昨日5日は墓参。そのあと、少し山沿いの野道を辿り、枚岡梅林・枚岡神社・枚岡公園へ。そこで見つけた春を少しばかりご紹介。
(山茶花)
これは自宅の庭の山茶花。墓参に出掛けようとしたら、葉陰にそっと咲いていました。山茶花は春の花と言う訳には参りませぬが、その花姿が可愛らしくありましたので、それに免じて、嫌がるのをここに引っ張り出すことといたしました(笑)。
わが
屋前
に 咲ける山茶花 春立てば
咲けど葉陰に はにかむらしも (偐家持)
春立てば 椿とも見む 山茶花の
八重にし咲くの 見らくしよしも (偐家持)
墓への坂道を登って行くと、甘い芳香が。見ると蝋梅が今を盛りと咲き匂っているのでありました。
椿と山茶花の違いについては、花びらがバラバラに散るかどうか、葉にギザギザがあるかどうか、という程度が小生の知識で、バラバラ・ギザギザがサザンカと覚えているのであるが、必ずしもその区分は明確ではない。しかし、蝋梅と梅とは、その違いは一目瞭然である。こちらは名前が似ているだけで、全く別の花である。
(蝋梅)
蝋梅は枚岡神社の境内にもありました。甘き香に誘われて近付いてみると、こんな感じ。梅とは全く違う花であることが分かる。しかし、その香と遠目の佇まいは梅に似ていなくもない。だから蝋梅でいいのだ。
(蝋梅をアップで。)
枚岡梅林の梅は未だチラホラで、満開までには今少し日数がかかりそう。
(枚岡梅林)

人みなは 春は桜と いふなれど
まず咲く梅を 春とや言はむ (梅郎女)

冬ごもり 春さりくれば 梅の花
見せばや妹に 今しぞ咲ける (偐家持)

朝鳥の 声のとよみて 白梅の
花は咲きたり 一輪二輪 (偐家持)

紅梅と白梅。いづれ劣らずあでやかに。

くれなゐと 真白にぞ咲く 梅の花
春の
競
ひの 見らくしよしも (偐家持)
(枚岡公園の雑木林)
枚岡梅林・枚岡神社から枚岡公園へとハイキングコースがあり、この日も生駒山に向かう登山姿の人を見かけましたが、小生は公園から、Uターン。
枚岡公園の雑木林は未だ春眠のようです。
(先日と今日、大阪・交野市在住の知人M氏からメールあり、昨年暮の星田妙見宮の万葉歌碑が地域ネットで取り上げられたので、とご紹介のお知らせが届きました。興味のある方は「 ええで交野 」をクリックしてご覧下さい。)
本日(6日)はいつもの銀輪散歩コース。大和川を渡り、石川自転車道を富田林まで走って来ました。日曜日とあって、いつもより自転車族も多く目にしました。
(石川)
柿本朝臣人麻呂の
死
りし時、妻依羅娘子の作れる歌二首
今日今日と わが待つ君は 石川の
貝 に 交 りて ありといはずやも ( 巻2-224)
直 にあふは あひかつましじ 石川に
雲立ち渡れ 見つつ 偲 はむ ( 巻2-225)
万葉集に出て来る、上の歌の石川は、江ノ川、高津川、浜田川など島根県の川とする見解が多いが、少数ながら、この石川のことだという説もある。
それはさて置き、ここの自転車道はいつ走っても爽快である。遠くに二上山が見えるのも小生にはお気に入りなのである。
(石川自転車道)
(枯れたる葦の間に二上山が見える。)
葦の間に 二上山の 青みこそ
銀輪万葉の 道とや言はむ (偐家持)
石川の 葦辺を行けば 二上に
霞たなびく 春立つらしも (偐人麻呂)

(石川の土手)
河川敷の自転車道から見上げると、土手を行く人が西日に照らされてシルエットになる。そして振り返って川中に目をやると、枯れた葦が端正な姿を見せる。
(自転車道は、美しい枯れ葦の景色を楽しむ道でもある。)
富田林でUターン。日没と競争で帰路に。恩智川沿いの道から花園ラグビー場経由、自宅に。帰宅したら、元の勤務先の社員のSさんから、他の書類と一緒にバレンタインデーのチョコが「(チョコッと)早いですが」というメモを添えて、送られて来ていました。義理チョコでもやっぱり嬉しいものですな(笑)。有難うSさん。
(近鉄特急)
恩智川沿いの道は近鉄大阪線と並行しているので、時にこのような景色も。
自宅療養記・花園中央公園、ライフ新石切店 2025.11.07 コメント(2)
自宅療養記・ホルター心電図と枚岡神社な… 2025.11.04 コメント(2)
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