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ZEROの法則2

ZEROの法則2
●ZEROの法則とは●

ZEROの法則とは、初期恋愛関係時点(まだ付き合っていない)で発生しやすい、
ありがちな問題をまとめたものです。適当に楽しんでいただけると嬉しいです。




第二回目の法則

以前は親しかった女の子なのに、久しぶりに電話すると話し方が敬語になっている



★シチュエーション

某ハンバーガーショップに勤めている男(21歳・大学生)と、同じく某ハンバーガーショップに勤めている女(19歳・短大生)。二人はバイト先で知り合って4ヶ月。男はそれとなく、プレゼントをあげたりして女に好意を見せている。

何度かガストなどで食事をしたことはあるが、遠出をしたことはない。男は、ここで一歩進めていこうと、「ゆっくり遊べる遊園地ガイド」を片手に女の家に電話をかけた!!



 男「ねえ、美紀ちゃん(←ちゃん付けで呼べるようになったのは1ヶ月前)、

   今度、那須ハイランドパークに行かない? 友達からただ券もらったんだ」

 女「え、行きた~い、ねぇ、ただ券ってパスポート?」

 男「うん、そうだよ」

 女「行く! え、いつにしようか? 私、来週の金曜日空いてるよ」

 男「あ、俺もその日休みだから、その日にしようか」

 女「うん!」



仲のいいバイト友達の図という感じで、いい雰囲気だ。女の子は年下であっても、男にため口をきいており、距離を感じさせない会話をしている。ところが、これが、女の子は就職活動のためバイトをやめ、男も時給のいいバイトに鞍替えした、その2ヶ月後になると、大抵こうなる。



 男「あ、もしもし柊です! 久しぶり!」

 女「あ・・・こんにちは」←いきなり他人行儀

 男「あ、あの、元気?」←面食らう

 女「あ、はい。・・・元気です」

 男「あ、あのさぁ、今度、ディズニーランドに行かないかなぁと思って。い、

   いや、ほら、前に美紀ちゃん、行きたいって言ってたから」

 女「・・・うーんと、ちょっと就職活動で忙しいんですけど・・・」

 男「あ、そうかぁ・・」

 女「すいません。・・・また今度誘って下さい」

 男「あ、うん、ごめんね、なんか忙しいときに電話しちゃって。じゃ、ばいばい!」

 女「・・・さようなら」



頷かれる男の方も多いと思う。可哀想になってくるような、意識が噛み合わない会話である。最後も、男は相手に対しても「ばいばい」と言って電話を切ってほしいと思っているのに関わらず、「さようなら」。

いったい、なぜこのようになるのであろうか。

敬語というのは、間を置く言葉である。彼女にとって、彼は、「よいバイト友達」であったのであって、バイトを離れればただの人になってしまうのだ。

その、ただの人に誘われれば、敬語で突き放すというのが、女の子の自衛策なのであろう。

まあ、彼もバイト在籍中に押しも強くいってたら、展開は変わった可能性もあっただろうが、一旦、こういう状況になるとまた親しくなるのはほとんど不可能だと思われる。



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