に対して開かれていた長崎周辺には、密かに信仰を伝えるカトリックの信徒が残っているのではないか。そうした信徒を見つけ出したい」という1点にありました。

宣教師たちの期待は、御堂の完成から1ヶ月後の3月17日に現実のものとなります。この日近在の住民10数名が、教会に赴任したブディシャン神父を訪ね、自分たちが神父と同じ信仰を持つことを、告白したのです。信者たちは、御堂に聖母像があること、神父が独身であることから、御堂がカトリックの教会であることを確信し、この日の訪問となったのでした。

やがて、長崎周辺の各地で多くのカトリックの信徒が秘密裏に信仰を守り続けていたことがわかります。天主堂の建設は、大きな成果を生んだのです。この「信徒発見」のニュースは、喜ばしき大ニュースとして、ローマ教皇ピウス9世のもとに届けられます。教皇は感激して、「東洋の奇蹟」と叫んだと記録されています。





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最終更新日  2011.02.19 11:09:19
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