偐万葉・若草篇(その2)
偐万葉が続きますが、本日小万知さんから金剛山の樹氷の美しい写真がEメールで届きましたので、そのご紹介がてら、偐万葉・若草篇といたします。
小万知さんは先日雪の金剛山に登山されたようで、その折の写真が次の3枚です。アイゼンを付けての登山、お元気なことです。
(金剛山の樹氷 by小万知氏)
(金剛山で出会ったシベリアン・ハスキー君 by小万知氏)
三菱の 真白き花は 土佐に咲く 常磐つゆ草 夏野に咲ける
高円の み寺が隅に 今咲ける 茨 の花の はしき妹はも
さ丹塗りの 回廊めぐり ゆく妹の 花にもがもな 大山蓮華
思ほえば
舞洲
の花 オトギリソウ
今年も咲きぬ 妹は居なくに
蛍火の ほのかに立ちし 面影は
笑みてやありぬ あぢさゐの花
無恥の口の 読めぬもぢずり もぢもぢと
腰定まらず 麻生ならなくに (河原の総理大臣)
合歓の花 西施が夢の 醒め難く
降りや残れる 今朝がたの雨 (河内の芭蕉)
あわて乗り あわ立つ波の あは島へ
一刻半
の 旅あわただし (慌て者の粟島泡だらけ)
赤米の 穂の色づかば 瓢箪の
ぶらり我もや 野を歩かまし (ひょっこり瓢箪山)
ほととぎす 雨間も置かず 鳴き行けど
吾が銀輪は 恋ふるのみかも
行く人も なけれ松帆の 真夏風 吹くや藻塩に 身も光りつつ
名月は 根と粘りの 芋なれば
雲あり団子 食ひやはぐるる (偐迷月)
足湯なれ らしき姿の ヤカモチも
知らず馬脚を あらはしにけり
よきことの
数多
の思ひ出 花舟に
今は行くらむ
愛
しき子や待つ
常ならば ひとみな寝よと 鳴るなれど
年の明けなり 居よと鳴るらし
偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌7首
折々の 花こそ似合へ 若草の 君にしあれば 継ぎて咲くらし
種
まきて 花咲かすらし 山頭火 鯖もよけれど 花のなほよし
偐山頭火が偐家持に贈りて詠める歌1首
次郎柿 三郎柿を 生みし地で 予の子の葉もち 寿司喰らうとは
偐家持の返せる歌1首
み吉野の 柿の葉寿司の 柿の葉が
おぬしがガキの 葉とは知らざり (うっかり八郎)
寒き風 やや強けれど 年の
極
うららに照りて 明日もや晴れむ
冬瓜に 堪へし山頭火 この春は
赤き林檎に やられけるかも (林檎老訳)
藪入りの 娘に持たさむ 燻製の 煙にぞ立つ 遠き日々かな
燻製の 煙目にしみ 思ひ出も 酒のさかなぞ 偐山頭火
<参考>偐山頭火氏のブログ入口・・ コチラ
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