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偐万葉・ビッグジョン篇(その27) Mキーが反応しなくなり、PCの修理が必要とブログ一時休止を宣言しましたが、故障相談窓口に電話相談して、診断して戴いた結果、機械的な故障ではないとのこと。不調が25日頃からなので、23日時点にPCを初期化することでMキーが反応するようになりました。 もっとも、Mキーは他のキーに比べて強くタッチしないと反応しないので、問題は、やはり物理的なもので、PCの初期化操作とは無関係であったのかも知れません。何れにせよ、問題が完全に解決したという訳ではありませんが、ともかくもMキーを反応させることが可能となりましたので、暫く様子を見ることとしました。 ということで、昨日のブログ休止宣言は取り消しとし、偐万葉・ビッグジョン篇(その27)をアップします。 <参考>過去のビッグジョン篇コチラから ビッグジョン氏ブログはコチラから 偐家持が歩麻呂に贈りて詠める歌19首ほかあらたしき 年の始めに 雪ふみて どちと登れば うれし中山 (中山歩人) (中山山頂)百恵なす 真っ赤なポルシェの 歌ならね ちょっと待ってと 言はぬがマウス (山部赤車) (注)百恵なす=「百重なす」という歌の常套語も匂わせている。 真っ赤なポルシェ=ここではポルシェのデザインのマウスのこと。山口百 恵の「プレイバック2」の歌詞と重ねている。 マウス=「まうす(申す)」とコンピュータのマウスとを掛けている。 「ちょっと待って」と言わないのがマウスであるが、私は「ちょ っと待って」と申す(マウス)、という意味。 (真っ赤なポルシェのマウス)万葉に 吉原言葉 なきなれど よしあし問はぬが わちきのブログ (花魁家持)枚方の 賢(さか)しき歩人(ほひと) 今宵もか はなさぬものは 酒にあるらし (枚方旅人<ひらかたのたびと>)芋麦も 米もなほよし 葡萄すら よしと言へるは 酒にあるらし (大伴呑人<おほともののみと>)白黒も 濁れる澄める なにせむや 酒にしあれば 呑むに及(し)かざり (山上呑良<やまのうへののむら>) (注)白黒=白酒(しろき)。黒酒(くろき)。 濁れる澄める=濁り酒、清酒。 若草の 人へも桃と 草の餅 (大伴草持) 芭蕉句に偐家持が付けたる脇句1句 両の手に 桃とさくらや 草の餅 (松尾芭蕉) 花月富みたる わがいほなれり (大伴草持) (柏餅)引き算の 残りも嬉し わが畑の 片辺の玉菜 照りぞ映えぬる (畑麻呂)うれしきは とり忘れたる 甘藍を 畑のすみに 見つけ摘むとき (キャベツの曙覧) (注)玉菜、甘藍=共にキャベツの別称。2首目は橘曙覧の独楽吟のパロディ。 (キャベツ) 歩麻呂が追和せし歌2首楽しみは 畑の野菜 妻の手で 酒の肴に 変身するとき (独楽耕)楽しみは 土を相手の 畑仕事 採れた野菜を 褒められるとき (独楽耕)いくたびも まゐりしへんろ けちぐあんの やよひぞけふの めでたかりけり (偐歩麻呂)酒汲みつ 花のかんばせ 照る月の 光にあそぶ 背子にしあるや (本歌)春宵一刻値千金 春宵 一刻 値千金 花有清香月有陰 花に清香有り月に陰有り<以下省略>スミに添ふ 名札のミスの ミスミソウ まことの名はこれ ヒメリュウキンカ (虚偽表示麻呂)さくら花 咲ける盛りに 思ふどち 集ひてあれば うれしくもあるか (歩祖王)(本歌)あらたしき 年の始めに 思ふどち ゐ群れてあれば うれしくもあるか (道祖王 万葉集巻19-4284) (大川の桜と同期会)大滝の 山陰にして 見る人の なけど咲きたる 雪割一華(ゆきわりいちげ)水芭蕉 白き衣笠 並べつつ 春の女神は 生(あ)れましにけり (注)上2首は智麻呂絵画に和したる歌なれど、歩麻呂が写真に基づく絵にても あれば、偐万葉・ビッグジョン篇に掲載するを相当とするものなり。 (ユキワリイチゲ) (ミズバショウ)さくら花 散りのまがひに 奈良惜しと うららの春を 背子行くらむか (桜奈良麻呂)行く春を 惜しむやなほし 桜花 おほきほとけの 殿へに咲ける (大仏三郎) (若草山) (大仏殿と桜)山吹の 花も間垣に 一重よし したり顔なる 兼好ならね (奈良嫌好) (山吹)花と絵の 結ぶえにしも ゆかしとぞ 直には逢はね 歩麻呂智麻呂花見れば 月の花とも 覚えまじ 種こそネタの ルナリアの花 (種田山月花) (ルナリア)<脚注>掲載の写真はビッグジョン氏のブログからの転載です。
2015.04.30
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当ブログの開設は2007年4月29日でありますので、本日でブログ開設丸8年となり、9年目に突入することとなります。 丸8年というのは日数では2923日ということになります。この間にアップした記事は、今日の分を含み1752件となり、記入率は57.3%で、2日に1回よりも多い計算になるから、我ながらよく書いたものである(笑)。 年別の記事件数は以下の通り。 2007年 128件(4月29日~12月・245日間) 2008年 193件 2009年 216件 2010年 203件 2011年 222件 2012年 233件 2013年 251件 2014年 241件 2015年 62件(4月29日まで・119日間) ご訪問下さる方々、コメント下さる方々を励みに今後も続けて参る所存でありますので、引き続きご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。 ところが、去る25日より、パソコンのキーボードのMキーが反応しなくなり、Mキーを使用する文字が打てなくなってしまいました。 幸いに、キーボードを画面に表示し、それで操作するとMキー使用文字も打てますので、この記事もそれによっているのですが、慣れないのでかなりストレスです。 そんなことで、PCを修理に出す必要があります。ブログ開設9年目の出だしはブログのお休みという無様なことになってしまうようであります。八年(やとせ)過ぎ 九年(くとせ)のはじめ Mキーの 動かずブログ 休みとなれる (偐家持) どちら様も暫しのおいとまご免下さりませ。 銀輪散歩の道の辺に咲いていた花などをお楽しみ戴いているうちに帰って参れますれば幸いであります。(木瓜の花)木瓜の花 咲きかこぼるる 道の朝 越えて老い坂 たぐひて二人 (偐家持)(同上)(菜の花)日に照るも 雨にけぶるも またよしの 菜の花今朝は 風とや遊ぶ (偐家持)(空豆の花)そらまめの 花も見て行こ 鄙のみち (筆蕪蕉)実はまだか 赤き苺の 白い花 (筆蕪蕉)(苺の花)(ライラック)リラの花 咲きそめたれば 銀輪の 道はや初夏の 青き空なり (偐家持)(ドウダンツツジ)野に満つる 微塵の光 こぼれ来や 白く燃えたり だうだんつつじ (偐家持)(シャクナゲ)石楠花の 花は我妹の 花笑みの ごとにも咲きぬ 銀輪の道 (偐家持)<追記訂正2021年4月16日>上記各年別記事件数に一部誤りがあり訂正しました。
