病院が現在のような形になるのは、20世紀になってからでしょうか・・・? 

私は戦前おたふく風邪で、築地の聖路加病院に入院しました。今考えると、当時としてはずいぶんと設備が良かったと思います。

ナイチンゲールのことは、小学校で教えられたと思いますが、歴史に残る人は違いますね。

しかし、現在でも先端医療を受けられない国の方が多いのではないでしょうか? (2011.10.15 09:50:33)

ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.10.14
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カテゴリ: 社会風俗
ナイチンゲールの世界 (11)

フローレンスは弱者を思いやる心を持っていました。それゆえ病人の看護を任せると、とても親身に甲斐甲斐しく世話をします。それゆえ、いつの頃からか、彼女の身内はみな具合が悪くなると、フローレンスに来てもらい、世話してもらいたいと望むようになっていました。

フローレンスが、看護婦が自分の天職かもしれないと思うようになったのは、こうした看護体験が背景になっていたのだと、思われます。

しかし、ここに大きな問題がありました。上流階級のトレードマークは内閣の一員として行政に関わるのでない限り、自由な時間がタップリとあることでした。それゆえたとえ無給だとしても、忙しくて自由な時間が持てない仕事をするなど、とんでもないことだったのです。まして女性であるフローレンスのすることではない。これが社交界の共通認識でした。

そして、より本質的で大きな問題がありました。それは当時の病院というものに共通した大問題でした。

皆さんも同じだと思いますが、大きな病気を患った時には、ホーム・ドクターの紹介などで大病院の診察を受け、そこでの治療を選択される方が多いですね。私もそうでした。

大病院は先端医療も可能な、最新の設備を誇り、腕の良い医師を揃え、病室も清潔で……と、全ての点で安心できる環境にある。こんな認識を現代の人々は持ちます。

しかし、19世紀の病院に現在のイメージを持ち込むと、大きな間違いを犯すことになります。フローレンスの若かった時代、ヴィクトリア前期のイギリスの病院は、いやイギリスだけでなくヨーロッパ中の病院は、現代の大病院とは似ても似つかぬシロモノだったのです。

まず、医師は自分の患者を病院に任せようなどと考えませんでした。当時の医師は往診治療をしていたのですが、病人は誰であろうと、自宅で家族の看護を受けながら養生をし、治療も受けるのが最も良いと考えていたのです。


                               続く





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最終更新日  2011.10.14 20:39:53
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Re:ナイチンゲールの世界 (11)(10/14)  
kopanda06  さん
こんばんは。

往診治療、やはりそれでは緊急時に間に合いません。
東寺は救急車もなかったでしょうから、さらにリスクがありますね。
(2011.10.14 20:44:47)

そう言えば  
往診してくださるお医者さん、いなくなりましたね。
私が小さい頃はよく来ていただきました。

今では辛くても行かなきゃいけないんですよね… (2011.10.15 00:55:54)

Re[1]:ナイチンゲールの世界 (11)(10/14)  
ザビ神父  さん
kopanda06さん
>こんばんは。

>往診治療、やはりそれでは緊急時に間に合いません。
>東寺は救急車もなかったでしょうから、さらにリスクがありますね。
-----
緊急時に間に合うかどうかは、当時は問題にならなかったように思います。緊急に止血すれば間に合うケースはあったでしょうが、それは救急搬送以前の現場の処置の問題でしょう。心臓発作や脳血管障害は手の施しようがなかったと思います。
                    ザビ
(2011.10.15 02:31:40)

Re:そう言えば(10/14)  
ザビ神父  さん
音屋でおじゃるさん
>往診してくださるお医者さん、いなくなりましたね。
>私が小さい頃はよく来ていただきました。

>今では辛くても行かなきゃいけないんですよね…
-----
我が家のニャンコの主治医は、今でも往診でございます。
良い方ですよ。ニャンコには嫌われていますが…
人間は出かけますが、本当に重篤な方に限り、2時~3時までの1時間に限り、往診される先生は、何人かいらっしゃいます。自宅療養の寝たきりの方などが対象のようです。
                     ザビ (2011.10.15 02:34:54)

Re:ナイチンゲールの世界 (11)(10/14)  
Mrs. Linda  さん

Re[1]:ナイチンゲールの世界 (11)(10/14)  
ザビ神父  さん
Mrs. Lindaさん
>病院が現在のような形になるのは、20世紀になってからでしょうか・・・? 

>私は戦前おたふく風邪で、築地の聖路加病院に入院しました。今考えると、当時としてはずいぶんと設備が良かったと思います。

>ナイチンゲールのことは、小学校で教えられたと思いますが、歴史に残る人は違いますね。

19世紀の終わりごろ、細菌学が発達してきて、伝染病菌が分かるようになると、変わってきます。それ以来少しづつ。

>しかし、現在でも先端医療を受けられない国の方が多いのではないでしょうか?
-----
おっしゃる通りですね。薬も施設も医療器具も足りず、何より衛生的な水もないところが…
                     ザビ (2011.10.15 10:33:00)

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