第8回和郎女作品展
久し振りに和郎女作品展であります。今回は展示点数が少ないのでありますが、お正月に因んだ作品なので、1月が終わる前にはアップしないといけないかと。
(紅梅と白兎)
紅梅と白兎の色紙です。
さらさらと和歌などをしたためて、年賀状にしてもよろしいかと。
うすべにの 梅の花咲き 白雪の
卯の初春の めでたかりけれ (偐家持)

(玉兎)
月には玉璧の兎が住むという。それで月を玉兎とも言うそうな。
万葉では月のことを月讀とか月讀壮士とか言ってますが、これは月の神、ツクヨミ(アマテラスの弟、スサノオの兄)から来ていますな。
南天の ひとつこぼれぬ 雪明かり
雲間漕ぎ行く 月讀壮士 (偐家持)
(うさぎおひし・・)
うさぎ追ひし~ではなくて、うさぎ負ひし~でありますが、さて何を負っていますのでしょうか?
万葉集にも兎の歌が1首あります。
等夜乃野尓 乎佐藝祢良波里 乎佐乎左毛 祢奈敝古由恵尓 波伴尓許呂波要
等夜
の野に
兎
狙はり をさをさも
寝なへ子ゆゑに 母に
嘖
はえ
(巻14-3529)
(訳)等夜の野に ウサギを狙うのではないけれど、をさをさ(ろくに)
共寝もできないあの娘のために おっかさんにこっぴどく叱られ
たよ。
羽子板の絵は桜の花が咲き散る、ひと足早い春爛漫でありますので、偐家持も春爛漫の歌を。
桜花 咲き散るなへに 夕月の
霞みかかれり 生駒高嶺は (偐家持)
<参考>過去の和郎女作品展は コチラ
からご覧戴けます。
第30回和郎女作品展 2024.07.09 コメント(4)
第29回和郎女作品展 2024.05.09 コメント(2)
第28回和郎女作品展 2024.02.05 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん