本日は「偐万葉・大和はまほろば篇」です。
大和はまほろば氏
は日々の写真と俳句で構成された、素敵なブログを開設されています。この方の俳句や写真に刺戟されて、同氏のブログに書き込んだ「迷惑和歌(笑)」もいつしかかなりの数になっていました。また、見よう見まねにて、俳句もどきも書き込ませて戴きましたが、今回は俳句は省略です。
偐家持の、大和の国まほろばの麻呂に贈りて、詠める歌22首
春告げの 花に誘はれ せうびたき 吾家 の園に 鳴きてや来らむ
春立ちて 妹に恋ふらし 佐紀の山 花鶏 の鳴きて 飛びゆく見れば
遠足の 子らに追はれて つぐみらの 口つぐみけり 藪の深かり
樹をたたく コゲラの音の 森に立ち 上枝 の風に 春は光れり
木のぼりの 与六の凧か 降りるすべ 知らにと泣きて 夕風の吹く
明け烏 鳴きゆく空の 声遠み 醒めもやらぬか 春の朝床
長話 いつや果つらん 土手の上 春日 がもとに 道草の風
シロハラの 清き心を 求めてや 山かけゆくは 君にあるらし
すいーとぴー がーべら咲きて 春ならむ 奥に霞も 朧にぞ見ゆ
びんずいは 鳥にしあれば 疾く飛べど 我はごんずい 飛び立ちかねつ
ゴンズイは 魚 にしあれば 海泳ぐ 我はビンズイ 泳ぎかねつも
梅の花 咲きか散るらむ 風そより 上枝 にめじろ 鳴き渡りゆく
梅 招 きて 昼餉 楽しき 草の 上 や 春日 の照れる 背中のふたつ
しかなるか 然らば然り しかと知る しかじか言へど 鹿にしかめや
ジョギングの 足音すなり 梅の香の ほのかに揺れて 足音すなり
鳥の風 吹きてか来らむ 雁が 音 の 空はも遠み 離 りしゆけば
麻衣 生地粗ければ 太々 し 読みも 違 へり 頭の 郎子
よき鳥の よしとよき木に よくぞ来て よき鳥来鳴く よき日よき木に
春花の 咲ける盛りや 百鳥 の 来鳴きて里は 賑ひにけり
大宇陀の 古き山里 恋ひ来れば 春の土の香 菜の花咲けり
妹峠 越えゆく春の 道の辺に さながら咲ける 山躑躅花
それぞれに 咲きてそれぞれ 美しき かくあれかしや 人の世も亦




(注)写真は「大和はまほろば」氏のブログからの転載です。
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