雨の音を 床に聞きつつ 目覚むれば
窓遮
の布に 朝は明けたり (偐家持)
今朝は雨の音で目が覚めました。午後からは晴れるという予報でありますが、その通りに今はもう上っています。昨日も雨にて、銀輪散歩は休止。久しぶりに傘を差して近くを散歩して来ました。この2日間、偐万葉が続きましたので、本日は銀輪散歩ならぬ徒歩散歩の日記と致します。
家持も歩麻呂となりぬ秋の雨 (筆蕪蕉)
枚岡梅林には、梅の木の下の其処此処に彼岸花が咲いていました。雨とあって人影もなき梅林。三脚を持ったカメラの男性が一人歩いて居られましたが、雨に濡れた彼岸花を撮影しに来られたのでしょうか。
(梅の古木の下に咲く彼岸花)
道の辺の駐車場のフェンスに風船葛がありました。茶色になって萎み始めている風船もありました。この風船の中にある種子にはハートの模様があるとか聞いていたので、ちょっと失敬して拝見する。
(風船葛)
風船状の袋の中には種子が3個ずつ入っている。「三つ栗の中」ではないが、栗と同じですな。下の写真のように、確かにハートの形がくっきりとある。種子の大きさは直径5mm位の小さなものである。
(風船葛の種子。ハートの模様がユーモラス。)
槇の実を見かけました。近寄って見るとすっかり熟れて暗紫色になっているのが一杯。尤も本来「種子」と言うべきは先端の緑色の固い部分であるのだろう。種子を果肉で包み込んだものが実であるなら、槇のこれは何と言うべきか。果肉から種子(もしくは種子を包みこんだ固い部分)が飛び出しているのであるから、奇妙奇天烈である。真木は真奇であるか。

(槇の実)
昨日の当ブログへのコメントで、ブログ友の「カマトポチ」さんが槇の実を食べた記憶がないと仰っていましたので、写真を掲載して置きます。
左位になると食べ頃である。真ん中のように赤味の残っているのは少し渋みが残っている可能性がある。味は、これもブログ友である「木の花桜」さんが「アホらしい味」と形容されていましたが、まさにその通りにて、薄ぼんやりした甘さで、何とも頼りない味である。甘味の抜けた熟柿の一歩手前、のような感じでしょうか(笑)。美味とは言えませんな。糖度の高い実もあるのかも知れませんが、一般的には他人様にお薦めできる代物ではありませぬ。まあ、話のタネ程度にはなるでしょうが。
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