2015.04.29
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第159回智麻呂絵画展 智麻呂絵画ファンの皆さま、お待たせ致しました。本日は第159回智麻呂絵画展であります。どうぞごゆるりご覧下さいませ。 <参考>他の智麻呂絵画展は下記からご覧になれます。 第1回展~第100回展 第101回展~第200回展 第201回展~ 今回は16作品一挙公開であります。まずは筍二題から。 (タケノコA) (タケノコB) Aは恒郎女さんが食材として買われたもの。調理に入る前に智麻呂さんが画材に、ということでありましたが、智麻呂家ではよくあることであります。 Bはデイサービス施設・アンデスのトマトでのご友人、坂〇さんから頂戴したタケノコ。坂〇さんのご自宅裏庭の竹林にて収穫されたもの。こちらは画材として頂戴したもので、食材に利用するかどうかは恒郎女さんの裁量次第ということとなります(笑)。 その坂〇さんから頂戴したもう一つの画材が下のアケビの花であります。(アケビの花) 4月5日の若草読書会のお花見は雨で中止となり、智麻呂邸での屋内パーテイーとなりましたが、智麻呂さんの桜への思いが向かわせたものか、小万知さんの桜の写真から絵にされました。(桜)智麻呂の 思ひ残して 咲きたるは 小町桜か 桜小町か (偐家持) ということで、ヤカモチ館長は、10日に智麻呂ご夫妻を花園中央公園に連れ出し、遅ればせの花見散歩をしたことは当ブログでもご紹介済みですが、その折に見掛けた花などを絵にされました。それが以下の4作品です。 <参考>花園中央公園・花散歩 2015.4.10.(タンポポ)(モクレン)(カイドウ) 下のモミジバフウの実は花園中央公園で恒郎女さんが童心に返って拾い集められたもの。ご近所の可愛い仲良しのサキちゃん・ミズキちゃん姉妹へのお土産ということでもありました。(モミジバフウの実) 花園中央公園にはハナニラが一杯咲いている場所がありますが、これはそうではなく、道端に咲いていたのを写生されたものです。(ハナニラ) 次のツルニチニチソウも道端に咲いていたものです。 今の季節は、智麻呂さんも花散歩に余念がないようです。(ツルニチニチソウ)(グロリオサ) 上のグロリオサは、デイサービスに通って居られる福寿苑で定期的に実施される「お買い物遠足」で智麻呂さんが買い求められたものです。 下のアイリスは、その福寿苑でのお友達の友〇さんが下さったもの。恒郎女さんが「あちらこちらにガールフレンドが居て」と仰る通り、智麻呂さんは何処でも人気者のようです。(アイリス)アイリスの 花にもがもな 我妹子の はしき笑まひを 朝なさな見む (偐家持) さて、次は、若草読書会の、お花見のなかった「お花見パーテイー」関連の絵二題であります。(林檎と蜜柑) 上は、ヤカモチ館長が差し入れにお持ちした果物たち、下は景郎女さんが当日お持ち下さったクリスマスローズであります。クリスマスローズはご自宅の庭にたわわに咲いているそうですが、それを摘んでお持ち下さいました。(クリスマスローズ) 最後は、当ブログ掲載写真を絵にされたもの二題であります。(白鳥)<参考>銀輪花散歩・深北緑地の桜 2015.3.30.(ミツバチとムスカリ)<参考>墓参・花散歩虫散歩 2015.4.4. 以上です。本日もご覧下さり、ありがとうございました。
2015.04.23
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ODI(NPO法人大阪活性化推進総研)主催の万葉ウォークは、本日20日、予定通り実施されました。 前日に事務局の松〇氏から、実施するという連絡を戴いた時は、天気予報の状態からは些かの危惧も覚えたのでありましたが、結果としては、雨もさほど大したこともなく、風も殆ど感じられず、快適とまでは行かぬけれど、まずまずの状態で終えることができたのは、まことにラッキーなことで、参加者の皆さんの日頃の行いが良かったと言うことであったのでしょう(笑)。 ただ、当初予定では36名の参加者が見込まれていましたが、天気予報などから参加取り消しが相次いだようで、実際の参加者は18名と半分の人数になりました。 ODIのウォークのガイド役を務めるのは、小生は今回で5回目。そんなこともあって、事務局の方々は勿論のこととして、参加者の方の中にも顔に見覚えのある方が結構居られました。 ナナ万葉の会関係からは小〇さん、松〇さん、永〇さん、植〇さんの4名がご参加下さいました。そんなことで、ナナ万葉の会の第12回例会を兼ねてのジョイント・ウォークということにさせて戴きました。そして、ブロ友のビッグジョン氏も特別にご参加下さったのは嬉しいことでありました。同氏はこちらの方で勝手にナナ万葉の会の準メンバーということとさせて戴きます(笑)。 今回のコースは、JR桜井駅前出発~桜の井~若桜神社(桜井市谷地区)~土舞台~安倍文殊院・万葉歌碑~吉備池・春日神社(大津皇子・大来皇女歌碑など)~稚桜神社(桜井市池之内地区)~御厨子神社・御厨子観音~万葉の森(これは中に入らず公園前広場のみで省略)~古池・柿本人麻呂万葉歌碑~八釣地蔵尊・興福寺(昼食)~畝尾坐健土安神社~奈良文化財研究所資料館~哭澤の森・万葉歌碑~藤原宮跡~醍醐池・犬養万葉歌碑・菜の花畑~醍醐環濠集落跡~耳成山公園・万葉歌碑~近鉄八木駅前解散というものでありました。 このコースは2012年11月に大学の同窓会の活動の一つである「青雲塾」での万葉ウォークで歩いたコースと殆ど同じコースである。