昨日は終日雨。今日も朝のうちは雨であったが、午後から雨も止んだので、自転車で近隣散歩に。今日も亦、銀輪花遍路(続編)であります。
昨日は、雨に強風ということで、桜の花の如何にやあらむと、心配であったが、サクラさんはまだ頑張って咲いていて、ひと安心といった処でありました。

(心合寺山古墳の桜) 後方は生駒山系の山
心合寺山古墳
<しおんじやまこふん>
は八尾市にある古墳である。
秋の気配(2009.8.22.)
桐の花散りにけるかな(2008.5.11.)



(墳丘の上)


(墳丘に生える2本の桐の大木)
華やかな桜の傍らにクヌギが花を付けていました。「咲いていた」とは言いにくい形状の花である。
(クヌギの花)
クヌギ(橡・椚)は、万葉集では「つるばみ」として登場します。
紅
は 移ろふものそ
橡
の
馴れにし
衣
に なほ
及
かめやも (巻18-4109 大伴家持)
<紅色は華やかだがすぐに色褪せてしまうもの。地味なつるばみ色に染めた衣に及ぶことがあろうか。>
この歌は、越中国守であった家持が、妻を国に残して単身赴任で来ていた部下の尾張少昨 (をくひ) が遊行婦の左夫流児 (さぶるこ) に夢中になっていたのをいさめたものである。ベニバナで染めた衣に対するに本妻をドングリで染めた衣に喩えた家持であるが、世の奥様方はブーイングでしょうな(笑)。男にはよく分る比喩であるが(笑)。


(クヌギの花房ーミモザには負けてますか?)
橡 の 衣 は人みな 事無しと いひし時より 着 欲しく思ほゆ (巻7-1311)
<つるばみ染めのように目立たない衣が無難だと皆が言ったので、その時から着たいと思うようになったことだ。>
橡
の
衣
解き洗ひ
真
土山
本
つ人には なほ
如
かずけり (巻12-3009)
<つるばみの衣を解いてまた打つ、真土山ではないが、そんな昔のもとの人が、やはり一番いい。>
クヌギにこだわり過ぎました。桃の花に目を転じましょう。
移ろうものにありても、やはり・・(笑)。
可憐に美しく咲いて。
(桃)
花遍路なれど、懐かしさを感じさせる町の家並などもご覧戴きましょう。

古びた板壁の路地に迷い込むのもいい。


壁が少し剥がれ落ちているのも風情をかもす眺めである。
(寶積寺)





(大竹観音堂)
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