本日は偐万葉第78弾、偐万葉・カコちゃん08篇(その4)といたします。カコの郎女さんの透明感のあるさやけき絵と偐家持の歌の競演をお楽しみ下さいませ。
<参考>過去の偐万葉・カコ篇は コチラ からどうぞ。 カコちゃん08さんのブログは コチラ からどうぞ。
偐家持がカコの郎女に贈りて詠める歌19首
オーロラの 色に
染
みつつ 地のそきへ
果てなる空に カラーの咲くや
(注)そきへ=「 退
き 辺
」。地の果て。

虞美人の 涙の花は 夏ごとに 咲きて 恋 しき 人 思 ふらむ
春の香は 如何にかあらむ 桜花
青める柳
筍
の皮
筆よ 絵筆持ち 絵具よ み絵具用ひ
この部屋に
果実
描く児 家聞かな 名
告
らさね
瑞々し やまとの
果実
熟れごろに われこそ
喰
へ
食べごろに われこそ
食
め 我こそは 喰はめ 林檎も梨も
(喰ふ略天皇)

うすべにの 淡き桜の 色の雲 立ちてこの春 暮れゆくならむ
桜木の 青葉の繁み しくしくに 雨は降りける 春から夏へ

今さらに 何か思はむ 道の辺に わすれな草の 咲きてはあれど
春風は 草にし遊ぶ 池の 面 に 命のめぐり 絶えなくあらめ
をみなめも 花となるなれ 愛でてこそ
をのこの道の それとは知れど
(昔家持)
さまざまの 花にさそはれ
偐
万葉
生
れ来たりける さまざまの歌
(勝手家持)
くれなゐの 花とともにや
我妹子
は
帰り来たれり この日の
幸
きけ
しあはせは 慈愛の色に 包まれて 人知れず咲く 薄きむらさき
ことほぎの 黄色き花と 帰り来や 我妹の 咲 みの 影にし見えて
秋薔薇の
咲
みし迎へて
果実
らの
色息づくならし 君を待ちつつ
さみどりの 色に流るる 時ありて 窓辺に寄れば 君が声する
市女笠
さして行きゃるか
海月
どん
雨は降るまい 青き
海底
( 水母麻呂
)
日の本の 夜明けのことも ほの見えて
山手木陰の 坂の道行く
(坂の上の雲麻呂)

夕暮れて ほのかに酔へる 芙蓉花 悲しき恋の 色にやあらむ
(注)上に掲載の絵画、写真は全てカコちゃん08さんのブログから
の転載です。
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