前回の青雲塾の万葉ウォークの世話係を担当されていた松〇氏が、このODIのウォークのお世話もされるようになり、同氏から小生にこのコースをもう一度案内して貰えないかという依頼があったもの。 ということで、前回のウォーク関連での下見をした際のブログ記事とか今回のウォークのための下見の折のことを書いたブログ記事を併せご覧戴くと、コースの写真なども掲載されていて、よくご理解が戴けるかと思います。 今日は、参加者の皆さんをエスコートしつつ、立ち寄り先で必要な説明を加えるなどガイド役に徹しましたので、写真は殆ど撮影していません。下記記事の写真で代用ということにさせて戴きます。●前回のウオークの下見記事万葉ウォーク下見(1)・桜井駅から石寸山口神社 2012.10.19.万葉ウォーク下見(2)・春日神社から古池まで 2012.10.20.万葉ウォーク下見(3)・古池から奈良文化財研究所まで 2012.10.21.万葉ウォーク下見(4)・哭澤の杜から藤原宮趾まで 2012.10.22.万葉ウォーク下見(5)・持統天皇歌碑と藤原宮址 2012.10.23.万葉ウォ―ク下見(6)・醍醐池から耳成山公園まで 2012.10.24.●前回のウォークの記事第3回青雲塾万葉ウオーク 2012.11.18.●今回のための下見関連の記事少し位の雨ならやるか。 2015.4.17.桜井から八木まで 2015.4.18.(今回の昼食場所) 今回撮った写真は上と下の2枚だけ。 上は、今回のための下見で雨天の場合のお弁当場所として見つけた埴安地区の興福寺境内の建物。格好の昼食場所と参加者の皆さんもお喜びでしたから、下見の甲斐があったというもの(笑)。(藤原宮趾付近から香具山、多武ノ峰山系の山を望む。) 耳成山公園の万葉歌碑で、目的地は全て踏破。そこから、近鉄八木駅まで皆さんと一緒に歩き、駅改札前で解散となりました。 途中、かなり雨も降りましたが、それほど難儀すると言う程の強い雨ではなく、時々は小止みとなり、一時的には晴れ間というか日差しも差す瞬間もあるなど、天気予報から想像されたような悪天気とはならなかったのは何よりでした。 ご参加戴いた皆さまには心より感謝申し上げます。お世話下さったODIのスタッフの皆さまにも感謝です。また、このような機会に恵まれ、ご一緒させて戴くことがあれば嬉しきことと存じ上げます。 解散後、駅前の喫茶店に小〇さん、松〇さん、永〇さん、植〇さんらナナ万葉の会の皆さんと珈琲休憩。延期になっている志賀の山寺、崇福寺へのウォークをどうするかの打ち合わせを行いました。その結果、一応、暫定的ではありますが、5月27日に実施するということに決まりました。 cafe de nana(喫茶ナナ)の場を利用して始まった「ナナ万葉の会」でありますが、喫茶店のオーナー、小〇さんのご都合で先月一杯で店を閉店されることとなり、万葉の会もどうするか決まっていなかったところ、当面はこのようなウォークという形で継続することとなりました。<参考>過去のODI関連万葉ウオークの記事 龍田万葉ウオーキング 2009.10.20. 万葉ウォーク・奈良百毫寺篇 2011.10.19. 万葉ウォーク・大阪市内南部篇 2011.11.15. 伏見歴史ウォーク 2012.10.25.<追記:2015.4.21.> 今回のウォークでは境内に春日蔵首老(かすがのくらのおびとおゆ)の歌碑があるということで、前回のこのコースのウォークでは立ち寄らなかった安倍文殊院に立ち寄っている。17日の下見の折に撮影した文殊院の写真を下に掲載して置きます。(安倍文殊院)(同上・金閣浮御堂)(同上・白山堂)(同上)(安倍晴明天文観測の地碑)(晴明堂)(文殊院西古墳)(同上)(文殊院東古墳<閼伽井の窟>)(同上)(伊勢神宮への大道標)(同上説明板)
2015.04.20
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昨日の日記の続編のようなものです。 20日(雨天の場合は24日に順延)の万葉ウオーク(以下、単に「ウオーク」と言います。)の下見ついでの余録話であります。(若桜神社前に咲いていたシャガ) ウオークでは、JR桜井駅前を出発、初瀬街道(伊勢街道)を横切り、桜井市の名の起源ともなった「桜の井跡」を訪ね、若桜神社に立ち寄る予定。その入口付近に咲き群れていたのがシャガ(射干)の花。 ウオーク参加の皆さんにはこのような花も楽しんで戴きましょう。 (同上) 磐余の道の石碑(作家井上靖揮毫)から右に坂を上って土舞台へと向かうのであるが、その手前に艸墓古墳という終末期古墳があるので覗いてみた。以前の青雲塾でのこのコースでの万葉ウオークでは立ち寄らなかったので、どんな感じかと立ち寄ってみたが、立地が30数名もの人間が訪ねるには不向きなので、当日はパスと決めました。 (艸墓古墳) 土舞台には八重のサトザクラが満開でした。20日実施ならこれを楽しめそうですが、24日に順延となるともう散ってしまっているやもです。(土舞台) 土舞台から、予定には入れていなかったが安倍文殊院境内に万葉歌碑があるので、立ち寄ってみることにすべく、安倍文殊院へと向かう。 予想したよりも小さなもので、目立たない場所にあるので見落とされることが多いでしょうな。どんと目立っているのが安倍仲麻呂の歌碑でありました。まあ、安倍文殊院ですから致し方もなきことであります(笑)。(安倍文殊院境内の万葉歌碑)つのさはふ 磐余も過ぎず 泊瀬山 いつかも越えむ 夜は更けにつつ (春日蔵老 万葉集巻3-282)<まだ磐余の地も過ぎていない。初瀬の山をいつになったら越えることができるのやら、夜が更けてゆくというのに。>(安倍仲麻呂歌碑)天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも (安倍仲麻呂 古今集406)<大空遠くはるかに見渡すと月が上っている。あれは春日の三笠の山に出た月なんだなあ。> これは百人一首でもお馴染みの余りにも有名な歌。 安倍文殊院については別途取り上げることとし、次の目的地、吉備池へと向かいます。ウオークのサブタイトルが「大津皇子を偲んで」であるから、ここは外せない。池の堤には大津皇子と姉の大来皇女の歌碑がある。また、池の畔の春日神社には大津の漢詩の詩碑もある。大津の屋敷があったであろうと推定されている戒重の春日神社にはコース取りの関係で立ち寄らない。