第71回智麻呂絵画展
さて、お待ち兼ね本日は智麻呂絵画展であります。先月30日に仕入れた絵などの公開でありますが、なにやかやと館長が他のことに「かかづらふ」て居りましたので、今日になってしまいました。
まあ、春立つ日にてもあれば、お日柄もよろしきことにて、どうぞごゆるりと、ご覧遊ばされませ。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~

(城崎の海岸)
これは、昨年の暮にお嬢様ご夫妻と共に城崎旅行された際のホテルの前の海岸の眺めです。智麻呂氏の求めに応じてお嬢様の旦那さんが何枚も海岸の景色の写真を撮って下さったそうな。
絵はその写真と記憶の中の印象とを基にご自宅に帰って来られてから絵にされました。智麻呂絵画では珍しい風景画であります。
城崎
の
荒磯
に寄する 白波に
浦の島子の
古
思
はゆ (偐家持)
城崎の とどろ寄す波
白木綿
の
花にもがもな 妹にし摘まな (偐家持)
浦島伝説の地は城崎の東方20km、丹後半島の網野であるが、高橋虫麻呂の歌(巻9-1740)を此処城崎の海辺で偲んでも、そう場違いではあるまい(笑)。

(花びら餅)
正しくは 菱はなびら餅
と言うのであるが、新年のお菓子である。
正月の何日であったか、ヤカモチが智麻呂邸を訪ねる際に通りかかった和菓子舗で目にしたので、手土産にお持ちしたものである。餅に差し渡した棒状のものは牛蒡である。詳しくは上をクリックしてお読み下さい。


(聖護院大根と蕪)
上右の蕪は「凡鬼農園」からお届け戴いたもの。智麻呂さんが絵に描きたいと思った時には、既に恒郎女様が料理に。仕方がないので恒郎女様は蕪を求めて、畑に、いや違いました、青果店へ。なれど蕪がないので聖護院大根を買い求めて来られました。それが上左の絵であります。
しかし、智麻呂さんの蕪への思いは断ち難く、と、何と段ボール箱の隅から他の野菜の陰に紛れて残っていた1本の蕪が顔を覗かせたのでありました。かくて、上右の絵となった次第。


(節分の豆)
節分に先だって、画材にと偐山頭火氏が智麻呂さんに届けたのが上の節分豆セット。恒郎女様に「奥さん、これでは豆の数足らんやろう。」と偐山頭火がのたもうたらしいが、一言多い処が偐山頭火氏の愛すべき処でもあるのですな。恒郎女・偐山頭火のコンビも結構漫才をしている、と偐家持は見ているのである(笑)。
(ギリシャの町)
これは、昨年ご夫婦でギリシャ旅行をされた時の・・いや間違いました。槇麻呂さん持参の写真の中にあったギリシャの町を絵にされたものでありました。これまた、珍しい風景画であります。
う
み青く さ
やにぞ白き ギ
リシャ
なる
町いちしろく われ恋ひめやも (大兎皇子)
「ぎ」はギリシャもあったのだ。ということでうさぎの歌を1首。
ギリシャの財政危機が与えた世界経済への影響のことは、和歌と絵画の世界では不問に付すことになって居る。ギリじゃ人情じゃ。

(よもぎ餅)
この餅も偐家持が手土産に持参したもののようです。
若草や 餅で絵を釣る やかモチか (大伴草餅)
いよいよ、けん家持もネタ切れのようです。俳句が殆ど「俳苦」になっていますな(笑)。

(凧)
上と下は、智麻呂氏がデイサービスでものされた作品であります。
上は凧です。「好きな字を一字書きましょう。」というものであったらしいですが、智麻呂氏の選ばれた字は「愛」。いかにも智麻呂氏らしいですな。
「神は愛なり。」
「この中で最も大いなるものは愛である。」
下は鉛筆による腕時計のスケッチです。
(腕時計)

(和菓子)
上のお菓子についての情報は持ち合わせませぬ。
記述は全て、智麻呂氏や
恒郎女様との会話の断片的な記憶を呼び起こしてのものでありますので、不正確・間違いがありましてもお赦し給わりたく存じまする(笑)。
<追記・注>
写真6枚(「城崎の海岸」「節分の豆(2枚)」「よもぎ餅」「凧」「和菓子」)
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月9日これらを復元修正しました。
●
過去記事の写真が歪んでいたりすること
2020.10.12.
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