<戯れ歌遊び>
戯れ歌は、「お蔵百人一首」(河内温泉大学図書館所蔵)を作成していた去年の今頃は、毎日のように作っていましたが、ちょっと、頭の体操を兼ねて、久しぶりにこれを作ってみることに。
年末ゆえ、今年を総括し、いささか来年に思いを託する歌とします。
子の年の 変も暮れゆく あらたしき 年をうしとは 言はずもあらめ
<今年、子(ね)年は「変」の年と総括されて暮れてゆくようだが、新しい年が丑年だからと言って、「憂し」年とは言いますまい。>
落つるねの 株に引かれて 来る牛は 角突き上げよ 熊も逃げなむ
<値(価格)が暴落したままの株式市場の子(ね)年に引かれて、やって来る牛(丑)年であるが、新年は、牛なんだから、株価の上がる局面の株式市場をbull‐marketと言うように、その角を突き上げるような元気な市場相場になって欲しいものだ。そうすれば、株式相場の下降する局面(bear-market)に譬えられる熊も退散することでしょう。>
戯れ歌になると、どうしても内容が俗っぽくなりますなあ(笑)。
次はひとつ干支を詠み込んでみますか。
八つ当たりの歌
子 丑 寅 卯 辰 己
寝 もやらで 憂 し と見し 虎 酔いどれて 兎 の耳も 腹 立 つ と 見 ゆ
無駄骨するめえーの歌
午 未 申 酉 戌 亥
馬 の耳に ひつじ 念仏 するめえーと 去る鳥 追はず いぬ る ゐのしし
まあ、馬鹿みたいな歌であるが、頭の体操、退屈しのぎにはなります。また、人との待ち合わせなどで、待ち合わせ場所に早く来すぎたような場合には、携帯電話にて、こんなバカ歌を作ったりしてると、結構時間が持ちますよ(笑)。いやいや、お忙しい俗世間の皆様に申し上げることではありませなんだ。失礼仕りました。
狐らの 手火(たび)もゆくなり 向かう岸
<追記>上記の干支詠み込み歌の干支の文字並びが位置ずれを起こしていましたので、修正しました(2021.11.9.)
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