(吉備池西側の田圃のレンゲ草) 吉備池西側の田圃のレンゲ草や次の目的地の稚桜神社の八重桜も楽しんで戴けたらいいのですが。 花が待ってくれるかどうか、それが問題だ(ハナレット)。(稚桜神社) (御厨子神社) 御厨子神社は雄略天皇の第三皇子である第22代天皇・清寧天皇の磐余甕栗宮跡伝承地でもある。隣の御厨子観音・妙法寺は吉備真備が天平7年(735年)に観音堂を創建させたことに始まるというから、起源は万葉時代に遡る。 万葉の森公園、古池の万葉歌碑から藤原宮跡へと向かう道ではスミレと思しき花の群生。しかし、よく見ると何やらスミレらしからぬ花の模様。スミレにも色々種類があるから、これもスミレなんでしょうか。オキザリス(カタバミ)の葉が見えていてその間から花が顔を出しているので、この花の葉がこれならカタバミの仲間ということになるが、カタバミの花とも見えないから、一応スミレということで(笑)。(スミレのような花の群生)※この花はムラサキサギゴケだそうです。(下記小万知氏コメント参照)(同上) 藤原宮大極殿跡近くの一角から大和三山を眺めてみました。 このような景色を前にして浮かんで来る歌と言えば「藤原宮の御井の歌」(万葉集巻1-52)である。(香具山)・・大和の 青香具山は 日の経(たて)の 大御門に 春山と 繁(しみ)さび立てり<大和の青々とした香具山は東の御門に春山らしく繁り立っている>(畝傍山)畝火の この瑞山(みづやま)は 日の緯(よこ)の 大御門に 瑞山と 山さびいます<畝傍のこの生命力溢れる山は西の御門に生き生きと山らしい姿で立っている。>(耳成山)耳無(みみなし)の 青すが山は 背面(そとも)の 大御門に 宜しなへ 神さび立てり<耳成山は青々とした菅が生えたすがすがしい山として北の御門にいい具合に神々しく立っている。>(名ぐはし吉野の山)名ぐはし 吉野の山は かげともの 大御門ゆ 雲居にぞ 遠くありける・・<その名もうるわしい吉野の山は、南の御門からはるか遠く雲の彼方にある。>(醍醐池北側に広がる菜の花畑) 藤原宮の北側にあるのが醍醐池。この堤も桜が美しいのであるが全て散ってしまっている。しかしその北側は一面の菜の花畑。この景色も参加者の皆さんにはご覧戴きたいものであります。 奥に見えているのが耳成山。ウオークはこの耳成山の麓の公園まで歩き、そこで終了となり、近鉄八木駅へと歩き解散の予定です。(同上、反対側から撮影。奥が醍醐池の堤の桜並木)
2015.04.18
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NPO法人大阪活性化推進総研(ODI)主催の万葉ウォークがこの20日に行われます。この会主催のウォークに関しては過去に何回か案内役を仰せつかりましたが、今回もその依頼がありました。それと言うのも、大学の同窓会(青雲会)の青雲塾の世話役の松〇氏が最近ODIの方のお手伝いをされるようになって、同氏から「以前の青雲塾での万葉ウォークと同じコースでいいから案内をしてくれないか」という話が舞い込んで来たという次第。 まあ、資料を新たに作成する必要も、下見の必要もないので、気軽にお引き受けしたのでありましたが、当日の桜井市の天気予報は雨・曇り(降水確率70%)というもの。本格的な雨なら中止し24日に順延であるが、少し位の雨なら実施したいというのが松〇氏やODI事務局の意向。 この場合の問題は、雨でも各自持参のお弁当を食べることの出来る場所があるかということである。それがなければ実施したくても出来ない相談となる。昼食予定場所は香具山北東麓の「万葉の森公園」で立案したものの、参加者30数名収容可能な「あずま屋」があったかどうかとなると怪しい。それで、本日下見を兼ねて訪ねてみました。(万葉の森公園入口広場の休憩所 12~3名位はOKか。) 入口前のあずま屋は明るくていいのだが、小さくてせいぜい10名余が限度。入口前で植栽の剪定だか除草だかの作業をして居られた管理事務所の方にお尋ねすると奥にはもっと大きい休憩所があるとのこと。 「ちょっと陰気な場所にあるけれど・・」と仰っていた通り、尾根を越えた先のもの寂しい場所にそれはありました。ここならベンチ席に10名余その裏側の軒先地面にビニールなどを敷けば10名余、内部の地面に10名余で30名余が雨を避けての食事が可能でしょう。 入口前の休憩所と併せ利用すれば、35~6名の参加者全員の「お弁当場所」としては十分のようです。 松〇氏にその旨、電話を入れる。参加者全員がビニール・シート持参とは限らないから、小生も余分に持って行くが、事務局でも余分に用意して貰えないかを依頼する。 これで、少し程度の雨なら、実施可能となりました。(万葉の森公園、奥の休憩所 此処なら30名位はOKか。) 一応の目途が付いたので、後は気楽に銀輪散歩。しかし、今回の下見で気が付きましたが、万葉の森公園の西側の古池を巡って竹林を抜ける近道コースはぬかるんでユルユル、靴が地面にめり込んでしまう悪路。とても皆さんがお通り戴けるようなものではない。雨が降ればもっと酷いことになるでしょうから、この近道コースは止めてひとまず県道に出るという迂回コースを選択するしかなさそうです。 車の走る県道はなるべく回避したいのであるが、100mばかりはこれを歩いて戴くしかありませぬ。 迂回コースを銀輪で走り、奈良文化財研究所裏手の八釣地蔵尊・興福寺、畝尾坐健土安神社までやって来ると境内にこのような建物がありました。(八釣地蔵尊向かいの建物)(同上・内部 此処なら全員楽々ですな。) 此処なら、かなりの雨でも大勢が雨宿り出来ます。雨天の場合の昼食場所としても申し分がありません。まあ、地元の皆さんが地蔵尊かお寺か神社かの祭事などで使われるものにて、行きずりの我々が利用してよいというものではないのでしょうが、雨とあっての雨宿りなら許される、そしてそれが偶々昼飯時に当っていたのでお弁当を広げることとなった・・ということならいいのではないか、というのが小生の考え。 隣には洗面所建物もありで、好都合。余りに雨が酷いようなら、此処を使わせて戴くこととしましょう。各自気持ちをお寺さんの賽銭箱に入れて戴くことで利用料というかお礼ということに致しましょう(笑)。 暫く、ブログの更新をサボっていましたが、20日の下見銀輪散歩のご報告でした。此処までやると、雨でも実施したくなって参りました(笑)。
