本日は午後から智麻呂邸を訪問し、故K牧師の思い出話や偐家持の上野国銀輪万葉旅行の話などをして来た。勿論、次回の智麻呂展の絵も写真に収めて来ました。追ってブログにアップ致しますので、楽しみにお待ち下さい。
さて、それはさて置き、本日は「偐万葉・nanasugu篇」であります。nanasuguさんは、現在はシンガポールに在住されていますが、早い時期から「偐万葉田舎家持歌集」の読者になって戴き、特に「智麻呂絵画展」には温かいご声援を送って下さっている方です。この方にお贈りした歌もかなりの数になりましたので、本日これを掲載することといたします。
偐家持がnanasuguの郎女に贈りて詠める歌17首
つき草の 消 ぬべき恋も 浜木綿 の 花と咲きつつ 恋渡らなむ
涼やかな 心ふたつと ほほづきを 戴き巣鴨の 我や夏ゆく
犬猫の たのしき草か わんにゃんの 待ちてしあれば 家づとにせむ
百日紅 咲きぬる道に 見上ぐれば 祖父の面影 雲にぞ立ちぬ
春日野の もみぢの下に 寝 る鹿の 群れ見るときは 昼もねむたき
さいはひの 白きそうびの 花束の 咲くらむ夢と 妹たたすらし
押し照るや 浪速の夜の きらめきは 流れ落ちたる 星や散りけむ
銀輪も 和歌もなければ 看板は 偽装表示か 銀輪万葉
万葉の やまと心は はるけくも 蒼波 越えてぞ 妹にし届けむ
春節の 新嘉坡 は 獅子舞へば 龍ものたうち 道ふさぐらし
坊主らの 托鉢なるか 龍の舞 獅子も出で来て お辞儀するらし
残照の ゆく道の辺に 咲く梅の 花にもがもな 思ひな散りそ
ありがたう 思ひ言の葉 忘れめや いかにしあれど 生かさるる身の
九条葱 下仁田千住 赤曲がり 越津のやぐら 坊主しらずも
対岸の カジノ睨みつ マーライオン 一点張りや 獅子は十六
山川を 海を 隔 りて あるとても ブログの風は 空渡るらし
犬までも 紳士淑女に あるなるか 人恥づかしき ことのなけれと




(写真はnanasuguさんのブログからの転載です。)
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