本日は偐万葉シリーズ第79弾、偐万葉・童子森の母篇(その2)をお届け申し上げます。
<参考>過去の偐万葉・童子森の母篇は コチラ からどうぞ。 童子森の母さんのブログは コチラ からどうぞ。
偐家持が母御前改め童子桜郎女に贈りて詠める歌16首
併せ俳句2句
並びに 童子桜郎女の返しける歌7首併せ俳句1句
長月に なりて我妹子 帰り来や 風も秋づく 夕べなりけり
童子桜郎女の返しける歌
暑き日に とどきし歌の ありがたや 優しき思い 身に沁みる夜

凌霄 の 色なまめきぬ 雨のあと(筆蕪蕉)
秋されど なほし日は燃え からあゐの
花の色にも 出でにけるかも
秋なるに
隠
れば暑き 出で行かば
身もや焼かれむ いかにかせむや
童子桜郎女の返しける歌
セロシアの もゆる想いを しずめよと 傍 でサラサラ フウチ草

ピラミッドの 空駆け上る 紋白蝶 (筆蕪蕉)
サンチャゴの 旅寝の夢の こぼるるや
真白き蝶の ひとつ舞ひ行く (偐アルケミスト)
童子桜郎女の作りたる句
野アザミの 一輪愛し 津軽富士 (姥桜)
一輪の あざみの先に お岩木の
山デンとある 秋の大空 (太宰偐麻呂)
コスモスの 風に遊べば 身もいつし
蝶となるらし 野辺のまどろみ (秋桜郎女)
童子桜郎女の返しける歌
青き空 一人畑で 花遊び
傍
のカボチャも いとほしきかな (秋桜子)

百日紅
いづち行くらむ
吾亦紅
あと追ひたけど かくしぞなりぬ (
吾亦枯
)
瓔珞草
濃きも薄きも みちのくの
秋くれなゐの 色にぞ咲きぬ (秋海棠郎女)

コルチカム 冷たき雨に 濡れてあり その薄紫の 色ぞかなしき
コルチカム 咲く川の辺に 秋雨の いたくな降りそ 家もなき道
童子桜郎女より贈り来たりける歌
雨の 夜中につくりし 渋皮煮
甘き香りと たわむれる猫 (童子桜)
偐家持の追和して詠める歌
栗の実の 煮る音のみの 秋の夜の 雨のしくしく 猫と更けゆく
みちのくの 津軽真弓の はじけてや
色にな出でそ 人の知るらむ (
陸奥恋麻呂
)
童子桜郎女の返しける歌
寒き朝 リンゴ道ゆき みつけたる
乙女のような 桃色マユミ (童子桜)
オクラらは いまは咲くらむ 花咲くらむ
それその母も わを待つらむぞ (畑中オクラ)
津軽はや 満天星 もみつ葉の 燃え立つ秋ぞ 光る朝露
童子桜郎女の返しける歌
朝影を みつめ数える わが着衣
ブログみなおし クスリと笑う (童子桜)

津軽では 霜の備へを なすといふ 聞けば浪速も 寒き朝風
お岩木の 山ぞ見が欲し 恋ひ来れば 遠く青めり 神さびにけり
童子桜郎女の返しける歌
お岩木の 姿見せたく 山裾へ
なんとおそまつ カメラ忘れた (ボケ森の母)
(注)写真は全て童子森の母さんのブログからの転載です。
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