2015.04.17
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本日は青雲会(大学の同窓会)の囲碁サークルの例会でした。この会は原則として月1回、毎月第2土曜日に開催される。会場は積水化学など積水グループ企業がある堂島関電ビルの北側にある大阪法曹ビルの2階にある青雲会交流センターである。 前日の天気予報では午前中は雨ということであったので、今回は欠席にしようと思っていたのだが、午前9時頃には晴れ間も覗く好天気となったので、MTBで出掛けることとしました。自宅出発は午前10時50分。会場近くの、いつもの昼食場所である「珈琲のなかおか」淀屋橋店に到着したのが12時4分。ここで昼食と珈琲をしてから会場に向かいました。 先日から始まった大阪造幣局の「桜の通り抜け」の所為で天満橋の歩道部分は人、人、人で一杯。いつもは歩道部分を通って橋を渡るのであるが、今日は車道を走るしかありませんでした。 今日の出席者は9名。小生は3局だけ打ちました。初戦は山〇氏と対戦。有利に運んでいましたが、終盤に逆転されて中押し負け。次の神〇氏には中押し勝ち、3局目の新〇氏にも大差で勝って2勝1敗。勝ち越した処で引き上げることとしました。 帰途は再び天満橋へと向かいました。 桜の通り抜けに向かう人、帰る人の列を写真に撮ってみようということで、自転車族の通行には向かない場所へのわざわざのお出まし。これもブログネタのためであります。(天満橋北詰交差点、桜の通り抜けに向かう人の列) 桜の通り抜けは遠い昔に一度だけ行ったことがあるが、ぞろぞろ人混みに紛れて通り抜けるだけの花見。何の面白味もない。どうしてこんなにも多くの人が出掛けるのか小生には理解できない。(この奥が大阪造幣局。向かう人、帰る人の群れ。)(天満橋の上から大川を望む。奥中央の高層ビル群は大阪ビジネス パーク。右端の茶色のビルは日本経済新聞社大阪支社。走ってい る電車は京阪電車。) 人混みの中MTBを手押ししながら天満橋を歩いて渡る。渡りながら撮った写真が上の1枚。大川端の桜並木も殆ど散ってしまっているのだが、遠目にはまだ随分咲き残っているようにも見える。 天満橋を南に渡った処にあるOMMビルでは新潟県物産店をやっていました。前庭の店だけ冷やかしで覗いてみましたが、店の係の男性と話をしているうちに魚沼産コシヒカリのお餅と笹ゆべしを買っていました(笑)。で、この男性、新潟の人かと思ったら大阪は寝屋川市の人でした。「何やそれ」(笑)。
2015.04.11
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昨日(9日)は智麻呂ご夫妻と花園中央公園を散策致しました。 5日の若草読書会のお花見はこの公園で行う予定でありましたが、雨で中止となりましたので、遅ればせながらの3人でのお花見という訳であります。 ソメイヨシノは、未だ少し散り残っているものがあるものの、盛りは過ぎていささか寂しい気配。尤もこれは元より承知のことで、目当ては開花時期の遅い八重のサトザクラでありました。(花園中央公園のサトザクラ) しかし、そのサトザクラもご覧のように五分咲き程度。 満開は数日先のようでした。(花園中央公園・東方向。背後は生駒山系の山々)(同上・南方向。左のドームはプラネタリウム。右端奥が花園ラグビー場) 桜はそこそこでも大丈夫。智麻呂さんにとってはタンポポも亦愛しい花。これは行く先々に咲いていました(笑)。智麻呂さんのご要望でパチリ撮影。以下脈絡もなく撮影したる花の写真、脈絡もなく並べ置き候也。これらの花の写真は後日印刷して智麻呂さんの画題として提供申し上げる予定なれば、或は再び智麻呂絵画展にて皆さまのお目にかかることあるやも知れませぬ。(タンポポ)車椅子 停めて動かぬ 君が目の 先にひとむら タンポポ咲けり (偐家持) (ドウダンツツジ) ドウダンツツジも今が盛り。「これは絵にしない方がいいですよ。絵にするなら下の拡大写真位のものの方が無難です。」と小生。智麻呂さんは笑って居られました。百千(ももち)咲く だうだんつつじ 描くなどと 君な思ひそ 見るにとどめよ (偐家持)(同上) モクレンも勢いよく咲き始めていました。未だ小さい若木なので、花を間近に見ることが出来るのがいい。木は小振りでも花の大きさは一人前なので何やらアンバランスな感じが否めないけれど。(モクレン)(同上) ライラックも少し咲き始めていました。 先日までの寒さは「花冷え」という奴でしたが、その花、桜が散ってしまったとあっては、大阪でもこの先に「寒の戻り」があるのなら、北海道のように「リラ冷え」と言うべきなんでしょうか。しかし、大阪に「リラ冷え」は似合わないですかな。(ライラック)(同上) カイドウはもう盛りを過ぎていましたが、部分的に未だその美しさをとどめているものもあり、それらを選別して撮影しました。(海棠)(同上)(同上) ツバキもそろそろ見納めですかね。咲き残る花と同数位の落花が木の根元に散乱しているのでありました。(椿)(同上) (同上) ということで、本日は花園公園花散歩の記事でありました。勿論、公園にはもっと多種の花が咲いていたのであり、これはほんの一部であります。
2015.04.10
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本日は囲碁例会。先週の1日と同様に小雨の朝。しかし、予報では天気は回復に向かうようなので、上衣だけレインウエア着用でMTB(マウンテンバイク)で出掛けることとしました。 先週1日には満開だった稲田桃(コチラ)はすっかり花が散ってしまっていましたが、大阪城公園の桃園のそれは丁度見頃でした。 ということで桃園にて暫し花桃を楽しみ、大阪天満宮の手前の「大阪で2番目に美味しいお好み焼きのお店」れんげ亭に向かい、そこで昼食としました。 れんげ亭というのは3月11日の囲碁例会の折に初めて入ったお店で、今日が2回目。(大阪城桃園) 大阪城の桃園は丁度見頃とあって、小雨の中、桃を楽しむ人影がそこかしこに。なるべくそれらの人影が入らぬように撮影するのに苦労しました。(同上) 桃はその実のイメージから若い娘、少女を連想させたもののようだが、花の方も、桜が大人の女性のイメージであるのに対して、何やら少女っぽい可愛らしさを感じさせるものがある。