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両親を相次いで喪った三人きょうだいの末っ子で
高校二年生の麻里子は、
いつの間にか端が切れた鞄を縫おうとして隙間に挟まれていた鍵に気付く。
近所で頻発する通り魔事件とのつながりを疑うものの、
最近よそよそしい兄には相談できず、 自分で持ち主を探そうとするが......。
2011年に読んだ
「窓」
の
前作
こちらも事件が起こって
解決していく
ミステリーものではありますが
その他の内容がいっぱいです。
語り部は
お兄ちゃんと麻里子が交代で。
読んでいて
お兄ちゃんの嫉妬(?)と思われる感情が
今一つしっくりきませんでしたが
家族の揉め事なんて
そんなものかもしれません。
聴覚障碍者である麻里子自身が
語り部の中心だった
「窓」とは違い
お兄ちゃんに代表される
家族の心情が中心な作品と言えるでしょう。
個人的には
「窓」とは違い
ミステリー要素の方に重点を当てて読みました。
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