こんばんは

ペリー提督 策士ですね

自己の立場を 温存 拡大するために

議会を説得する やり手ですね (2011.06.13 23:10:19)

ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.06.13
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カテゴリ: 日本史
黒船来航(4)

米側の事情を見ましょう。ペリーは何故1853年に日本にやってきたのか。

フィルモア大統領がペリーに与えた指示書が残っています。そこには以下の3点が記されています。
(1) 日本国沿岸で遭難したアメリカ船舶・乗員・財産の救助と保護
(2) 日米両国の自由貿易
(3) カリフォルニア~中国間の定期汽船航路の石炭供給基地(貯蔵庫)の確保

確かに重要な要素ですが、どうして1853年の派遣だったか。そして国書を渡すと返事も待たずに帰国した理由などの説明には、不十分で、弱いです。そこには、ペリーの側、つまり海軍側の事情が働いていました。

1846年にアメリカはメキシコとの戦争を始めました。日本では米墨戦争と言われますペリーはこのとき米艦隊の司令官でした。彼は、1837年に米海軍の最初の蒸気艦船フルトン2世号の艦長を務めて以来、蒸気海軍の父と称されており、蒸気船の増強を主張してきました。

そのペリーにとって、米墨戦争は絶好の機会を提供してくれました。彼は戦争に蒸気軍艦の増強が必要なことを説いて、予算化に成功したのです。ところが戦争は2年で米国の勝利に終わり、カリフォルニアなどの領土獲得に成功しました。



米墨戦争の勝利で、カリフォルニアなど西海岸を領有したアメリカは、太平洋の彼方を展望できる時代に入りました。やがては太平洋航路が必要になる。イギリス由来の自由貿易も活発になるだろう。こうした理由を並べることで、ぺりーは議会から、東インド艦隊に最先端の蒸気軍艦を配備する許可を取り付け、海軍の経費削減を回避することに成功したのです。





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最終更新日  2011.06.13 14:04:15
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Re:黒船来航(4)(06/13)  
Mrs. Linda  さん
なる程。今も昔も変わらないですね。 軍部は縮小を嫌います。
自分たちも生活を優先するところも同じですね。

ペリーさんはなかなかやりますね。 (2011.06.13 14:31:51)

こんにちは  
ジョー0114  さん
もっともな理由だと思いますが、その回避のために居留地や攻撃対象などの矛先を向けられてしまった相手にとっては、とんだ迷惑ですね。
双方の利益といったものが、そもそも存在しえないところに無理があるのだと思います。 (2011.06.13 16:43:38)

Re[1]:黒船来航(4)(06/13)  
ザビ神父  さん
Mrs. Lindaさん
>なる程。今も昔も変わらないですね。 軍部は縮小を嫌います。
>自分たちも生活を優先するところも同じですね。

>ペリーさんはなかなかやりますね。
-----
当時のアメリカは、軍事大国を目指していませんから…
軍部には苦労が多かったようです。
                 ザビ
(2011.06.13 21:54:27)

Re:こんにちは(06/13)  
ザビ神父  さん
ジョー0114さん

>もっともな理由だと思いますが、その回避のために居留地や攻撃対象などの矛先を向けられてしまった相手にとっては、とんだ迷惑ですね。

★ いや、明日書きますが、アメリカは砲艦外交は取れないのです。イギリスと違って…。ですからペリーは大砲をぶっ放す権限を持っていませんでした。

>双方の利益といったものが、そもそも存在しえないところに無理があるのだと思います。
-----
国益が合致することは、メッタにありませんから…
(2011.06.13 21:57:02)

Re:黒船来航(4)(06/13)  
kopanda06  さん
黒船も軍事費のねらいが陰に。
そう聞くと、黒船はやはり怖い存在に思えます。
(2011.06.13 22:04:03)

アメリカの事情  
軍の事情があったとは知りませんでした。
それにしても、太平洋を西に向かうのですから、かなりの時間と、苦難があったことと思います。
(2011.06.13 22:16:20)

Re:黒船来航(4)(06/13)  

Re[1]:黒船来航(4)(06/13)  
ザビ神父  さん
kopanda06さん
>黒船も軍事費のねらいが陰に。
>そう聞くと、黒船はやはり怖い存在に思えます。
-----
しかし、この黒船、開戦については議会が決定権を握るアメリカのこと、大砲に弾込めすることが出来ないのです。
黒船の大砲が、実は張子の虎だったことを、日本側が知ったら、どうなったのでしょうね。
                ザビ (2011.06.14 02:01:01)

Re:アメリカの事情(06/13)  
ザビ神父  さん
音屋でおじゃるさん
>軍の事情があったとは知りませんでした。
>それにしても、太平洋を西に向かうのですから、かなりの時間と、苦難があったことと思います。
-----
黒潮の流れからして、太平洋は東へ向かうのが、圧倒的に楽なのだそうですね。
                ザビ (2011.06.14 02:03:04)

Re[1]:黒船来航(4)(06/13)  
ザビ神父  さん
トンカツ1188さん
>こんばんは

>ペリー提督 策士ですね

>自己の立場を 温存 拡大するために

>議会を説得する やり手ですね
-----
西へ西への拡大が、米国の運命だと考えられていましたから、成功したのでしょうね。
                      ザビ (2011.06.14 02:05:08)

Re[1]:こんにちは(06/13)  
ジョー0114  さん
ザビ神父さんへ
>>もっともな理由だと思いますが、その回避のために居留地や攻撃対象などの矛先を向けられてしまった相手にとっては、とんだ迷惑ですね。

>★ いや、明日書きますが、アメリカは砲艦外交は取れないのです。イギリスと違って…。ですからペリーは大砲をぶっ放す権限を持っていませんでした。

威嚇としては十分な威力を持っていますね。
日本国内にそのことを知っていたものが果たしていたのかどうか。
もしいたとしたらという仮定の話になりますが、その人間は双方の間でうまく立ち回れることになりますね。

ぶっ放す権限を持たないままの国外進撃。

ペリー総督は相当の肝っ玉の持ち主ですね。
驚きました。 (2011.06.14 06:15:50)

Re[2]:こんにちは(06/13)  
ザビ神父  さん
ジョー0114さん
>ザビ神父さんへ
>>>もっともな理由だと思いますが、その回避のために居留地や攻撃対象などの矛先を向けられてしまった相手にとっては、とんだ迷惑ですね。
>>
>>★ いや、明日書きますが、アメリカは砲艦外交は取れないのです。イギリスと違って…。ですからペリーは大砲をぶっ放す権限を持っていませんでした。

>威嚇としては十分な威力を持っていますね。
>日本国内にそのことを知っていたものが果たしていたのかどうか。
>もしいたとしたらという仮定の話になりますが、その人間は双方の間でうまく立ち回れることになりますね。

>ぶっ放す権限を持たないままの国外進撃。

>ペリー総督は相当の肝っ玉の持ち主ですね。
>驚きました。
-----
時砲や空砲で、十分威力がありました。
蒸気で動く、大型の鉄の船だけで、威嚇効果は十分ですから…
                   ザビ (2011.06.14 10:41:51)

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