(同上) 3月11日「れんげ亭」に入ることとなった経緯は下記記事をご参照戴くとして、今回は当初から、「れんげ亭」にて昼食を、と考えていたので、下記記事を印刷したものをママさんに差し上げようと用意していたのでした。 <参考>囲碁例会・大阪で2番目においしいお好み焼きの店 2015.3.11. 今回は店に入ったのが12時15分か20分位。小生が店に入るのと入れ替わりに4人の若い男性たちが出て行き、店内には男性客が一人だけ。 前回はオムそば定食であったので、今回は焼きそば定食を注文。用意して来たブログ記事の印刷物をママさんに進呈。「面白いわね」と記事を読んで居られました。ママさんは最初は小生の事を忘れて居られたようで、「※※のボランティアの方?」などと仰っていましたが、その記事から小生の事を思い出して戴いたよう。 小生が未だ食事をしているうちに、先客の男性客が食事を終えて出て行かれたので、店にはママさんと小生の二人だけに。客が途絶えたということもあってかママさんも食事を始められました。カウンター越しに食事をしながら雑談。 食後に、サービスと、珈琲を淹れて下さいました。この店を始められてこの5月6日が10周年になるのだという。色んな人との出会いが楽しくて毎日が充実しているというようなことを仰っていましたが、いかにもそんな風に見えました。 お好み焼き(豚玉)をいかに美味しいものにするか自分なりに随分と研究したということだから、きっと内心は大阪で2番ではなく1番という自負心がおありになるよう。「次回は豚玉を食べなくてはいけませんね。」と小生。「そうですよ。是非食べてみて下さい。」とママさん。 次がいつになるのか定かではないが、注文すべきメニューは決まったようです(笑)。(れんげ亭 3月11日記事の写真の再掲載です。) 珈琲と茶菓子(お菓子まで頂戴しました。)のお礼を述べて店を出る。 梅田スカイビルの囲碁会場に着くと、竹〇氏、福〇氏が対局中。村〇氏が観戦して居られましたので、小生は先ず村〇氏とお手合わせ。終盤で村〇氏が無理をされて自滅。1勝。しかし、続く竹〇氏、福〇氏には敗れて1勝2敗に終わりました。これで、今年の成績は10勝9敗。一進一退です。 帰途はすっかり晴れて青空。花園中央公園のサトザクラや如何に、と立ち寄りましたが、未だ三分咲きといった処でした。
2015.04.08
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第158回智麻呂絵画展 うらうらの春の陽気から一転花冷えの寒い一日となりましたが、本日は智麻呂絵画展であります。今年に入って1月に2回、2月に2回、3月に1回で、これが6回目となる智麻呂絵画展です。どうぞごゆるりとご覧下さいませ。 <参考>他の智麻呂絵画展は下記からご覧になれます。 第1回展~第100回展 第101回展~第200回展 第201回展~ 今回の出展作品は10点。 これまでの出展作品1394点と合わせ、全1404点となります。 この季節ですから、先ず桜からご覧いただくことと致しましょう。(桜)この花の 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 言(こと)ぞ隠(こも)れる おほろかにすな (藤原広嗣 万葉集巻8-1456)(この花の一枝の中にはいっぱいの言葉が込められているのだからおろそかにするなよ。) 藤原広嗣と言えば、藤原宇合の息子。聖武天皇の時代、反乱を起こして斬首された人物であるが、彼が娘子に贈った歌である。坂上郎女の歌に「恋ひ恋ひて逢へる時だに愛(うつく)しき言尽くしてよ長くと思はば(万葉集巻4-661)」というのがあるように、女性は「愛している」という言葉を相手の男にいっぱい言わせたがるものであるが、それは直接に耳に囁いて欲しいのであって、「この枝に愛の言葉がいっぱいこもっている」などと理屈を言われても、「あっ、そう。それで?」なのである。そこのところが分かっていないから、娘子からは、この花の 一枝のうちは 百種の 言持ちかねて 折らえけらずや (万葉集巻8-1457)(この花の一枝の中にいっぱいの言葉を込め過ぎて、その重みに耐えきれずに折られてしまったのね。)と素っ気なくやり込められてしまっている。 さて、智麻呂画伯はこの花の一枝にいかなる言を込められたものであるか。それは、ひとくさの この絵のうちに こもれるは いかな言かは きみがまにまに (偐家持)であります(笑)。 次は、少し季節が遅れた感無きにしも非ずでありますが、水仙と蝋梅の絵です。(水仙) 水仙は智麻呂邸の近所に咲いていたものを写生されました。 蝋梅は小万知写真集から絵にされました。水仙、蝋梅は智麻呂絵画展では常連の花にて、筆使いも手慣れたものでいい絵に仕上がっています。(蝋梅) 次の2枚は、ヤカモチ館長のブロ友のビッグジョン氏のブログに掲載された花写真から絵にされました。(ユキワリイチゲ)※この花の写真が掲載されているビッグジョン氏のブログ記事はコチラ大滝の 山陰にして 見る人の なけど咲きたる 雪割一華 (偐家持)水芭蕉 白き衣笠 並べつつ 春の女神は 生(あ)れましにけり (偐家持)(水芭蕉)※この花の写真が掲載されているビッグジョン氏のブログ記事はコチラ (椿) (金豆) 上の椿はデイサービスのトマトで戴いたものです。キンズ(金豆)はヤカモチ館長が銀輪散歩の途中で買い求めた盆栽で手土産にお持ちしたものですが、その経緯は下記記事をご参照下さい。 <参考>「パンダという名の葵」2015.3.15.(或る町の風景) 上は、偐山頭火氏が旅先で撮影された写真から絵にされましたが、何処の町なのか定かではありません。多分山陰地方の何処かだろうと思いますが、追って偐山頭火氏がコメントで明らかにして下さるでしょうから、ヤカモチ館長は調査を割愛し、「或る町の風景」と手抜きです。 <追記>偐山頭火氏の下記コメントで倉吉市の白壁土蔵群のそれと判明いたしま したので、関連サイトをリンクして置きます。写真は同サイトから引用 させて戴きました。白壁土蔵群・赤瓦 また、角度は異なりますが、同じ場所を撮影した写真が掲載されている 同氏のブログ記事はコチラです。 さて、そろそろデザートの時間です。(土佐文旦)※文旦が登場の絵画展:第97回、第116回、第139回 これは、ご近所の東〇さんからの戴き物です。当絵画展のご常連様にはお馴染みの画題でありますが、またまた登場であります。(桃の節句の和菓子) これは3月2日に智麻呂邸を訪ねた際に手土産にお持ちしたひな祭りの和菓子。もう賞味期限が切れていますが、それでもいいという勇気のある方はどうぞお召し上がり下さいませ(笑)。 本日もご来場戴き、ご覧下さいまして有難うございました。
