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ZEROの法則7

ZEROの法則7
●ZEROの法則とは●

ZEROの法則とは、初期恋愛関係時点(まだ付き合っていない)で発生しやすい、
ありがちな問題をまとめたものです。適当に楽しんでいただけると嬉しいです。




第七回目の法則

いつもは絶対誘いに乗ってこない女をデートに誘って見事に成功したとき、調子に乗って、前日に確認の電話を入れると、「やっぱり用事が入っちゃって・・・」と断られる。



★シチュエーション

28歳の男(会社員)と、同じ会社のOL(23歳)。男は、女を3ヶ月ぐらい前から好意を寄せていて、何度かデートに誘ったものの、芳しい返事はなかった。

断られる理由は大抵の場合、「忙しい」である。

だが、ある日、昼休みになんとなしに「今度海の方へドライブ行ってみないか?」と誘ったら、2分ぐらい、いろいろ言われた挙げ句「いいですよ」という返事。

そしてドライブの前日、男は時間の確認のために嬉々として電話をかけた・・・。



男「あ、もしもし、斉藤ですけど、美奈さんいらっしゃいますか?」

女「あ、はい、わたしです」←なんとなしに、声が暗い

男「あ、加藤さん? 斉藤です」←対照的に明るい

女「はい」

男「あのね、明日のことなんだけど」

女「・・・あのー」

男「え?」

女「明日って、確かドライブに行く日でしたよね?」

男「うん、そうだけど・・・」

女「あのー、大変申し訳ないんですけど、急に用事が入っちゃって」

男「え、用事?」

女「母が身体を悪くして、私が病院に連れて行かないといけないんです」←大抵、理由は深刻

男「ああ・・・それじゃあ無理だね・・・」

女「せっかく誘っていただいたのに、ごめんなさい」

男「いや、しょうがないよ。それじゃまた、会社で」

女「はい、本当にすいません。それじゃ・・・」

男「はい、さようなら」



よくある例だ。女の子は、特に思い入れのない相手との約束は、かなりドタキャン率が高い。

特に迷っている場合、男が上の例のように電話なんかしちゃった日には、必ず、「やっぱ行かない」という方向で話を進めていく。

とは言え、上の例はまだいいのだ。ちゃんと相手に断りを入れる形になっている。

問題は下に書いたパターンである。とりあえず読んでいただきたい。



男「あ、もしもし、斉藤ですけど、美奈さんいらっしゃいますか?」

女「あ、はい、わたしです」

男「あ、加藤さん? 斉藤です」

女「はい」

男「なにやってたの?」←本題に入る前に軽く

女「いやあ、新しいプロジェクトの準備を家でやってました」

男「え、加藤さんの担当の仕事って、そんなに大変だったの?」

女「もう資料整理をここでやっておかないと、残業の連続になっちゃうので家でしな いと」

男「随分、忙しいんだねー」←なんとなく明日のことを言いづらくなる (罠にはまっている)

女「もう、めちゃくちゃ忙しいですよ。明日も大変だー」←とうとう、ここで突き放す

男「あ・・・そうだね・・・」←(あれ? ドライブは?)と思うが、言い出せない状態

女「明日は、まず図書館行って、帰ってからワープロ打って・・・」←畳み込む

男「それじゃあ、ドライブなんて行けない・・・よね?・・・」←かるーく口に出してみる

女「え、斉藤さん、ドライブ行くんですか? 余裕ですね」←約束なんてなかったことになっている

男「いや、そんな余裕じゃないよ」

女「・・・あ、ちょっと親が呼んでいるんで、すいませんけど・・・」

男「あ、はいはい、それじゃまた」

女「はい、会社で」←もう自宅に電話すんなよ、と遠回しに



このパターンは本当に性悪だ。あえて、忘れているふりをして、忙しいを連発しながら、約束自体をなかったことにするという方法である。

このパターンは、女の子からすると、結構迷って約束を受けてしまったわけであるが、後に友達から「え、あいつ? あいつはやめといた方がいいよー」と言われた、という場合に多い。

女の子というのは、同性の友達に「あの男は嫌な奴だ」と吹き込まれると、特に嫌な目にあっていなくても、「嫌な奴だ」と見てしまうことが多い。

そうして、今回のように完全にシャットアウトしてしまうわけである。






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