またまた、ブログの更新をサボってしまいました。どうも最近はサボり癖が付いてしまったようです(笑)。
で、何と言って話のネタもないのでありますが、銀輪散歩を記事にしてみます。
(淀川)
(シャリンバイの実)

(同上)
銀輪
の 道にしあれば
車輪梅
実の黒々と
生
るも
洒落
なり (偐家持)
我妹子は 葡萄のごとと 言ふなるも
鳥も食はぬか シャリンバイの実 (偐家持)
シャリンバイ(車輪梅)は、その枝の分岐する様子が車輪のスポークに似ている処からこの名が付いたそうだから、銀輪散歩の道の辺にてよく目にするのは理に叶っていると言うべきか。
(参考:
シャリンバイ・Wikipedia
)
奄美大島の大島紬の染料はこの木から採るらしいが、最近は公園や街路でよく目にするのは、乾燥や大気汚染に強い木であるからだそうな。
シャリンバイと共によく見かける木にトベラがある。
トベラは「扉(トビラ)の木」がなまったものらしいが、それはこの木が枝葉を切ると悪臭を発することから、節分に魔除けとして鰯の頭などと共に戸口に掲げられたことに由来するらしい。
(参考:
トベラ・Wikipedia
)

(トベラの実)

(トベラの実・はじけた後)

(トベラの実・はじける前)
とべらの実 はじけて痛き 傷なれば
触れずもあらな 心のうちは (偐家持)
節分は 鰯の頭
扉
の木
鬼も
避
くなる
屁屎
ものかは (偐家持)
トベラの枝葉がどんな匂いなのか今度しっかり確かめてみることとしますが、ヒイラギはその棘が買われて節分に鰯と共演するのに対してトベラは悪臭が買われて共演するのでありますな。しかし、悪臭を歌にするとどうしても品のない歌になってしまいますな(笑)。屁屎葛も苦笑いであります。
ところで、このトベラの実のはじけた様は何やらギョッとする生々しさで、痛々しい傷口を連想させますな。眺めて余り気持ちのいいものではありませぬ。
鳥はこの実をついばむようだが、それは傷口をつついているようでもあり、更にも気持ちのよいものではありませぬ。
(枯れススキの原)
はじけたトベラの実は見るにノーサンキューだが、枯れたススキの原は目にさやかである。日に輝いて風に靡く様はことに美しい。枯れた葉擦れの乾いた音も軽やかで素敵である。風の吹き渡って行く様が何とも感興をそそるのである。銀輪を停めてしばしたたずむヤカモチであります。枯れ薄、というと何やら侘びしいイメージであるが、群生する枯れ薄の風にそよぐ様の美しさは格別のものにて、枯れ薄も侘びしいばかりではないのである。
銀色の 風の波立つ 小春日は
妹と行かまし すすきの原を (偐家持)
光る枯れ薄の原を掲載したついでに、光る川面の写真も。花逍遥の表題からは逸脱ですが、こちらは、光の華でありますな(笑)。
(光る川面)
銀輪
の 走るに合はせ 光るらし
跳ねて
川面
に 風吹き来れば (偐家持)
冬こそは 光の雨の 降るならむ
川面
に跳ねて 見れども飽かず (偐家持)
花のない花逍遥でありましたが実のあるものとなりました(笑)。
実のありついでに、
自宅庭のアオキの実も登場させますかな。(12月22日追記)
(アオキの実)
アオキの実 赤く熟れゆく わが屋戸に
小鳥しば鳴く 朝は来にけり (偐家持)
<追記・注>
「トベラの実」の写真
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月13日これを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
2020.10.12.
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