2015.04.07
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今年も若草読書会のお花見は雨に見舞われました。 一昨年、昨年に続いて3回連続しての雨による中止であります。 仏の顔も三度まで、と言いますから、若草の紳士淑女も三度までは我慢ということでしょうか。若草読書会では、古くは別として、直近では2009年からお花見というものを始めましたので今回が7回目。当初の4回は順調でしたが、最近の3回が何れも雨に見舞われていることになります。桜の咲く時期はお天気が不安定で雨が降り易い時期でもありますから、こういうこともありでしょう。 もっとも、中止と言っても花園中央公園でのお花見は中止ということに過ぎず、その代替措置としての智麻呂邸での宴会は実施でありますから、宴会の場所が違うというに過ぎない問題なので、大した問題ではないという考え方もありです。本を読まない読書会であることが多い若草読書会ですから、花のないお花見というのも似合いだとも言えます(笑)。 参加者は、智麻呂・恒郎女ご夫妻、凡鬼・景郎女ご夫妻、謙麻呂氏、祥麻呂氏、偐山頭火氏、偐家持の8名と、今回は少ない参加者となりました。 食事の後は、特段のプログラムもなく、とりとめもない談笑でありました。勿論、恒例の「タコ焼きパーティー」はありましたが。 <参考>過去の若草読書会のお花見の記事 2009.4.5. 若草読書会お花見 2010.4.5. 若草読書会2010年お花見 2011.4.10. われ待ちわびて猫とたはむる・若草読書会お花見 2011.4.11. 花は~花は河内の朝桜・若草読書会お花見 2012.4.1. 数字変換可能短歌・俳句 2013.4.7. 桜花散りぬる風のなごりにはたこ焼きしつつ 2014.3.30. さのみ目にて見るものかは(ソメイヨシノ) 朝方まで降った雨も止み、小生が智麻呂邸に到着した頃は青空がのぞき日差しもあったのですが、やがて雲が多くなり雨が再び降り出しました。 そんなことで、お天気が持つようなら、智麻呂邸近くの川沿いの桜並木の下を散策してみるかという思いつきの企画もお流れとなり、桜の花の見られない「お花見宴会」となったのですが、参加者の脳裏にあったのはこのような桜の景色であった筈。この写真は智麻呂邸の近くで今日晴れ間のうちに撮影したものです。お花見の記事ですから、桜の写真も添えなくてはと撮影した次第。(同上) 前ページの記事で我が家の家紋が桜だと書いたら、先祖は武家ではないようだ、とブロ友のふぁみり~キャンパーさんからコメントを戴きましたが、桜や椿は武家からは家紋としては縁起が悪いと敬遠された花でありますから、我が先祖は武士ではなかったことだけは確かなようです。では何であったのか。きっと「何でもない何か」であったのでしょうな。祖先のことを代々言い伝えるような由緒ある家柄でなかったことは間違いない。曽祖父が「油を売っていた」というようなことを幼い頃に聞いた記憶が朧にあるので、まあ、代々「油を売っていた」のであれば、ロクな者にならないというのが相場ですから、推して知るべし、という奴です(笑)。(カタバミ) 桜と違って、カタバミは家紋としての人気もあった花。そのしぶとい生命力と多くの種をまき散らす旺盛な繁殖力は「子孫繁栄・家名永続」の象徴に相応しいイメージを喚起させたのでしょう。桜花 散りぬる庭に かたばみは 継ぎて絶えせず 咲くものならし (偐家持)(同上) カタバミも「オキザリスざます。」と最近は気取った名を名乗るようで、園芸種らしく花も大振りで野性味には欠けるのだが、その「しぶとい生命力」は如何にもカタバミのそれにて道の辺にはびこり出しているようです。 この白いオキザリスは、花芯が何やらカタバミの花が咲いているようにも見えて面白いので撮ってみました「ざます」。(オキザリス) 話が脱線しました。まあ、今日の読書会は、話の脱線続きでしたから、これでいいのですが、次回は、真面目に「やや短めの(笑)」本を読もう、ということになり、スピーカーは凡鬼さんにお願いすることとし、本の選定も同氏一任と決まりました。次回開催時期は6月7日(日)午後1時から、となりました。
2015.04.05
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菜種梅雨も一休み。今日は墓参でした。先月は雨の中の墓参でしたが、今日は青空も白雲も清々しい好天気。花散歩でもありました。(墓の裏山) 先月の雨中の墓参と違って、大阪平野の眺めもくっきりと見えて気分も爽快です。(墓から大阪平野を一望) (先月<3月1日>の墓参の時はこんな感じでした。) やはりお墓参りは晴れている方がいい。 まあ、何であれ一般にはそうでしょうが・・。 先月は1日であった所為かいつものお寺の門前の言葉は2月のそれと同じものでした。そして、今日は4月らしく「夢に向かって・・」でありました。結局3月の言葉は何であったのか見落としたことになります。(今月の言葉) 途中の民家の庭の木にこのような花が。確かこの木はカリンであった筈。カリンは実が生るとその特長的な実の形からカリンだと直ぐに分かるが、花はどんなであったかは思い浮かばない。カリンの花はこんな花であったのですね。なかなかカレンです(笑)。(カリン<花梨>の花) (カリンの花とツルニチニチソウ) 足元にはツルニチニチソウやサクラソウ。遠く見やれば桜も花盛り。やはり春はいいものです。花、花、花で、蝶にでもなった気分であります。 (サクラソウ) ヒヤシンスとムスカリも咲いている。 ギリシャ神話の神ヒュアキントスは、アポロンが投げた円盤が西風の神ゼピュロスの吹かせた風でコースが変わり、彼を直撃、その怪我によって死んでしまう。彼の流した血の跡に生えたのがヒヤシンスだという。