偐万葉・くまんパパ篇(その2)
本日は、くまんパパこと
坂本熊麻呂
氏に贈りたる歌
(と言っても戯れ歌ですが<笑>)
による、偐万葉・くまんパパ篇(その2)であります。
<参考>偐万葉・くまんパパ篇(その1)は コチラ
からどうぞ。
くまんパパ氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が 坂本熊麻呂 に贈りて詠める歌18首
五月雨は
侍青
の
三
ゴール
せきとむるひまも あらじとぞ
思
ふ (デンマーク
皇女
)
蹴る時し 神に祈りの ことありて
美しかりし 球の
軌跡
言ふ (本田蹴佑)
(元歌) 抱
くとき 髪に 湿
りの のこりいて 美しかりし 野の雨を言う
(岡井隆 歌集「斉唱」<昭和31年・1956>)
吾
が蹴ると 本田に言ひて
吾
が決めし
シュートの
軌跡
も 美しかりき (遠藤保偐)
今はもや さ寝をさ寝ぬる 元気なく
歌にうつつも いかほなものか (駄洒落家持)
(元歌)伊香保ろの 八尺
のゐでに 立つ 虹
の 顕
ろまでも さ 寝
をさ 寝
てば
(万葉集巻14-3414)
玉砕も 珠玉なりての ことならむ いづれの歌も ゆかしとぞ見ゆ
淡路の 野島が崎は
地震
の
あとやのこして 浜風の吹く (淡路風麻呂)
(元歌)淡路の 野島が崎の 浜風に 妹が結びし 紐吹き返す
(万葉集・巻3-251 柿本人麻呂)
うたへずは われもほろびむ みじかよの
いのちのすゑに それとしるさめ (奥会津家持)
(元歌)歌はずば 言葉ほろびむ みじか夜の 光に神の 紺のおもかげ
(塚本邦雄・歌集「閑雅空間」<昭和62年・1977>)
ぎざぎざの 轍に咲ける 花ひとつ
置き去りにせし 愛のこと思ふ (ひねらぬ家持)
(元歌)そぼそぼと 降る雨音の おだやかさ 愛した人の 悪口を言う
(東直子 第一歌集「春原さんのリコーダー」<平成8年・1996>)
命令形 滅び行くらし をのこらの
立ち位置弱く なりてもあれば (絶滅危惧種)
廃村を 告げる活字に 桃の皮
ふれてもかはく ひだもなき空 (乾燥家持)
面の皮 厚くなりゆく ねじけ人
ずるり剥かなむ 桃の皮もが (桃太郎)
(元歌)廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり来て
(東直子 第一歌集「春原さんのリコーダー」<平成8年・1996>)
朝なさな 咲けるかほ花 我妹子の
笑みとし見えて 恋ひつつぞ居り
世はなべて 草食系に なりぬれば 建 の 裔 も 髭のなからむ
祭礼 とて 白き 腕 を 突き上ぐる 卑弥呼の 裔 は 神輿 の上に
(元歌) 祭礼
とて 濃き口髭を たくはへし 建
の 裔
を 探しにいかむ
(
塘
健
第一歌集「火冠」<昭和58年・1983>)
熱中症 なりや 比古星 天の河 酷暑この夏 梶の 音 絶えて (熱帯夜家持)
(元歌)天の 河
楫
の 音
聞
ゆ 彦星と 織女
と 今夕
逢ふらしも
(万葉集・巻10-2029)
よられつる 菅も小沢も かぎろひて
民は猛暑の
上
の空かも (東行)
(元歌)よられつる 野もせの草の かぎろひて 涼しく曇る 夕立の空
(西行)
さるすべり ほつ枝に白き 花咲けば いよよ大空 青くぞ澄める
白雲の ごとや咲きたる サルスベリ 見つつしのはめ 吾が恋妻を
(注)掲載の写真はくまんパパ氏のブログからの転載です。
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