偐万葉・るるら篇(その4)
本日は、偐万葉シリーズ第56弾、るるら篇の(その4)であります。
(参考) るるらさんのブログ 入口
偐家持がるるらの郎女に贈りて詠める歌19首
並びにるるらの郎女が返して詠める歌9首
明言 の 聞くことなけれ しののめの 雲に影立ち 思ひぞ益さる
胡蝶蘭 常世の川を 行く時は 守り導け 蝶としなりて
上2首は、るるらの郎女の下記歌2首に返して詠めり。
東雲の 明ける雲間に 道ひらく 清き心を はこび行く船
地に帰る 雨の雫の ひとつぶに 想い染みゆく 涙にも似て
思ほえば 満ち欠け常ぞ
月讀
の
さやけき見つつ この道行かめ

くちづけの あとやほのかに 頬染むる 真白き花の 妹の 愛 しけ
いにしへの
清
けき
魂
の
守人
と
なりてさやけき 森ゆくるるら (裏山のトトロ)

寛大に 清けき魂の 守人を 見守る人の 心やさしく
トランクの 無き鍵に泣く 年の暮
ばしょは取らぬと もとにもどしつ (松尾場所迂)
(注) ふるさとや 臍の緒に泣く 年の暮 (芭蕉)

足柄
の み坂越ゆらむ その日には
袖や振れかし
吾
をし思はば (偐るるら)
筑紫なる み苑の夜の
火明
かりを
吾
は忘れめや 吾妻に行くも (吾妻郎女)
ゆりかもめ ゐ群れ描ける 花の絵は
るるらに贈る 姫小百合花 (カモメのジョナサン)
言の葉も ただため息と なりぬらむ 木々とふ木々の 白雪の花
ウェルかめや るるらのカメラ ふたつあり
それぞれ紡ぐ メルヘンの糸 (亀麻呂)
るるらの郎女の返しける歌2首
スキップで 裏山巡る めちゃ楽し 寒さも飛んで 気持ちも飛んで
一眼
で 撮ったら世界が 広がるな
広がりました ピン呆けの数 (篠山苦心)
筑紫なる 妹のいかにや 花便り 絶えて久しく なりにけるかも
春日 照る 筑紫の桜 我妹子は 花の風にぞ 乗りや来たらむ
見も果てぬ 夢にはあれど としごとに
花や咲くらむ 散らまく惜しも
露玉の ごとく儚き 幻の 泊まり宿なり 桃桜花 (ねぼけ御前)

河内では 深紅に咲きて 花椿
筑紫をとめは 桃色の花 (椿家持)
筑紫風 いたくな吹きそ 我妹子の 植えし 薔薇 の 花の咲く日は
玄海を 吹き来るときは 心せよ 風よしまらく 薔薇見ても行け
るるらの郎女の返しける歌2首
すくすくと さうび育ちて 花咲かば
風神様も 我が庭 愛
でな (嘆願るるら)
天つ神 河内の兄の 歌聞かば
風神太鼓 静めらるかも (小澤精一杯)
花衣 心にまとふ ものなれば 裁 ち 縫 はず着よ 筑紫女 の春
花衣 憧れまとふ 時は過ぎ 脱ぎて晴れるや 心の宵は
はなみづき 咲きてもあれば はなみずに
行くことかたし るるらなりけり
るるらの郎女の返しける歌
時空超え 照らせる景色 浮かび来る 眼鏡お持ちか 河内の兄は
(参考)偐万葉・るるら篇 (その1) (その2) (その3)
(注)掲載の写真は全てるるらさんのブログからの転載であります。
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