ゼピュロスに因んだ花もあり、ゼフィランサスというが、ギリシャ神話的にはこの二つの花は近くに植えない方がよさそうですね。 ムスカリも低い角度から撮影すると何やら違った花に見えて面白い。 (ヒヤシンスとムスカリ) 撮影していると、ミツバチ君がやって来ました。何やら忙しく動き回るので鮮明な写真は撮れませんでした。ミツバチに気を取られていて緑色の別の虫が反対側に写っていることに気付いたのは写真をパソコンに取り込んでからのことでした。(ムスカリとミツバチ) ナズナの花は小さすぎて日頃は余りよくは見ないのですが、こうして拡大して見るとワスレナグサのそれに似ていますね。(ナズナの花)<訂正追記>この花はナズナではなくキュウリグサという花でした。 そのナズナに交じって咲いているのがカラスノエンドウ。 撮影していると、ウンカの仲間、ツマグロオオヨコバイがやって来ました。ミツバチのように動き回らないので、撮影できましたが、カメラを近づけると葉の反対側に隠れてしまうので、そう簡単でもありませんでした。 ナナホシテントウもいましたが、これはチョコチョコと動くので上手く撮れませんでした。 春は虫たちの春でもある。春に花が咲くのは虫たちを呼び集めるため。花が咲くから虫が生まれたのか、虫が居るから花が咲くようになったのか。虫が先か花が先か。ニワトリが先か玉子が先かの論争に似ていますが、こちらの方は簡単に決着が付いたそうです。 花が先(咲き)に決まっている、と。まあ、皆さんには虫(無視)されることを承知の上の駄洒落です。モンシロチョウも暫し立ち寄りましたが「あっしにはかかわりのねぇことにござんす(it‘s none of my business.)。」と直ぐに立ち去りました。(ウンカの仲間、ツマグロオオヨコバイ) ウンカは蝉を小型にしたような形の虫。種類が多くてそれぞれの名は存じ上げませんが、ネットで調べると、これはツマグロオオヨコバイという種類だそうです。 こいつらが蝉のように鳴くのであったなら、きっと春の野もうるさいことでしょうな。(同上) (カラスノエンドウ)(ノゲシ) 本日は、墓参兼花散歩でありました。 わが家の家紋は桜であり、墓石の正面には桜花の紋が刻してありますが、桜の写真は前回までに沢山掲載しましたので、本日は桜の花は割愛です。
2015.04.04
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本日は囲碁例会の日。雨の予報なるも出掛ける頃は小止みになっていたこともあって、上下ともレインウェア着用の雨対策をして、MTBで出掛けました。 自宅を出て数分もすると雨が降り出し、雨中の銀輪行となりました。まあ、これは想定内。雨も春雨特有のしとしと降る弱い雨であるから、問題なし。 中央大通りが第二寝屋川を渡る場所に植えられている稲田桃が満開になっていました。雨降る中とあっては「下照る道に出で立つ少女」は望むべくもない。 <参考>稲田桃については下記記事参照。 紅にほふ桃の花・いささか痛い腿の肉 2015.2.14.(稲田桃)(同上) ところが、何やら後輪の感じがおかしい。緑橋の交差点で信号待ちをする間に調べてみると後輪の空気が漏れているようでペコンペコンになっている。幸い時々空気入れを貸して戴く自転車屋さん(としくら)が100mほど先にあるので、そこでいつものように空気入れを利用させて戴く。ところがうまく行かない。どうやらパンクのよう。店で調べて戴くとチューブに小さな穴。修理をして戴く。修理完了し、再び走り出す。しかし、森ノ宮駅の少し手前でパーンと大きな破裂音がして本格的なパンク。 是非に及ばず、で再び先ほどの自転車屋さんへとテクテク自転車を押して引き返す。今度は修理のきかぬパンクだからチューブを新しいのに交換してくれと依頼する。 折角修理したのに無駄になったから、修理代相当分は新しいチューブの代金から差し引いて上げるとのやさしいお言葉。されど、在庫のチューブを探して戴くも、小生のMTBはママチャリのそれとは規格が違うので、普通のチューブではバルブ金具が車輪の金具穴に入らない。これまた是非に及ばずである。 緑橋交差点から80m位東に戻った処に自転車専門店(イオン)があり、そこなら規格に合うチューブがあるだろうと教えて戴く。其処へ持ち込むこととする。タイヤもかなり傷んで来ているようなので、取り替えて貰うこととする。 修理には30分ほどかかるということなので、その間に昼食を済ませることとする。幸い道路向かいに喫茶店がありました。喫茶店に入ると12時17分。随分の時間ロスをしたことになる。昼食を済ませ、珈琲をゆっくり味わって、時計を見ると12時45分。もうよかろうと自転車屋さんに戻ると、果たして修理は完了していました。 仕切り直しで大阪城公園に入る。今回、雨の中、自転車でやって来たのはこの公園での桜を見るためであったのだから、省略する訳には行かない。 では大阪城公園の桜、存分にご覧下さいませ。(大阪城公園の桜)(同上)(同上) 城の建物や石垣や濠の佇まいは桜と相性がいいようです。(同上) 桜広場では夜桜のお花見用でしょうか、雨の中、青いシートで場所確保のようです。そう言えば、今日は入社式の日、新入社員を迎えて早速にお花見という職場もあるのでしょう。(同上)(同上) 上の一連の写真は、下の写真の右側に写っている桜並木の向こう側を奥から手前へと銀輪を走らせながら撮ったものです。(同上) さて、囲碁例会ですが、会場に着くと福〇氏、竹〇氏、平〇氏が既に来て居られました。出席者は結局小生を入れて4名。 小生は、先ず平〇氏と対局。序盤で右下隅の黒石の一団が死に、終始白が優勢で、小生の中押し勝ち。次の竹〇氏とは、下辺の黒模様を消されてしまって小生の大差負け。ということで1勝1敗でした。 帰途は、ほぼ雨も上がり、レインウエアは不要。大阪城公園の夜桜見物もこの分なら楽しめることでしょう。まあ、ヤカモチさんは暗くなる前にご帰還致しますので、夜桜は吾事に非ずでありますが。(大川を行く水陸両用バスと遊覧船、天満橋の上から) 天満橋を渡っていると、ダックツアーの水陸両用バスが遊覧船と並んで上流へと上って行くのが見えました。(同上) 本日は、囲碁例会と銀輪花散歩でありました。
2015.04.01
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