今日は久しぶりに銀輪散歩で遠出。
近鉄京都線の山田川駅で下車。トレンクルを組立て、出発。山田川沿いに東へ約2kmで木津川である。そこから嵐山・木津川自転車道に入る。何回も走っているが、いつ走ってもこの道は爽快である。
約20kmで石清水八幡宮(京都八幡市)に着く。神社の前の食堂で昼食。今年の2月10日に来た時に昼食を取った店である。2月は大阪から淀川を遡って来たのだが、今回は反対側の京都府側から下って来たことになる。
木津川と宇治川が石清水八幡宮の近くで淀川に合流する。嵐山・木津自転車道はここで淀川左岸に移り京都嵯峨野・嵐山へと続いているが、そのコースは取らず、いったん自転車道と別れて、一般道に出て、橋本宿を通過した後に淀川河川敷の自転車道に入って、一路、毛馬閘門を目指すこととした。
毛馬閘門に着いた頃は既に夕色が濃くなっていた。蕪村の句碑のある所から大川べりの自転車道に入り、JR桜宮駅付近で一般道に出て、JR京橋駅に到着。すっかり暗くなったので輪行は終了、自転車を折りたたんでバッグに収納し、電車で家路に。7時間余の銀輪散歩であった。


しかし、何といっても面白いのは「流れ橋」である。洪水時には橋の板が流れるように設計されていて、橋脚などの構造体そのものを水の被害から守るというものである。浮橋である。板が固定されていないので自転車やバイクで渡る人があると、ガタガタ、パタパタ騒がしい音を立てる。
もっとも、自転車やバイクは、降りて「押して渡りましょう。」と書かれているのだが、これを守っている人が殆どないのが、いかにも大阪らしい。(誤解なきように記しておくと、ここは未だ京都府の域内であるから、渡っている人は京都人どすな。<笑>)


(
流れ橋
)
(
木津川自転車道
)
(道の辺に見事な柿が・・・)
(淀川と合流する地点付近の
木津川
。
右側の林のすぐ向こうに宇治川が流れている。)
(合流地点付近の
宇治川
。
すぐ隣の木津川に比べて水量が圧倒的に多いのは、宇治川は琵琶湖の水を一手に受けて流れているからなんでしょう。)
(
淀川、淀川河川公園を過ぎた辺り。寝屋川市である。
)
(淀川大堰
夕景
)
(
大川端夕景。
この下流が中之島である。中之島によって堂島川と土佐堀川に分かれる。そして、何故か、再び合流した辺りで安治川と木津川となる。この木津川と上の木津川とは無関係なんだろうと思うが、調べてはいない。)
銀輪万葉なるに和歌を附し忘れたれば、ここにいささか記し置くなり。
(11月4日朝9時36分)
朝風の 柿の実の秋 銀輪の 道の隈廻に 標(しめ)を結はまし
いにしへの 人はいづちや 木津川の 渡しの跡に 吹ける秋風
流るるに 任せて今に 流れ橋 浮きてしたたか 人もかくあれ
銀輪の 旅も果てむや 夕影の そぞろさみしき 毛馬の閘門
街灯り 人や恋しき 大川の 水面に揺れて 日の暮れゆけば
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