本日は午後から囲碁の会にて梅田スカイビルまで出かけました。少し早く着いたので、ビルの庭の「花野」を散策。菜の花、イソギクなどが咲いていました。 イソギク は以前に喫茶アキで鉢植にて初めてお目にかかり、名前は小万知さんに教えていただいていたので、すぐにそれとわかりました。「やあ、キミはこんな処にもいたのですか。」という気持でカメラにパチリ。菊だから秋の花なんだろうが、寒さにめげず、けなげに咲いている。

(イソギクの花)

(新梅田シティの「花野」)
さて、囲碁はT氏、A氏と各一局打って、2戦2敗。日馬富士ではないが勝負感が狂っているみたい。というより、小生の場合はやはり実力不足と言うべきか(笑)。
囲碁を終えて夕刻は謡曲の稽古。今日で「阿漕」が終りました。次回からは、「松浦佐用姫」です。これは、先生が「次の曲目は何かリクエストありますか?」と仰ったのをいいことに、小生が希望したものであるが「200番」にも入っていないマイナーな曲のようだ。大伴狭手彦と佐用姫との悲恋物語でその伝説を歌った歌が万葉集にも出てくるので希望した次第。
<万葉集巻5より(岩波文庫) >
大伴佐提比古郎子(おほとものさでひこのいらつこ)、特に朝命
を被(かがふ)り、使を藩国に奉(うけたまは)りぬ。艤棹(ふな
よそ
ひ)して言(ここ)に歸(ゆ)き、稍蒼波に赴く。妾(をみなめ)
松浦佐用ひめ此の別るることの易きを嗟(なげ)き、彼の會ふ
ことの難きを歎く。即ち、高山の嶺に登りて、遙かに離れ去く船
を望み、悵然(うら)みて肝を断ち、黯然(いた)みて魂を銷(け)
つ。遂に領巾(ひれ)を脱ぎて麾(ふ)る。傍の者涕を流さずとい
ふこと莫(な)かりき。因(かれ)、この山に號(なづ)けて領巾麾
(ひれふり)の嶺と曰ふ。乃ち、歌を作りて曰く、
遠つ人 松浦佐用比賣(まつらさよひめ) 夫恋(つまこひ)に 領巾(ひれ)振りしより 負へる山の名 (871)
後の人追ひて和ふ
山の名と 言ひ継げとかも 佐用比賣(さよひめ)が この山の上(へ)に 領巾( ひれ)を振りけむ (872)
最(いと)後の人追ひて和ふ
萬代に 語り継げとし この嶽(たけ)に 領巾振りけらし 松浦佐用比賣 (873)
最最(いといと)後の人追ひて和ふ
海原(うなはら)の 沖行く船を 帰れとか 領巾振らしけむ 松浦佐用比賣 (874)
行く船を 振り留(とど)み兼ね いかばかり 恋(こほ)しくありけむ 松浦佐用比賣 (875)
梅の花ひとり見つつや 2024.01.13 コメント(6)
梅一輪の春咲きにける 2023.01.14 コメント(8)
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